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中西理の下北沢通信(旧・大阪日記) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-01-31 第2劇場「なべちち」@ウイングフィールド

[]第2劇場「なべちち」@ウイングフィールド

f:id:simokitazawa:20100101210953j:image

Cast

横山秀信      青山誠司

河野祐葵      大東広志

川上 立      清水 翼

平野洋平

             他


Staff

舞台監督      林 直樹

照明        東 直樹

音効        堀之内克彦

舞台美術      原田 慧

小道具       稲村隆志

衣装        向井里奈

宣伝美術      中山 歩



2010-01-30 パパ・タラフマラと川口隆夫

[]パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」@京都造形芸術大学春秋

【作・演出・振付】 小池博史

舞台美術オブジェ】 ヤノベケンジ

オブジェ田中真聡

音楽松本淳一 デワ・ライ

演奏】デワ・ライ(ガムラン

【出演】

白井さち子 あらた真生 池野拓哉 橋本礼 南波冴 横手祐樹 横手亜梨沙 松島誠 

小谷野哲郎 赤松直美 石本華江 石川正義 高橋倫平 林七重 リアント クトゥット・リナ 

http://www.pappa-tara.com/gs/

[]2010 香港東京ダンスコラボレーション 黃大徽(ディック ウォン)∞川口隆夫∞今泉浩一 「Tri_K」@アートシアターdB神戸

スタッフ・キャスト  作・出演:黄大徽(ディック ウォン)川口隆夫 今泉浩一

照明:中山奈美

音響・映像:和田

音楽制作・編集:PEixe-elétrico

衣装:北村教子

舞台監督尾崎

写真:田口弘樹

デザイン大隅

制作後藤美紀子

日時  2010年1月30日(土) 19:00

       1月31日(日)  15:00 

会場  ArtTheater dB Kobe

〒653-0041 神戸市長田区久保町6−1 アスタくにづか4番館4階

TEL:078-646-7044

http://trik.jugem.jp/

2010-01-29 大阪日記・新春アンケート(再掲載)

[]大阪日記・新春アンケート(再掲載)

 最初にこのアンケートを掲載してからもうすぐ約1カ月になる。投票していただいた皆さん、有難うございます。一応、コンテンポラリーダンスに興味のある人の方が演劇よりも実は多かったとか、予想よりも読者に関西の人が多いなどの傾向のようなものは見えてきて、興味深かったのですが、最近は投票が止まってしまったようなので、もう一度ここで再掲載しておくことにしたい。

以前からこのサイトの訪問者の傾向についてなんとなく想定していることはあったのですが、ここでもう一度確認することも含め、アンケートを実施してみることにしました。少し補足をしておきますと「興味のある分野は?」というのはこのサイトでなにに関するコンテンツが読みたいかという意味です。投票まだまだ少ないのでよろしくお願いいたします。

 確かに最近まともな演劇レビューをあまり書いていないとは思うが、演劇コンテンポラリーダンスの票数がこれほど離れていたのはちょっと意外であった。

2010-01-25 珍しいキノコ舞踊団「私が踊るとき」@世田谷パブリックシアター

[]珍しいキノコ舞踊団「私が踊るとき」@世田谷パブリックシアター

f:id:simokitazawa:20100127025900j:image

[振付・構成・演出] 伊藤千枝

[出演] 山田郷美/篠崎芽美/茶木真由美/中川麻央/梶原未由/伊藤千枝

 アース・ウインド・アンド・ファイアーの「ファンタジー」でスタートし、ジャズから「ジゼル」「眠れる森の美女」まで多彩な選曲。バレエからミュージカル、ショーダンス民謡までパロディ風でもあるけれど、すべてどこを切っても「キノコ風味」に仕立て直してしまう。才人、伊藤千枝ならではの熟練の技としか言いようがない。

2010-01-24 「Dance Circus ASIA編;Solo Collective」

[]KOBE-Asia Contemporary Dance Festival #01 「Dance Circus ASIA編;Solo Collective」@アートシアターdB

A program

スーハイリー・ミシェリン『スパトゥ・ク(私の靴)』

 (クアラルンプールマレーシア)出身/在住)

イム・ジョンミ『うち』 (釜山韓国)出身/大阪在住)

つまりリュ・ソックン 『ブラック

 (清州(韓国)出身/ソウル在住)

岡登志子『RED』 (神戸出身/芦屋在住)

B program

マ・エレナ・オルティゾ・ラニオグ  『ドット状のささやき』Dotted Whispers(イロイロ(フィリピン)出身/クエゾン在住)

南弓子『MUSHI-KERA (short version)』 (京都出身/埼玉在住)

山田知美『アンダーテイク』

 (松山出身/奈良在住)

イ・ソンア 『Waves

江原道韓国)出身/ソウル在住)

