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シマの遠吠え

2018-04-23

コネクター・ケーブルホルダー

フルテックからNCF Boosteというコネクターホルダーが発売され、紙面では大変話題を呼んでいる。評論家、販売店は絶賛の嵐で、幾つあっても悪影響が無いとこれ以上ない宣伝模様に興味が向く。そこで、隣町のショップで試聴させてもらうことにした。

 使う場所は例の電源フィルターISOTEK EVO3 SIGMASである。ところが横並びのコンセント間が狭くてNCF Boosteがうまく入らない。そりゃそうだ。機器を作る側にしてみれば、こんなものをこんな所に置くとは考えもしないだろう。なんとか配置を考えて、プリアンプの電源コードに使えるようになった。こんなもので音が変わるか、まったく判別の自信が無い。曲はウィリアム浩子を使う。

 アンプが温まるまでは不安定でさっぱり分からない。徐々に気のせいか‥と思う違いを感じ始め、やっと確信を得た。装着すると輪郭がハッキリするし、音密度も高まる。外した後にボヤケルのがよく分かる。しかし、正直言ってそれほど大きな違いではない。これはもっと効く場所があると読んだ。問題は自宅で期待の場所にこの物体が置けるのか否かだ。

 店員によれば、これよりも同じフルテックのコンセントプレートが凄いという。どうやらNCFという素材が大きなカギを握っているようで、単なる振動対策だけではないようだ。静電気対策にメスが入っているらしい。

 我が家ではコンセントは4口タイプなので、残念ながら使えない。また、NCF Boosteを使うスペースもない。NCFと言う素材は期待が持てるので、別の商品展開を望もう。

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2018-04-21

アコリバ SPC-AV

 SPC-AVは格安のSPケーブルで、PC-TripleC導体の細い単線である。実はこれ、紙面で紹介されたときから大注目していた。

 その理由はFALとの相性にある。古山のおっちゃんがFAL用に指定するのは電話線(インターフォン単線)で、太いSPケーブルはダメだと断言している。海外デモの逸話で、現地のイベントスタッフが高級SPケーブルでFALを鳴らそうとしたが全くダメで、指定の電話線を使ってイベントは大成功に終わったという。だからオイラも太いケーブルは使わない。

 色々比較して分かったのは、指定の電話線は素朴で素直なバランスと細身で淡泊な音色を特徴としているようだ。さて、SPC-AVはFAL指定電話線とよく似ている。僅かに太いが鍛造のPC-TripleC導体は実に柔らかい。これはFALとピッタリだ。ところが何故かアコリバのホームページにも中々乗らず、商品展開が遅かったようで、オイラはもはや忘れてしまっていた。それが、やっとショップで切り売りされることになり、入手してみた。安いと言っても売値はメートル単価600円以上はする。FAL指定電話線は1メートル90円だから、比較レベルからすれば高価なものだ。

 まずは常用のアクロリンク6N−S1000兇肇▲皀襯瓮奪肇灰△魍阿掘△修里泙淹箸辰討澆襦単線のメリットでプラグは不要だ。最初、あまりにキーキー音で愕然。ここは強烈なソフトでストレッチが必要と思い、ネイチャーSLの爆音など掛けまくると安定しだした。予想以上に良い印象だ。

 単線のメリットであるクッキリとした音は、実に歌が聴き取りやすい。明らかに明瞭度はアップしている。特筆すべきは、ありがちな音の硬さや細身の印象が無いことで、これはPC-TripleC導体の恩恵だろう。意外と思われるだろうが、重低音の再現がいい。高域の伸びも素直でソリッドにならない。単線の欠点が音に出てこないのには感心した。ただし、予想通り中低音の贅肉が無いので、音楽的な心地よい触り心地が欲しくなる。

 第1印象はやはりFALと相性が良いな・・これは使えるぞ!                〜つづく〜

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2018-04-13

AVアンプ死す

 8年ほど前、パイオニアのVSA—C100というAVアンプを中古で買った。薄型でフロントサラウンド機能があるのが魅力で、オイラは5.1チャンネルとかやらないのだ。別にケチっているわけではなく、TVは前にしかないのだからフロントサラウンドで十分なのだ。また、その方が自然に感じる。

 VSA—C100は結構使えるアンプで、2チャンネルでも相当背後まで音が広がってくれる。当初は映画を観るときはよく使ったものだ。ただ、AV用のスピーカーというものはなく、サブのTADモニターのバナナプラグを付け替える必要があり、オイラはこれすら面倒になったのである。

 よって、映画を観るにも使わなくなってしまった。ピュアシステムの2チャンネル流用で十分だし、アクション映画を観るくせに映画の音は別にどうでもいいのだ。( ̄∇ ̄*)

