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中西理の下北沢通信(旧・大阪日記) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-09-30 twitter版お薦め芝居10月

[]twitter版お薦め芝居10月

http://twitter.com/simokitazawa フォロー、RT大歓迎

twitter版お薦め芝居10月

twitterお薦め芝居10月 珍しいキノコ舞踊団「20分後の自分と。」@3331 Arts Chiyoda ★★★★ 20周年記念公演。中学校を改修したアートスペースの屋上が会場。劇場だけでなく、美術館中庭など多様な空間での公演を積極的に行ってきた彼女たちだが、屋上はこれが初  

twitter版お薦め芝居10月 あいちトリエンナーレあゆみ」@愛知芸術文化センター・精華小劇場★★★★ 「わが星」で岸田戯曲賞を受賞した柴幸男の代表作を再演。歩くという行為を積み重ねることで、あゆみという女性の一生を描き出していく。演劇ならではの魅力が味わえる不思議な柴ワールドが。堪能できる

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twitterお薦め芝居10月 KIKIKIKIKIKI「カニ女」「ある女の回想」アトリエ劇研★★★★ きたまり率いるダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」の公演だが、今回は彼女の作品ではなくダンサー自らが振付したソロ作品2本立て。さて、どんな作品が飛び出すか? 

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KIKIKIKIKIKI

twitterお薦め芝居10月 ローザスローザスダンスローザス愛知芸術文化センター★★★★ あいちトリエンナーレ参加作品。ローザスの代表作を目の前で見られるのは贅沢の限り。チケット完売とか。

twitterお薦め芝居9月 ジャブジャブサーキット「蒼の組曲ザ・スズナリ★★★★ 岐阜を本拠とする実力派劇団の25周年記念の書き下ろし作品。かつてカラオケ店舗だった建物にルームシェアで住み着く草食系の人間達。その緩やかな日常に小さな波紋を投げかけたのは、自らを「未来人」と名乗るこれまた物静かな1人の男だった……。

http://www.owari.ne.jp/~iku/schedule.html

twitterお薦め芝居10月 青年団「砂と兵隊」アイホール★★★★ 砂漠の戦場を彷徨い続ける人々を描いた平田オリザ流の不条理劇の再演。今回はフランス人キャストらによるフランス語版「Sables&Soldats」も同時上演。http://www.seinendan.org/jpn/info/index.html

twitterお薦め芝居10月 dots「カカメ」川崎★★★ 桑折現率いるマルチメディアパフォーマンス集団の新作に今回は元contact Gonzoの垣尾優、Monochrome circus佐伯有香らが参加。http://dots.jp/kakame/

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twitterお薦め芝居10月 マレビトの会「HIROSHIMA−HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会@京都芸術センター★★★★「ヒロシマナガサキ」シリーズ最新作として、今回「もう一つのヒロシマ」と呼ばれる朝鮮半島の町ハプチョン(HAPCHEON)へと目を向ける。広島での被爆者が数多く住むこの地を取り上げて、「唯一の被爆国」と語るときに、「わたしたち」からこぼれ落ちる「異邦性」を浮かび上がらせる試み。広島とハプチョンという、まるで2重写しになったような都市像が、どのようにして展覧会形式の上演空間に引き入れられるのか。

twitterお薦め芝居10月KENTARO!!「僕はまた今日も 未完成音楽で唄う」こまばアゴラ劇場★★★★ ヒップホップ出身のコンテンポラリーダンサー、KENTARO!!によるロングランソロ公演。 D

twitterお薦め芝居10月千日前青空ダンス倶楽部「アカイノノハナ」アートシアターdB神戸★★★★ 千日前日本舞踏界の「モーニング娘。」だとあるところで口にしたことがある。もちろん、半分冗談なのだが、本気の部分もあって、その心はというと、どちらも「卒業」するのである。だから再演だが新メンバーが入る「アカイノノハナ」はまた別の作品になるはずだ。

  

twitterお薦め芝居10月ニブロール「THIS IS WEATHER NEWS愛知芸術文化センター★★★★ あいちトリエンナーレ参加作品。矢内原美邦の新作。「こうしたら、ああなるだろう」と予定調和を前提にして生きる現代において、現代批判でもなく、回顧主義でもなく、信じてきた価値観が崩壊したと言われても生き続けなければならない私たちのこれからを提示する。

twitterお薦め芝居10月山田せつ子ソロ薔薇色の服で」京都造形芸術大学studio21★★★ 作品のモチーフとなっているのは、作家ヴァージニア・ウルフの作品と、アンドリュー・ワイエス絵画クリスティーナの世界」。多様な人や物の連続描写のなかで、時間と場所が繰り返し奇妙に置き換えられていくウルフ世界触媒にして、山田せつ子の身体が声、光、音と対話していく。

twitterお薦め芝居10月カンパニーデラシネラ「異邦人★★★★ ex水と油の小野寺修二の新作はなんとアルベール・カミュの「異邦人」が原作。片桐はいりの出演も話題。

twitterお薦め芝居10月快快-faifai-「アントン、猫、クリ」@STスポット★★★★ 「キレなかった14才♥りたーんず」で上演された篠田千明の秀作を今回は快快-faifai-で再演。

