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中西理の下北沢通信(旧・大阪日記) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-10-11 フェスティバル/トーキョー『わたしが悲しくないのはあなたが遠いか

[]ももクロ有安杏果ソロアルバムココロノオト』を聴いてみた

 有安杏果の待望のソロアルバムがついに発売された。図抜けたトータルでの完成度の高さに舌をまいたが、それでいてどこを切っても有安杏果というのはこのアルバムセルフプロデュースだからであろう。

しかも武部聡志本間昭光日本を代表するベテランアレンジャーを含めアルバム全体をプロデュースしたとしてもおかしくないキャリアアレンジャープロデューサーらを曲ごとに入れ替えて制作していることだ。 それでいてばらついた印象にならないのはその全体を文字通りに杏果自身が統率していて一緒に作品作りをする相手に対していっさい妥協なく自分の美意識に基づいて練り込んでいることだ。

 そして「ココロノオト」のもうひとつの特徴はこのは曲順が曲が出来た順番に並んでいることである

 実はももクロ主演映画「幕が上がる」に感じた共通項があり、それはいずれも「順撮り(録り)」だということだ。そしてそうしたことで出来上がった作品は期せずして彼女(たち)の成長の記録ともなっている。そして、結果はアイドルだと先入観を持って見始めた(聞き始めた)人をクオリティの高さで驚かせる。

 映画「幕が上がる」の成功は有安杏果重要な経験も与えたと思っている。それは夏菜子と一緒に収録した駅のホームでの場面。メイキングを見るとよく分かるのだが、この場面で撮影したカットのうちどれを最終的に使うということについて杏果と夏菜子は本広克行監督に撮影終了後監督の判断に対し異論を唱えて強くつめよっている。この場面は結局、監督が2人の意見を考慮しながら再考しカットのつなぎを駆使してこの映画屈指の名場面となった。こういう場面で経験の浅い俳優監督が出した結論に異論を唱えられるものなのかということに一般論としては疑問を感じなくもないのだが、杏果も夏菜子もそこで妥協を許さず努力すればそれだけ作品はよくなるということを実体験として学んだ。

 「ペダル」でアレンジャーとしては日本駆使の大御所のひとりである本間昭光に杏果が出来上がってきたアレンジに何度も注文を付けて作り直させたという話を聞いたときにいかにも杏果らしいと思った半面、「それは普通許されるのだろうか」と考えたのだが、これも映画の時の経験が生きているのかもしれない。

 一層この子容赦ないわと思ったのは1.0で「ペダル」のアコースティックギター生演奏で披露するために本間アレンジを完全にアレンジし直してしまったこと。「ペダル」は横アリの時のミニアルバムにも収録されておらず、原アレンジを聴く機会は限られてしまっていたので、今回のソロアルバム音源が初披露されたことは個人的には喉にささった骨がやっと取れた感もあるのだ。

アルバムは順録りとは書いたが大きく分けると3つのブロックに分けられるかもしれない。最初の ブロックは自らの作詞曲を武部聡志本間昭光大御所クラスから始まり、

脂の乗り切った三十代半ばの久保孝一、宮崎誠らにアレンジを依頼した曲が並び、特に久保孝一にはギター演奏とギターでの曲作りも師事し作曲ノウハウを学んだ。

 ここのブロックでは「ハムスター」と「ペダル」がいい。特に「ハムスター」は実際には一番最初に作りだした曲ともいうが、自らをハムスターに準えるユーモア自虐の絶妙なバランスがいかにも杏果らしいと思うし、自らの心情を曲にしたとはいえ、専門の作曲家アドバイスもあったためかアルバム後半の極私的なイメージを綴った「色えんぴつ」「ヒカリの声」と比べるとキャッチーで聞きやすくもある。この曲もvol.0で披露されて以降、音源化されることもなく幻の名曲的な存在になっていたから、ここでアルバムに収録されたのは嬉しいことだった。杏果のソロ曲ももクロの楽曲とは全体としては雰囲気が違う曲が多いのだが、その中ではこの「ハムスター」はもし仮に5人に歌割りされてももクロアルバムに収録されていたとしても比較的違和感がなかったのではないかと思う。というのはももクロの曲は彼女らが所属するスターダストプロモーション、そしてかつて所属していたキングレコードスターチャイルドレーベルにちなんで、星や宇宙についてのイメージがちりばめられていることが多いのだが、

街頭の灯りが明るい都会の空 星ひとつ見えない無色の空 だけどそこにひっそりと

月が佇むように 確かな光 放ち続けてたい

という冒頭の歌詞ひとつとっても「月」や「星」に自らをなぞらえていることがあってこれは例えばそれがももクロのことであれば夏菜子の「太陽」に対し、自分を「星」や「月」に位置づけているようにも思えるし、あるいはこの世界の輝く存在に対して自分たちももクロ)のことをそう感じているようにも解釈できるような要素も含んでいるからだ。

 一方、中盤の「Drive Drive」以降は杏果が個人的に大好きで楽曲をよく聴いているアーティストからの提供曲が並ぶ。ここでも選択のセンスに感心させられたが、よかったと思うのはいずれのアーティストへの依頼もレコード会社プロデューサーである宮本淳之介を通じて行っていることだ。実はこの辺りの曲を聴いて思ったのは以前にも書いたことがあるが有安杏果ソロの楽曲はももクロ未来図だということだ。

ももクロの楽曲はつんく秋元康ら特定の作家プロデュースするのではない、作家陣の多様性にあることは確かだ。とはいえ、方向性がまったくないわけではなくて、テイストというのはあってそれを司っているのが、音楽プロデューサー宮本なのだ。ところが、杏果ソロ楽曲の特徴というのは通常のももクロ楽曲ならば宮本が絶対に楽曲製作を依頼しないであろうようなアーティストの楽曲も含まれている。

