挨拶回り後。

近江八幡の挨拶回りの後、
久々に大阪に住むnorisukeに月曜日に会うため、ひとり1日自由行動。
開放感に電車で首の筋が延びきる位爆睡…(久々だ)


日曜日は二日前にネットで検索して予約した京都嵯峨野嵐山の鹿王院という宿坊に泊まった。(1泊朝食付き4500円也)
場所は良くわからなかったけど、まいいかなーと。 情報によるとJR嵯峨野嵐山より徒歩6分。住宅街を歩く。
途中「嵐電」の駅があった。小さい車両がかわいらしい。

 

鹿王院

  



門から入り口までは青紅葉のアプローチで、開放感も手伝ってさ〜わ〜や〜か〜
自由最高。
アンチしがらみ。


宿坊は長い青紅葉のアローチの奥、お寺の母屋。
部屋は電球、テーブル布団以外何もない六畳一間、風呂トイレは共同。
一応女性専用の宿坊だけど、隣の部屋とはふすままでしか仕切られていないので 少々話し声が気になるところ(気にせず寝たが何か?)
お風呂は部屋の順番に入っていく(ちなみに一番最後だった)
門限は19:30と小学生並だが、早々に街が閉まるので問題なし。


晩御飯は嵯峨野嵐山駅前通りにある「豆腐屋 葵」の定食をいただく。

本当はリッチに料亭に行ってやろうかと目論んでいたのだけど、葵で正解!
豆腐屋さんがやっている小さな食堂で、一つ一つが薄味ながら旨味がじゅわっと口の中に広がる。
湯豆腐の甘さ、がんもどきは少し濃い目、ゴマ豆腐はトロリと濃厚。本気で全部美味しかった〜
お手ごろ価格で湯豆腐定食1890円。
全部店頭で購入可能。ご近所だったら、確実にゴマ豆腐愛好者になっていた。


興味深かったのは、やっぱり座禅(朝のお勤め)。

本堂にお座部を持って6:50に集合。
座禅の意義や足の組み方、呼吸の仕方を教わり(腹式呼吸)、いざ座禅。
基本的にコメカミ(ヨガで言うチャクラ)を意識して呼吸を行う。


パンパンと呼吸のタイミングを和尚さんが手拍子で合図を送り始めた。
お腹を意識して呼吸をしていると和尚の手拍子が止まり、お腹の底から響くような声で、


ひとぉぉおーーーーーーーつ
ふたぁあぁぁぁぁーーーーつ


とカウントし始めた。





児玉清にそっくり。






そんな事を考えていたら、座禅が終わった。
雑念上等。

たった短い間なのに、何も考えないでいることは難しい。
旅行に行くとTVもなく、ただただ街の音を聞いていることが心地いいのに
家にいると雑音に囲まれる日々。
それが妙に心地よかったりする。
日常も音が消えてくれたらいいのにと最近思ったり。景色に音楽を付けたいと思ったり。



朝のお勤め後朝食はこちら。

精進料理。がんも煮、お漬物、具沢山お味噌汁など美味!量も満足です。







宝厳寺の庭】

少しだけ嵐山を歩いた。
特別公開中のポスターを見かけたので、ふらりと覗いてみました。
こじんまりしつつ、苔むしててしみじみした庭。
お気に入りは左の岩がごろごろした庭(?)「苦海」。
大き目の石は船です。
写真ではなかなか伝わらないかもしれないけど、個人的にポーンとインパクトがあった。
シュールモダン?

 


嵯峨野嵐山はでは、いたるところで、青紅葉が綺麗だった。


葉の下に羽のようなものが生えてた。何だコレ?


嵯峨野嵐山は落ち着いた町並みで、どこに行っても「味」のある景色となんとなくにおいのような景色だった。
寂れた街ではなく、味わいのある町。歩くだけで、しみじみと楽しかった。
紅葉の季節にもぜひとも訪れたい。