 スーハイリー・ミシェリン『スパトゥ・ク(私の靴)』は舞台上にいくつかの靴が置かれていて、順番にそれが置かれた場所にミシュリンが近づいていってそれにまつわる踊りを踊って回る。マレーシア人ではあるが、中国系とあって日本人の若い女性とあまり容姿は変わらないし、動きや衣装に民族的なものがあるというわけではないから、彼女のダンスはあまり日本のものと変わらなく感じた。つまり、現代的なのである。

自分の運命を見定める女性、政治家となる事とを夢見る伝統的な女性、自身の悲しみをドキュメントする女性。 ナジル・ブット、ヴァージニア・ウルフフリーダ・カーロそしてParksなどのフェミニストたちが生きたプレッシャー、決断そして強さや、情熱、そして尊厳を残した大地にインスパイアされ、作られた実験的な作品。”歴史上ほとんどの時間を無名であったのは女性だ”(ヴァージニア・ウルフ

 パンフレットにはこの作品についてこんな内容の文章が書かれていて、置かれている靴はそれぞれこれらの人を象徴するものとされているようなのだが、舞台からそういうことが具体的に分かるというわけでない。どういう女性が選ばれているということを考えるとその背景にはどうやらフェミニズム、ジェンダー的、あるいは政治的な主題も含まれているようなのだが、作品自体から受ける印象はそういう硬派なものではない。誤解を恐れずにあえて指摘すれば現代日本における「カワイイ」的なものと通底するポップでキュートな魅力が彼女のダンスにはあり、それはヨーロッパ米国ダンスの 

2010-01-20 「アバター」@なんばパークスシネマ

[]「アバター」@なんばパークスシネマ

D

アバターAvatar

監督 ジェームズ・キャメロン

製作総指揮 コリン・ウィルソン レータ・カログリディス

製作 ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー ジョシュ・マクラグレン

脚本 ジェームズ・キャメロン

出演者 シガニー・ウィーバー ゾーイ・サルダナ サム・ワーシントン スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ

音楽 ジェームズ・ホーナー

主題歌 レオナ・ルイス「I See You」

撮影 マウロ・フィオーレ

編集 ジェームズ・キャメロン ジョン・ルフーア スティーブン・E・リヴキン

 映像的には素晴らしく、物語の筋立て自体はよくも悪くもものすごくハリウッドの典型(ステレオタイプ)。いろんなところでそういう感想を読んだが、その通りで特に付け加えるところはない。やはりよく指摘されていた宮崎駿エヴァンゲリオンというのもそうで、そういう風に言えばそうだがそんなことを言い出せば、「スターウォーズ」だって黒澤明の「隠し砦の三悪人」なわけで、元ネタをいかに咀嚼して自分の栄養として使ってしまうかというのがハリウッド映画の昔からの常道。むしろ王道といってもよく、この「アバター」もキャメロンは参照した作品として一方で「ダンス・ウイズ・ウルブス」の名前も挙げているし、それゆえこの作品も元ネタの1つでもあったネイティブアメリカンと白人の恋物語を描いた映画のいかにもアメリカ的な異文化に対する無理解というか自分の都合のよいものとしてしか異世界を見ないという独善性を受け継いでしまっていることがむしろ興味深かったりした。

2010-01-18 twitterはじめています

[]twitterはじめています

 時折つぶやいていますのでフォローしてみてください。ブログも結果だけれなく思考の途中も公開・提示するものとして開始したのですが、途中段階の思考の断片としてはtwitterの方がリアルかもしれない。

http://twitter.com/simokitazawa

 最近のつぶやきの1例です。

今回の場合、悪い芝居のパフォーマンス自体はうまくいってるとも面白いとも思わないのでむしろ失敗だったと思いますが。

約2時間前 from web

元々ひどいいくつかのものは除外して、今回私が期待していたアーティストのうち客席が一番引いていて、ほとんど拍手さえ起こらなかったのが山下残だったのも興味深かった。

約2時間前 from web

明和電機は大受けだったが、私の聞くところパリ国際文化センターで行われた公演のうちここ数年で一番受けがよかったのは彼らだったという。

約3時間前 from web

しかし、あくまで私の感覚だが、この観客の雰囲気はむしろエジンバラ演劇祭に近い。例えば東京原宿パフォーマンスプラスや吾妻橋ダンスクロッシングとはまるで違うがむしろあちらの方が「東京ガラパゴス的状況」を象徴しているともいえるかもしれない。

約3時間前 from web

パフェ終了後、表現と観客と「場」の関係性について考えている。ノンジャンル表現発表の場なのに観客の期待はなぜあんなに笑いに傾くのか? 大阪の特殊性か?それとも大阪府の事業で無料公演という枠組みがそうさせるのか。

 

2010-01-16 オパフェ!(4日目)

[]オパフェ!@御堂会館(4日目)

パフェ! オオサカパフォーマンスフェスティバル@御堂会館

総勢31組×15分!計4日間、パフォーマンスづくしの祭典開催!総勢31組の15分パフォーマンス。全国から集まった今注目のパフォーマーだらけ。どこから見ても、一日中見ても、笑って泣いて楽しめる。日本最大級の演劇祭開幕。