2010-09-25 チェルフィッチュ「わたしたちは無傷な別人である」

[]あいちトリエンナーレ2010「都市の祝祭 Arts and Cities」@愛知県美術館愛知芸術文化センター

 あいちトリエンナーレを本格的に見るのはこれが初めて。この日はチェルフィッチュ池田亮司がメインの目的だったので、愛知県美術館会場を急いで見て回るので精いっぱいだったが、それだけでもそれなりに面白いものはあった。

[]チェルフィッチュ「わたしたちは無傷な別人である」@愛知芸術文化センター

あいちトリエンナーレ参加

『わたしたちは無傷な別人である』

作・演出:岡田利規

出演:山縣太一 松村翔子 安藤真理 青柳いづみ 武田力 矢沢誠 佐々木幸子

8/20~21 Nooderzon Performing Arts Festival Groningen (グロニゲン/オランダ)※プレビュー

http://www.noorderzon.nl/index.php?speech=uk

9/24~26 あいちトリエンナーレ愛知)※世界初演

http://aichitriennale.jp/

プログラムには世界初演とあったが、これはあいちトリエンナーレの事務局の方から「世界初演ということでお願いします」というようなことがあったのではないか。横浜で上演された「わたしたちは無傷な別人であるか?」を練り直しての再演である。再演であるし即興の要素も含まれているので横浜公演と同じというわけではないが、岡田もテキスト的には「98%まで同じ」というアフタートークで話したように作品としては同じ。今回の名古屋公演では音楽大谷能生によるオリジナルに変更されたほか、より大きなフリースペースである愛知芸術文化センターでの上演とあって巨大な白いモノリス状の舞台美術が用意されたほか、照明効果などの一層の工夫が凝らされた。

それゆえこの舞台レビューとしては前作「ホットペーパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」の後、wonderlandに長文のレビュー*1を書いたのでそれに加えて特筆すべきことはあまりないのだが、この日のアフタートークによればこの2つの作品「ホットペーパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」「わたしたちは無傷な別人である」の対象的な方法論のうちどちらかのみを今後追求していく、つまり饒舌体のような文体を捨ててしまうのではなく、両方を並行していわば行きつ戻りつしながら作品を作っていくということを話しており、以前に横浜で話を聞いた時には「今は『わたしたちは無傷な別人であるのか?』で試みたような方法論により強い興味がある」と話していたことを考えれば若干の心境の変化があったのかもしれない。

 横浜で見た時と今回見たものとは若干異なる印象もあった。もっともそれはパフォーマンスが大きく変わったというよりはこの舞台を見るのが2回目であって次になにが起こるかとか、話の筋立てとかはすでに知っているという事実が私の観劇時における舞台との向かい合い方を少しだけ変化させた。(続く)

[]池田亮司《spectra[nagoya]》@名古屋城二の丸広場

2010年09月24日 〜 2010年09月25日

光と音のサイトスペシフィック※インスタレーション≪spectra [nagoya]≫を、名古屋城二の丸広場にて9/24(金)・25(土)の2 日間 オールナイトで実施します。(※特定の場所に帰属する性質を示すこと。)
成層圏まで到達する64 台のサーチライトによる強烈な白色光と、10 台のスピーカーから出力される音の波とを組み合わせたインスタレーション。都会の中心に突如出現するこの巨大な光のタワーは、雲の動きや雨によって常に変化し続け、その姿を街のどこからでも見ることができます。
この「spectra」シリーズは、2008 年にアムステルダムパリで、今年6 月にスペインバルセロナで行われ、好評を博しました。
日本では、あいちトリエンナーレ2010 で初公開します。

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2010-09-20 ヤン・ファーブル(Jan Fabre)とサンプル「自慢の息子」

[]ヤン・ファーブル(Jan Fabre)「Another Sleepy Dusty Delta Day〜またもけだるい灰色のデルタデー」@愛知芸術文化センター

テキスト・演出・舞台美術ヤン・ファーブル

振付:ヤン・ファーブル、イヴァナ・ヨゼク

出演:アルテミス・スタヴリディ

http://aichitriennale.jp/artists/performing-arts/-jan-fabre.html

面白くは見た。イヴァナ・ヨゼクという人はパフォーマーとしてなかなか力があり、舞台として魅せはするのだが、ヤン・ファーブル舞台が作品として素晴らしいかということになると残念ながら疑問符がつく。しかも、それは今回だけの印象ではなくてこれまで何度か見た彼の舞台作品の印象がことごとくそうだからこれはもう私とはとことん相性が悪いのかもしれない。最初に書いたのようにつまらないわけではない。だが、その面白さはどちらかというと通俗的なものだ。金沢21世紀美術館での展示には行けなかったけれど、ヤン・ファーブル美術作品はいくつかの美術展で見ていて、特にぞくぞくとさせられる魅力を持っていると思っている。ところがヤン・ファーブル舞台作品にはなぜか彼のアート作品が持っているようなアートとしての魅力が感じられない。

