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 2015年千葉県公立高校入試は、前期2月12・13日、後期3月2日です

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2014-10-19 365.公立入試の教科別特徴<理科・社会>

こんにちは、さくらです。

今回は公立入試の教科別特徴<理科・社会>です。


さっそく理科から見ていきましょう。


平成26年度の平均点

前期 43.9点  後期 54.8点

 

理科は23年、24年は前期・後期とも平均55点を超える易しい問題が続きました。

しかし、25年から一転して前期の平均が50点を割り、前期と後期の難易度の差が明確になっています。


得点分布グラフを見てみましょう。(左が前期、右が後期です)

f:id:sinkuri:20141019232545p:image:w640

前期  90点以上 1%  80点以上 4%   70点以上 14%

後期  90点以上 3%  80点以上 13%  70点以上 27%


グラフを見ても前期と後期はまったく別物であることがわかるでしょう。

前期は英語のグラフに似ていますが、80点以上でグラフがつぶれており高得点が難しかったことがわかります。

上位生にとって理科・前期は、国語や数学と同じように容易には90点以上が取れない問題になっています。


後期は国語・後期のグラフに似ていますが、前期とは逆に80点以上がふくらんでおり高得点が可能だったことがわかります。



続いて社会です。


平成26年度の平均点

前期 48.8点  後期 60.0点


得点分布グラフを見てみましょう。

f:id:sinkuri:20141019232554p:image:w640



前期  90点以上 2%  80点以上 9%   70点以上 20%

後期  90点以上 6%  80点以上 20%  70点以上 37%


社会も前期と後期とはまったく別物のグラフになっています。

前期は理科のグラフに似ていますが、理科よりも平均点付近がふくらんでおり、やはり90点台はつぶれています。


後期はグラフの山が大きく右に寄っており、平均点が高かったことがグラフの形にも表れています。

前期とは異なり、しっかり勉強していれば90点以上も狙える問題だったといえます。


社会はほぼ100%暗記の教科なので、学習量の多い上位層では80点台の得点は難しくありません。

しかし、前期では嫌らしい出題もあり、細部まで確実な知識がないと90点以上の得点は容易ではありません。

(社会が得意で「特に勉強しなくても90点は取れる」というタイプの生徒がやられる傾向にあります)



暗記系教科である理科・社会は公立入試では得点源になる教科です。

公立入試は理科・社会の出来で決まるといっても過言ではありません。

十分すぎるくらいの問題演習を繰り返し行って、確実な知識を身につけてください。


次回はまとめとして5教科合計編をお送りします。



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2014-10-18 トピックス 公立前期選抜の選抜・評価方法

各公立高校の公式ホームページに「平成27年度 前期選抜の選抜・評価方法(予定)」が掲載されています。

前期・後期選抜の制度になって5回目ということもあり、ほとんど変更はないようです。

ホームページには後期選抜のものも掲載されていますが、後期の選抜方法は全校同じなのであまり見る価値はありません。


選抜方法に大きな変更のある学校といえば、唯一の独自問題実施校であった千葉東です。

前期2日目の検査が独自問題から作文に変更になり評価方法がどう変わるのか注目していました。

ふたを開けてみると独自問題100点分が無くなっただけで、他に特別な変更はありませんでした。


1〜4学区の上位校で調査書の評定(内申点)を1倍以外にする学校は以下の4校で変更はありません。

千葉東  0.4倍

県船橋  0.5倍

八千代  0.5倍

船橋東    2倍


県千葉の「学力検査の成績および作文検査の評価により順位付けを行い」という文言(つまり、調査書の評定では順位付けしない)も変更なしです。


調査書の特別活動や部活動、特記事項の評価など、細かい評価方法は高校によってまちまちです。

自分が志望している高校の選抜・評価方法は必ず見ておきましょう。


ただし、上位校は基本的に学力検査重視です。

調査書で多少有利な扱いを受けても、入試で十分な得点ができなければ合格できません。

選抜・評価方法を過剰に気にすることのないようにしましょう。


県立高校の公式ホームページへは千葉県教育委員会のホームページの右サイドバー「県立中・高等学校名簿」から行くことができます。



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2014-10-14 364.公立入試の教科別特徴<国語・英語・数学>

こんにちは、さくらです。

今年も過去の入試問題に取り組む時期がやってきました。


ところで、みなさんは千葉県公立入試の教科別特徴を理解しているでしょうか。

得点しやすい教科、ミスを想定しておくべき教科、時間配分に気をつけなければならない教科・・・。

かつて300点前後だった平均点が250点前後まで下がり、入試問題は得点しにくいものに変わってきています。

教科ごとの特徴を理解しておかなければ、時間内に自分の実力を出し切ることは難しいでしょう。


今回と次回のコラムでは、学校でも塾でもあまり教えてくれない「公立入試の教科別特徴」について書きます。

各教科の特徴をしっかり頭に入れて過去問に取り組んでください。

(このコラムは、さくら進学クリニックで6月28日に実施した「高校入試説明会」の内容の一部をまとめたものです)


