「SOIL」(3) カネコアツシ

 面白いです。単行本としては装丁にも凝っているし展開も絵もすべてが良い所にはまっている感じです。
 郊外住宅地である『そいるニュータウン』を舞台に突然現れた塩の柱や住民の失踪などの怪事件を捜査する警察官2人組、横井(ヅラ)と小野田(ブス)。捜査が進むにつれて、一見平和で何の問題も無いように見える町の薄皮一枚裏側で、住民たちの集団としての不気味さや異常さなど、病んでいてドロドロとした汚い面が現れてくるといった話です。
 今回も小野田さんがいいですね。部屋は汚いし、テレクラしているし、家ではピーポ君の服を着ているし、スポーツチャンバラだし、メガネ取ったらなんとかだし、本当にいいキャラです。これからどうなるのか分かりませんが、非常に楽しみにしています。完結したら全部通して読みたいですね。