日程2010年

■STAGE E

 ・斎藤真弓エンゼル・バトン・スタジオ

 ・かのうとおっさん

 ・悪い芝居

 ・セレノグラフィカ

 ・青年団演出部

 ・downhill(仮)

■STAGE F

 ・オパフェ!スペシャルプログラム ショートバージョン

 ・きたまり

 ・子供鉅人

 ・ユニット美人

 ・明和電機

2010-01-15 ままごと「わが星」上映会とオパフェ!(3日目)

[]オパフェ!@御堂会館(3日目)

パフェ! オオサカパフォーマンスフェスティバル@御堂会館

総勢31組×15分!計4日間、パフォーマンスづくしの祭典開催!総勢31組の15分パフォーマンス。全国から集まった今注目のパフォーマーだらけ。どこから見ても、一日中見ても、笑って泣いて楽しめる。日本最大級の演劇祭開幕。

日程2010年

■STAGE D

[][]ままごと「わが星」@〔FINNEGANS WAKE]1+1


青年団リンク ままごと『わが星』

2009年10月8日(木)-12日(月)

三鷹市芸術文化センター 星のホール

http://mitaka.jpn.org/ticket/0910080/

「あー、地球に生まれてよかった。」

脚本・演出を柴幸男、音楽口ロロ三浦康嗣が手がける

『わが星』上演!

夜空に瞬く無数の光 今そのひとつが消えた

そのことに誰も気がつかない だって夜空は広すぎるから

かつてあの星には色んな人が住んでいて 幾度となく慈しみあって争い

あって そして静かに滅んでいった

僕は彼らを思い出す いつか僕のことも誰かが思い出すのだろうか

あの星の話をしよう そこに暮らしていた人々の話 今はもう誰も知らない話

星の誕生から滅亡までをひそやかに語る 今回はそんな "ままごと"

脚本・演出:柴幸男

音楽三浦康嗣(口ロロ

出演:青木宏幸、大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(あひるなんちゃら)、

斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、永井秀樹青年団)、中島佳子

端田新菜(青年団)、三浦俊輔

劇団 ままごと

青年団演出部に所属する柴幸男(劇作家演出家)が主宰する劇団として2009年10月旗揚げ。主宰の柴幸男は、04年に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞大賞を受賞し、近年は演劇ユニット「toi」や個人名義にて作品を発表。何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲の下、全編歩き続ける芝居(『あゆみ』)、ラップによるミュージカル(現代口語ミュージカル『御前会議』)、一人芝居をループさせて大家族を演じる(『反復かつ連続』)など、新たな視点から日常を見つめ直し、斬新な演出法を用い、普遍的な世界を描き出す。演劇を「ままごと」のようにより身近に。より豊かに。

青年団 ウェブサイトhttp://www.seinendan.org/

口ロロ「00:00:00」

D

http://www.10do.jp/ooo/podcast/?p=episode&name=2009-11-11_natalie_digest.mp3

脚本・演出:柴幸男による「わが星」を遅ればせながら、大画面の映像により鑑賞した。生で見ることができなかったのは痛恨だとつくづく感じさせられる舞台で再演の予定もどうやらあるようだからぜひそれに期待したいところである。音楽口ロロ三浦康嗣が製作し、そのラップ音楽に従って全編が進行していくラップ演劇。どんなものかというと上に引用したyou tubeの「00:00:00」という曲がこの音楽劇の原曲なのである。と一度は書いてみたが、そういう言い方も正しくはなくて、「ままごと」の公演は10月に上演され「00:00:00」が制作されるより先だけれど、その元になった曲想自体はその前からあったもので、いわば「わが星」と「00:00:00」は同じ卵から生まれた兄弟のようなものと考えた方がいいのかもしれない。

 「わが星」と「00:00:00」が兄弟と音楽劇であるということを強調したのは「わが星」全体の構造を音楽が規定しているというところにこの作品、さらにいえば全部がそうと決めつける気はまったくないけれど、柴幸男の演劇ひとつの特徴があると思ったからだ。最初の時報の音からはじまり一定のリズムで刻まれていく時間の流れはこの作品全体を支配していて、それはこの作品の主題自体が「生者必滅」という不変の法則にあるということを象徴している。それだけではなくここではある団地に生まれた「ちいちゃん」という女の子の生まれてから死ぬまでと「地球」も含まれたこの「宇宙」が滅びるまでの悠久の時間というスケールのまったく異なる2つの時間の流れが重ねあわされている。