 自殺を主題に扱っているが、その取り扱いかたも、舞台での処理の仕方も古いのではないか。そこには例えばW・フォーサイスローザスが持っているような形式の新しさはほとんど感じられない。

 橋から今にも飛び降りて自殺しようとする男が恋人(?)にあてた手紙の朗読にはじまり、その女性の心象風景を託したようなダンス場面、その後は歌。この通俗的な枠組みはどうなんだろう。歌そのもの、ダンスそのものはなるほど魅力はあるのだけれど、それは現代美術作家であり、コンテンポラリーダンス、あるいは現代演劇の作り手でもあるヤン・ファーブルの作品として評価すべきようなものであるのか? この手の海外で評価の高い演出家、振付家の作品に対して明確に「ノン」と書く人が日本では少ないのでこの作品にもきっと新聞や演劇雑誌などには絶賛の評が並ぶんじゃないかと考えるとうんざりするのだが、私はこの作品を現代の舞台作品として評価するのは違う気がした。

[]サンプル「自慢の息子」@アトリエヘリコプター

日本のどこかに独立国を作り、その王となった息子を探す母親。その場所を知っていると言って母親に近づき、金をせびる青年。一方、息子は日課として、クレームを大企業のコールセンターにかけていた。松井周の描く近未来の寓話。

2010-09-19 上海太郎カンパニー「不思議の国のアリス」@伊丹アイホール

[][]上海太郎カンパニー不思議の国のアリス」@伊丹アイホール

f:id:simokitazawa:20100922141158j:image

 構成・振付・演出:上海太郎 振付:室町瞳 舞台監督:久保克司

 照明:大川貴啓 音楽多久雅三 音響:Alain Nouveau

 宣伝美術・絵:東學(一八八) 制作:松井雅人、石垣佐登子

 パンフレット製作:たかはたひろこ 企画・製作:上海太郎カンパニー

 出演:

 上海太郎:女王

 室町瞳 :アリス

 早川亜希:ウサギ

 大津宮潤一:帽子屋

 

 坂本さやか浦川舞奈、長崎奈央子、居丈高幸治、ことぶきつかさ

 The Dancircle K'variation: 

  富岡由佳、伊尾沙綾香、久世賀奈子、小原裕子、大江真由美、

  立山美由紀、大塩由香、中村

 soy(演奏)

  酒井七瀬,駿田千佳

会場

 伊丹市演劇ホール<アイホール

 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2-4-1

  TEL:072-782-2000,URLhttp://www.aihall.com/

 上海太郎の作品についてこれまでダンスパントマイムという風に表現することが多かったのだが、新カンパニーになって2回目の作品「不思議の国のアリス」はそういうのとは少し違う作風。生演奏、生歌が入っての音楽劇の要素が強く、特に室町瞳のソロ以降、後半に至るまでの部分マイムは要素としては出てくるけれど必ずしも主要な要素ともいいきれず「これはミュージカルだ」といっても否定しがたいようなところがある。

 ただ、新カンパニーになって作風を変化させたのかといえば必ずしもそうではないようだ。中盤あたりにある鏡のイメージを多用した場面はダンスパントマイムとしてもこれまでになかった新機軸をかなりたっぷりと見せてはいるが、実は今回のメンバーではきちんとし形でマイム演技ができるのはこの特に出演している何人かだけで、今回のメンバー構成だとこれまでの上海太郎の代表作である「ダーウィンの見た悪夢」のおける「進化」の場面のようなダンスパントマイムによる群舞を作るというのはかなり無理があり、どんな風な方法論でなにが表現したいかではないくて、集めたメンバーでどんなことならできて、その範囲内で一番面白いものを作るにはどうしたらいいのかという逆算の発想で作られたのが今回の作品のように私には思われたのである。

表題はルイス・キャロル小説不思議の国のアリス」となっているが、この舞台小説物語をそのまま舞台化したものではない。今回の舞台の中核となっているミラーイメージの集団マイム場面をはじめ、「セイウチくんと大工さん」などいくつかの場面は続編にあたる「鏡の国のアリス」のモチーフを取り入れている。

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[]「大阪滞在制作シリーズ」ジョディ・メルニック振付@アートエリアB1

米国の振付家・ダンサーであるジョディ・メルニック振付による小品2本をアートエリアB1 (京阪電鉄中之島線「なにわ橋」駅コンコース内)で観劇した。これは年ごとに異なる海外のアーティストが約2週間、大阪に滞在しながら、関西アーティストたちと共に作品制作を行う「大阪滞在制作シリーズ」の一環として行われた公演で、今回が2回目である。

 昨年のアルカディ・ザイデス(イスラエル)に引き続き、今回は米国ニューヨークを拠点に活動するジョディ・メルニックが招へいされ関西の3人のダンサーとソロデュオの作品を創作した。 

 最初に上演されたのは伊藤愛(アンサンブル・ゾネ)による新作ソロ作品である。この日はアートエリアB1は奥の方に客席と舞台空間が設営されていたが、このソロ作品は2つの部分に分かれていて、最初の部分は舞台空間の方ではなく、入り口から少し入ったところの回廊状の空間で踊られ、グラウンドポジションの多い最初の部分のダンスを立ったまま取り囲むようにして見ることになった。少し踊った後でダンサー、観客がともに奥の舞台空間に移動してそこで後半の部分が踊られた。

