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萌え理論ブログ

2006-06-04 はてないじり

萌魔導士アキバトロン(4)

下校時

「夢の中でレモン?」

「発音はよく聞き取れなかったから…本当は『れも』とか『れみ』かもしれない」

自転車を押しながら萌と一緒に帰宅する。

「……レモンっていったらやっぱりキスの味?」

「さあな」

帰りまで別々なのは冷たいと思ったからだ。

「どっちかというとキスはメロン味だと思う」

「そう?」

突然、彼女は地団駄を踏むようにおおげさに立ち止まる。スカートが揺れる。

「志朗、おなかがすきました」

「語尾を強調するなよ」

「ボクはおなかがすきました!」

顔が近い。新しい制服にまだ馴れず、普通の女の子のような印象に戸惑う。

「わ、わかった」

「メロンパンたべるたべる」

彼女が指差した先には、ガラス一枚隔ててパンが並んでいた。ただのパン屋ではなくカフェを兼ねてケーキも売っているような女の子好みのおしゃれパン屋である。もちろんPCのジャンクを売っているような店は今もあるが、ふつうの食べ物屋も秋葉原には多い。

「すっご〜いこれ見て、パンが割れて中にクリームが載ってるよ。」

「ふつうだろ?」

「アーティスティックだよ。ファンタスティックだよ。エキゾチックだよ」

エクソダス?」

「あま〜い。興奮しちゃうよ。ハァハァ……」

なんだこいつ。まあよく知らないが、彼女にとってはメロンパンの常識を覆してるのかもしれない。

「あなたが志朗君かしら」

そのとき、同じ萌理学園の制服を着た少女が、志朗の前に立ちはだかった。


   (続)

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