 そんなAVアンプに久々灯を入れてみた。最初はよかったが、次第に「パチッ」と異音がし始め、「ピ〜!」と発信音が。そして無音となった・・

あれこれやってみたが、もはや音が出ない。インジケーターに「DSP−ERR」と表示されている。つまり、ご臨終である。

 アンプの死に立ち会ったのは初めてだ。何とも言えない絶叫と共に絶命してしまった。捨てるのも忍びなく、購入した懇意のショップに引き取ってもらった。南無・・

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2018-04-10

選択その3 大型か小型か

 スピーカーを選ぶとき、まずここを決めなくてはならない。

 双方にはその再生音に大括りな特徴があって、スケール感の大型に対して音場感の小型と言っていいだろう。しかしそれも一般論だ。

 今では大型でも緻密な設計と形状によって素晴らしい音場感が得られるし、小型とは思えないスケールで圧倒される音に出会う事もある。スピーカーは今でも物量と手間が音質向上に寄与するため、高級機になるほど実力は比例する。だから無理してでも良いスピーカーを買って、安物アンプでとりあえず音を出しながら将来の構想に浸るのだ。

 10年ほど前、オーディオコンサルタントの加銅鉄平氏のホームページで、喧々諤々の議論があった。加銅氏は日本オーディオの技術者から代表となった著名人で、著書も多い。その当時、加銅氏はスピーカーは大型以外は認めないと言い切っていた。氏のホームページの掲示板は、小型スピーカーを擁護するファンの書き込みが多数あったようだが、氏が認めた書き込み以外は掲示しないスタイルであったので真相は不明だ。オイラも議論に参加した一人であり、技術的に小型擁護派を論破する氏に対して、オイラは経済的に小型しか持てず、部屋が狭いファンの立場も考慮しろと訴えたものだった。氏はオイラの投稿をアップしてくれたが、対する回答は無かった。因みに氏が絶賛していたスピーカーは、ダイヤトーンのDS-V9000である。

 大型スピーカーはウーハーが大きくなる傾向にある。FALのように例外もあるが、JBLのサンパチなどがいい例だ。しかしそれ以上はほとんど見かけない。大きなウーハーから得られる低音は、小型から繰り出される低音とは全く違う。前述のスケール感を挙げる理由の基がこれだ。はたしてどちらがリアルなのだろうか。

 大型ウーハーを反応良く駆動するにはアンプに物量が必要になって行く。また、小型の音場感を得ようとすれば大きな部屋も必要となる。逆を言えば、それがクリアできれば大型は小型のメリットも抱合し得て、理想的なシステムになる・・となって世のハイエンダー趣味人のシステムは膨大なものになるわけだ。小型ではここまでの発展は望めない。よって、極めようとする御仁は加銅氏が言うとおり、大型スピーカーを操るのが正道だろう。

しかし、オーディオ界の著名な論者の中には大型から小型に乗り換えた人もいる。これは批評する立場から、一般的な機器を使う必要もあるからだろうが、現実的な目線でオーディオと付き合う踏ん切りも必要というわけだ。

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2018-04-08

選択その2 XLRかRCAか

 現在、SACDラインはXLR接続で、日本オーディオのDACを介すCDラインはRCA接続となっている。

 民生機器はゼネラル商品レベルではXLR端子が無い。理由は民生用としてバランスケーブルが一般的でないし、対応機器自体が安価に作れないからだろう。昔は普及品でもXLR端子を付けたエセ高級仕様が流行ったが、無駄な反転アンプを介するだけでメリットは無いと、(故)入江順一郎評論家は言っていた。元メーカー技術者の方がよく思い切った暴露をしたものだ。(先輩の藤岡誠氏から始めは商品紹介に留めろと忠告されたが、板に付いた頃合いで意見を言いたくなったのだろう。)

 よって、安価な商品にXLRの恩恵は無い。そもそも、ケーブルの長回しによるプロ現場でのノイズ混入や、不意の脱落防止を考慮した仕様なので、家庭使用に積極的採用の理由は無い。ただ高級機器の場合、その音色に違いを見せる場合があるので、趣味性があると言われている。

 実際、XLRとRCAの音質差は分かりにくい。ゲインが違うし、接続ケーブル自体が変わってしまうからだ。聴感的に同条件で比較するのは困難であるため、メーカーが設計上XLR接続を勧めると言われれば、精神衛生上も選択したくなるだけである。音圧が稼げるというメリットも、非力なアンプのカバーには成り得ないと知った。

 ケーブル自体を比較すると、XLRの方が高価になる。そのくせ端子までオリジナルで作るメーカーは少なく、ノイトリックやスイッチクラフト製のプラグを使うことが多い。またXLRは、信号線の正相が2番ピンか3番ピンか気にする必要があるのが面倒だ。最近、その逆相による音の違いを知ってしまったので無視もできなくなった。

 総じて、RCAの方が使いやすくて選択肢も多いため、理由がなければXLRにする必要もないと言えようか。