 伊藤愛はアンサンブル・ゾネの中心ダンサーで最近は時折、自らの振付によるソロ作品や即興も踊ることがある。しかし、この日見たムーブメントは基本的にはミニマルでシンプルな動きの連鎖でありながら、なめらかかつ柔らかなでたえまなく動き続けるような踊りで過去に見た伊藤ダンスとは明らかに違う印象を受けた。日本のコンテンポラリーダンサーはソロないしデュオの単位で本人が振付も担当するというタイプのものが多く、あるいはこの伊藤愛のようにカンパニーに所属して1人の振付家(伊藤の場合は岡登志子)の振付を踊るということが多く、そのため今回のように他人の振付をある程度以上のキャリアがある実力派のダンサーが踊るということはバレエ系のダンサーなどを除く限られるので、今回のように魅力あるダンサーがいつもと違う振付家の作品を踊るということはあまりなく、その意味ではダンサーにとっても観客にとっても貴重な機会だったと思う。

 一方、黒子沙菜恵、京極朋彦によるデュオ「Fanfare」は彼女自身により2009年にニューヨークのザ・キッチンで初演され、高い評価を受けた作品の再演である。初演版ではジョディ自身が踊った作品だが、今回はそれを黒子沙菜恵が踊った。伊藤愛の踊ったソロ作品は動きにニュアンスがあってシンプルななかにも美しさが感じられたのだが、こちらの方はほぼ同じ単調な動きが厳密に規定された設計図のような指示に従って、複数回繰り返されるなどソロ以上にミニマルな作品。実際の「Fanfare」初演では表題の通りに巨大な扇風機オブジェがあったり、映像が投影されたりして目先を変えたりしているのだが、今回の上演ではそれもないので正直言って集中力を持続して集中しにくいだった。アフタートークで分かったのだが、途中で音源として流れていてミニマルノイズ音楽だと思っていた音は実はその美術として使った扇風機の音だったらしく、会場の都合上今回は照明などもなかったこともあり、もう少し完全な形で元の作品を見たかったと逆に思ってしまった。

 こういう交流は参加した日本のダンサーにとっても貴重な機会ではあるが、それだけに一過性のものに終わらせないためには1年に1人一度だけではなく、継続した形での交流が必要ではないかと思った。

 

2010-09-14 九月大歌舞伎 訪欧凱旋公演通し狂言「義経千本桜」@京都南座

[]九月大歌舞伎 訪欧凱旋公演通し狂言義経千本桜 忠信篇」@京都南座

忠信篇(午前11時開演)

(3、7、10、14、17、21、24日)

序 幕 鳥居

二幕目 道行初音

大 詰 川連法眼館 市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候

    猿之助四十八撰の内 蔵王

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鳥居前】

      佐藤忠信実は源九郎狐  海老蔵

           武蔵坊弁慶  権十郎

             静御前  壱太郎

            早見藤太  市 蔵

             源義経  翫 雀


【道行初音旅】

      佐藤忠信実は源九郎狐  海老蔵

             静御前  玉三郎

【川連法眼館】

       佐藤忠信/源九郎狐  海老蔵

             源義経  翫 雀

            亀井六郎  亀三郎

            駿河次郎  亀 寿

              飛鳥  竹三郎

            川連法眼  家 橘

             静御前  玉三郎

蔵王堂】

            佐藤忠信  海老蔵

             源義経  翫 雀

            亀井六郎  亀三郎

            駿河次郎  亀 寿

             静御前  壱太郎

           武蔵坊弁慶  権十郎

     横川覚範実は能登守教経  我 當

 市川海老蔵らによる歌舞伎ロンドン公演の演目「義経千本桜 忠信篇」で、京都南座の九月大歌舞伎は「義経千本桜」の昼夜遠し狂言となっているのだが、この日の昼の部は「忠信篇」として序 幕 鳥居前、二幕目 道行初音旅、大詰 「川連法眼館」 市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候 猿之助四十八撰の内「蔵王堂」の4幕を取り上げて上演した。

 特によかったのは「蔵王堂」。猿之助の演出に基づくスペクタクルな立ち回りがあるのだが、これが予想以上にアクロバチックでスリリング。名題下の役者のうちに数人まるで体操選手かと思わせるような身体能力のすごい人がいて、これがちょっと見たことのないほどの迫力なのだが、彼らの能力が生かされるのも海老蔵の身の軽さと身体能力の高さも常人のものではないからで、主役がこうだと周囲もよほど頑張らないとという相乗効果のようなものがここでは出ていた。

 それに比べると佐藤忠信に扮していた源九郎狐がその本性を現す「川連法眼館」はやや高音での狐独特のセリフ回しが不明瞭で、口跡鮮やかとはいっていないのは残念。こういう可愛くてコミカルというのはややこの人のニンにはないというか、まだもうひとつの感は否めなかった。もっともこのシーンでも天窓からの突然の登場であったり、軽やかな身のこなしの必要なケレン的な見せ場ではさすがのものがあった。 

