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さくら進学クリニック 「進学コラム」


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 2019年千葉県公立高校入試は、前期2月12・13日、後期2月28日です

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2017-11-26 477.公立受験校はいつ確定するのか

こんにちは、さくらです。

冬休みまで1か月になりました。

受験勉強は過去問研究が佳境に入っている頃でしょう。


ところで、私立は三者面談で決まりでも、公立は迷っているという人も少なくないと思います。

前回のコラムでも「公立の願書提出は2月です、現状で合格ラインにとどいている必要はありません」と書きましたし、

web進学塾でも「今は志望を変える時ではありません、絶対に志望を下げてはいけません!」と書いています。


しかし、もうすぐ冬休みです。

そろそろ、いつ、どのような形で公立受験校を確定するのか、決めておかねばならない時期です。

そんなわけで、今回は公立受験校を確定するためのポイントについて書きます。


12月以降で受験校確定の判断材料になるのは以下の5つです。

1.公立過去問の出来

2.12月・1月の模試

3.私立の入試結果

4.1月下旬発表の公立進路志望調査

5.公立前期の倍率と自己採点結果



1.公立過去問の出来


公立に限らず、受験校の合格レベルに達しているかの判断材料として最も信頼できるのは過去問の出来です。

過去問は実施時期が入試に近いほど判断材料としての信頼性が高まります。

したがって、11月ごろの得点より、冬休みのほうが信頼できる材料になります。


オススメしたいのは、お正月三が日に、入試と同じ時間帯で過去問を実施することです。

三が日で3年分(前期or後期の3回分)一気にこなせます。(夕方に解き直しすれば、夜は別の勉強もできます)

お正月は気持ちがゆるみやすいので、集中せざるを得ない過去問の実施はうってつけです。


実施する際に気をつけなければいけないことは、テスト形式で厳密に実施することです。

実施中に中座したりしては正確に実力を測ることはできません。

採点も厳密に行いましょう、採点を甘くしてしまったらデータの信頼性は失われてしまいます。

記述問題や作文は家族などにも見てもらうとよいでしょう。


お正月から公立後期までは2か月近くもあります。

その間も勉強した分の実力は上がりますから、2か月で20〜30点程度の上乗せは可能です。

合格の目安となる得点に20〜30点足りない程度までならば「受験資格がある」と考えてよいでしょう。

(もちろん、受験資格があると考えられるだけで、実際に合格できるかはやってみなければわかりません)


合格点の目安がわからなければ、塾や学校の先生に聞いたり、受験ガイドなどで調べましょう。

進学コラムでも毎年「得点開示報告」をしています、一番上の「記事一覧」から過去のコラムを探してみてください。

(上位校の過去5年分に限れば、さくら進学クリニックの「上位校の入試状況」にも掲載しています)



2.12月・1月の模試


このコラムを読んでいる人は、すでに何度も模試(Vもぎ・Sもぎ)を受けているでしょうから、

12月・1月の模試で決めるというより、ここまでの成績推移で決めるということになるでしょう。


12月には、Vもぎ・Sもぎとも後期選抜を想定した40分の模試を用意しています。

上位生は後期も受験する可能性が高いので、後期の対策も抜かりなくやっておきましょう。

(上位校の前期倍率は3倍前後なので、3人に2人は後期も受けることになります)

40分の模試はこの1回だけなので、ここで「10分短い試験」がどんなものなのか経験しておきたいものです。



3.私立の入試結果


県船橋か薬園台かで迷っていても、私立1番手校(市川or秀英)に合格すれば迷う必要はなくなるでしょう。

大学実績でも、生徒全体の実力でも、私立1番手校は薬園台よりも上だからです。

迷わず県船橋を選択できるはずです。

(経済的な理由などで、どうしても公立に進学しなければならない場合は別ですが)


