2008年1月読書記録

  • 読了冊数:23冊(うちラノベ15冊)

 相変わらず、ラノベの読了冊数次第ですね。
 一般書は、買っても積んでしまうことが多いですし、金も勿体無いので、基本的に図書館で借りて読んでます。そんな訳で、主に旬を少し過ぎた流行の本を読むのが最近の傾向かも。

 先月読んだ中で一番面白かったのが、久保寺健彦「みなさん、さようなら」でした。

みなさん、さようなら

みなさん、さようなら

 滝本竜彦なんかとは全然違うけど、これも多分引篭もり小説だと思います。新人なので文章や話の流れに多少の粗もありますが、エンターテインメント性が高く一気に読ませてくれました。最初の数十ページで1冊出来るんじゃないかと思うほど盛りだくさんです。時の流れとタイムリミット。良かったです。
 中二病っぽさも含めて、引篭もり要素のあるオタクが読んでも楽しめるのではないでしょうか。中途半端に幸せな主人公がけっこう眩しかったりもしますが。

 他に、角田光代「予定日はジミー・ペイジ」とか島本理生「クローバー」なんかもよかったですね。でも、こういうのを良かったと言えるとは、自分も成長したのかなとも思います。十代じゃ恋愛要素とかが絡むだけで拒否反応でしたからね。