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”All alive are fitting.” 「生きてりゃ適者です。」

2005-05-19 いつもより多く

JR西日本よりオーバーラン

http://blog.tatsuru.com/archives/000995.php

やばいです。

この走りっぷりはどうしたんでしょう。

前半の空想はまあおいて。

「今は特に学びたいことも、やりたい仕事もない。

家にいれば、とりあえず雨露はしのげて、ご飯は食べられる。

親が生きている限りは、この状態がキープできる見通しである。

親が死んだら、そのときに状況を勘案しつつ、オプティマルな対応策を立案すればよい。」

きわめて合理的である。

ふんふん。

NEETにむかって学びと労働の必要性を功利的な語法で説くのはだからまるで無意味なことなのである。

それとは違うことばで学びと労働の人間的意味を語ること。

・・・?

NEETを生み出しているのは、このような功利的教育観そのものなのである。

Σ(゜д゜lll)

た、魂の労働?魂の労働―ネオリベラリズムの権力論

労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚いとおっしゃる?

やばいなあ、この考え方こそがニートやひきこもりを生み出すってことに気づいてらっしゃらない。

「好きなことやってんだから我慢しろ」ルートまっしぐらですな。

労働が神聖なら、それに見合った対価を出さないことこそを指摘、批判すべきでした。

センセイ、「資本主義の黄昏」どころか、これじゃ資本家の思考そのものですよ。。

追記:

http://d.hatena.ne.jp/bluede/20050519

こちらでもよりきちんと批判されてます。

今回のは特にそうですが、「認識が甘い」とかいうレベルではなく、少なくともひきこもりやニート、格差社会という現象を問題視するならばこれらを悪化させる効果を持つ言説です。

内田樹氏は確かに身体論や哲学風味エッセイにおいては卓越した方ですが、だからといって氏の論理は何でも正しい、という前提で対するのはまさしく氏の批判する「先入観」に囚われているといわねばなりません。

氏の教えにもあるように、その文章の「効用」についてよく考えると、上記のような結論に達さざるを得ない、ということですな。

追記:http://d.hatena.ne.jp/sivad/20050523

bluedebluede 2005/05/19 22:01 sivadさん、こんばんは。コメントいたします。

今回の内田先生のエントリーについてですが、・・・やはり、苦言を呈したくなりますよね。私も
Σ(゜д゜|||) 
でした。歴史認識も構造的要因の理解も全くできていないような・・・滅私奉公のススメと言われてもしかたないですね、これは。なまじ権威があるだけに騙される人が少なくなさそうで・・・非常に危険です。それとも間違いであることすらわかってて誰かのためにわざとやってるんでしょうか。ゼミの学生はどう思ってるんでしょう?

kagamikagami 2005/05/19 22:58 sivadさんのご意見に全く同感です。bluedeさんの「わざと?」ですが、バタイユ思想を意図的に歪めて全く反対のものにしていることから見ても、極めて危険な、意図的な誘導を行っていますね。原典に当たっていない若い子が騙されるのは仕方ないかもしれません。しかし、原典を理解している学者達が、内田氏のこういった振るまいを全員見て見ぬ振りをしている現状に、私は一番絶望を感じます。

sivadsivad 2005/05/19 23:14 ウチダ先生、実はネオリベ最凶の刺客かも。。

sivadsivad 2005/05/19 23:50 ゼミの学生さんは適当に合わせてるだけだと思いたいですけどね〜。これまでのウォッチによるとウチダ先生は自分の商売に不利なことは言わない「功利的」な方なので、おそらくこう言った方が今の学生の就職や国の予算獲得に有利なことはわかってらっしゃるのでしょう。滅私奉公こそ国や企業の求めているものですからね。
ただまあ哲学や社会学の学徒とは到底いえなさそうですね〜。

hizzzhizzz 2005/05/20 16:18 内田センセとだめ連系・渋谷望とでは、おもいっきり反目する立場ですが、「生活資金を稼ぐ下々の行為」を軽蔑しmy理念至上主義な点は一緒です(大苦笑)

sivadsivad 2005/05/20 22:02 まー学者先生は基本的に労働嫌いでしょうな〜

bluedebluede 2005/05/22 14:16 TBありがとうございます。sivadさんのネオリベ発言がぴったりだったので、タイトルにさせていただきました。
・・・内田センセイにどんな事情があるにしろ、このエントリーに納得している人が数多くいる現状も含めて考えると、若年無業者の社会復帰は難しいでしょうね。一部(本当に?)のホワイトカラーのサービス残業合法化でこれからますます労働事情は悪化しそうです・・・。

modmod 2005/06/15 01:19 よくよく時間が経ってから読むと、内田先生が「対価?そんなもんいらねーよ、だから働かなくていいだろ?」というタイプのNEETに向かって「対価以外の理路で労働の価値を教えよう」という話をしているのに対して、
sivadさんは
>労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚いとおっしゃる?
という一文に明らかなように、「対価が少ないから働きたくない」というタイプのNEETに向かっての言葉だと誤解して、存在しない論に対して反論を試みているんですね。