ここでは5月に県から発表された「平成26年度 千葉県公立高校学力検査の結果」を題材として使用します。

千葉県教育委員会ホームページの左サイドバーから

→ 「入試・検査」

→ 「平成26年度高等学校入学者選抜情報 」

→ 「25.平成26年度千葉県公立高等学校入学者選抜の結果について<報道発表>」と進み

「平成26年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果(PDFファイル)」をダウンロードするか、その場で開いてください。


この資料には平均点の推移や、設問ごとの正答率、無答率などが掲載されています。

その中で今回使用するのは、前期・後期の最後に掲載されている「受検者の得点分布」という簡便なグラフです。


これは得点10点刻みに受検者の人数比率をグラフ化したものです。

グラフの点は75点、85点など10点刻みの中間に打ってありますが、これは70点台、80点台という意味だと解釈しています。

(中学校の数学で習う「階級値」です)


注意:人数の比率(%)は私が目分量で読んだ数字です、正確な数値ではありませんのでご了承ください。



はじめに、特徴の違いがわかりやすい「国語」と「英語」から見ていきましょう。


平成26年度の平均点

前期  国語 52.3点  英語 54.2点   

後期  国語 57.6点  英語 55.5点


国語と英語の平均点を比べると、前期は英語が2点ほど高く、後期は逆に国語が2点ほど高くなっています。

大きな差はないものの、「前期は英語がやや易しく、後期は国語がやや易しかった」といえます。

はたして、本当にそうだったのでしょうか。


国語・前期の得点分布グラフを見てみましょう。

f:id:sinkuri:20141014023444p:image:w360

90点以上 約1%  80点以上 約6%  70点以上 約13%

(80点以上には90点以上を、70点以上には80点以上を含みます、以下「約」を省略します)


