シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

PMC DB1 Gold

 現在サブで使っているスピーカーは、何度も紹介しているTADモニター(TAD PRO TSM-2201-LR)である。レコーディングのプロモニターは他にもあり、有名なのはYAMAHA NS-10Mだろう。そもそも、TSM-2201-LRはNS-10Mに変わるモニターを目的としていた。それにしては、NS-10Mの乾いた硬質な音は全く好きになれない。
 さて、隣町のショップにはPMC DB1 Goldが置かれている。価格も同等だし、同じコンセプトの存在として気になっていた。どんな音なんだろう・・
ということで、聴かせてもらうが、環境が違いすぎて判断できない。そこで、同じように並べられたKEF LS50と比較すれば傾向が掴めよう。KEF LS50も同じプロモニター、これは試聴経験がある。(2012-07-18 KEF LS50参照)
 DB1 Goldはかなり小さい。しかし実に充実した低音が出てくる。ATLという計算された帯域吸音処理の音響迷路によるものだろうが、量感で誤魔化さず解像力があって力強い。それでいて詰まった感じも無く、抜けがいい。全体的にメリハリが効いている割に高域は落ち着いて聴こえる。
 対してLS50の方は、帯域バランスは同等だがフワリとした柔らかさがある。輪郭を強調しない傾向だ。若干能率が下がって聴こえるのはデータ通り。以前、懇意のショップで聴いた印象と変わらず、重心は低い。
ともに山積みセッティングなので、音像の再現性は評価できない。そこはモニターなので悪かろうはずもなかろう。
 TADも含めて、PMC,KEFさらにYAMAHAと、こんなにモニターの音が違ってもいいのだろうか。今回、PMCの音には大変感心した。これならTADの後釜に据えてみたくなる。あの大きさで充実した音は素晴らしい。ググると Goldは限定生産のようだ。悩ませるじゃないか。