桜と鰻

 
 4/7(土)は、東京神田川沿いの「花まつり」を観て、椿山荘の庭園を見物した。その前に昼食に鰻重をいただいた。あらかじめ予約してあった「石ばし」、ミシュラン一つ星の、このジャンルでは東京でも屈指の名店との誉れ高き店。新進気鋭の弁護士Y氏(嵐・相葉雅紀クンと同じ千葉県T教習所で運転免許取得が自慢)と、こちら二人の計3人の会食。もちろんごっつあんの企画である。
 いつ建てられたかわからないほどの古びた建物に入り、坪庭を見下ろしつつ廊下を通って奥の座敷に案内される。特上鰻重を注文、じっくり蒸し焼き上がって配膳まで40分以上は待たされるとのことで、ビールを呑み、さらに、極上の十四代一合を追加した。喉に染み込む旨さであった。通人の間で極上と評されるそうな、静岡県吉田町の鰻使用の鰻重は、その色艶を鑑賞する暇もあらばこそ、あっという間に平らげた。器は輪島塗の漆器、開けるのがもったいない感じであった。評判通り美人の仲居さんが玄関で見送ってくれた。
 椿山荘の庭園では、満開の桜のほかにも、コブシ、ミツバツツジユキヤナギ、そしてむろん春の椿がみごとであった。早稲田から都電に乗って、飛鳥山の桜も眺めた。