 セリフの群唱によって舞台を構築していくという方法論はもちろんこれまでにもある。維新派少年王者舘がそうでそれゆえ、ネット上で目にした感想だけでも複数の論者がその類縁性を指摘している。もっとも維新派に関しては時に「大阪弁ラップ」とも言われる維新派のヂャンヂャンオペラのスタイルとままごとのラップ演劇が似ているということはあってもその類似性は限定的なものだが、途中に同じセリフ回しが何度となく繰り返されるという「無限ループ」が登場するなどの明らかな共通点があること、柴幸男が愛知県出身で高校演劇出身でもあること(つまり高校時代から演劇に親しんでいた)ことから、ほぼ間違いなくなんらかの影響は受けているのではないかという風に感じられた。

 少年王者舘舞台では通常の物語(ナラティブ)の構造ではなく音楽におけるサンプリング、リミックス美術におけるコラージュのように同一の構造が少しづつ変形されながら何度も繰り返されたり、まったく違う位相にある時空が突然つながるようによりあわせられたりしてひとつの構造物として構築されているが、そういう特徴はこの「わが星」という作品も共有しているといえるかもしれない。あるいはこれは天野天街のそれと比べるとほんのちょっぴりという程度ではあるのだけれど言葉遊びもこの作品では重要な要素を占めており、特に「校則」「光速」の掛け言葉は遠くで地球ちーちゃん)を見つめ続ける少年との最後の出会いにとってかなり決定的に重要な意味を持つものであった。

 ただ、私がこの「わが星」を見た時に連想させられた作品というのは実は維新派でも少年王者舘でもない。それは上海太郎舞踏公司「ダーウィンの見た悪夢」「マクスウェルの悪魔」だった。というのは「わが星」と上海太郎のこの2作品は私たちが普通に生きているような日常的な時間と宇宙誕生から滅亡までのような巨視的な時間がメタファー(隠喩)の論理により、重ね合わせられるという同じ劇構造を持っているからだ。

 上海太郎は「ダーウィンの見た悪夢」という作品では「進化」という独立してもたびたび上演された場面で「アメーバから人間へ」という生物の進化という悠久の時間の流れをダンスパントマイムという手法により20分弱の場面にまとめてみせた。さらに「マクスウェルの悪魔」という作品では「恐竜の時代」というシーンで恐竜がわが世を謳歌した後、滅亡していく何万年もの時間が十数分の場面にまとめられ、これが熱力学第2法則つまり「エントロピー増大の法則」により、日常の時間と重ね合わせられる。

 平田オリザに代表される群像会話劇では通常、上演時間である1時間強の時間がリアルタイムに取り上げられることが多いが、家族の場面では「現代口語演劇」の切り取るリアルタイムの時間の流れをところどころに残しながらも、冒頭で宇宙が生まれて終焉を迎えるまでを10分そこそこの場面に仕上げて、ラップに乗せて軽快に展開することで、演劇の虚構性の内部での伸縮可能な時間のありようを分かりやすく提示したうえで、その後は一定の速さで時間を刻むラップ音楽リズムのもとで、「人間の生活」から「地球誕生とその終焉」までの自在のスパンの時間を時に進行させたり、逆行させたりもしながら、張り合わせてコラージュしている。

少年王者舘「夢+夜」

D 

 ここに登場する家族の末っ子であるちーちゃんというのが惑星である「地球」の隠喩であることは芝居を見ているうちに次第に判明してくるのだが、地球誕生*1というのはおおよそ46億年前と考えられているみたいで、太陽が膨張して赤色矮星となりそれに地球がのみ込まれて消滅してしまうまで50億年といわれているから「地球の一生」というのはだいたい96億年ぐらいだろうといえるだろうか。一方、日本人の男の平均寿命は79.29年、女の平均寿命は86.05年だから、これは時間のスケールで比較すると1億分の1以下の長さということになる。ところでこの舞台の上演時間がおおよそ80分だったわけだが、これは人間の一生である80年と比べると1年÷1分だから365×24×60=525600すなわち52万5600分の1ということになる。つまりそうだとすればこの舞台が語るわが星(地球)の一生は10の13乗分の1の長さに短縮されているわけだけれど、ラップ音楽のカウントに乗せて、柴幸男はそのようにそれぞれ別々に流れる時間の流れ(地球の一生、ちいちゃんの一生、この舞台の上演時間)を重ね合わせてみせる。

 上海太郎はダンスパントマイムを武器にこの時間の自在な伸縮というのを舞台上で展開していったが、柴幸男の武器はやはり音楽だと思う。考えてみれば上海太郎の場合にもシーンの構造を規定しているのはセリフがないだけにやはり音楽であり、特に見る側の感情を単純な意味性を超えて引っ張り回し、心の琴線に触れるような感動を与えることにおいて音楽の存在は大きい。しかし、その音楽の性質を利用しながらも観客をある種の感動めいた感情へと引っ張っていく、その計算のしたたかさには上海太郎同様にこの柴幸男も端倪すべからざる演出家としての力量があると感じられた。

 

