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萌え理論ブログ

2007-10-05 現代思想

なぜ「無断リンク禁止」がまずいのか

強制力を持たない「無断リンク非推奨」なら構わないけれど、法律か何かで原則的に無断リンクを全面禁止してしまうのは、ちょっとまずいことになると考える。なぜか。

確かに、匿名で誹謗中傷されてしまって不愉快だ、というマイナス面はあるだろうけれど、リンク自由のプラス面も、もっと評価されるべきだと思う。もしリンクが不自由だと、ある記事に間違いがあったときに、指摘できない弊害が出てくるのではないか。

例えば、報道の事実誤認や、技術系ならセキュリティ的なことで問題があるとか。そういうときに、リンクを許さないのは、全体の利益にならない。それでは文面を転載すればいいかといえば、今度は著作権の侵害で責められる。

もしリンク禁止になっても、h抜きの「ttp://」とか、検索語を書けばいいとか、すごくザルなものになれば、大して変わらないかというと、迂回するだけで閲覧者がガクンと減るだろう。ニュースサイトからリンクされるとき、ページの上の方に貼るか下の方に貼るかだけで、アクセスが違ったりする。

いや、そんなのはh補完のGreasemonkeyとか何かで、どうにでもなると思うかもしれない。しかしみんながギークなわけではなくて、現にGoogleよりYahoo、FirefoxよりIEの方がマジョリティなわけで、専門知識を持っていてもPC・Webのリテラシーが高いとは限らない。また、元々サーバサイドで弾くこともできるけど、リンクできなければ弾いているのかどうかも分からなくなってしまう。

あるいは、こう言うかもしれない。今でも「円天」みたいなものがまかり通っていたんだから、どうせ何も変わらないんだと。しかし、一つは、無断リンク禁止でもっとひどくなることが考えられる。リンクがなくても、対象のことは書けるから、おおげさかもしれないけど、抑止力みたいなものがなくなる恐れがある。

…とまあ、あまり深く考えずに書いたけど、無断リンク論争の歴史は長いので、こんな論点はとっくの昔に通過していると思う。ただ、最近はてな村でにわかに盛り上がっている話題みたいだから、一応書いておく。

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