国語・前期のグラフは平均点付近を中心にきれいな三角形の山を描いています。

国語のグラフは山のピークに多くの受験生が集まっていて、高得点者と低得点者が少ないのが特徴です。


上位校受験者(高得点者)の得点状況を見ると、90点以上の得点者はほとんどいないのがわかります。

26年度前期の全受験者が39,210名ですから1%はおよそ390名です。

県千葉の前期受験者が512名なので、国語で90点以上を取った受験生は県千葉1校の受験者数よりも少ないことがわかります。

80点以上になると6%に増えますが、それでも佐倉、薬園台など2番手校では80点以上の生徒は少数だったでしょう。


次に、英語・前期のグラフを見てみましょう。

f:id:sinkuri:20141014023554p:image:w360

90点以上 5%  80点以上 16%  70点以上 29%


英語・前期のグラフはなだらかな盾状火山型(盾を伏せたような形)です。

英語のグラフは山のピークがほとんどなく、高得点から低得点まで広く分布しているのが特徴です。


90点以上が5%ですから、1番手校では90点以上の得点をしている生徒が多かったはずです。

70点以上が全体の約3割もいますから、26年度の英語・前期はとても得点しやすかったといえます。



後期では英語より国語のほうが平均点が高く易しそうでした。

後期の国語と英語のグラフを見比べてみましょう。


f:id:sinkuri:20141014023718p:image:w640

国語  90点以上 2%  80点以上 11%  70点以上 23%

英語  90点以上 9%  80点以上 20%  70点以上 32%


国語はグラフの山が前期よりも右に動き、80点台、70点台の受験者が大幅に増えています。

中位から上位にかけての生徒の得点が伸びたため平均点が上がったことがわかります。

しかし、90点台はあまり増えていなく、やはり90点以上は取りにくかったこともわかります。


対して、英語は90点以上が1割近くにもなり、前期以上に高得点が可能であったことがわかります。

上位生に関していえば、後期も国語は高得点が取りにくく、英語は取りやすい教科であったといえます。

平均点だけを見ていては「本当に大切なこと」はわからないのです。


国語は母国語なので、日常のコミュニケーションを通じて訓練されていきます。

多くの生徒がそれなりの点数を取れる(平均点付近に集まる)のは当然の結果でしょう。

差をつけるために難易度の高い問題を入れれば、今度はできる生徒が限られてしまいます。

千葉県公立入試特有の特徴というより、教科の性格からくる特徴でしょう。


千葉県特有の特徴といえば、国語は20年度から聞き取り問題(英語でいうリスニング)が導入されています。

聞き取り問題の放送時間は強制的に拘束されてしまうので、そのぶん他の問題を解く時間は短くなります。

千葉県の国語では作文も必ず出題されるので、時間配分を上手く考えないとタイムオーバーになります。

そういう意味でも、国語は高得点の難しい教科だといってよいでしょう。


反対に英語は外国語なので、学習量の差が得点の差となって表れてきます。

しかも、英語は中学3年間しか学んでいないので、国語や数学に比べると受験に必要な知識量は少なめです。

学習量の多い(しかも理解度の高い)上位生には攻略が最も容易な教科であるといえます。


国語や数学とは違い「知識で解く」教科なので、訓練度が高ければ満点を狙うことも可能です。

1番手校の受験生なら、英語の目標は100点でよいでしょう。



続いて「数学」を見てみましょう。


平成26年度の平均点

前期  52.6点   後期  52.8点


数学は前期・後期の入試となった23年以来はじめて前期の平均点が50点を超えました。

(実は国語・前期もはじめて平均点が50点を超えています)


得点分布グラフを見てみましょう。(左が前期、右が後期です)

f:id:sinkuri:20141014023727p:image:w640

前期  90点以上 1%  80点以上 4%  70点以上 17%

後期  90点以上 2%  80点以上 8%  70点以上 20%


前期、後期とも山の形がはっきりしており国語に近い形になっています。

山のピーク付近の受験生が多く、高得点者と低得点者は少ないのが特徴です。


前期では山のピークが平均点より10点も高い60点台にあり、意外に得点しやすかったことがわかります。

(だからこそ、はじめて平均が50点を超えたのでしょうけど)

70点台の受験者も多いので、数学が得意でない生徒でも基本・標準問題の訓練次第でそこそこの得点を確保できたでしょう。


しかし、前期、後期とも90点以上は難しいことがわかります。

前期では80点台も容易ではありません。

国語と同様に、数学は高得点の難しい教科だといってよいでしょう。


数学は基本問題、標準問題、応用問題がバランスよく入っています。

全ての問題を正解しようとすると時間が足りなくなるので、時間内に取りどころをどう押さえていくかが高得点のポイントです。

過去問でしっかりと時間配分の練習をしておきましょう。


次回は理科・社会をお送りします。



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悩める受験生悩める受験生 2014/10/16 12:02 ここで質問させてください。
中学校の評定合計平均値は、どうすれば事前に知ることが出来るのでしょうか。中学校の進路指導の先生は、千葉県のHPに発表されている26年度のものを使用すると言い、担任の先生は、来年の6月にHPに発表されるまで、誰にもわからないと言いました。誰にもわからないなら、調査書にはどう記入するのでしょうか。謎です。
12月に2学期の成績が出てから、中学校評定平均値を知る方法があれば、教えて頂けましたら幸いです。(場違い、お許しください。)

さくらさくら 2014/10/16 18:58 悩める受験生さん、コメントありがとうございます。
場違いではありませんよ、ここに書き込んでいただいて大丈夫です。

中学校の評定合計平均値は2学期末(または後期の中間試験後)に全員の成績が出た段階で確定します。
当然、中学校の先生は知っていますが、個人の内申点と同様に外部に公表するべきものではありません。
担任の先生の「来年の6月にHPに発表されるまで、誰にもわからない」という発言は「学校外の人間には」という意味でしょう。
公立入試が終わって得点開示ができるまでは非公開が原則ですから、事前に知る方法はありません。

中学校によっては「だいたい○点くらいプラス」とか「マイナス」とか教えてくれる先生もいるようです。
しかし、それは先生の厚意によるものなので、教えてくれなかったとしても文句を言うことはできないでしょう。

実際には、算式1による加点や減点よりも、入試で計算問題を1つミスしたほうが大きな差になります。
算式1で動く点数など「誤差の範囲」といってよいレベルです。
そんなものを気にするよりは、計算練習や漢字・単語練習など日々の訓練をしっかりしたほうがよいと思います。

悩める受験生悩める受験生 2014/10/16 23:44 ご回答、ありがとうございます。すごくよくわかりました。
やっと理解できました。
そこで残った疑問なのですが、そうすると自分の内申点というもの
は、教えてもらえるものなのでしょうか。
通知表でだいたいはわかりますが、高校に提出する確定した内申は、
こちらも得点開示するまでわからないのですか。
評定平均値や内申の多少より、入試で得点することに力を注げというのは、深く理解していますが、
疑問点は解消したいと思い、質問させていただきました。
お手数ですが、よろしくお願いします。

さくらさくら 2014/10/17 03:45 悩める受験生さん、コメントありがとうございます。
自分の内申点も得点開示までは非公表です。
やはり先生によってはご厚意で教えてくれる場合もあるようですが、通常は通知票から推測するしかありません。

