アニメ「破天荒遊戯」第1話感想(VNI)

「少し“世界”を見てみたいと思わないかい？」

（以下、第1話「永遠のともしび」の内容紹介）

義父の一言から旅立つことになった、少女・ラゼル。彼女は、旅の途中で出会ったアルゼイドと共に、旅費を稼ぐ仕事を探すうち、村の地主から幽霊退治を依頼された。村外れの森に赴くと、恋人を待ち続けるノマという女性の幽霊が現れる。二人は彼女を説得しようとするのだが……。

プロデューサS「今回は『破天荒遊戯』の感想だ」

萌「ボクは萌えアニメ見ちゃうけど、深夜の女性向けのアニメは、男性向けに比べて少ないねぇ。ネットで話題になるのも、ホスト部のハルヒより涼宮ハルヒだし」

理子「やっぱり、アグレッシブなラゼルと、クールなアルゼイドのコンビが人気なんじゃないかしら。次回はトリオで活躍するけど」

S「どうも、どこらへんを面白がるアニメなのか、あまり見えてこなかった。戦闘とかではないだろうし…」

萌「あぁ〜。雰囲気だから、分かんないかもねぇ」

理子「……」

S「雰囲気って言うけど、なんか幽霊が報われなくて、ずいぶん可哀想な話じゃん。1話なのに。それで盛大に花火上げても、雰囲気に合わないような気がしないか。男女差ではなくて、なんかズレてる気がする」

萌「あぁ〜。言われてみると、そんな気もするかなぁ。幽霊のノマさんの話のときに砂遊びしてたり、ズレてるのはお遊びだと思うけど」

理子「違うよ、全然違うよ」

萌「んん？」

理子「主人公カップルと、幽霊カップルがいるじゃない。幽霊カップルの方は、古典的なイメージ。主人公カップルは、現代的なイメージ」

萌「ふむふむ」

理子「それで、ノマがアルゼイドを殺すと脅かすシーンがあって、そこではっきり違いが分かるのよね」

S「むむ。なるほど…そうか…」

理子「うまく言えないんだけど、二人は、冷たいように見えて、でも嘘がないんだ、みたいな」

理子「アニメのはじめの方に比べて、ポジティブなイメージになってる」

理子「だから、アニメをスタートするにあたって、二人のスタンスをはっきりしたというか」

S「……」

萌「これは、一本取られちゃったかな？」

S「そうだな…。二組を対比して、二人の関係性を浮き彫りにした、というところか」

萌「ついでにゆーと、最後の花火は、幽霊の新たな旅立ち――来世があればだけど――それに対する祝福と、もう一つは、主人公たちへの祝福でもあるんじゃないかなぁ」

S「ああ、腑に落ちた」

S「じゃ、二人はすっかり満足したのかな」

理子「話のテンポやバトルのスピード感は『ZOMBIE-LOAN』とかの方が…」

萌「ボクはもう少し年下系の美少年が…」

S「なんだ、やっぱり好みは分かれるんじゃないか。でも今回は見落としていた部分が参考になった」

S「…といったところで、アニメ感想VNI、また次回」

萌「えんいー」

理子「エンイー」

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