AppleInsider: Apple はホリデーシーズン前に MacBook ラインを更新する見込み

原文:Apple to update MacBook lines in time for holidays
By Kasper Jade
Published: Monday, September 18, 2006 08:00 PM EST

Apple Computer は、年末商戦のシーズンを前に Intel 搭載のノートブックコンピュータ MacBook および MacBook Pro 両ラインアップを更新を予定しているものの、少し時間がかかりそうだ、との情報を AppleInsider は入手した。

この件に詳しい人々によると、全 3 モデル -- 13 インチ MacBook、15 インチ MacBook Pro および 17 インチ MacBook Pro -- で Core 2 Duo バージョンの開発が完了しており、あとは Appleマーケティング部門の作業を待つだけだという。

しかし前述の人々によると、各モデル発表の正確な時期は依然として流動的で、現在から 11 月下旬の感謝祭までの間にいつ発表されてもおかしくない状態だという。

同様に、Apple が新しい消費者向け MacBook やプロ向けの MacBook Pro モデルを同時に発表するのか、あるいは、各新製品を適切に送り出すために Intel Corp. の Core 2 Duo プロセッサを十分に確保できるよう、リリースごとにペースを空けるのかも不明だという。

スペックはさほど変わらず

業界の消息筋によると、Intel は 8 月の最終週から AppleCore 2 Duo チップ (Merom) のモバイル版を 出荷し始めた とも伝えている。しかし、Apple はこれら初期に出荷されたチップを、今月初めに発表した iMac の刷新 に使用することにしたのだという。

この新 iMac のリリースから、新しい MacBook および MacBook Pro は、既存のラインアップと非常によく似た仕様になると予測できる。これは主に、IntelCore DuoCore 2 Duo プロセッサの動作周波数が似ているからだ。ただし、Core 2 Duo には 2.33GHz チップが加えられており、これはハイエンドの MacBook Pro に採用されるのではないかとされている。(2.33GHz Core DuoYonah」 プロセッサも最近 Intel からリリースされたが、Apple には採用されていない。)

MacBook のペア

ノートブック:Apple の最新動向

ノートブックの売り上げは、Apple のコンピュータ事業の中でも最も成長が急なセクターで、先の会計四半期における MacBook および MacBook Pro の合計販売台数は およそ 800,000 台 に達している。これは同社史上最高の台数だ。

また、合衆国のノートブック市場における Apple のシェアが 上昇している のも想像に難くない。1 月の 6 パーセントから 6 月 (メディアに公表された最新のデータ) には 12 パーセントになっている。また、ウォール街のアナリストらは Apple のノートブックに関する見通しに楽観的で、同社は引き続きモバイル市場から甘い汁を享受できるだろうとしている。

Credit Suisse のアナリスト Robert Semple は先週クライアントに対し、アジアでの指標から MacBook の出荷は、Apple の 9 月期に向けての当初の予測台数 580,000 台をおよそ 200,000 台ほど 上回っていると語っている。Apple はこうした好調な数字にもかかわらず、最近の教育現場および新学期に向けての需要もあり、依然としてノートブックの 需要全体を満たす ことに苦労している。

MacBook ファミリーが一堂に会した写真

Semple は四半期に向けての自身の予測を修正して、775,000 台の MacBook に加えて 250,000 台の MacBook Pro システムが出荷されるとして、ノートブック全体では推定 100 万台を超える 台数を見込んでいる。

これらすべてが実現した場合、Apple は 2006 年の営業年度中に 300 万台近いノートブックシステムを販売することになり、暦年ではさらにその数字が伸びることになる。同社は可能な限りのペースでノートブックをアップデートしているわけではないものの、過去の例と比較するとはるかに速いペースでアップデートする計画であることは明らかだ。また、そうしていかなければならない。特に最近のシェア成長率を維持したいと望むのであれば。