ひと月ほど前、コスパ抜群の可愛い中古スピーカーを入手し、FMを中心にゴキゲンな調子で鳴っている。これが早くもグレードアップの期を迎えた。
豪華な造りで質感の良い音を奏でるトリノであるが、やはりサブウーハーなしでは低音がほとんど無いに等しい。サブウーハーを中古で買って繋げてみたいと思っていたら、丁度適当なものを見つけた。それがアイワのTS−W37というミニコンポ用の小さなやつだ。
見たところ大した低音は出そうもないし、超安っぽい造りである。しかし隅に隠して置きたいのだから問題ない。980円と捨て値で完動品だから、これ以上ないオモチャだと即決購入。
持ち帰って背面をジックリ見る。取説も無いのだ。若干分かりにくい表示であるが、すぐ理解してトリノとは並列接続して使うことにした。その方がメインへの信号劣化が無い。
FMを音源としてみると、正常に稼働して一安心。しかし被りがヒドイ!男性の声が2重に聴こえてくる。こりゃ明らかにターンオーバー周波数が悪い。覗くと70Hz、100Hz、150Hzの切り替えがあって、150Hzになっていた。勘で70Hzとしてボリュームを12時にセットする。
それより置き場所が問題だ。隠して置きたいが、音が改悪になったのでは意味が無い。オイラは昔、ヤマハのYST方式サブウーハーを使っていたことがある。その時の経験で、トリノの若干手前で横から90度直交させた角度に置いてみる。丁度左チャンネルのFALの足元だ。
これが見事、バッチリ繋がって一発OKとなった。試聴用CDでチェックしても、自然に低音が付加されて厚みがグっと増している。驚きはこんなオモチャでも質の良い低音が出ていることで、左に引っ張られることもなく、小さなトリノから低音がでているように聴こえることだ。
しばらく鳴らしておいてもバランスの変化は無く、そのままでベストのセッティングであり大成功である( ^ω^)b サブウーハーの電源を切ってみると、あまりの落胆に声も出ない。超ハイCPサードシステムの誕生だ。