 ほとんど海老蔵だけが目立ってる印象が強い「忠信編」ではあるが、静御前の壱太郎はややまだ線が細いものの可愛らしさがあって魅力的。一方、玉三郎はさすがの貫録を見せてくれた。ただ、この対照的な2人が代わる代わる静御前を演じることになる今回の配役はどうなのか。もちろん、幕により同じ静御前でも役に軽重があるのは分かるのだけれども、これだと役の連続性はまるでなくて到底同じ人とは思えないのだけれど。最後に翫雀源義経はやはりどう考えても無理があったのではないだろうか……。  

2010-09-12 サワガレと演劇ユニットYOU企画

 この週末は山の手事情社タイタス・アンドロニカス」を見に東京に行く予定にしていたのだが、8月に父が亡くなったことで葬儀やらなんやらいろいろ物入りであったこともあり東京行きは断念。この日は直前にメールで招待状を送ってくれた若手劇団(プロデュースユニット?)の公演2本を見に京都で出かけた。実は若手の劇団などから招待メールなをど時々送っていただくことがあるのだがが、仕事の関係上平日は観劇が難しいこともあってなかなか実際には見にうかがうことができないでいる。だが、こういうメールはありがたいこと(招待のこともそうだが、私の存在を気に留めていてわざわざメールを送付してくれることがですよ)と思っていて、たとえいけなくても大抵は内容は確認して手帳にメモったりしてもしかして行けないかなどとちゃんと気にはとめている。行けない場合は返事もなかなかできないのが現状ではあるのだが、どうかこれに懲りないで案内メールなどは送付してみてほしい。特に大阪の公演で昼公演(4時半ごろまでに終わる)のある公演があれば行けるチャンスは大きいのでぜひ。

[]サワガレ「あいめまいみめい」@アートコンプレックス1928

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サワガレ旗揚げ公演 1 of 2

『あ い め ま い み め い』

作・演出 三國ゲナン

出演 田中次郎 加藤大剛 横山清正 杏子 名越未央 野田七生

2010年

9月10日(金) 19:00★

9月11日(土) 14:00/19:00

9月12日(日) 13:00/16:00

※開演時間の45分前に受付、30分前に開場となります。

※上演時間は90分を予定しております。

★公演後、山崎彬(悪い芝居)とのアフタートークあり

【前売一般】1600円/【前売学生】1400円

【当日】1800円(一般・学生共通)

【集団割】1000円(2人以上でご来場の場合)

【リピーター割】1000円(受付で半券提示)

■問合せ

TEL:090-9613-8621

Mail:sawagare@gmail.com

 サワガレは悪い芝居などに役者として参加していた三國ゲナンらによるプロデュースユニットで今回が旗揚げ公演となるとのこと。悪い芝居のことは最近何度か見ていて関西の若手では最注目株の劇団だと考えており、三國ゲナンという人は俳優としては見ているはずなのだが、この日の公演では作演出だけで出演はしておらず、終演後も直接挨拶して話をすることができなかったので、いまだに顔と名前が一致していない。

 舞台は旗揚げ公演としてはそれなりにまとまりはあり丁寧に作られたもので好感は持った。実はこの集団にはもうひとりこの日は役者として出演していた田中次郎という作家がいて、次回公演はそちらの作演出による公演であるため、それがどういうものであるかはまた来て見てみないと分からないところはあるのだが、少なくとも今回の印象はスケジュールさえ合えば次回の公演も来てみたいと思わせるだけのものはあった。

 芝居の方向性として現実に起こった具体的な事件を下敷きにしていて、しかもそれをそのままリアルに再現するというのはもちろんなく、虚構に落とし込んでいくという点で悪い芝居に似たところはある。ただ、悪い芝居の場合にはそういう具体的な主題やモチーフだけではなく、毎回演技や演出のスタイルにおいて奇妙な実験めいたことが試みられるのに対して、今回のサワガレ舞台はよりオーソドックスでストレートな印象を受けた。

 この芝居でモチーフとなった事件とはつい最近宮崎県で起こった口蹄疫の流行と戦後すぐに起こった事件である「下山事件」だ。もっともここでは宮崎の事件はもちろんそのまま描かれるのではなくて、どこかの閉ざされた架空の田舎で起こった出来事として描かれた。閉じた状況でのドロドロした関係を執拗に描くとなると大人計画松尾スズキ世界などを彷彿とさせるところがあるのだが、ここには決定的な違いもある。これに似たようなシチュエーションが描かれた松尾の作品といえば音楽劇の「キレイ」や岸田戯曲賞を受賞した「ファンキー!」などが挙げられるが、そうした作品では閉じた関係性という時に共同体が前提とされているのだけれども、そこで描かれた共同体(=社会的な関係性)のようなものはここにはない。

