2014/10 残念!!奥穂登山


 凄い楽しみにしていた、涸沢〜奥穂高登山。
大型台風の襲来でどうしたものか悩んだが、とにかく行こうと朝出発。
平湯の民宿に着いた途端、雨が降り出した。宿のご主人も明日は昼まで
台風の影響で悪天候だが、昼からは回復するとの事でとにかく準備をして
早めの就寝。雨は夜中じゅう降り続き風も強くなってきた。
 とにかく、1番バスに乗り、上高地に到着。10人ほどの登山者が、同じように
雨の止むのを待っている。天候の回復をレンジャーの人に聞くと、
上に行くほど、雨風が強く、今日は奥穂へは、登らないほうが良いとのこと。
涸沢小屋に泊りのつもりだったが、どうも無理そうで、念のため「横尾山荘」に
電話すると、キャンセルが沢山出ていて、宿泊OK。雨の中を見切り出発する。
明神を過ぎ、徳澤園でコーヒーを飲んでいると、急に雨が止み日が差し出した。
でも、いつもは最高という天場の紅葉は無残に散って閑散としている。
 12時横尾に到着。チェックインは1時半なのでビーフシチューを温め、
パンとおにぎりで、昼食。山荘は真新しく、お風呂も綺麗だ。食後は、
談話室でいろんな人と山旅の楽しい話を交わし、涸沢での再会を約束。

 朝、6時。横尾出発。本谷橋を越え涸沢へ。やはり、昨日の雨・風で、
ナナカマドの葉も散り、枝だけが残っている。ヒュッテからの風景も寂しいもので
名物の天場も10張り位のテントがぽつぽつ。昨日の相客の人たちも「今年は、
残念だね〜」と話している。その時、ヘリが2機奥穂と北圃の谷筋を旋回し
バーリングしている。中々、事故者が見つからないのか、一人だけを釣り上げて
尚も、捜索しているようだ。当然登山道の規制が掛かり、時間もたってきたので
やむなく下山することにした。帰りの本谷橋でも、また、ヘリが怪我人を捜索。
上高地に今夜の宿を取っていたので、紅葉を見れなかった気持ちと登山できなかった
無念さを抱え足取りは重く、6時間の道を上高地に戻る。でも、自然の力には勝てない。
また、次回、素晴らしい紅葉を見に来るぞ!と河童橋から叫びリベンジを誓う。