2010-01-13 ままごと「わが星」上映のお知らせ

[]青年団リンク ままごと「わが星」上映のお知らせ

 インターネット演劇情報サイト「CoRich舞台芸術アワード!2009」で1位を獲得。東京で話題のラップ演劇ままごと「わが星」舞台映像を上映します。場所はセミネールを開催してきた〔FINNEGANS WAKE]1+1 。日時は1月15日夜10時ごろからです。と言っても上映会というよりも、実際には作者の柴さんから提供を受けた貴重な舞台映像をお店の好意もあり〔FINNEGANS WAKE〕1+1の映像モニターを使って見られることになったので、せっかくなので皆さん一緒に見ませんかということだったりします。セミネールと違い無料ではありますが、店は通常通り営業していますので、高くはないですが当然注文した分の飲食代はかかります。予約はいりませんがあらかじめメール(BXL02200@nifty.ne.jp)いただけると嬉しくはあります。

青年団リンク ままごと『わが星』

2009年10月8日(木)-12日(月)

三鷹市芸術文化センター 星のホール

http://mitaka.jpn.org/ticket/0910080/

「あー、地球に生まれてよかった。」

脚本・演出を柴幸男、音楽口ロロ三浦康嗣が手がける

『わが星』上演!

夜空に瞬く無数の光 今そのひとつが消えた

そのことに誰も気がつかない だって夜空は広すぎるから

かつてあの星には色んな人が住んでいて 幾度となく慈しみあって争い

あって そして静かに滅んでいった

僕は彼らを思い出す いつか僕のことも誰かが思い出すのだろうか

あの星の話をしよう そこに暮らしていた人々の話 今はもう誰も知らない話

星の誕生から滅亡までをひそやかに語る 今回はそんな "ままごと"

脚本・演出:柴幸男

音楽三浦康嗣(口ロロ

出演:青木宏幸、大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(あひるなんちゃら)、

斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、永井秀樹青年団)、中島佳子

端田新菜(青年団)、三浦俊輔

劇団 ままごと

青年団演出部に所属する柴幸男(劇作家演出家)が主宰する劇団として2009年10月旗揚げ。主宰の柴幸男は、04年に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞大賞を受賞し、近年は演劇ユニット「toi」や個人名義にて作品を発表。何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲の下、全編歩き続ける芝居(『あゆみ』)、ラップによるミュージカル(現代口語ミュージカル『御前会議』)、一人芝居をループさせて大家族を演じる(『反復かつ連続』)など、新たな視点から日常を見つめ直し、斬新な演出法を用い、普遍的な世界を描き出す。演劇を「ままごと」のようにより身近に。より豊かに。

青年団 ウェブサイトhttp://www.seinendan.org/

〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。 web:fw1plus1.info  Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1 大阪市中央区東心斎端1-6-31 リードプラザ心斎橋5F (東心斎橋清水通り。南警察署2軒西へ) 06-6251-9988 PM8:00〜

2010-01-11 シベリア少女鉄道スピリッツ「キミ☆コレ〜ワン・サイド・ラバーズ・

[]シベリア少女鉄道スピリッツ「キミ☆コレ〜ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート〜」@新宿タイニイアリス

出演:加藤雅人(ラブリーヨーヨー) 工藤史子 篠塚茜(シベリア少女鉄道) 高松泰治(ゴキブリコンビナート) 藤原幹雄(シベリア少女鉄道) 吉原朱美(本能中枢劇団

脚本・演出:土屋亮一 舞台監督/上嶋倫子 谷澤拓巳 音響/中村嘉宏 照明/伊藤孝 美術/泉真 創作補佐・映像/冨田中理 演出助手/山本尚輝 制作助手/倉田亜友美 制作高田雅士・保坂綾子 企画・製作/シベリア少女鉄道

 シベリア少女鉄道については2年前にヨーロッパ企画とのカップリングで演劇雑誌「悲劇喜劇」にシベリア少女鉄道ヨーロッパ企画*1を書いた。その時にやや結論めかして「欧米のリアリズム演劇に起源を持つ現代演劇においてはアウトサイダーと見える彼らの発想だが、日本においてこうした発想は実は珍しくないのではないか。鶴屋南北らケレンを得意とした歌舞伎の座付き作者は似たような発想で劇作したんじゃないだろうかということだ。舞台のための仕掛けづくりも彼らが拘りもっとも得意としたところでもあった。その意味ではこの2人は異端に見えて意外と日本演劇の伝統には忠実なのかもしれない」とその文章を結んだのだが、その後の2年間に特にヨーロッパ企画が上演した作品を通じて*2歌舞伎とこの両者との関係性の深さは確信をもって語れる段階に入った。そして、その確信は今回このシベリア少女鉄道の新作「キミ☆コレ〜ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート〜」を見てより一層深まったのである。

そのひとつシベリア少女鉄道の作品にかならず登場する「ある種の構造的仕掛け」である。ミステリ小説になぞらえて考えればトリックのようなもの*3と考えてもらっていいのだが、シベリア少女鉄道舞台には表面的に語られる物語(ナラティブ)と並行して、ある種の仕掛けが周到に準備され、作品の後半部分ではそれが衝撃的にその真の姿を現す。こういう仕組みとなっている。