 大人計画連想しながらもどこかが決定的に違うという欠落から来る違和感、それがこの作品には感じられた。それはひとつには下山事件の扱い方にもうかがわれた。下山事件といえば松本清張が「日本の黒い霧」などで取り上げ、その究明に執念を燃やしたように日本の戦後史における闇の部分と深くかかわる事件であるが、どうもこの舞台においてそれがどのように関係してくるのかが残念ながらよく分からない。そして、それはどうしてなんだろうと考えた時にひとつ分かってきたのはこの「あいめまいみめい」という芝居の「セカイ系」的な構造である。

 つまり、この芝居の描き出す世界には中心に引きこもりのように箱のような部屋に閉じ込められた若者がいるのだが、その周囲には実は疑似家族のような家族たちはいるけれども、彼とはうまく関係を持てないでいる。そして、その孤立した箱のなかの男は孤立しているようでいて実はネットで「セカイ」とつながっている。けれども、そこには決定的に社会というのものは欠落していて、そこで接続されるのはなかば幻想的な領域である「革命」「救世主」といった大状況なのだ。 

[]演劇ユニットYOU企画2010年度夏公演「Unequal」


物語

淋しい風が吹いているだけの町で男と少女は出遭った。

“毎日働いて50セントもらうだけ・・・・・・”

“奴らは君を見るだけだって、それぐらい払わなくちゃいけないんだ”

どうあがいても抜け出せない社会的牢獄の存在を背後に控えながら、

それでもなお人は人を愛し、慈しむ。

たった一つの願いの言葉、『おーい、救けてくれ!』



会場Cocktail Bar NAGISA CLUB [カクテルバー]


●会場住所:京都府京都市中京区河原町通三条二筋目下ル東入大黒町71 ワールド会館B1F  

申し込み・お問い合わせYOU-PROJECT事務局

TEL 090-1713-3764

Eメール tic@you-project.com (@を半角に直して送信してください。)

プロダクションスタッフ

原作: ウィリアム・サローヤンHello Out There」

脚本: クスキユ

演出: 松浦

出演: 田中弘志 木原明日香  

美術: 友弘明

制作YOU−PROJECT事務局

宣伝美術小林桂

総合プロデュ―ス YOU-PROJECT

 京都芸術センターアートコーデイネーターを務めていたこともある松浦友によるプロデュースユニットが演劇ユニットYOU企画である。年に1〜2回のペースで活動を継続していたらしいが、以前に「ロミオとジュリエット」を演出したhttp://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20060406

2010-09-11 KAVC「no w here」とdots「カカメ」

[]神戸アートビレッジセンター プロデュース《クロスオーバー・ザ・KAVC》「no w here」@神戸アートビレッジセンター


now here? no where?ーどこでもない、だけど、確かに今ここにある。

山本周五郎小説『季節のない街』をモチーフ演劇ダンス・映像がクロスオーバーする舞台作品「no w here」。東京デスロック多田淳之介が、KIKIKIKIKIKIのきたまり、映像作家吉光清隆ら関西アーティストとタッグを組み、関西の出演者とKAVCで滞在制作いたします。ご期待下さい!

日時:9月11日(土) 13:00/17:00

    12日(日) 15:00

場所:KAVCホール

料金:前売/一般2000円、学生1500円 

   当日は各500円増 ※全席自由席

チケット取扱:8月22日(日)発売

クロスオーバー・ザ・KAVC『no w here』

構成・演出=多田淳之介(東京デスロック

振付=きたまり(ダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI)

映像・空間吉光清隆

出演=稲森明日香小川敦子、尾園智星、桐子カヲル、久保田智美、黒木夏海、近藤啓太郎、坂しおり、崎本実弥、高柳寛子、竹田聡支、豊田智子、豊田桃華、中島真央、西田絢音、西田セレナ、安元美帆子、渡邉裕史

間野律子(東京デスロック)、きたまり

サポートスタッフ=北嶋英理子、高橋美智子

 神戸アートビレッジセンター制作企画で東京デスロック演出家多田淳之介がダンサー・振付家のきたまり、映像作家吉光清隆と共同製作した舞台作品である。山本周五郎小説「季節のない街」を下敷きにしたとあるが、舞台を見る限りは小説中からの言語テクストの引用はほとんどなく、作品全体のなかでそういう雰囲気が少しはあるとはいえ、ほとんど分からないといった方が正確だろう。

 舞台中央に球形の巨大なバルーンがあり、舞台はそれを中心に展開していく。東京デスロック舞台を実際に見たことというのはまだ数えるほどしかなくて、先日きらりふじみで見たばかりの「2001〜2010年宇宙の旅」のほかはいずれもこの神戸アートビレッジセンターで見た「3人いる」「演劇LOVE inKOBE」しかない。実はその3本ともスタイルは全然違っていて、共通点を探すことの方が困難なほどなのだが、ひとつだけ共通して挙げられる特徴を言えばいずれも舞台が提示していくある構造のようなものが別のなにか普遍的なものを想起させるためのトリガーのような役割を果たす、つまりメタファー(隠喩)の構造をとっているということなのである。

