その1 ネコでもわかるbitcoinのしくみ

暇なのでbitcoinブームに乗ってなにか書きます。

ほんとはネコにはわかりません。
ネコに小判。ネコにbitcoin

以下本題
bitcoinをトランプに例えてます。



トランプゲームとしてのbitcoin


bitcoinはトランプゲームそのものです。


このゲームのルールは簡単です。
「トランプを集めるゲーム」
です。


このゲームが始まったのは2008年
Satoshi Nakamotoという謎の人物が
インターネット上に、このトランプゲームの
ルールを記した論文を投稿したことがきっかけです。

Nakamoto氏は「このトランプはお金みたいなもの」
と言ってゲームを始めたので
皆面白がってゲームに参加しはじめたわけです。


このゲームではまず参加者の中心に
トランプの山が置かれます。

そして「採掘(マイニング)」という
「ゲームに不正がないか監視する」作業をすると
その監視の作業量に応じて山からトランプがもらえます。
(監視はパソコンで自動で行われます)

この「採掘」は今までに全体で「採掘」された回数が数えられていて
「採掘」がされればされるほど難易度が上がります。


このゲームは途中から参加する事もできるんですが
途中からだと「採掘」の難易度が高く不利になるわけです。



さてルールの説明はここまでです。


このゲームは、始めは本当にただ単に
採掘をしてトランプを集めるだけのゲームでした。

しかし、参加者が増えるにつれ面白い事が起こり始めます。


最初に書いたようにこのゲームは
「トランプを集めるゲーム」
「トランプはお金みたいなもの」
というルールです。


そして、
参加者同士でトランプのやり取りが出来る設計だったので、
ある日ある参加者が

「面白そうだから俺にトランプ(bitcoin)を1万枚くれたらピザを1枚届けるよ」

というようなことを言い出しました。


これがすべての始まりです。

次々とトランプ(bitcoin)とモノの交換が始まりました。

「面白そうだから1000枚くれたら要らなくなった古着あげるよ」
「面白そうだから2000枚くれたら使わなくなったPCパーツあげるよ」

そしてついには
「トランプで支払い受け付けるよ!」
というお店まで出てくるわけです。


最初はみんな「面白そうだから」
という理由です。

人間は、たとえゲームでも
「数字を増やす」という事を面白いと感じるように出来ています。
これはゲームでも数字を増やすために
課金する人が居るのと同じことです。



さて、これは革命です。
「トランプとモノが交換できるようになりました」
これは
「トランプでモノが買えるようになりました」
と同じです。

つまり交換を受け付ける人が居るので
「トランプはお金として使えるようになった」
ということです。



これが
bitcoinというトランプゲームで今までに起きた出来事です。



上までのお話はけっこうおおざっぱなので
最後に以下で補足しておきます。



まず
「トランプとか偽造しまくれるじゃん貨幣になるわけない」
ということ。

bitcoinのトランプは偽造できません。
なぜかというと
ルールにあるように
「採掘」を行う人が「すべての取引と採掘に不正がない」ことを
山からトランプをもらうのとひきかえに
常に確認しているからです。

しかもbitcoinトランプでは
「全てのトランプのやり取りが寸分の狂いもなく記録」
されています。

この記録は採掘を行う人のPCに分散して保存されています。
なので誰か一人が記録を不正に改ざんすることも不可能です。


(ただし監視する採掘者の過半数を抑えれば不正が可能になる場合があります。詳しくは「51% Attack」で検索してください)



そして
「山からトランプを引くの簡単じゃん。価値ないじゃん。」
ということ。

これ、トランプを山から引くのは難しいんです。
なぜならbitcoinトランプの「採掘」という監視作業は
高度な暗号を解析する必要があるので
パソコンの処理能力が必要です。
しかも採掘の難易度はどんどん上がっていきます。

どうして難易度が上がるのかというと
全体の採掘された「回数」が増えるほど
貰えるトランプの量は減るからです。

つまり上にも書きましたが中途参加した人は
あとで参加する人になればなるほど採掘は難しくなります。

これはbitcoinのルールで決まっています。

そしてこれも「不正」は不可能です。


なぜなら上にも書いた通り
「採掘は相互に監視されすべて記録されている」
からです。



最後に
「胴元が居るんじゃないの? 胴元が不正するんじゃないの?」
ということ

胴元は居ません。
今までのルールに胴元は出てくる余地がありましたか?
Nakamoto氏を胴元と呼ぶ人も居ますが、意味不明です。

彼はゲームのルールを作っただけです。
遊んでるのは皆であり
システムを運営しているのも皆です。

誰か一人がシステムを運営しているのではなく

しいていえば
採掘をしている参加者全員がシステムを「監視」している
という「運営」をしています。

ババ抜きというゲームに胴元が居ないのと同じ事です。




以上。


ひまなので書きました。
とても眠いのでどっか間違ってるかもしれません。

なおその2では適当な事言ってる人が多いので
自己満足でちゃんねらをdisる予定です。

あー疲れた。