悩める受験生悩める受験生 2014/10/18 11:57 ご回答ありがとうございます。
これで疑問は無くなりました。
病気をしたこともあり、たぶん内申が低いので、びびっています。
結局、当日の入試を全力で頑張る!ということにつきますね。
2区の小金高校を受験しようと考えていましたが、
Vもぎで偏差値が66まであがっていて、63の柏高校に変更しようか悩んでいるところです。
(小金高校と柏高校は、完全に逆転している模様です。)
いろいろ教えて頂き、ありがとうございました。
受験、頑張ります。

2014-10-01 363.併願パターンの研究<実践編>

こんにちは、さくらです。

今回は併願パターンの研究<実践編>として、具体的に学校名をあげて併願パターンを考えていきます。


ここでは、県船橋が第一志望で、私立の結果にかかわらず県船橋に合格したら進学するという受験生の場合を考えます。

東葛飾や千葉東を志望している場合も、ほぼ同じような併願パターンになりますので参考にしてください。

(佐倉、薬園台など公立2番手校志望の場合も、私立1番手校の部分が変わるだけで参考にできると思います)


今回も公立1番手校を公立1、私立1番手校を私立1などと略します。(詳しくは前回のコラムをご覧ください)



併願パターンの前に主な県内上位私立高校の入試日程(併願のみ)を確認しておきます。

(入試相談のある学校はコラムで紹介する学校のみ記載しています、地域によっては他の学校も選択肢に入るでしょう)


前期選抜

1月17日 市川 専大松戸 日大習志野 成田 麗澤 国府台女子

1月18日 東邦 昭和秀英 専大松戸 芝浦工大柏 麗澤 日出学園 八千代松陰

1月19日 渋谷幕張 芝浦工大柏

1月20日 八千代松陰


後期選抜

2月5日 市川 専大松戸 芝浦工大柏 成田

2月6日 東邦 昭和秀英 国府台女子

2月7日 渋谷幕張 日大習志野



県船橋受験生の安全校


安全校は必ず合格できる学校でなくてはなりません。

公立1の受験生でも、中学校の先生は入試相談のある学校の受験をすすめるでしょう。


県船橋受験生の場合、地理的に考えると安全校は八千代松陰が最も多いでしょう。

八千代松陰は1月18日と20日のうち、都合のよい日を選べるようになっています。

20日に受験すれば県内での重複はまったくありませんから、日程的にも使いやすい安全校だといえます。

(19日までに上位の私立校に合格してしまえば、八千代松陰は棄権してもよいのです)


おすすめというわけではありませんが、日出学園も入試相談ありの併願推薦を行っています。

同校は今どきの「ビシビシ勉強させる校風」ではなく、バランスを重視した教育を少人数で行っている学校です。

県内私立校では珍しいタイプなので、校風が合うなら安全校として候補に入れてもよいでしょう。


女子なら国府台女子学院や江戸川女子を安全校に使えるので選択の幅が広がります。

国府台女子は後期は私立2に入れていますが、前期には入試相談があります。

学校側は「入試相談はあっても試験重視」だと言っていますが、県船橋レベルの受験生が不合格になることはまず無いでしょう。


江戸川女子は入試相談を通せば2類(本当はローマ数字ですが、文字化けするのでアラビア数字で書きます)での合格は約束されます。

3類で合格するためには入試でそれなりの得点が必要ですが、県船橋レベルの受験生ならクリアできるでしょう。

(国府台女子の選抜コースも同様です)


江戸川女子は東京といっても江戸川を渡ってすぐの「ほとんど千葉」です。(国府台女子と京成線でわずか2駅違いです)

都外生向け併願推薦(B推薦)が県内私立前期の後(1月23日)にあるので併願作戦が立てやすく、県内の結果次第で棄権することもできます。

また、手続き無しで公立まで待ってくれて延納金の必要もありません。


国府台女子、江戸川女子とも、早慶など難関私大の実績は私立2番手校とほぼ同等といってよいレベルです。

考えようによっては、国府台女子や江戸川女子を安全校にすれば私立2の受験は必要ないともいえます。

女子校が嫌でなく、さらに勉強面でも生活面でも厳しめの校風が嫌でなければ、両校はかなり使える学校といえるでしょう。

(ただし、大学実績は年による変動が大きく、卒業生数も違うので参考程度に見たほうがよいでしょう)



私立1と私立2を選ぶ


次善校をしっかり確保したいならば、私立1は4年連続で臨時定員増の昭和秀英がおすすめです。

(4年連続でも「臨時」か、という疑問は残りますが・・・)