bluedeさんは、両方のエントリーを読み比べることの出来る立場にいるにも関わらず「滅私奉公のススメ」のような理解しかできておらず、ちょっと論外な気がします。

ゼミ生の理解については
http://mtbaca.exblog.jp/2762058
このブログのコメント欄に内田先生自身がuchidaという名で認識を述べておられますよ。

sivadsivad 2005/06/15 02:07 どーもー。
まず第一に「対価?そんなもんいらねーよ、だから働かなくていいだろ?」というタイプのNEETなんてのは本質的にほとんど「存在しない」でしょうな。そんな高等遊民ならそもそも社会問題になってません。
議論するのがウザイときに敢えてこのように言う事もあるかもしれませんが、実際にはそんな暢気なものではありません。雇用者や社会の過剰な要求に耐えられないからこそ引きこもるのです。
そんなところに、「贈与しろ」だのオーバーアチーブ」だのとけしかけても、逆効果だと言っているわけです。秀さんの場合もそうですが、内田さんの認識不足はちゃんと指摘してさしあげませんと先生が恥をかきますよ。
ゼミ生の理解については、多様性を本当に重んじる人なら、あんなに無邪気に意見の全員一致を喜んだりしないだろうな、という「センス」の問題です。

modmod 2005/06/15 17:05 内田先生の論じているタイプのNEETが少数派であることは良く理解できます。
ですから私は内田先生の当該NEET論には不満を持っています。ただしそれは、NEETの類型ごとの説明を次々と読ませてもらえると思っていたのに、当該エントリーのみで終わってしまっているという一点についてです。
「対価?そんなもんいらねーよ、だから働かなくていいだろ?」タイプを論じた文章としては特に「認識不足」は無いものと思います。(むしろ、もっとも合理的説得が難しい類型であるにもかかわらず、少数であるために特に論じられていなかったものを敢えて論じたものとして評価しています。)

あとsivadさん、一応自分の書いたエントリーに基づいて答えてくださいね。
私は、
>た、魂の労働?
>労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚いとおっしゃる?
この部分は完全に読み違えですよ、と言ってるわけです。
これは内田/sivadの主張の当否とはとりあえず関係の無い(というか、それ以前の)話で、そこを認めてはもらえないわけですか?
『ほとんど「存在しない」でしょうな』この逃げを以って敗北宣言と見ていいんでしょうか。
上記のように、私は内田擁護派でもなんでもないわけなんですが、貴方の誤りを指摘する者は貴方の中ではみんな「内田側」の人間になってしまうんですか?
正直、あまりにくだらないごまかしの応答が返ってきたことに困惑しています。

sivadsivad 2005/06/15 20:21 どもー。
そうですか?僕も困惑っすね。
「やばいなあ、この考え方こそがニートやひきこもりを生み出すってことに気づいてらっしゃらない。」
って書いてますよね。
僕は現実の社会問題を論ずるときは、途中の論理はもちろんその前提となる現実の認識や根拠、そしてその言説が現実に対して及ぼす影響つまり「効用」をも重視すべきだと思っています。この点は内田さんと同様です(「空文の効用」参照)。
で、このエントリにおいて、内田さんはなんの前置きもなく、極めて例外的な、いるかどうかすら怪しい内田流「ニート」をでっちあげて、あたかもそれが一般的な「ニート」の姿かのように論じています。何の前置きもなく「ニート」とはこういうものだ、といった時、それはニートの中の例外的なごくごく少数を指しますか?んなわきゃないですね。まずここで大ペケですが、これについてはmodさんもご指摘のように、ニートや引きこもりについて多少なりとも経験や勉強をした者にとっては自明なので、どちらかというとスルーしています。
むしろ僕は、内田氏はその誤った認識を元にニート一般について誤った、それが現実には状況を悪化させる結論を出していることを問題視しました。
ニートや引きこもりについてよく知らない人が「これはいるかどうか分からない仮想のニートの話だが」という前置きなしにあの文章を読んだときに、あの文章はニート一般を分析したものであり、こういう対処をすればいいのか、と「誤解」させる効用を持つものであることを批判しているわけです。
お分かりでしょうか?

