(PCgame)ホロウ覚書(その10)

さくさく終わらせたいのだが、なかなか進まない。マップ移動系の展開と緊迫感の演出はあわないというか、律儀にやらんでもと思うわけである。クーロンズゲートのクライマックスみたいに、強引なぐらいが盛り上がるのではと思う。

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さて、バセット回想。
偶然にも音楽(個人編集CD)がオートモッドイースタニア幻想。聴けば聴くほどクリムゾンキングの宮殿である。おお幻のイースタニア。

なんか死んだ人間が、生き返るまで苦しいとか言ってますが、自分の停止した心臓を自分でマッサージするような感覚なのでしょうか。

・ここは喜びも悲しみも、ましてや憎しみすらない、何もなくなった無垢の浄土。
でも感性も理性もあるのですね。

・たとえ作り物だとしても、この聖杯戦争は彼にとっては理想の世界。
理想であると作り物であるとは矛盾しない概念なのですが。

バセットパート終了。
音楽はムーンライダーズ。最終電車が出た後に僕らは歩き出した〜

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最後だと思ったのにまたカレンがいる。

・空気読み(エアリード)機能
せめてアトモスフィアとかムードとか……

・確かな歯応えとなって苛つきは怒りになり、やがて飾り立てた理性を溶かしていく。
歯応え? 飾り立てた理性?

BGMは奇しくもいまわし電話。ついうっかりダイヤル回して。


・独学で磨けるのは技術だけだ。
・時代を超える理念は天才では築けない。
・才能によって輝く者が大木に咲く花だとするのなら。
・系譜によって輝く者たちは、幹となって大木を育てていく。
時代を超えるのは「幹」ではなく、新世代の源となる「花」である、というのが一般の考え方であると思うのですが、きっとこれは気の狂った人の混乱した思考能力を示しているのでしょう。

・「どうした、生理か?」
すごい発言だ! カレンの体質を知っているのに、真っ先に思いつくのがそれとは。

・血に濡れた白い腹は、きっと鮎の串焼きみたいに今が旬に違いない。
・アレは充分に生ものだ。
ええと、食人族ですか。

・誘っているとしか思えない。
誘っていると思いたいとしか思えない。
BGMは「いくじなし」。ケンジ君、ケンジ君。ボクは君をそんな風に教育した覚えはない!

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橋の上での遠坂さんの奇行。
ちなみに音楽はエレクトリックサーカス。あくまで偶然の一致である。

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ギルガメッシュは言います、
「素朴な花を素朴なままでどれだけ守ってあげられるか、それが男性の包容力だと思ってますから」
語り手は思います、「どうしよう、もしかするとこいつをすごく好きになれるかもしれない」

おい! おまえらはどこの時代の出だ。おまえの母ちゃんなに人だ。ギルにしても、それはぜんぜん古代人の価値観には聞こえないので、言い訳は効きません。

ちょうど、イッセイが名曲「FLOWERS」を歌っているがその視点は正反対である。
くるくる踊って咲き誇れ、きらきら輝き砕け散れ。

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裏山でギルに遭遇。
ヘッドフォンからは「♪とても悲しい歌ができた」。
あわない。

ルビる?
しかしここで楽屋落ちギャグを入れるかねえ。

・見聞録というヤツだ。
見聞を深める、というヤツだ、といいたかったのだろうが、なにせ古代の王だし、慢心が自慢らしいし、言い間違えたのでしょう。

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埠頭でシンジ。このレイプ魔が、と彼を見るといつも思うわけだが、なぜかお咎めなしなのである。

そしてよくわからんコントともに花札へのお誘いが。
終盤に盛り上げる気がないのかしら。

・吹きすさぶ風、荒れ狂う稲光、激震する青き海。
ここまで変な文章にして笑いを取りに来なくてもいいのに。

・脱皮したあとのサナギ
すみません意味がよくわかりません。蛹は脱皮しません。
蝶が出た後の蛹、ならわかるのですが。

ゲームのデモが始まる。いらん。

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デパートでは、無益なDVDトーク。CD大トリのデッドエンドもあきれて演奏を完了してしまった。

終盤ぐらい巻いてもいいのではなかろうか。

というところで続く。
この終わりそうでなかなか終わらない感じを、われわれは知っている……。