さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

 千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです
 受験勉強のやり方など勉強に関するアドバイスは、もうひとつのブログ さくらweb進学塾 に掲載しています
 高校受験Q&A、上位校の入試状況などは さくら進学クリニック にまとめています

 2024年千葉県公立高校入試は2月20・21日です

 私さくらがすべての授業を行う さくら進学塾 では3月1日より新年度を開始します
 来年度は中2クラスも3月開始になり、中3クラスは総合クラスのみになります
 詳しくは>>さくら進学塾のホームページ をご覧ください

419.本当の倍率

こんにちは、さくらです。
昨日の新聞に載っていた前期選抜の倍率を見た人も多いと思います。
「ずいぶん倍率が高いな」と思いませんでしたか。


現在の公立高校(普通科)の入試は定員を2つに分けて2回の選抜を行っています。
入試が複数回行われると「のべ受験者数」が増えてしまうため、各回の試験における倍率は高くなってしまいます。
(試験が2回あるということは、1人で2回受験できてしまうわけですから)
2倍3倍といった高い倍率は入試が複数回あることによって生じているのです。


もしも、かつてのように入試が1回きりなら倍率はどうなるのでしょうか。
前期選抜の志願者数を総定員で割ることで本当の倍率を出してみました。


県千葉  471名 ÷ 240名 = 1.96倍
船橋  649名 ÷ 320名 = 2.03倍
東葛飾  536名 ÷ 320名 = 1.68倍
千葉東  635名 ÷ 360名 = 1.76倍


佐倉    453名 ÷ 280名 = 1.62倍
薬園台  406名 ÷ 280名 = 1.45倍
市千葉  362名 ÷ 280名 = 1.29倍
県柏    358名 ÷ 280名 = 1.28倍



倍率が2倍を上回っている学校はわずかに県船橋1校のみです。
上位校の場合、後期選抜では志願者が抜けるのが普通なので、実際の倍率はもう少し下がると考えてよいでしょう。
船橋も実際の倍率は間違いなく2倍を切ると思います。


倍率が2倍を切るということは「不合格者より合格者の方が多い」ということです。
それは「その高校の平均点を取れば合格できる」ということでもあります。
みんなができる問題を落とさないように気をつけましょう。


2回の試験を通して見ればこの程度の倍率です。
入試が2回あることによる見かけの倍率に惑わされることなく、落ち着いて入試に臨んでください。



ランキングに参加しています。
クリックすると投票していただけます(ランキングの画面が開きます)、よろしくお願いします。
にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(塾・指導・勉強法)へ人気ブログランキングへ

 《コメントについてのお願い》
 ・コメントはできるだけ最近のコラムにお願いいたします、古いコラムにコメントしていただいても気づかない場合があります
 ・コメント欄はコラムに対するご意見やご質問、受験情報を書き込んでいただくものです
  読者のコミュニケーションの場ではありませんので、掲示板的な書き込みはご遠慮ください
 ・情報は中学校や高校からなど確証のあるものをお願いいたします、うわさ話などの不正確な情報は書き込まないでください
 ・受験勉強のやり方など勉強に関するご相談は「さくらweb進学塾」に書き込みをお願いいたします
 ・ネット上に個人情報をさらすことはトラブルの元になります
  ご相談以外で、成績、志望校、部活動などの個人情報を書き込まないようにしてください
 多くの受験生や保護者の方が見ています、他人を不快にしない、役に立つコメントをお願いいたします
 不適切なコメントと判断した場合、削除させていただく場合があります