ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

敷居の先住民 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

敷居の先住民
  ニコニコ動画紹介メイン(でした。以前は。)。漫画・小説・ゲーム・まとめ・その他雑文なんでもあり。
  トップ絵はくらふと氏(ギャラリークラフト)寄贈。多謝! ⇒ トップ絵のフル版
告知等
  同人サークル敷居亭関連情報まとめ&通販受付(新刊『最前線』『終幕』通販開始!)

2007-10-28

ディープなファンの視点は世界を狭めてしまうかも

「他のPには悪いけれど、一歩上を行ってるよな」という書き込みを見て、違和感の正体に気づいたような気分に。技術力の高さは評価されるべきだと思うのですが、それが誰にでも通じると思いこんでしまうのは、アイマスMADファンの視野を狭め、ひいてはアイマスMADジャンルの魅力を損じてしまうんじゃないかと思います。

うあー、確かに昨日の僕のエントリなんかまんま「技術だけを褒めてる」内容だなあ。うーむ……無邪気に褒めてるのに水刺すんじゃねえよ! と脊髄反射で喧嘩になりそうな話ですけど、実はこの感覚、僕もよくわかるんですよね。RidgerP常にガチガチだからなあ。茶目っ気は全然無い。特にドはまりしてる人ほど心酔する傾向の強い作者の代表で、初心者に薦めるのにこれほど向いていないPも珍しいです。いや、はまる人は一発ではまるタイプでもあるんだけど*1

実はこれアイマスMADだけじゃなくてMAD全体*2についても言えることなんですけど*3、この手のガチガチなタイプの作品で「うっ」っと引いてしまう人ってけっこうたくさんいるんですよね。だから、「これの良さがわからないのはおかしい」みたいに思いこんでしまうのは、人に好きな物を薦めたいなら厳に慎むべき。その偏狭さがせっかくの楽しい世界への入口を狭めてしまうかもしれない。

わかりやすいのがここで例に出されてる「他のPには悪いけれど、一歩上を行ってるよな」みたいな感覚ですね。うん、わかるよ、そういうこと言いたくなる気持ちはわかるんだけど……んなこたーないんです。露骨に凄いことをやってなくても見るだけで心が浮き立つような作品はたくさんある。作品を鑑賞した楽しさ、快感が同じくらいに強ければ、それは同等に評価されていい。当たり前のことだけど、あなたにとって最高のものが他の人にとっても最高とは限らない。


おそらく僕の嗜好よりもid:hajicさんの嗜好のほうが広くに訴えかける力は強いだろうということは予想が付きます。ニコニコの中に突如出現した奇妙なアイマスMADという世界の面白さを広く伝えるなら、そちらを強調していこうという戦略は全く正しい。

でも、ひとつだけ言い訳させて頂くと、僕はガチガチなのもユルユルなのもどっちも好きなんですよ! 『ぴこまり』も『団結』も好きだし、『太陽のあずさ』も『Inside of mind』も好きなのです*4。もっと言えばロリトリオもガチトリオもノーマルPVも加工しまくったMADPVも手書きアニメも上級者向けもおっさんホイホイも黒春香も白春香もノーマル春香もクリーチャーも全部好きなんです。嗜好としては多少加工が激しかったり演出が凝ってたりするものに偏り気味な自覚はありますが、それ以外の魅力がわからないわけじゃない。

だから、どっちもプッシュしたいんですよね。これは「凄い」けど「狭い」なあってのがなんとなくわかる作品でも……いや、むしろそういうものだからこそ強く推したいって気持ちもある*5。アイマスMADというジャンル自体を広く伝えるのが目的ならそれは間違いなんだけど、ね。


まあ、技術に偏りがちな作者が必ずしも入口に不的確というわけではないんですけど。やっぱインパクトありますから。わかむらPとか最初に見るにはかなり適してると思う。

ただ、RidgerPは人気の割にはちょっと玄人好みすぎるのは否定できませんね*6。あの若干バタくさい演出が慣れてくるとたまらんもんがあるってのは強く主張したいところなんだけどっ! なんだけども……すいません、正直、慣れても駄目な人は駄目だと思います(笑)。ここらへんをうっかり忘れて物を言ったりすると、とっても偏狭なマニアのできあがりという感じ。視野狭窄に陥らないように気を付けたいものです。

アイマスMADってバランスいいよね

↑のエントリの続き。コメント欄で色々とやりとりしてますけど、一人の作者の作風を巡ってこれだけ語れるんだからRidgerPはたいしたもんですよね。もはや萌えキャラじゃあるまいかという気がしてきた(笑)。

