今日買ったもの

 何といっても、尾玉なみえの単行本が2冊同時に発売されるとは本当にめでたいです。無事に「スパル・たかし」が単行本化、そして短編集の発売と嬉しい限りです。
 「光」は、近くの書店になかったのでネット書店で購入。

「スパル・たかし」 尾玉なみえ

 ビジネスジャンプで連載されていた作品が無事に単行本化されました。心配していたので何よりです。
 ローマの剣闘士であるたかしが主人公のマンガなのですが、まともに剣闘士としての試合が行われていたのは極々序盤のみ、あっという間に話が脱線してホステスになる話やデブキャラである友達のしんいちがメインになったり、妖精とお見合いしたりと、後半は剣闘士が主人公である必要性が全く無くなる話が続きます。この尾玉なみえらしさがこのマンガの魅力です。大好きです。

「尾玉なみえ短編集1 ロマンティック食堂」 尾玉なみえ

 題名の通り尾玉なみえの短編集です。少年ジャンプ、ヤングジャンプウルトラジャンプヤングジャンプ増刊・漫革、エクストラ・ビージャン、などの集英社の雑誌から、講談社の今はなきアッパーズ、そして何故か小学館の小学6年生まで様々な雑誌に掲載された短編が収録されていて非常にお買い得です。
 カバーには描かれているけれど、最近ビジネスジャンプで読み切りの連作で何本か掲載された「サルっ子ペペ」は、収録されてないですね。短編集の2巻に収録されることを期待しています。
 読んだことがあるものから未見のものまで、どれも尾玉なみえの味だでており満足の1冊です。この作風は他にはいない魅力がありますね。

「光」(1)(2) 凜野ミキ

 『OHPの感想』を読んで、気になったので買ってみました。
 突然身体にマークのような痣が現れた高校生の少年と少女たちが運命的な戦いに巻き込まれていく話です。
 うーん、期待して読んでみたのですがいまいちでした。残念。絵とストーリーの稚拙さでシリアスなのかギャグなのか微妙な作品です。グロ描写もあるのですが迫力がなく怖いというか滑稽な印象を受けます。人をムカつかせるようなキャラクターの性格付けは上手いのですが、それがカタルシスに繋がらないので今のところフラストレーションだけが溜まります。ここまで頭の悪い主人公は珍しいですね。このような登場人物が出てくるマンガはある意味で貴重であり評価できるのでしょうが、読みたいかどうかは別問題です。3巻は買わないと思います。