蝮草の雌雄の区別

小樽市の裏山にて2012年6月3日撮影

蝮草について、2011年5月22,31日、9月27日に記載しています。
初めてこの草に裏山で出会ったとき、不思議な雰囲気を感じたと記憶しています。
そして、名前がマムシグサと知ると個性の強い毒々しい印象に変わったような気がしました。
でも、栄養状態で雄花になったり、雌花になったり、その生活史や生存戦略を知ると何か親しみがわきます。
茎の細い個体と太い個体が対で生育しているので、栄養状態を単に茎の太さで判断していたのです。
でも、筒のようになった苞(仏炎苞)の合わせ目の形で区別するようです。
で、今年、その合わせ目を撮ってみました。
雌花と思う太い茎と雄花と思う細い茎で撮った画像を示してみました。
雄花は虫がやっと出られるのではないかという大きさの出口で、雌花は出るのが難しいと感じました。
でも、時間がさらに経過すると出口もそれぞれ大きくなるだろうか。
今年は、この雌雄の区別で蝮草を観察してみました。
観察していて蝮草の名前のもとになった茎や苞の模様が、毒々しい雰囲気を感じさせなくなりました。