備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

この国でナチュ系が流行っている理由を考える。

もう「この程度でいいよ」と女性たちも内心で思っているということか。

たまたまネットゲリラさんのエントリを読んでいて、
ここ数年、書店に行くと住宅・手芸・料理のジャンルの本や週刊・月刊の女性誌を置いているコーナーで、
生成りな雰囲気のムックがじわじわ増えている理由が見えてきたように思ったのでした。


この程度でいいよ

日本というのは、高齢化が進んで人口が減ってる国なのに、どう頑張っても経済が「拡大」する理由はないわけだ。
というより、住んでいる国民が総意として、この程度でいいよ、と言ってるわけだ。
人口も増えなくていいし、今より豊かにならなくてもいい。
この程度でボチボチやってければいいよ。と国民が考えてるから、人口も増えないし、経済だって発展しない。
もともと日本人というのはそういう国民性で、江戸時代300余年間、そうやって生きていたわけだ。
限られた資源を分け合って暮らしていく知恵みたいなもんで、他人のゼニかっぱいででも稼ごうというユダヤ人とは違う。

移民1000万人入れてでも無理やり拡大させたいっ!と思っている人たちもいるようですが、
この国の食糧自給率のことも考えて欲しいものです。
既に江戸時代の4倍以上になった人口は、もうナンボ何でも「人大杉」と思うんですが。
実はその江戸時代って、超エコロジー社会だったりするわけですが、
それでもエコだけでは限度があるから「間引き」が横行したんぢゃまいかと。
間引きの代わりに今は人工中絶なのかもですが・・・


蛍光ピンクや金色・銀色なんていう色は印刷の世界では「特色」といって、別にインクの色を設定して刷るんですが、
ちょっと前までの女性誌は、ケバい特色使い放題の極彩色の表紙のものが殆どだったんですよね。
もっと高いコスメ、もっと高いジュエリー、海外旅行にエステに美容外科に・・・
ってな具合に「拡大」志向の時代にはちょうど良かったんでしょう。


で・・・
大人可愛い(笑)
大人ナチュラル(笑)
そんなものまで何だか制服化してしまっているイヤンな雲行きがちょっと漂って。
例えばワンピはこのブランド(ジャーナルとか)、靴はこのブランド(ビルケンとか)、という具合に。
そんな方向性では、どこがナチュラルやねんというかねぇw