 実は舞台上で提示されるある構造が「世界の構造」をパラレルに写しているという関係は平田オリザ演劇の「現代口語演劇」と並ぶもうひとつの特徴で私はこれこそを「関係性の演劇」ないし「世界の写し絵としての演劇」と呼んでいたわけだが、それは例えば「バルカン動物園」という作品で舞台で描かれていたサル学研究室内での研究者同士のささいな争いが実はバルカン半島における紛争のような世界的な出来事と同形であるということを提示しているように今回、多田淳之介が上演した「no w here」も舞台上で展開される一見ダンス作品とも見まごうような抽象性をはらんだパフォーマンスが実は「世界の写し絵」となっているという構造、それがスタイルは全然異なっていても平田オリザから多田が確かに受け継いだものといえる。

 具体的にはこの舞台では役者たちが舞台に登場するとそれぞれにまず自分の名前を名乗るところからスタートする。これはただ名乗るというだけではなくて、それぞれの名前の名乗り方には固有のイントネーション、アクセントと動きが付随していて、自分で自分の名前を名乗るというだけではなくて、しばらくすると相手の名前と動きを真似し始める。つまり、この作品は通常の舞台のように物語や意味のあるまとまったセリフがあるというわけではなくて、「名前を名乗る」「それにはそれぞれ動きと調子がついている」というミニマルな記号的な要素からはじまり、そうした複数の「名前」「動き」がそれぞれの出演者によって交換可能なものとなることによって、そこから千変万化のパターンが創出される。これは言ってみれば私たちが生きているこの世界の似姿なわけだが、このミニマルな要素から生まれる万華鏡のような変化を私たちはこの舞台によって目撃させられることになるのだ。

 

[]dots新作パフォーマンス公演「カカメ」@栗東芸術文化会館さきら

「鏡」をモチーフにする最新作パフォーマンス公演。これまでの作品で多様な展開をしてきたdotsならではの空間構成とイマジネーションが「劇場」という場所でどのような展開をみせるのかご期待ください。


構成・演出・舞台美術プラン/桑折

振付/高木貴久恵

テクニカルディレクション・映像/古舘健

照明/筆谷亮也

音響/齋藤学

衣装/鷲尾華子

舞台監督/外村雄一郎

制作本郷麻衣

出演/垣尾優、黒田政秀、佐伯有香、高木貴久恵、高田麻里子



《dots》

京都を活動拠点に活動しているパフォーミング・アーツカンパニー

2001年、桑折現を中心に結成され、身体、映像、テキスト、舞台美術、音、光などの舞台芸術に含まれる様々な要素を重層的に駆使し、独自の空間構成を構築するところから作品を制作している。AI・HALLとの共同製作をはじめ、数々の劇場文化施設での公演の他、岡山県・犬島の銅精錬跡地での野外公演、ホテルの一室でのパフォーマンス、ビルの外壁を使った屋外パフォーマンスなど、一風変わった場所での作品発表を行ってきた。2009年京都北山の“陶板名画の庭”に野外特設ステージを設置した『KISS』を上演。根源的な人間の存在を見つめようとするこれまでの作品は、完成度の高い視覚性、そして壮大なスケール観と共に、トータルなパフォーミング・アーツの可能性を切り拓きつつあると評価される。

2010-09-10 「地域とつくる舞台」シリーズ「SAALEKASHI」@伊丹アイホ

[]「地域とつくる舞台」シリーズ・砂連尾理/塚原悠也(contact Gonzo)「SAALEKASHI」@伊丹アイホール


■共同ディレクション(構成・演出・振付) / 砂連尾理、塚原悠也

■出演 / 伊丹でのフィールド・ワークにより決定

■プロジェクト・メンバー / 稲垣宏、臼井沙代子、池田梓、追田茉紀、孔麻璃子、小林遥、小松詩乃、辻川萌実、花岡麻里名、 福塚まりえ、松田柚香里、山根海音、三ケ尻敬悟、加藤至、金井悠、ほか

■チケット /

一般:前売1,500円、当日2,000円、18歳以下:500円、小学生以下:無料

[自由席]

■チケット取扱 /

アイホール Tel.072-782-2000

JCDNダンスリザーブ http://dance.jcdn.org/

■お問い合わせ / アイホール Tel.072-782-2000

伊丹アイホールコンタクトゴンゾ+砂連尾理。まあ、普通のダンス演劇ではないだろうと予想していったらある意味わけのわからなさもゆるさも予想の通り。

 舞台芸術作品というよりはコンタクトゴンゾの展示、インスタレーションに近い質感。まあ、こういうまったりしただらしない感覚も全面的に否定すべきものでもないのであるが、有料の公演(つまりは興行)という形態になじむかどうかはかなりの疑問であった。つまり、少なくとも私の印象からすれば舞台作品としては評価しがたいような作品となっていた。

 ただ、出演している子供たちをはじめ、参加者は楽しそうで、来場している地元伊丹の一般市民(のように見えた人たち)も面白がってはいたようであるから、こういうことを企画してやったということ自体には意味はあったと思われたが、正直言ってまったくの部外者がアート作品ないし舞台芸術作品として鑑賞するにはちょっときついぞとの印象は最後までついて回った。