今のところこの「キミ☆コレ〜ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート〜」においてそれがどのようなものかえを明かすことはミステリ小説において犯人をいきなり言ってしまうのに等しいので現時点では伏せざるをえないのだが、これまでの作品同様にこの作品にもそういう仕掛けが存在していることは間違いない。

 歌舞伎との関係性の深さに言及したのはこういう「××と見えて、実は……」という構造は西洋起源の近代・現代演劇では稀ではあるものの、歌舞伎のような日本古典的な芸能では特別なものではなかった。というのは平安時代和歌における「本歌取り」の技法をはじめ、能楽狂言歌舞伎のような芸能から茶道華道にいたるまで日本の伝統的文化を通底するひとつの論理に「見立て」というものがあるからだ。

 「見立て」の辞書的な意味には「1. 物の様子を見て、価値や状態を明らかにすること。鑑定。2. ある物を見たときに、別の物を想起し対応付けること。」があるがここで言うのはもちろん、2の「ある物を見たときに、別の物を想起し対応付けること」である。

 そして、「見立て」はなにも日本社会において、伝統的な文化のなかにのみあるものではない。例えば日本のオタクに関する代表的論客のひとりである岡田斗司夫はその著書「オタク学入門」の中でこのように書いている。

日本文化には『見立て』いう言葉がある。たとえば日本庭園の大きな石を島に『見立て』たり、玉砂利を波に『見立て』たりする。(中略)茶室、なんてのは全てが『見立て』のカタマリだった。(中略)つまり都会の中の、自宅の離れの一室を中国の山奥に見立てて遊ぼう、という大人の『ごっこあそび』だ。だから茶室に入るための、あのにじり口、と呼ばれる狭くて低い入口は都会から異世界に入る壺の入口だったり洞窟だったりする。中に掛けてある掛け軸にその異世界風景が描かれ、置かれている道具は全て『由来』という物語を持つ」

 岡田斗司夫著「オタク学入門」(太田出版)の第IV章、「見立て」と特撮

(続く) 

http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20071224

http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20070602

http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20060305

ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書)

ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)

*1:「シベリア少女鉄道ヨーロッパ企画http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000113

*2シベリア少女鉄道の方は事実上それ以降、活動休止状態になった

*3:そして、そのほとんどは叙述トリック的なものであるところにも新本格以降の日本ミステリとの近親性がある

2010-01-10 デス電所とオパフェ!(2日目)

[]デス電所「急襲キルフィールド」@ABCホール

デス電所 第19回公演 「急襲キルフィールド」

作・演出:竹内佑

音楽生演奏和田俊輔

出演:

山村涼子 丸山英彦 田嶋杏子 豊田真吾 福田靖久

山崎 彬(悪い芝居) 四宮章吾(悪い芝居) 吉川莉早(悪い芝居)

村里春奈(尼崎ロマンポルノ

お〜い!久馬ザ・プラン9) ※ダブルキャスト

竹内 佑 ※ダブルキャスト

スタッフ

舞台監督:松下城支/舞台美術池田ともゆき(TANC!池田意匠事務所)/振付:豊田真吾/照明:西山茂/照明操作:加藤直子/音響:三宅住絵/映像:本郷崇士/小道具:原田鉄平(Iron-Level)/宣伝美術:スタジオ伊勢イトウユウヤ制作:武内奈緒(劇団赤鬼)/協力(五十音順):尼崎ロマンポルノ、ヴィレッヂ、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、悪い芝居/企画製作:芝居流通センター デス電所

その温泉街には、七つの露天風呂があった。

その七つの露天風呂は、地獄巡りと呼ばれていた。

その地獄巡りは、二つの旅館が取り合いをしていた。

その二つの旅館には、それぞれ秘密があった。

その秘密は、誰にも漏らしてはいけなかった。

やがて秘密は毒となり、ガスとなって吹き零れ出す。

デス電所が一年強!ぶりにお送りするのは、

とある地方都市温泉街を舞台にした温泉卵・ウエスタンアクション!

超豪華ゲスト陣をお招きして、2010年新春!

大阪東京を愛くるしく血祭りにあげちゃうZOE(ゾーイ)!

