スープカレー『一灯庵』

札幌市内の有名スープカレー店らしいです。駅近くなら西武デパートの地下 1F にあります。
あらかじめ Web でチェックしておいて旨そうだと感じたベーコンキャベツを注文。その名に違わず厚切りのベーコンとキャベツが、ほとんど辛さを感じないスープと一緒に煮込んであります。他の野菜類も、スープカレーらしくたっぷり入っていますが、他の店より小さめで食べやすいサイズだったと思います。
お味の方ですが、ちょっと辛くて旨いスープといったところです。スパイスの辛味は、ほとんど無く、これなら刺激がちょっと苦手な人にも人気が出そうです。実際、店内の 9 割は女性客でした。店員さんも女性です。たぶん、女性とかカップルにお勧めだということです。

雪国に慣れてきました

初めて訪れてから、6 ヶ月余りが経過しました。もう、札幌市街も新千歳空港も、全然目新しくありません。飛行機から見える景色も、地平線が見える電車からの景色も見飽きました。こうなると、そろそろ出張を楽しめる精神的余裕が無くなってきます。
次の楽しみは何にしようかな、と考えつつ来週の札幌行きは無いことを祈ります。

黒川博行『切断』

切断 (創元推理文庫)

切断 (創元推理文庫)

いきなり暗くなった大阪府警捜査一課シリーズ第七弾。犯人側の視点で描かれている殺人シーンなど、とってもハードボイルドです。大阪の一見ウェットなように見えて実はドライな世界観は、ドライに見えて実はウェットなハードボイルドと、実によくマッチします。
とにかく面白いです。第五弾くらいから飽きてきていたので、ちょうどいい刺激でした。

黒川博行『アニーの冷たい朝』

アニーの冷たい朝 (創元推理文庫)

アニーの冷たい朝 (創元推理文庫)

続いて第八弾。今度は、猟期殺人風です。死体をマネキンのようにして同じコンセプトの服を着せてから死姦するという変態性欲が出てくるお話なのですが、黒川の文体で書かれると、あまり変態っぽくありません。
犯人像にも被害者像にも、あまり魅力が無くちょっと困った感じの小説でした。『切断』を読んだ直後に読み始めたのがいけなかったのかな、と思っています。