13年は2.15倍、14年は2.26倍でしたから、15年も2倍ちょっとの落ち着いた入試が予想されます。

県船橋受験生が本気で合格を取りに行くのなら昭和秀英がベストでしょう。


ただし入試問題の難易度は高いので(私立1はどこもそうですが)、合格にはそれなりの対策が必要だと思いましょう。

そのあたりは実際に過去問を解いて確認してみてください。


一方で、東邦も例年2倍程度の倍率で合格を狙いに行ける学校です。

倍率が低いということは不合格者が少ないということですから、多少のミスがあっても合格圏に残れる可能性が高くなります。

もちろん、倍率は低くても受験者のレベルは高いので、誰にでもすすめられるわけではありません。

実力下位層は定員増の昭和秀英に抜ける可能性が高いので、高いレベルでの少数激戦だと考えておきましょう。


2日目の受験校を東邦か秀英かで迷う場合は何年分か過去問をやってみましょう。

私立の入試問題は各校で違うので、「両方やってみたら東邦の方が解きやすかった」などと相性があるものです。

偏差値は上でも相性がよければ東邦の方が受かりやすいということも起きます。

(東邦は理科もありますし・・・理科で点を稼ごうと思っていたら過去問で現実を思い知らされたりもします)


私立2は専大松戸、日大習志野、芝浦工大柏のいずれでもよいでしょう。

併設大学の関係で専大松戸は文系志望が、日大習志野と芝浦工大柏は理系志望が多いといわれています。

しかし、高校段階では気にするほどの違いはないと思ってよいです。


あえて言うなら、日大習志野は理工学部キャンパス内にあるので大学の様子を日常的に見ることになります。

大学の様子を目にしていれば理工系への興味をそそる生徒も出てくるでしょう。

(そのせいかはわかりませんが、日大習志野はこの3校の中で併設大学への進学率が最も高くなっています)


専大松戸はE類とA類が選択できるので、E類で合格することで多少の達成感を得ることができます。

県船橋受験生の場合、私立1の合格が得られないことも少なくないので、専松E類は単なる次善校以上の満足感をもたらしてくれるでしょう。

ただし、専松E類のような「いわゆる特進クラス」では部活動や指定校推薦などに制限があることが多いので、出願する前にしっかり確認しておきましょう。


芝浦工大柏も2015年からグローバル・サイエンスクラスを新設します。

入試のレベルは未知数ですが普通クラス(ジェネラルラーニングクラス)へのスライド合格があるので、専大松戸のE類とA類のような関係だと考えてよいのでしょう。

興味のある人は説明会などでしっかりと詳細を聞いてきましょう。


専大松戸と芝浦工大柏は前期入試が2日間あるので、「1日のみ」か「2日とも」かを選ぶことができます。

公立1志望の受験生なら2日とも受験する必要はほとんどないと思いますが、公立2志望なら日程が許せば2日とも受験すると安心でしょう。


日大習志野は他の2校と異なり試験が1日だけなので、入試の透明度が高くレベルの読みやすい学校です。

前期は例年1.5倍程度の倍率でおおむね実力どおりの結果が出ます。


いずれも後期は高倍率になりますから、前期で取りこぼした場合に後期を受験するのか想定はしておきましょう。


佐倉・成田方面の受験生なら、私立2として成田を選択するのも悪くありません。

2014年から併願入試が前期でも行われるようになり、前期のみで併願作戦を立てられるようになりました。



私立後期をどうするか


ところで、併願パターンを考えるとき「私立後期を受験するのか」ということが重要になってきます。


千葉県の公立共通問題には「得点しにくい問題」が含まれており、高得点が必要な上位校では相当な勉強量が必要です。

しかし、私立後期と公立前期(2月12・13日)との間は約1週間しかなく、十分な公立対策を行うことは容易ではありません。

(都内私立一般入試を受験する場合は、ほとんど何もできないまま公立前期を迎えてしまうことでしょう)


そのため、公立が第1志望なら私立後期は思い切って「切り捨てる」のもよい作戦でしょう。

県内私立を結果にかかわらず前期で終えるようにすれば、3週間以上の時間を公立対策にあてることができます。


県内私立の後期選抜は年を追うごとに合格者数が減っており、2次募集的色彩が強くなっています。

公立対策が手薄になるリスクを負ってまで受験する価値は見出しにくくなってきているように思います。

(もちろん、価値の感じ方には個人差があります)

理科、社会の仕上がり具合にもよりますが、私立は前期で終了させて早めに公立対策に切り替えるのが得策でしょう。



理想的な併願パターンを考える


千葉県の私立上位校には悩むほど選択の余地はありません。

私立1、私立2、私立3(安全校)のうち決めやすいものから、とにかく決めてしまいましょう。

ひとつ決めてしまうと、日程的に残りはほとんど自動的に決まってしまいます。


入試相談のある私立3(安全校)は地域性や中学校の成績で限定されるので決めやすいでしょう。


例えば、安全校として国府台女子を選択すると、私立1は2日目の東邦か昭和秀英に限定されます。

(もちろん3日目に渋谷幕張を受けてもよいですが・・・)

