舞台『THE 39 STEPS』

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明後日が湘南国際だというこの時期に舞台観劇の予定を入れていました。

言うまでもなく、バッタバタです。でも観に行って良かった。

キャストは4人、しかもその4人で139役をこなすというサスペンスコメディです。まぁ、あまりサスペンスの要素はないと言ってもいいぐらい、コメディタッチで、福田さん色バンバンに出てましたね。


渡部篤郎さんが久しぶりの舞台と言うことで、どうしても渡部さんの演技を舞台で見てみたいという思いから、チケットをとったのですが、今回の舞台は、佐藤二朗さんと安田顕さんの活躍がすべてだったように思います。


お二人が縦横無尽に舞台内外(客席まで)を駆け回り、役を何役も同時進行でこなす、本当にこのお二人がいないと成り立たない舞台です。声を変えたり、道具を使いこなしたり。安田さんは女性役までこなしていましたが、仕草がしなやかで女性にしか見えなかったから本当に不思議です。他にも重要な役のミスターメモリー(初めは誰だか分からなかった)や佐藤さんのホテルの主人など別人のように感じられるぐらい。それだけお二人とも器用にこなされていました。印象的だったのは、教授の家で佐藤さんと安田さんのドアでの追っかけっことその後の安田さんの銅像シーン(あまりにもキツい姿勢のキープに安田さん、『二郎さん、ごめんなさい』って言ってました)、他にもいろいろあったけど笑ったなぁ。そして、なんとお二人で134役もやってたんですね。さすがと言うしかないです。バッチリお二人のファンになってしまいました。


唯一の女性キャストの水川あさみさんも、この強者揃いの中で頑張っていました。

最後に渡部さんはテレビで見るのと変わらずシャープな演技をされていました。スラッとしてて、やっぱり見とれてしまいました。


やっぱり役者さんたちの演技、伝える力を肌で感じるのはいいですね。本当に楽しい作品でした。


《舞台情報》

ストーリー

舞台は1935年のロンドン。退屈な日々を送る主人公リチャード・ハネイは、気分転換に訪れた劇場で銃の発砲騒ぎに遭遇。そこで謎の女アナベラに助けを求められ、自宅へ連れ帰る。彼女は、自分が重要機密を握るスパイで、命を狙われていると告白するのだが、その夜、彼女は何者かに刺殺されてしまった。さらに、ハネイは殺害容疑者として警察から指名手配されることになり……。

原作=「三十九階段」(ジョン・バカン) 
原作映画=「三十九夜」(アルフレッド・ヒッチコック

演出=福田雄一

キャスト:渡部篤郎水川あさみ安田顕佐藤二朗

東京公演
2014年10月23日(木)〜11月3日(月・祝)
会場:天王洲 銀河劇場


大阪公演:2014年11月8日(土)・9日(日)会場:サンケイホールブリーゼ

愛知公演:2014年11月12日(水)

福岡公演:2014年11月15日(土)会場:キャナルシティ劇場


上演時間:2時間50分ぐらい?(70分のところで休憩が入りました)


11月1日(土)18時の部で観劇

カーテンコールは3回。最後まで大きな拍手が鳴り止まず。最後は渡部さんが舞台袖へはける前に、『ありがとうございました』と一礼されていました。



最後に、初めての銀河劇場の感想は、想像していたよりコンパクトな劇場でびっくり。1人でも入りやすいしいい雰囲気の劇場だと思います。幸せなことに前から3列目だったので、役者さんたちを間近で観れました。