庭の実りと露草(月草)

庭にて2008年8月28日撮影

今年の冬に野鳥へ与えた向日葵の種が庭の隅で花を咲かせました。
与えていた場所から除雪の雪とともに運ばれて庭の隅で根付いたのでしょう。
画像は、花の正面から撮ることができず、後ろ姿となりました。
また、庭で採れたピーマン、トマトそして茄子が食卓を飾っています。
形は市販のもと異なり、美人とは言えないのですが、味は負けないと思っています。
一方、数日前から露草が庭の隅で咲いています。
この花との出会いは、平成13年に余市町に移り住んでからです。
初めてデジカメで撮って余市の花(2006年8月22日)として当ブログで紹介しました。
濃い紫の可憐な花で、群生していたのが余市での思い出となりました。
万葉集でも月草として詠まれていたことを知り、好きな花の一つとなりました。
夏の花として区分して紹介している本が、多いのですが、中には秋の花としている本もあります。
夏から秋に毎年咲く花ですね。

入江泰吉氏が奈良県円照寺付近で撮影した「つきくさ」は素晴らしく、あのような画像を撮ってみたいと思うのですが、なかなか撮れません。
氏の本「万葉四季の花」(佼成出版社)で可憐な姿を観ることができます。
たぶんこれからも露草の花をデジカメの撮影対象として毎年撮るのでしょう。

また、堀文子氏の画文集「命というもの」の露草の画も文も好きです。
今、氏は、サライ(2008年17号、9月4日:命というもの第98回)に「水無月」の画と「卒寿」の文を載せられています。
九十歳を迎えられた文を読み、画とともに強く氏の生き方に惹かれました。
なお、サライの中のサライ・インタビューは、96歳の陶芸家新開寒山氏で、新開氏の作品とともにインタビューを興味深く読ませていただきました。