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萌え理論ブログ

2006-06-22 輝きと沈黙とライブアライブ

萌魔導士アキバトロン(22)

「志朗。今なら二人っきりやから、何でもゆうてみい」

「べつに……」

夢のことをロンに話すべきか迷う。解決につながる気があまりしない。それに見た感じでは口も軽そうだ。

「そう、レモンのことやけどな」

「!」

「単に食べ物のイメージなんちゃう」

「そ、そうかな。酸っぱいからあんまり食べないけど」

またしてもお見通しか。どうなってるんだろう。明かりに薄く照らされた彼女は、昼間の陽気な印象とはまた違っていた。今は帽子をかぶっておらず、髪は団子のようにまとめて、狭いベッドに腰掛けながらも、ブルマから伸びた健康的に日焼けした足をときどき組み替える。その動作はとてもしなやかで、絵理の優雅な立ち居振る舞いや、Liloの精密な一挙手一投足とはまた違った個性を感じた。

「苦戦してるんやろ」

とつぜん彼女は切り出す。話が全く見えてこない。

「どういうこと?」

「黒い木偶に」

こいつ。夢での戦闘を知っている? もしかして筒抜けになっているのだろうか。後で萌やLiloに確認しようと思っていたのだが、あの夢の中にいない彼女がなぜ知っているんだ。いや、そもそも夢の内容を他人が知っているのがおかしいのだが。謎は深まる。


   (続)

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