国府台女子が安全校なら必ずしも私立2を受ける必要はないので 17日 国府台女子、18日 東邦or昭和秀英 でOKです。

私立2を受験したい場合は3日目に芝浦工大柏を入れることになるでしょう。


安全校を八千代松陰(20日)にした場合は、初日から3日目まですべて空くので思いのままに受験ができます。

実力に自信があるのなら 17日 市川、18日 東邦or昭和秀英、19日 芝浦工大柏、20日 八千代松陰 という強気の受け方もよいでしょう。

もっと自信があるなら「市川、専大松戸or芝浦工大柏、渋谷幕張」でも「日大習志野or専大松戸、東邦or昭和秀英、渋谷幕張」でもOKです。


千葉方面に住んでいる人は、私立2は日大習志野のほぼ一択でしょう。

(専大松戸や芝浦工大柏には通学しにくいですから)

この場合も初日が先に埋まるので、私立1は東邦か昭和秀英になります。


私立1の合格を確保して県船橋の受験に望みたいのであれば、上でも書いたように私立1は昭和秀英がよいでしょう。

その場合は 17日 日大習志野、18日 昭和秀英、20日 八千代松陰 というパターンが一般的だと思います。

女子であれば 17日 国府台女子、18日 昭和秀英 でもよいですし、 18日 昭和秀英、23日 江戸川女子 でもよいでしょう。


いろいろと書き連ねてきましたが、学校選びは「本人の希望」が何より大切です。

特別な思い入れのある学校があれば、その学校を受験しましょう。

「合格しやすいから」という理由だけで学校を選んでしまうと、受験勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。


思い入れのある学校を中心に組むのが、あなたにとっての「理想的な併願パターン」なのです。



※追記

私の考える併願パターンを書きましたが、考え方には個人差があります。

最終的な決定はご自身(ご家庭)の判断で行ってください。

また、この時期は説明会に参加されている生徒や保護者のほうが、私より最新の情報に詳しくなっています。

各高校についての詳しい情報を私に尋ねないようにお願いいたします。



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悩め〜る悩め〜る 2014/10/04 22:47 東葛飾や千葉東を志望している場合もほぼ同じとありますが、
県立千葉はどうでしょうか?

さくらさくら 2014/10/05 03:36 悩め〜るさん、コメントありがとうございます。
県千葉志望でも県内中心に併願する場合はほぼ同じと考えてよいです。

ただ、県千葉志望の生徒の中には他都県の難関国私立校(開成、国立、早慶付属など)を併願する人もいます。
都内私立一般入試は公立前期の直前ですから、コラムに書いた作戦とは状況が変わってきます。
国立を受験する場合、公立前期は受けられませんから(試験日が重複するため)状況は大幅に変わってきます。

県千葉は公立最上位校のため、様々な併願パターンの生徒が存在します。
そのため、県船橋、東葛飾、千葉東とは同列に扱えないのです。
(県船橋や東葛飾にも他都県難関校を併願する生徒はいると思いますが、県千葉に比べれば数は少ないでしょう)

brain-boxbrain-box 2014/10/05 23:09 日大習志野高校ですが,高大連携で大学と連携した授業を行っています。
東海大系列もそうですが,大学の設備を使うことで高校だけでは難しい理科の研究なども高校生のうちから取り組めて,研究という面からも身近になり,日大理工への進学も多いと思います。
http://www.nnhs.cst.nihon-u.ac.jp/process/course.html

芝浦工大柏は内部進学はそれほど多くないですね。

さくらさくら 2014/10/08 02:33 brain-boxさん、コメントありがとうございます。
日大習志野は高大連携でいろいろやっているんですね。
理工系好きの生徒なら興味をそそられそうです。
貴重な情報をありがとうございます。

2014-09-22 362.併願パターンの研究<基礎編>

第2回オフ会のお知らせ

さくら進学クリニックでは11月の三者面談を前に今年2回目のオフ会を開きます。

オフ会は「誰でもOKの楽しいおしゃべりの会」という想定です。


9月27日にオフ会を開催しました。

受験生をお持ちの保護者の方を中心に12名の方にご参加いただきました。

併願校の選び方、公立志望者の私立対策など、実のある話ができたと思います。

参加してくださった方々、ありがとうございました。(今年度のオフ会は今回で終了になります)