いや、もっとネタ方面が絡んだら最強なのになあっていう意見もわかります。僕も見てみたい。けど、僕の中にはあの徹底して硬派なノリが萌えるんじゃん! という思いもあるわけですよ。あるわけですよ! 二回言うな。


RidgerPの作品って初期の『神様のバースデイ』から順番に見ていくとどんどん一方向に純化していってる感じがするんですよね。最初の頃はどっち方面にもいけそうな感じだったけど、『春香覚醒カタルシス』あたりからはもう完全に我が道を突き進んでる感じ。頑固な職人道を極めるぜ! みたいな。あれはもう一つのスタイルとしてアリじゃないかなと。コメントでも指摘があったように、RidgerPにだって遊びの部分が全くないわけじゃないんですけど、なんか頑張ってふざけても真面目さがにじみ出ちゃうタイプってイメージがあるんですよ。萌え。


……えー、それはそれとして、ニコニコのアイマスMAD界隈って全体を俯瞰して見るとすっごくバランスいいんだよね。RidgerPを「一人の作者」として見るんじゃなく、「全体の中の一人」としてみてみるとどうか? そうすると座りがよく見えてきません?

わかむらPやえこPがドン引きレベル*7の仕事を披露して全体のレベルを引き上げていく。それを受けてしーなPがヒット作を生み出し、オンナスキーPはそれについて行きつつもたまに斜め上に突き抜けたりする。祭りがあればありすえが調子に乗って、ちんこうPが全体をメタに茶化してみせる。愚民は閣下に踏まれる。これらの役割は別にきっちり固まってるわけじゃなく、それぞれが入れ替わったりする。もちろん例に出した有名P以外がいきなり壁をぶち壊したり全然ベクトルの違うネタを投下したりすることも多い。そして桃月P、ゆめみPなどが全体を総括して世界は完成する。ああ素晴らしきかなアイマスMAD。

そんな中、黙々と一方向に純化し続けるRidgerPやナオキPがいるわけですよ。一人でネタだろうがガチだろうが手書きだろうがなんでもやってしまうオンナスキーPとかありすえPとかは確かにバランス感覚がいいけど、こういう愚直に我が道を行くタイプが存在することもむしろ全体のバランスとしてはいいんじゃないかなーって気がするのです。


本格的に発展しだした当初はですね、これだけ技術の発展速度が速いとどうしても派手なエフェクトに頼ったものがそのうち主流になっちゃうんだろうなあーと思ってたんですよね。技術がどんどん平均化されていけば、多様性という点ではどうしても収束していくだろうと。まあ僕はそういうのも嫌いじゃないし、それでも少数の個性派は残るだろうからしょうがないよねって思ってました。具体的には、RidgerP、わかむらPタイプに収束して、友Pみたいなタイプが少数残る感じかなと。

それが蓋を開けてみれば、収束するどころかむしろどんどん拡散していくんだもんなあ。ちんこうPが出現したのって、そんなふうに硬直することを拒む作者達の意志が具現化したと言えるのかも。

ここまで拡散すると、RidgerPみたいな一本芯が通ったことをず〜っとやり続けてる人ってむしろ貴重なんじゃないかな。


まあRidgerPが急に新境地に挑戦してネタ満載の作品作ったらそれはそれで大喜びするけどね! と長々と語っておいて最後にちゃぶ台を返す僕であった。

アクセス解析を見ていたら今日の検索語ナンバーワンが……

「殺すと子宮がびくびくするよ」ってなんじゃこりゃあああああああ!? 僕はこんな不思議ワードを書いた覚えないぞ! この検索語で52人も来てるんですけどっ。

しかも実際にこのワードでGoogle検索すると魔王さんとこが引っかかる! 何、何なのこれ。気になって夜も眠れない。

ところでうちの☆は引用の活用率が高い

ここらへんでいち早くネタにしたのが効いてるんでしょうか。☆ポイントするのが毎回楽しみで面白いっす。

id:kaienさん。いたずらしてくれてありがとう!

*1:僕はそっち

*2:もっと言えばフィクション全体にまで広げられそう。中二病臭のするものを受け入れられるか否かとか。

*3:静止画だと一本杉さんあたりがこの感覚の分岐点としてわかりやすいかな。あとFate月姫のスタンダードなMADが好きか否かとか。

*4:見比べてもらったら何が言いたいのかなんとなくわかると思う

*5:ナオキPとかね

*6:それだけアイマスMADのディープなファンが増えているという証拠でもあるので、これは喜ばしいことなんですが。

*7:えらい言われようだな

2007 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2012 | 01 | 03 | 08 | 12 |
2013 | 02 | 04 | 05 | 07 | 08 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 02 |
2015 | 02 | 03 | 04 | 07 |
2016 | 03 | 09 | 10 |