 この芝居の舞台モデルは明らかに別府の鉄輪温泉の「地獄めぐり」*1である。おそらくこの「地獄」というネーミングの面白さがデス電所の竹内佑の琴線に触れて、温泉旅館を舞台にB級スプラッタホラーのような殺し合いが展開する物語を思いつかせたのだとは思うけれど、明らかにモデルが分かる場所を舞台にこんなのをやって大丈夫なのか(笑)。それはまずいとか抗議が来るのではとか、そういうことは全然考えてなさそうで、そこがデス電所らしいとこといえばそう言えるかもしれない。

[]オパフェ!@御堂会館(2日目)

パフェ! オオサカパフォーマンスフェスティバル@御堂会館

総勢31組×15分!計4日間、パフォーマンスづくしの祭典開催!総勢31組の15分パフォーマンス。全国から集まった今注目のパフォーマーだらけ。どこから見ても、一日中見ても、笑って泣いて楽しめる。日本最大級の演劇祭開幕。

日程2010年

STAGE A

1/10 (日)15:00 STAGE B

1/10 (日)18:00 STAGE C

2010-01-09 オパフェ!@御堂会館(1日目)

[]オパフェ!@御堂会館(1日目)

パフェ! オオサカパフォーマンスフェスティバル@御堂会館

総勢31組×15分!計4日間、パフォーマンスづくしの祭典開催!総勢31組の15分パフォーマンス。全国から集まった今注目のパフォーマーだらけ。どこから見ても、一日中見ても、笑って泣いて楽しめる。日本最大級の演劇祭開幕。

日程2010年

1/9 (土)18:00 STAGE A

1/10 (日)15:00 STAGE B

1/10 (日)18:00 STAGE C

1/15 (金)18:30 STAGE D

1/16 (土)13:00 STAGE E

1/16 (土)16:00 STAGE F

※それぞれ、6組×15分のショートプレイを上演。(STAGE Fの明和電機のみ30分)

STAGE A

e-dance BraDanオーケストラ

石原正一ショー

オパンポン創造

THORN(ソーン)

いいむろなおき

砂と女

 この日見たのは上記の6本。新しいこれまでに見たことのない集団を見ることができるのが、こういうショーケース公演の楽しさだが、今回初めて見たのはオパンポン創造社、THORN(ソーン)、砂と女の3つだが、砂と女には下手うまの面白さを感じたものの、残りの2つはこの日の演目を見る限りではイマイチ。e-dance BraDanオーケストラには期待したのだけれど、期待が大きかっただけに少し肩すかし。京都アバンギルドのインティメートな空間では出せた魅力がこの大きなプロセミアムのホールでは出し切れなかったみたいだ。リーダー飯田茂実が不在であったのも痛手だった。つまらないというわけではないけれども、きょうのパフォーマンスはなんとも不完全燃焼だった。明確な芸がある人はこういう場では有利というのをはっきりと見せつけたのはいいむろなおき。映画THIS IS IT]を先週見たばかりでタイムリーだったこともあるが工場で流れ作業をしている労働者の動きに音楽が乗るとマイケル・ジャクソンの「BAD」になっていくというネタが抜群に面白かった。作品ではなくて、芸じゃないかという批判は出てきてしかるとは思うが、卓越したスキルの凄みを見せつけた演目だったと思う。

 明日はSTAGE B、STAGE C。個人的にはおまゆみに期待なのだが、ひとに薦められるものでもない気がする(笑)ので、山下残、柿喰う客、セレノグラフィカとはっきりした技術を持っているストリートダンスのD’OAM CREWにも期待。ただ、本当はこういう場でも新たな表現の発露を見たいのだが、どうしても手早い受け狙いになりがちだなと思う。だから、ニットキャップシアターはコントだろうか?

2010-01-08 オパフェ!

[]オパフェ! オオサカパフォーマンスフェスティバル(お薦め)

 今週末(9日)から2週にわたって短編演劇ダンスなどのパフォーマンスを集めたフェスティバルが大阪で「オパフェ!」(http://www.o-p-f.info/)として開催される。これがすべて無料のうえに関西からはきたまり、downhill(仮)(contact Gonzoらが参加)、山下残、e-dance BraDanオーケストラ、いいむろなおき、悪い芝居、東京からも明和電機、柿喰う客、青年団演出部ら注目のアーティストが多数参加する。

2010年

1/9 (土)18:00 STAGE A

1/10 (日)15:00 STAGE B

1/10 (日)18:00 STAGE C

1/15 (金)18:30 STAGE D

1/16 (土)13:00 STAGE E

1/16 (土)16:00 STAGE F

※それぞれ、6組×15分のショートプレイを上演。(STAGE Fの明和電機のみ30分)

出演者(50音順):

いいむろなおき、e-dance BraDanオーケストラ石原正一、井上あや子バレエ教室、ヴァンカラバッカ、うさぎchan、売込隊ビームSMP、男肉 du soleil、オパンポン創造社、おまゆみ、柿喰う客、かのうとおっさん、きたまり、京都ロマンポップ、劇団壱劇屋、子供鉅人、斎藤真弓エンゼル・バトン・スタジオ、砂と女、青年団演出部、セレノグラフィカ、THORN(ソーン)、downhill(仮)、D'OAM CREW、ニットキャップシアター、マツキモエ×はなもとゆか×Public on theMountain、明和電機山下残、ユニット美人、悪い芝居 and オパフェ!スペシャルプログラム