模試での可能性が低くても、私立は試験一発勝負ですから結果はやってみなければわかりません。

合格可能性20%ならば「5人に1人は合格する」という意味です。

公立を迷っているなら、第一志望に準ずる私立高校を受けてみる価値はあるでしょう。


入試は結果がはっきり出ますから、過去問や模試のように微妙な結果で判断しにくいということはありません。

あいまいさを排除することができるぶん、受験校を決める踏ん切りはつきやすいでしょう。



4.1月下旬発表の公立進路志望調査


毎年1月下旬に、中学校を通じて集計した「公立高校の進路志望調査」が発表されます。

希望調査であることと、私立入試前の調査であることから、正確な受験者数が予測できるほどのデータではありません。

しかし、前年の調査と比較することで、志願者が増えそうなのか減りそうなのかは予測できます。

(前年度のデータは進学研究会や総進図書のホームページから入手できます)


また、レベルの近い学校間の比較もできます。

「県船橋か東葛飾か」「佐倉か薬園台か」などで迷っている場合は、倍率が低くなりそうなほうに出願することができます。


公立高校進路志望状況については、昨年の進学コラム「公立高校進路志望調査を読む」も参考にしてみてください。



5.公立前期の倍率と自己採点結果


4.までは主に前期選抜における判断材料でしたが、これは後期選抜のみにおける判断材料になります。

後期には後がありませんから「挑戦」よりも「合格」を意識した学校選択になるでしょう。


後期では「前期の入試結果」が信頼性の高い判断材料になります。

前期で倍率が高かった学校は後期でも高倍率になる可能性が大です。

レベルの近い学校間で迷っている場合は、前期の倍率が低かったほうに動くのもよい作戦でしょう。

(後期では志願変更が可能なので、ギリギリまで倍率を確認して動くことができます)


さらに有効な材料になるのは「前期の自己採点結果」です。

前期と後期は半月しか離れていませんから、実力が大きく変わることはないでしょう。

したがって「前期の自己採点での得点≒後期に取れそうな得点」だと考えられます。

前期選抜は後期選抜に向けた「最高の模擬試験」になるのです。


前期の得点が目安となる得点に大きく届かないようなら、後期でも合格できる可能性は高くないでしょう。


気をつけたいのは、前期選抜の平均点も合格最低点もこの段階ではわからないことです。

テレビや新聞の解説を見たり、学校や塾の先生に予想してもらって判断するしかありません。



以上、公立受験校を確定するためのポイントを書いてみました。

大切なことは、「どの段階で」「どうなったら」「どの学校に確定するのか」を冬休みいっぱいくらいまでに決めておくことです。

確定の仕方を決めておけば、後々悩むことはなくなります。


確定の仕方を決めたら先生や親に伝えておきましょう。

そうすれば、あとになって自分勝手にルール変更することが難しくなります。

(人間はいざとなると踏ん切りがつかなくなって、自分勝手にルールを変えてしまったりするものなのです)


あとは合格目指してひたすら勉強するだけです。

頑張りましょう。



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えむあーるえむあーる 2017/12/06 14:27 受験の手引を拝読しました。学校説明会ではわからない、数字の裏にある情報を解説してくださり、とても参考になりました。
私の子供はなるべく偏差値の高い公立へ行きたいと励んでいますが、現状で一番手校は厳しいです。運良く後期で滑りこめたとしても、授業について行くのすら厳しいだろうと三者面談で言われました。頑張っている本人には酷な気もしますが、入学後のことを考えるとやはり実力相応校を受けた方が良いのでしょう…。

ところでさくら先生にお聞きしたいのですが、内申点が足りない場合、不足分が何点までなら受験を薦めますか。
例えば県船126、佐倉121(Vもぎの目標内申点)ですが、「最低このくらいは無いと厳しい」ラインはどこでしょうか。
塾では「不足分は試験で点を取れば補える」といわれたのですが、上位校は皆それなりの学力を持つ生徒が受験する訳ですから、そんなにうまく行くものかと疑問に思います。先生の見解をお聞かせいただけないでしょうか。

