こんにちは、さくらです。
昨日の新聞に載っていた前期選抜の倍率を見た人も多いと思います。
「ずいぶん倍率が高いな」と思いませんでしたか。
現在の公立高校(普通科)の入試は定員を2つに分けて2回の選抜を行っています。
入試が複数回行われると「のべ受験者数」が増えてしまうため、各回の試験における倍率は高くなってしまいます。
(試験が2回あるということは、1人で2回受験できてしまうわけですから)
2倍3倍といった高い倍率は入試が複数回あることによって生じているのです。
もしも、かつてのように入試が1回きりなら倍率はどうなるのでしょうか。
前期選抜の志願者数を総定員で割ることで本当の倍率を出してみました。
県千葉 471名 ÷ 240名 = 1.96倍
県船橋 649名 ÷ 320名 = 2.03倍
東葛飾 536名 ÷ 320名 = 1.68倍
千葉東 635名 ÷ 360名 = 1.76倍
佐倉 453名 ÷ 280名 = 1.62倍
薬園台 406名 ÷ 280名 = 1.45倍
市千葉 362名 ÷ 280名 = 1.29倍
県柏 358名 ÷ 280名 = 1.28倍
倍率が2倍を上回っている学校はわずかに県船橋1校のみです。
上位校の場合、後期選抜では志願者が抜けるのが普通なので、実際の倍率はもう少し下がると考えてよいでしょう。
県船橋も実際の倍率は間違いなく2倍を切ると思います。
倍率が2倍を切るということは「不合格者より合格者の方が多い」ということです。
それは「その高校の平均点を取れば合格できる」ということでもあります。
みんなができる問題を落とさないように気をつけましょう。
2回の試験を通して見ればこの程度の倍率です。
入試が2回あることによる見かけの倍率に惑わされることなく、落ち着いて入試に臨んでください。