362.併願パターンの研究<基礎編>

こんにちは、さくらです。


夏休みが終わって3週間が過ぎ、涼しい日が多くなってきました。

そろそろ中学校の三者面談に向けて第一志望だけでなく併願校も考えていく時期です。

そこで今回から併願パターンについて書いていきたいと思います。


ここでは、進学コラムの読者に最も多いと思われる「公立上位校が第一志望」である場合について考えます。



県内上位校のグループ分け


併願パターンを考えていくための基礎知識として県内上位校のグループ分けについて書いておきます。

(私の主観的な分類です、必ずしも一般的なものではありませんので使い方にはご注意下さい)



「私立高校のグループ分け」


県内私立高校は選抜方法によって以下の2つのタイプに分けられます。


学力試験によって合否が決まる学校

上位校の10校程度が該当し、中学校の成績は合否に参考程度しか関係しません。


入試相談によって(中学校の成績で)合否が決まる学校

上位校10校程度をのぞく県内私立高校の大半が該当します。


中学校では安全校として「入試相談のある学校」を受験するよう指導されるのが普通です。

どんな併願パターンを組んでも、このタイプの学校を1校受験することになります。

(中学校の先生との関係を悪化させたくなければ、不本意でも受験した方が賢明でしょう)


入試相談の詳細については、さくら進学クリニックの「高校受験Q&A」を参考にしてください。


前者は上位4校とそれ以外とのレベル差が大きいため、さらにこれを2つに分けます。

つまり、県内私立高校を次の3つのグループに分類することになります。


私立1番手校  渋谷幕張、市川、東邦大東邦、昭和秀英

私立2番手校  芝浦工大柏、専大松戸、日大習志野、成田、麗澤、千葉日大一、国府台女子学院

私立3番手校  八千代松陰、流通経済大柏、千葉英和など入試相談のある学校


渋谷幕張は1番手校に入れていますが、難易度の高さから公立との併願校としては使いにくくなっています。

国府台女子は前期は「入試相談あり」のため、後期のみ2番手校扱いです。


以降それぞれ、私立1、私立2、私立3、と略します。



「公立高校(第1〜第4学区)のグループ分け」


公立1番手校  県千葉、県船橋、東葛飾、千葉東

公立2番手校  佐倉、薬園台、市立千葉、(県柏)

公立3番手校  八千代、船橋東、小金など


県柏は難易度では3番手校ですが、地域事情で2番手校の役割を担っているため( )付きで2番手校に入れています。


公立も以降それぞれ、公立1、公立2、公立3、と略します。



公立志望校から考える私立併願校


私立併願校は公立志望校がどのレベルであるかによってほぼ決まってきます。



公立志望校が3番手校以下の場合・・・「公立3+私立3」

例 「小金+流通経済大柏」 など。


公立志望校が3番手校以下ならば、試験で合否が決まる私立2に合格できる可能性は高くありません。

思い入れのある学校がなければ私立2は受験しない人が多いでしょう。

私立3は入試相談を通せば合格できるので、私立2を受けなければ私立は1校のみの受験になります。


つまり「公立3+私立3」という受験パターンになります。

(実際には公立3受験生の上位層は私立2を受験している生徒も少なくないでしょう)


公立3に合格するためには中学校のクラスで10番以内程度の実力が必要でしょう。

したがって、クラスのおよそ4分の3の生徒は私立を1校しか受験していないと考えられます。



公立志望校が2番手校の場合・・・「公立2+私立2+私立3」

例 「佐倉+成田+千葉英和」 など。


公立2と私立3とでは学校のレベル差が大きいので、公立を不合格になった場合を考えると私立2を受験したくなります。

私立2を受験した場合でも、安全校として私立3は受験せざるを得ません。


したがって「公立2+私立2+私立3」という受験パターンになります。



公立志望校が1番手校の場合・・・「公立1+私立1+私立2+私立3」

例 「県船橋+昭和秀英+日大習志野+八千代松陰」 など。


やはり、公立1と私立2とでは学校のレベル差が大きいので私立1を受験したくなります。

例えば、今春の早大合格者数を比べると県船橋77名に対し、昭和秀英は83名、日大習志野は21名です。

(合格者数は各校ホームページ記載の数字です)


そうなると「公立1+私立1+私立2+私立3」と、私立を3校も受験することになります。

千葉県の高校受験生はレベルが上がるほど私立受験校が増えてしまうのです。



それでも、私立を3校も受験するのは多すぎるのではないかと考える方もいるでしょう。

私立3を削って私立1+私立2だけにするとか、私立1を受けるなら私立2は必要ないのではないかとか・・・。

そこで、公立1番手校志望で私立受験校を削った場合についても考察してみます。



「公立1+私立1+私立2」 のパターン


私立3を削って私立1と私立2だけにした場合、中学校の先生に「安全校がない」と言われそうです。

個人的には、先生が難色を示さなければ私立3は削ってもかまわないと思います。

(もちろん、私立2に必ず合格できるとは限らないので自己責任になりますが)


