シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

タイムリーパーズ

 ポルトガルアイルランド合作のSFサスペンス。2国合作までして作ったのに、C級レベルの未公開映画だ。
 話は時間移動モノで、異なる時間と場所から集められた6人が過去を変えるため、人類滅亡後の時代から情報を過去に持っていくまでの物語である。なるほど、以前好評した「トランス・ワールド」を彷彿させる概要である。しかし、観てガッカリ。6人が集まった理由もたいした意味はなく、ヒネリもなく、暗く観にくい映像が続くのである。
 80分という短い時間にまとめたためか、ぶつ切れエピソードを繋いだ印象が強くて編集の下手さが露見している。だから意味が分からないシーンが散見され、さらに映像が単調ゆえに飽きがくる。80分が長いのだ。
 そもそもこの設定は、2012年にはすでにタイムマシンがあるということなのか?べつに2012年と2018年の近スパンの話にする必要はあるまい。大作「2012」同様、すぐゴミになるのが分かっているはず。もっと先の話にすればいいだけの話。
 演者の過去とオーバーラップさせて、ストーリーに緊迫感を持たせるのはいい。だがそれも早くから紹介しなければダメだ。観るものは見知らぬ人間の出会いから始まる話ならば・・と、個々の紹介を初めに待っているものなのだ。それも中途半端なので後半になって盛り上がらないことになる。金が掛けられないのだから、せめて話で勝負しろ。o(`ω´*)o