知識と信仰

一足のわらじを左右バランスよく履くとは、もちろん知識と信仰との関係を言っている。無なる神は、イエスを介して私たちに現在する。福音書はそれを物語のかたちで記述している。そこに処女降誕や復活や数々の奇跡が書かれている。しかしそれがイエスが神であることを証明しているのではない。イエスが神であるという信仰が、そのような書き方として表わされているのである。