DTS-HD Audio

DTS HD Audioには2種類あって、HDMI 1.1/1.2でビットストリーム出力が可能なDTS-HD High Resolution Audio 96kHz/24bit 7.1chと、HDMI 1.3からビットストリーム出力に対応したDTS-HD Master Audio 192kHz/24bit 6.0ch 96kHz/24bit 7.1ch に分けられる。
PLAYSTATION 3ではどちらにも対応、出力はメニュー操作音などを重ねやすいようにするためか、HDMIにはPCM変換して出力されることになる。S/PDIFには従来どおりdtsコア部分の出力のみになるだろう。
DTS-HD Master Audioのよいところは圧縮されている音声を元のPCMの状態までそのままで復元できること。これまでのdtsやドルビーデジタルなどは完全な復元ではなく、どこかの音が圧縮する中で削られてしまっていた。
DTS-HD Master Audioは192kHzまで対応しているが、従来のDVDでも規格上は96kHzまで対応していたりするのに収録されている音声全般が48kHz止まりだったことなどを考えるとDTS-HD Master Audioを載せてきてもPCMと同じ48kHzしか収録しなかったり、96kHzに対応するのかしないのか? というぐらい微妙なところ。
ダイ・ハード4などがDTS-HD Master Audioを使用しているが、どこまでなのだろうか。将来に期待、しても対応作品が出てきた試しがないので、早い段階でDTS-HD Audioのフルスペックを使った作品が出てきてほしいものだ。