 出演者のなかに一見してコンタクトゴンゾともっとも接点がなさそうなバレエをやってると覚しき若い女性たちがかなりの人数おり、そのミスマッチ感がなんとも面白くはあったのだが、ワークショップなどで集めたとしても偶然ではなさそうと考えていたら、その子たちは砂連尾理が講師として教えている神戸女学院大学の舞踊専攻の学生たちだということが分かった。

舞踊専攻ができた後も注目して何度か卒業あるいは発表公演のようなものには行っていたのだが、同大学を率いる島崎徹がバレエの振付家であることもあって、これまではコンテンポラリーダンスの印象はあまり強くなかった。この日の作品ではそれほどそういう場面は目立たなかったが、今度は学生たちに振り付けた砂連尾作品というのも見てみたいという気にさせられた。

2010-09-09 いいむろなおきマイムカンパニー「Waiting」@大阪芸術創造館

[]いいむろなおきマイムカンパニー「Waiting」@大阪芸術創造

2010年9月9日(木)〜12日(日)

 9/9(木)20:00 

 9/10(金)20:00 

 9/11(土)15:00/19:00

 9/12(日)15:00

会場 大阪市芸術創造

大阪市旭区中宮1-11-14

電話:06-6955-1066/FAX:06-6955-7901 

作・演出

いいむろなおき

出演

青木はなえ・田中啓介・てらにしめぐみ・古田敦子・三浦求・いいむろなおき

料金

前売2500円/当日3000円/高校生以下2000円

高校生以下チケットはカンパニーでのみ取り扱い/当日学生証提示

【全席自由・整理番号付き】※未就学児童・幼児の入場不可チケット取り扱い:

いいむろなおきマイムカンパニー

 mail mime1166@aol.com

 TEL/FAX 06-6423-1263

チケットぴあ

 TEL 0570-02-9999  Pコード:406-054

芸術創造

 TEL 06-6955-1066 (取り置き予約のみ)

2010-09-05 ]「音楽劇 ガラスの仮面〜ふたりのヘレン〜」@シアターBRAVA!

[]「音楽劇 ガラスの仮面〜ふたりのヘレン〜」@シアターBRAVA!

スタッフ

原作 美内すずえ

脚本 青木 豪

演出 蜷川幸雄

音楽 寺嶋民哉

キャスト

大和田美帆

奥村佳恵

細田よしひこ 

新納慎也

原 康義

月川悠貴

岡田

黒木マリナ

立石凉子

香寿たつき

夏木マリ


2010-09-04 日韓ダンスパフォーマンスとアンサンブル・ゾネ即興

[] 日韓ダンスパフォーマンス7th Edition「Being Involved / そこに関わること」@京都芸術センター

【コンセプト・演出】キム・ウォン

【振付・出演】

   黒子沙菜恵、 きたまり、花本ゆか、 Won Kim 金元、JinHan Choi 崔秦漢、ChongKyu Han 韓正圭

【ライブ・ヴァイオリン

   宮嶋哉行

http://beinginvolved.blogspot.com/

主催:WonKim Collaboration OR / Isele-no-ko

共催:京都芸術センター

助成:Arts Council Korea, Dancers Career Development, Seoul Performing Arts Festival, Chonbuk National University

 韓国の振付家・ダンサー、キム・ウォン関西のダンサーとの交流プロジェクトがこの日韓ダンスパフォーマンス。キム・ウォンは略歴によれば花女子大学および大学院を卒業後、1991年より全北国立芸術大学の舞踊教授。1999年よりフランス文化省より舞踊教授資格を得て、パリハモニク・スタジオにてコンテンポラリーダンスを指導。1995年には奨学生としてニューヨーク大学芸術学部に在籍、1997年にはアメリカ・Bates Dance Festival奨学金授与、1994年にはフランス・バニョレ国際振付賞にて最終候補に選出された。受賞経歴には、1984年大統領賞、1985年現代舞踊新人賞、1993年優秀振付賞、2005年イサドラ賞、2003年・2007年最高舞踊家賞があるという風に韓国の国内では相当の実績を持つ人だが、特に京都のダンサーである黒子沙菜恵(黒子さなえ)との個人的な出会いを契機に関西のダンサーとは共同制作で作品を制作するなど交流を続けてきており、今回が7回目の公演である。

 以前に大阪の近畿大学学生会館で上演された舞台も見ているのだが、今回もあの時同様に振付においては即興の要素が強いものとはいえ、今回の舞台は以前に韓国で上演された作品の再制作でもあり、特に黒子ときたまりはその時から参加していて、継続的な付き合いができていること、さらに生演奏音楽を担当した宮嶋哉行も引続きでの参加。前回2年前に、大阪で見たものは習作の印象が強いものだったが、その後、韓国公演をへて今回の公演では作品として練り上げられた印象はより強まった。

 キム・ウォン韓国を代表するようなダンサー・振付家ではあるけれど、日本以上にソウルへの一極集中化が激しいと思われる韓国においてチョンジュ  

[]Ensemble Sonne presents Klang Tanz vol.3「Improvisation live」@神戸グッゲンハイム邸


音楽高瀬アキピアノ) ダンサー・岡登志子、中村恩恵、垣尾優、 この顔ぶれでの即興セッション神戸の洋館というシチュエーションは魅力的。