以上長々と失礼いたしました。

さくらさくら 2017/12/08 03:13 えむあーるさん、コメントありがとうございます。
受験の手引きを評価していただき恐縮です。

内申点についてですが、入試の判定は合計点で行いますから、塾の先生の言うとおり不足分は試験で取り返せばよいです。
ただし、実際にはみんながうまくいくわけはありません、当然ながら内申が低ければ合格の可能性は下がるのです。
何点まで大丈夫かは「生徒による」ので一概には言えません。
このコラムの「468.得点開示情報〜得点分布〜」に読者からの開示情報をまとめていますので参考にしてみてください。

だいちゃーだいちゃー 2017/12/13 18:32 はじめまして。3年前の長男受験時より参考にさせていただき、今回受験の手引き購入させていただき大変勉強になっています。今回次男の高校受験になりそろそろ公立高校を明確にする時期になってきました。一番手校(船橋、東葛)を目指し勉強してきましたが、現状内申121、11、12月V模擬偏差値5教科64、V模擬県船、東葛D判定となり、過去問400点強です。大手塾に通っていますが、薬園台にチャレンジさせたいと話すと、D判定でも一番手校は可能性はある。前期の結果でまた考えればいいと強い口調です。一番手校をどうしても受験させたいようで、子供も先生を信頼しているのか一番手校受けたいと言います。実力相応のチャレンジをすればいいと思いますが。そんなに背伸びする必要があるんでしょうか。何だか、塾に洗脳されてるようです。468のブログも参考にさせていただいています。お忙しいところすみませんが、先生の意見お聞かせ下さい。よろしくお願いします。

さくらさくら 2017/12/15 04:07 だいちゃーさん、コメントありがとうございます。
当たり前ですが、公立受験校を決める権利は受験生本人とご家庭にあります。
塾の先生の意見は強制ではありませんから、アドバイスとして参考にすればよいでしょう。
本人がその気になっていても、親の意見が異なるならば説得すればよいと思います。
(まだ親に扶養されている立場ですから、高校進学について親の意見を聞かなくてはならないのは当然です)

塾の先生をしている立場から言わせてもらえば、
公立の願書提出は2月なので、せめて冬休みいっぱいまでは上を見て勉強して欲しいです。
この時期、上を見て頑張っている生徒はそれこそ死にもの狂いで勉強しています。
そんな中で受かりそうな高校に受験校を決めれば、自分だけ気がゆるみますから相対的な実力は大きく後退してしまいます。
場合によっては、志望を下げたのに不合格になるということもあり得ます。
(この話は以前のコラムにも書きました)

高校は最終学歴ではありませんから、大学受験で成功できる高校進学でないと意味がありません。
勉強についていけないようなレベルの高校なら、受験する意味がないのです。
お書きになっているとおり「実力相応の高校」に進学するのがベストの選択だと思います。

ただ、生徒の実力が高ければ、レベルの高い内容も理解できますし、1時間の授業でより多くの問題を処理できます。
当然、高校3年間で学べる内容は1番手校と2番手校とでは違ってきます。
レベルの高い高校では、よりレベルの高い内容を、より多く学べますから、そのぶん大学受験では有利になります。
将来のことを考えれば「そんなに背伸びする必要」はあるのです。
(不足する分は予備校に通うなどして習わねばならないので、経済的な負担も大きくなります)

今はまだ12月半ばで、公立後期まで2か月半もあります。
残りの2か月半、必死で勉強して1番手校を目指すことは将来につながるのではないでしょうか。
仮に1番手校に合格できなかったとしても、ギリギリまで頑張って身につけた実力は高校入学後に貯金として生きるはずです。
(できれば後期願書の段階で実力を見つめ直して、無茶と判断したらなら後期はランクを落として受けた方がよいと思いますが)

いずれにしても、公立受験校について考えるのはまだ3週間くらい早いです。
少なくとも冬休みいっぱいは必死に頑張ってください。・・・と思います。

だいちゃーだいちゃー 2017/12/15 21:09 先生、お忙しいところコメントありがとうございました。塾の先生の意図する所がようやくわかりました。また、私の中では、一月の前期の決定までに決めないとと焦っていましたが、二か月半後の後期まで考える期間があると思うことにします。前期の結果が出て、先生のブログまた参考にさせていただきます。ありがとうございました。