 とりあえず明日のSTAGE Aの出演者はこちら*1なのだが、このなかではいいむろなおきのパントマイム石原正一ショーも見ものではあるが、なんといっても今後一層ブレイクしそうだと私が勝手に睨んでいる、初の欧州ツアーから帰国したばかりのe-dance BraDanオーケストラ*2に大注目か。

D

2010-01-07 ダムタイプ「pH」「OR」を映像で鑑賞

[]ダムタイプpH」「OR」を映像で鑑賞

 身体表現批評誌「CORPUS」次号に掲載予定の「ダムタイプの系譜を巡る連続インタビュー 山中透インタビュー」を脱稿。まだ、内容について本人に確認したり、編集部からの削り要請などがあれば対応しなければならないが、少しほっとする。前号「Corpus no.7」では第1回として藤本隆行インタビューを掲載したが、今後も影響を受けた周辺のアーティストも含めて、「ダムタイプ現象」というのが何だったかに対して多角的に迫っていきたいと思っている。

Corpus no.7―身体表現批評

Corpus no.7―身体表現批評

 内容については雑誌が出た後、それを読んでほしいのだが、ダムタイプの当時の音楽がパフォーマンスとクラブカルチャーとの接合を狙ったものであったことなど、音楽家ならではの視点がうかがえ、興味深いものであった。

ダムタイプ pH [VHS]

ダムタイプ pH [VHS]

OR [DVD]

OR [DVD]

 インタビューについて内容を実際に作品に当たって確かめる必要があると思い、セミネールの会場にもなっている〔FINNEGANS WAKE〕1+1に深夜出掛けて、山中透がいずれも音楽を手掛けた「pH」「OR」の映像を鑑賞した。手前味噌ではあるけれど、私がこのバー&ギャラリーをレクチャーの会場に選んだのは小空間でありながら、プロジェクターで映画同様に壁のスクリーンに映像を映すことでミニシアターさながらのライブ感覚のある映像を体験できるからで、元々、私も舞台は生が一番と思っている人間ではあるので、ここで何度か実際に舞台の映像(特にコンテンポラリーダンス)を実際に見てみるまでは映像を見せながらそれを解説するような形式でのレクチャ―を行おうなどと企てることはなかったであろう。

 それで昨年のレクチャーを準備していた時、以来だから半年ぶりぐらいになりそうだが、ダムタイプの作品を実際に映像で見てみて、特に今回は音楽についての話を山中透氏自身に聞いた後だったこともあり、それまで気がついていなかったことに改めて気がついたこともあり、きわめて有意義な観劇であった。

 「pH」については実は生では見られなかったのだが、何度も映像では見ていて山中透のリミックスした音楽も楽しくなってくるし、好きな作品ではあるのだけれども、「OR」は実際の上演時の印象は実はあまりいいものではなかった。それは「S/N」の後どんな作品を作るのかと思って見にいったら、予想とはかなり異なるものであったためだ。しかし、今回ひさびさにきちんと見直して、改めて思ったのはこれはパフォーマンスとして非常によく出来た優れた作品だったんだなということであった。

 もうひとつはこの作品からは音楽池田亮司音楽を手掛けており、光が点滅していきホワイトアウトしていく場面の重低音の音の塊など、後のダムタイプの姿を彷彿させる部分は多くある。それゆえ「OR」=池田亮司のイメージが強かったのだが、インタビューでこの作品までは山中透も音響に加わっていたのだということを聞いて、あらためてこの作品を見直してみた。すると、この作品にも山中透のテイストが感じられるところが随所にあって、そのミクスチャーの具合が面白かった。この日見た映像は実はVHS映像をDVDに落としたものだったのだが、昨年末にはこの「OR」の方はDVD版も出たはずで、こちらの方も出来れば早いうちに購入して比較してみなけりゃいけないと思う。

2010-01-05 大阪日記・新春アンケート

[]大阪日記・新春アンケート

 以前からこのサイトの訪問者の傾向についてなんとなく想定していることはあったのですが、ここでもう一度確認することも含め、アンケートを実施してみることにしました。少し補足をしておきますと「興味のある分野は?」というのはこのサイトでなにに関するコンテンツが読みたいかという意味です。投票まだまだ少ないのでよろしくお願いいたします。

 途中経過(1月9日)アンケート投票してくれた皆さん(まだ数は少ないけれど)有難うございます。考えてみたら、この投票自分で投票したパソコンからしか結果が読めないのですよね。最初の質問の「お住まいはどこでしょうか?」には今のところ大阪5票、東京8票、関西2票、中部3票、西日本2票、そのほか1票入っています。「興味のある分野は?」ではコンテンポラリーダンス9票、演劇9票といまのところ拮抗していますね。意外なのはミステリ小説についての文章が読みたいという人が3人いたことで、もう少しいるなら書くこと考えようかと思いました。

2010-01-01 あけましておめでとう

[]謹賀新年。今年もよろしくお願いします。