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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

岡崎京子 / 秋の日は釣瓶落とし

とりあえず「映像化…」のリスト追加とページの追加、年表への組み込みを済ませました。おかしなところ気づいたらご連絡いただければ、と思います。

号数は分かれど、年の分からない「ハンバーガー」ですが、週刊漫画アクションの日付号数は火曜のようなので(分かりにくいですね。火曜発売の雑誌なので号数の日付は火曜である、で多少伝わりやすいですか?)、掲載誌である増刊号もそれに倣っているもの、と考えると1988年っぽい。作画の特徴から考えてもそうずれてもいないかな、と思って、年表には88年に組み入れてみました。もっと確かなソースが見つかるといいんですけど。

岡崎京子 / 秋の日は釣瓶落とし

まだ軽く一度読んだだけなので、内容の誤読とかもありそうなんですけど、簡単に感想を。


これはもっと掘り下げられたんじゃないか、まだまだ広げられたんじゃないか、と思ったんですが、実際そうしたものが「愛の生活」なのかな、とか。実際に当時の「漫画アクション」の雑誌としてのカラー、即ちは読者層が想起できないので、なんともいえないですけど、いわゆる青年漫画誌としてはちょっとドラマに重いかな、って気はしました。


単行本化されていなかった理由がその「短さ」にある部分は少なからずあるとは思うんですが、初出掲載誌の出版社が数社に渡る形の短編集も前例があるにもかかわらず今まで収録されずにいたのは、テーマ自体が「愛の生活」で昇華されたのなら敢えて単行本収録の形を取る必要がない、と考えていたのかもしれません。なーんて、思いました。


ハンバーガー」に関しては、「『ショコラな気持ち』ってどんな本?」と尋ねられたときに「『秋の日は…』のハンバーガーみたいな感じ」と例えるのに適当だなー、と思いました。「ショコラの気持ち」と「ハワイ・アラスカ」を足して2で割ったような感じ?正直、これが収録されていなくても単行本の価値は下がらなかったろうなっていう…。


あまりにも書き散らしな、感想というのもはばかられる感じではありますが、ひとつこんな感じで。

岡崎京子 / セカンドバージン 新装版

装丁ですが。先の「ホログラムインク?」は大間違いでした。これはどう説明すればいいのかな。とりあえず美しいです。セカンドバージンには勿体無いくらい、っていう言い方もなんですけど…。「うたかたの日々」が化粧箱仕様でないなら、こんな形がよかったな。