今井哲也「アリスと蔵六」第２巻

　
今井哲也「アリスと蔵六」第２巻、第５話〜第８話までを収録。紗名と蔵六、自分が人という存在では無いという現実をミニーＣとの戦いの中で蔵六に語る、紗名。しかし、そんな彼女を蔵六は温かく包み込む･･･人を信頼する心はどんな超能力よりも強いものだな。
佐野妙「しましま日誌」第２巻、最終巻。離島の高校に赴任した新任の島野先生と一癖も二癖もある教え子達と同僚達との物語も最終巻に。人の心は本当に難しいものだな。

今井康絵「華恋がたり」第２巻、第五話〜最終話までと番外編を収録。綾子と忍、二人の少女の物語は戦争と震災により更に絡み合って行く。人の貴賤はその心持ちだよなあ･･･
　
『週刊漫画TIMES』9/27号、陸乃家鴨「１０歳からの家族計画」第２１話「マッド・ランチパーティー」。篠岡と紫の関係が明らかに･･･なんだこれは（笑）、そして翠のもやもやは続く、そして葵は運命（笑）の再会を果たす。いや、ごちゃごちゃしてきたな（笑）。次回は１１月１日発売号から三週連続で掲載、また単行本第２巻は９月１７日に発売とのこと。
『ヤングアニマル』No.18、重野なおき「信長の忍び」第１２９話「これが忍びの生きる道」。徳川軍の援軍として浜松城に到着した佐久間隊と千鳥、圧倒的な武田軍を前に千鳥が動く。これは･･･三方原以降の動きが気になるな。
きづきあきら＋サトウナンキ「バター猫のパラドクス」第２４話「心動かされた兼末健次郎の決断」。若芽の決断に兼末も動く、絡まっていくパラドクス、この状況は近くに居る人々を傷つける事になるのでは･･･
　
『まんがライフオリジナル』１０月号、吉田美紀子「ファイト！息ぎれOL」は最終回。恋は最高の回復薬ですな。
次号より神堂あらし「先生ロックオン！」が新連載開始とのこと。
『まんがタイムジャンボ』１０月号、桐原小鳥「かみおとめ」は最終回。神様はいつでも見守ってくれているんですな。

ALI PROJECT「令嬢薔薇図鑑」。アリプロの新譜は久々の徳間から、薔薇と令嬢に関連した曲が主体ですね、今ツアーが楽しみですね。
今日はこんなところ。

黒嶋敏「海の武士団 水軍と海賊のあいだ」（講談社メチエ559）

黒嶋敏「海の武士団　水軍と海賊のあいだ」（講談社メチエ559）
海を舞台とする武士達の歴史を解説した本。陸とは違った権威と勢力の武士達ですね、源平合戦での屋島、壇ノ浦合戦で歴史の表舞台に出てき、倭寇となって異国の地にも出て行く集団には非常に興味深いですね。

海の武士団 水軍と海賊のあいだ (講談社選書メチエ)

川合康三「桃源郷　中国の楽園思想」（講談社メチエ558）
古来より中国で人々の憧れであった「桃源郷」についてその思想の歴史と共に紐解いていく一冊。史記に記されている、いわゆる徐福伝説にもその一端出ている「楽園」伝承、世間の人々との交流が途絶された平和な地に住む幸福な人々への憧れは、その時代の人々の苦しみの裏返しなんでしょうな。

桃源郷――中国の楽園思想 (講談社選書メチエ)