法科大学院〈抜歯〉ング

 昨日9/11(火)は、歯科医院へ定期検診に出かけたところ、右(本人側からは左)下7番の歯が「もう年貢の納め時ですな」と歯科医師からの最後通告を受けてしまった。何とか騙し騙し使ってきたが、もうダメらしい。阪神タイガースの金本選手のような決断の日も迫ってきたということだ。しかし柔らかい食べ物の場合は、けっこう左ではたらいてもらっているので、「延命(ただの問題の先延ばし)」の選択を伝えた。放置すれば隣の歯に疾患が及ぶリスクを説明していただいた。別にインプラント埋め込みのつもりも予算もないので、「即抜歯」を選ばなかった。昔親知らず抜歯で、苦しんだ記憶があるので、躊躇してしまうのである。
 http://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00040051.html(「歯科相談室」)
 http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6545/kangoj/sika1.html(「歯の構造」)
 診察を待つ間、『週刊現代』9/22・29号を読んだ。「異色座談会」という記事があって、これが面白かった。開成高→東大のエリートコースを進んだ、三人(アラフォー)による座談会。年収(全盛期)3億で、主婦の奥様に月100万をわたす外資系会社トレーダーのA氏、年収700万、関西政令指定都市の地方公務員で、奥様は資産家の娘のB氏、私立ロースクールに「入学金、授業料免除」で入ったものの司法試験になかなか(3回目?)受からなかった「負け組弁護士」で、年収300万のC氏の三人。このC氏の発言が、愉快であった。
C:俺は権威が欲しかっただけで、弁護士の仕事がやりたかったわけじゃない。このままじゃヤバいと思ってるよ。

C:もちろんこのままの給料で東京で結婚・子育てをするのは不可能です。だからいま考えているのは、フェイスブックとかのソーシャルメディアを使って、「東大卒の弁護士」ブランドに飛びつく金持ちのお嬢さんを捕まえることです。


C:思ったんだけど、AもBさんも、自分の人生こそが幸せで正しいと思っているでしょう。
A・B:うん。
C:年収300万円の俺に言わせてもらえば、どっちも別に幸せじゃないよ。債券が売れた売れないで震える生活も、ローカルな無敵感を味わう生活も。
A:じゃあ、お前が思う幸せな生活は何なんだ。
C:それがわからないから困っている。 (同誌pp.66〜70)
 世間的には、例えば次の弁護士などが、開成→東大経歴の弁護士の典型であろう。その他大勢だろうが。
☆岩倉正和弁護士:西村あさひ法律事務所所属。元ハーバード大学ロースクール客員教授
 http://www.jurists.co.jp/ja/attorney/0013.html(「岩倉正和」) 
☆長沢幸男弁護士:元ジョージワシントン大学ロースクール客員研究員、元北京大学法学院客員教授、元ソウル国立大学客員教授
 http://www.yukio-nagasawa.com/greeting/(「長沢幸男」)

 司法試験合格者数と法科大学院の問題はセットで論じられている。『週刊現代』登場のC弁護士の場合など考えれば、今回の合格者数は多かった(多すぎた)のではないか。むろん難関を突破した合格者は祝福したい。
 http://h-t.air-nifty.com/ht/2012/09/post-d8f0.html(「弁護士平井利明のメモ」)
 http://ameblo.jp/mukoyan-harrier-law/entry-11321199998.html(「福岡の家電弁護士」)
 http://www.veritas-law.jp/newsdetail.cgi?code=20111216110307(「弁護士武本夕香子」)
 http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2010/09/post-b863.html(「ビジネス法務の部屋」)
 http://ameblo.jp/lawfirmconsulting/entry-10654118514.html(「弁護士ビジネスコンサルタントの部屋」)
 http://www.maimen.jp/(「法律事務所MAIMEN」)