シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ショートピン

 アコリバのXLR端子用ショートピンを2セット借りてきた。
 フォノイコも無いのに、ショートピンは必要なのだろうか。10年以上前、当時有名だった某オーディオ掲示板で質問してみた事がある。そこの常連猛者からの回答は、「今時そんなもので一喜一憂するのはアホらしい」といった内容であった。木を見て森を見ずと言いたかったのだろう。実際、アコリバのRCA端子用ショートピンを入手して、効果は分からないと実感したものだ。今ではプリの入力端子にもったいないから差してあるにすぎない。あれから我が家のシステムも変わった。今なら違いが分かるのかもしれない。
 微妙な違いを考慮して、電気の奇麗な日曜日にTADモニターをニアフィールドで比較試聴することにした。現音の確認後、まずは現有する4セットのRCA用をすべて外してみる。
・・・音が開放的で抜けが良くなっているんではないか?アコリバのショートピンは振動を制御する効果もあるらしいので、抑制的になりすぎていたのだろうか。いや、気のせいかもしれない。面倒であるが、何度かソフトを変えて8本のピンを付けたり外したりを繰り返す。
 結果、付けると音が整理されたように落ち着きをはらい、外すと多少粗暴ではあるがスカっと抜けてくるように感じる。ただし何度も同じソフトで繰り返すと、わけが分からなくなる。つまり、有意差無しといってもいいだろう。先入観と貧乏性が聴こえに影響を与えているに違いない。
 オイラは余計な振動を抑えて音が死ぬという意見には懐疑的で、この場合の抜けの良さは無駄な音が脚色した幻想じゃないかと思う。ということで、RCAショートピンは刺したままXLR用も付けてみよう。 〜つづく〜