 「愛されたくて」「遠吠え」の風味堂渡和久)、「裸」の小谷美沙子といった人たちがそうなのだが、宮本を通じて楽曲依頼をしたことでパイプを増やしたのは将来的に大きいような気がする。もちろん、今回制作された楽曲もよい。「愛されたくて」「裸」はいずれもそれまでの杏果になかった新たな魅力を引き出してくれたという意味で注目していたが、特に「愛されたくて」は小沢健二を彷彿とさせるような小洒落雰囲気を醸し出し「杏果はこういう歌も歌えるんだ」と感銘を受けた。

 

ココロノオト【初回限定盤A】

ココロノオト【初回限定盤A】

ココロノオト【初回限定盤B】

ココロノオト【初回限定盤B】



有安杏果

1st ALBUM「ココロノオト」

2017年10月11日(水)発売!!

初回限定盤A(CD+Blu-ray)】

品番:KICS-93535

価格:,704+税

[CD]

1. 心の旋律

2. Catch up

3. ハムスター

4. ペダル

5. feel a heartbeat

6. Another story

7. Drive Drive

8. 裸

9. 愛されたくて

10. 遠吠え

11. 小さな勇気

12. TRAVEL FANTASISTA

13. 色えんぴつ

14. ヒカリの声

[Blu-ray]

<Music Video>

ヒカリの声」

「色えんぴつ」

Catch up」

特典映像

ヒカリの声」Music Video メイキング映像

2017-09-28 映画『散歩する侵略者』@横浜ブルク13

[]有安杏果「色えんぴつ」のMV公開

有安杏果ソロコンココロノセンリツvol.1」で披露した新曲「色えんぴつ」の

MVが公開された。すでにこのサイトで報じた通りに曲中アニメ映像作家が外山光男。新アルバムのMVとしても採用される。

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珈琲の晩 [DVD]

珈琲の晩 [DVD]

2017-09-11 有安杏果「色えんぴつ」の映像作家は外山光男

[]有安杏果「色えんぴつ」の映像作家は外山光男

有安杏果ソロコンココロノセンリツvol.1」で披露した新曲「色えんぴつ」の曲中で流れたアニメーション映像作家が外山光男という人だと判明。新アルバムのMVとしても採用されると思われる。

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珈琲の晩 [DVD]

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2016-02-18 ももいろクローバーZ「白金の夜明け」

[]ももいろクローバーZ 4thアルバム「白金の夜明け」 

[収録曲]

【CD】

M01. 個のA、始まりのZ -prologue-

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:NARASAKI

M02. 桃源郷

作詞:森 由里子 作曲・編曲:NARASAKI

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M03. 白金の夜明け

作詞:前田たかひろ 作曲・編曲:横山 克

M04. マホロバケーション

作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:invisible manners

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M05. 夢の浮世に咲いてみな

作詞:岩里祐穂 / Paul Stanley 作曲:Paul Stanley / Greg Collins

編曲:KISS / Greg Collins

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M06. ROCK THE BOAT

作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:Nicole Morier / Greg Kurstin

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M07. 希望の向こうへ

作詞:桑原永江 作曲・編曲:佐藤 晃

M08. カントリーローズ -時の旅人-

作詞作曲・編曲:NAOTO

M09. イマジネーション

作詞作曲・編曲:清 竜人

M10. MOON PRIDE

作詞作曲・編曲:Revo

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M11. 『Z』の誓い

作詞:森 雪之丞 作曲:NARASAKI 編曲:NARASAKI / ゆよゆっぺ

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M12. 愛を継ぐもの

作詞作曲:前山田健一 編曲:Tom-H@ck

M13. もっ黒ニナル果て

作詞:MURO / BOO 作曲・編曲:MURO / SUI

M14. 桃色空

作詞作曲:堂本 剛 編曲:堂本 剛/十川ともじ

 

 

2016-02-17 ももいろクローバーZ「AMARANTHUS」

[]ももいろクローバーZ 3thアルバム「AMARANTHUS」

 初めて通して聴いた。最後の3曲に戦慄。これが果たしてアイドルグループのアルバムだろうか。なんともやりきれないような後味。今週末から始まるらではどんなものに仕上がってくるのだろか。ドームツアーは岡本演出と聞いて「5TH」「GOUNN」ツアーのようなシアトリカルなものを想像していたのだが、もう少し自然体で歌をしっかり聴かせるものとなるのかもしれない。 

[収録曲]

【CD】

M01. embryo -prologue-

作曲・編曲:tatsuo

M02. WE ARE BORN

作詞:藤林聖子 作曲・編曲:tatsuo

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M03. モノクロデッサン

作詞作曲:CLIEVY(C&K) 編曲:小松一也

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M04. ゴリラパンチ

作詞:ANCHANG 作曲・編曲:AKIRASTAR

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M05. 武陵桃源なかよし物語

作詞作曲:前山田健一 編曲:橋本由香利

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M06. 勝手に君に

作詞:ももいろクローバーZ / NAGAE 作曲・編曲:大隅知宇

M07. 青春賦

作詞:桑原永江 作曲:しほり 編曲:冨田恵一

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M08. サボテンとリボン

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:神前暁

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M09. デモンストレーション

作詞作曲・編曲:清 竜人

M10. 仏桑花

作詞作曲:さだまさし 編曲:近藤研二

M11. 泣いてもいいんだよ

作詞作曲:中島みゆき 編曲:瀬尾一三

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M12. Guns N' Diamond

作詞作曲:zopp/小林史知/岡村夏彦

M13. バイバイでさようなら

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:エンドウ.(GEEKS)

M14. HAPPY Re:BIRTHDAY

作詞作曲:ティカ・α 編曲:やくしまるえつこ / 山口元輝