実際には、私立3を削って難色を示さない先生は少ないでしょう。

中学校の先生との関係を悪化させてまで私立3を削ることに意義があるとは思えません。

原則として私立3は受験すると思っておいたほうがよいでしょう。



「公立1+私立1+私立3」 のパターン


私立1を受けるならば、私立2は必要ないのではないかとも考えられるでしょう。


千葉県の公立1と私立1は不思議な関係になっています。

受験生の志望順位は公立1>私立1なのに、入試難易度は公立1≦私立1となっているのです。

公立1に合格できる実力があっても、私立1には不合格になることは珍しくありません。

(実際には学校によって難易度の差があるので、ひとくくりにして比較すべきではありませんが)


私立1を不合格になると、私立の合格校は私立3だけということになります。

これでは、公立1が不合格になった場合のことを考えると不安が残るでしょう。


例えば、市川は県船橋や東葛飾よりも明らかに難易度が高くなっています。

県船橋+市川+八千代松陰と受験した場合、私立の合格は八千代松陰のみという可能性も十分にあり得ます。

県船橋と八千代松陰ではレベル差が大きすぎるので、県船橋が不合格になった場合を考えると私立2を受験しておいたほうが安心でしょう。



「公立1+私立2+私立3」 のパターン


私立1は公立1より受かりにくいにもかかわらず、公立1に合格したら進学することはありません。

それならば、わざわざ受験しなくてもよいのではないかと考える人もいるでしょう。


公立1番手校を志望する受験生にとって、私立を受験することは次の2つの理由があります。

1.公立が不合格だった場合の進学先の確保として(消極的理由)

2.公立入試に向けた練習試合として(積極的理由)


通常考える私立の受験理由は1番でしょう、これは公立志望校に関係なく存在する理由です。

(積極的に受験したいという理由ではないので、私はこれを消極的理由と呼びます)


しかし、公立1番手校の受験生に限っていえば2番の理由のほうが重要です。


公立1番手校には優秀な生徒しか受験に来ません。

さらに倍率も高いため、合否は「実力の差」よりも「実力を発揮できたか」で決まります。

(実力が不足している受験生がいたなら、その生徒ははじめから合否の対象外です)

合格の可能性を高めるためには、入試本番で実力を発揮できるための訓練ができているとよいのです。


そこで、私は練習試合として私立1の受験をすすめます。

(練習試合であれば積極的に受験したくなるので、私はこれを積極的理由と呼びます)


公立1番手校を受験する生徒であれば、過去問を使った訓練は十分に行っているでしょう。

しかし入試本番は緊張していますから、想定しなかったこともたくさん起こります。

覚えているはずのことが出てこなかったり、見たことのない問題にパニックになったり・・・。

入試本番は過去問や模擬試験とはまったく違う緊張感の中で問題を解くことになるのです。


私立1番手校の入試で試験中の緊張状態や時間配分を経験しておけば、公立入試ではずいぶん楽になるでしょう。

しかも、私立1の入試に来た生徒の多くは、公立1の入試にも来るのです。

第1志望校で実際に対戦する相手と、同じ教室で勝負することは最高の練習試合だといえます。


結果は合格でも不合格でもよいのです。


合格すれば進学先を確保できるだけでなく、公立入試の前哨戦に勝ったという自信を持つことができるでしょう。

(何といっても、受験しているメンバーは本番の公立入試とほとんど同じなのですから)


たとえ不合格になったとしても、たくさんの教訓を得ることができるはずです。

試験中こうしておけばよかったとか、事前にこう勉強しておけばよかったとか、公立入試に向けた最高のアドバイスになります。

「失敗は成功のもと」なのです。


また、公立1番手校の入試は高倍率になるため、不合格になる可能性が高いのが特徴です。

前期選抜は3倍前後の倍率になるのが普通ですから、受験生の3人に2人は不合格になってしまいます。

公立1番手校の受験生は「前期は不合格になるものだ」と思っておく必要があります。


しかし、どんなに想定していても、第1志望校で不合格になることは大きな衝撃でしょう。

ショックのあまり勉強が手につかなくなることもあるかもしれません。

前期発表から後期試験まで10日しかありませんから、そんな場合ではないはずなのに・・・です。


私立1番手校で不合格を経験していれば、公立前期不合格のショックも多少はやわらぐでしょう。

「前期不合格は想定の範囲内、後期に向けて気持ちを切り替えて頑張ろう」と思えるはずです。

何事も1度経験しておけば2回目は落ち着いて対応できるものです。


公立1番手校を志望する受験生にとって、私立1の受験は公立の合格可能性を高めるための大切な練習試合です。

これを削ってしまうことは、第1志望校の合格を遠ざける行為だと思ってよいでしょう。



次回は併願パターンの研究<実践編>です。



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