sivadsivad 2005/06/15 20:47 おっと。。
「労働は神聖なもので〜」のくだりですね。
確かにあのエントリが全体にあまりに酷かったので、やや汚い言葉になってしまったかもしれません。その点は悪いと思います。
が、最近少し議論しました秀さんと違い、僕はこのような議論の際には上に書いたように言葉の「効用」を考えて解釈します。
内田さんは労働を「「どうして」そのことをしなければならないのかの理由を合理的なことばで説明することも、私たちにはできない種類の営み」と断じ、「労働の人間的意味を語」れとおっしゃいます。そして「労働の必要性を功利的な語法で説くのはだからまるで無意味」とまで言います。これを僕なりに解釈すると、労働は人間の犯すべからざる根源的、儀式的な行い=神聖であり、対価を求めるような功利的な態度はよくない=意地汚いのである、となったわけです。
もちろん、「数学屋のメガネ」の秀さんのいうような「形式論理」からは外れるでしょうが、そもそも社会問題を形式論理だけで論ずるのは不可能、と最近のエントリにも書きました。
わかりにくければそちらの方もどうぞお読みください。
ではでは。

modmod 2005/06/16 01:10 形式論理的にあなたの論が破綻しているとは、私は一切述べていませんが。頼みますから、目の前にあるテクストに集中してください。
言葉が汚いなどという非難もしていません。言われて見ればたしかに汚いですが、問題にはしていないのです。

>対価を求めるような功利的な態度はよくない
こんなことを読み取れる文脈がどこにあるんですか?
内田先生が功利的だとして批判しているのは、NEET達の対価を求めるような態度ではなく、「労働も対価も欲しないNEET達に労働意欲を喚起しなくてはならない局面にあたって、なお対価という論理しか用意できない」ような教育観ではないですか。
どこをどう読んでも「労働に対価を求めるなんてけしからん」なんていう意味を汲み出すことはできません。
「私の解釈」という言葉は便利ですが、文章の意味そのものの解釈可能性には限度があるわけで、この場合のあなたの「解釈」はやはり読み違いでしょう。というのが、より丁寧に言い換えた私の意見です。

これでも、読み違いではないとおっしゃるなら、「資本主義の黄昏」に書いてあることはなんかおかしいよという結論に共感を覚える他には、あなたの文章に意味を見出せないのですが。この読み違い箇所を残したままでは、あなたの文章は批判になりえないと思うからです。
私は少なくとも批判の形を成しているものを読みたいと思っているだけなのですが…。例えば、問題となっているNEETの大部分はそのような人種ではないという切り口もあるだろうし、文の初めでは「労働=職業」という狭い意味で労働の語を使っているのに論旨に合わせるように途中から断りなく「労働」の含意する概念を不当に拡張していないか(一種のごまかし)という切り口もあるだろうに、なぜそのような誤読に基づく批判に拘るのですか?

曲解に基づいて存在しない仮想的を作り出し攻撃するというのは「空文の効用」で内田先生が行っているのと同じ手法であり、内田先生を批判する人間としてはちょっとかっこわるくて見てられないですよ。

sivadsivad 2005/06/16 01:31 左様ですか。
僕は十分読み取れると思いますが。。
まあいいんじゃないですか、文言の解釈に幅があるのは仕方がないことで、それぞれの視点でそれぞれの批判をすれば。僕とmodさんの違いは、こういうことが読み取れるか読み取れないかで、どちらがより妥当かは読んでる人が各々判断すればいいことです。
カッコいい批判をしてる人たちも沢山いますので、僕の乱文に拘らずよろしければそちらをお楽しみくださいな。

modmod 2005/06/16 01:45 あと、コメントの中でsivadさんが書いている批判(お返事の一つ目の方)は、私が考えていることと同じです。最初からそれを書けばいいのにと思います。

ただ、あなたがエントリー中で書いている批判と、今回コメント中で新しく書かれた批判はまったく別のものですよね。同じ批判の言い換えと読むことはちょっと困難ですよ。

あなたが同じことの言い換えであるというために挙げている
「やばいなあ、この考え方こそがニートやひきこもりを生み出すってことに気づいてらっしゃらない。」
この部分ですが、「この考え方」にあたるのは、「労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚い」という考え方を指しているという以外に読みようがないわけですが、すると「誤った認識を元にニート一般について誤った、それが現実には状況を悪化させる結論を出していることを問題視」していることにはどう考えてもならないじゃないですか。
つまり、
あなたの新たなコメント中では
「不当に一般化したNEET論が機能することで、NEET問題に悪影響が及ぶ(対応が遅れNEETが増えるなどの形で)」という批判をしているのに対して
あなたの引用した「やばいなあ」の部分では
「労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚いという考え方こそがNEETなどを生み出す」という批判をしており、
二つは別の批判だと思うのですが。

あなたのコメント中の批判の原型が見られるのはむしろその後の、「今回のは特にそうですが」以下の部分であって、それより上の部分が誤解釈に基づいているという指摘への答えにそもそもなっていないのです。
「おわかりですか?」と言われても、そのことについては十分「おわかり」だから、問題にしているポイントに限って答えてほしいと再度お願いする他ありません。

重ねていいますが、あなたがコメント中で展開した批判には賛同するものです。それだけに誤読によって展開した批判の誤りを認めないのは惜しいと思います。

modmod 2005/06/16 01:54 ああ、なんか書いてる間に返事を貰ってしまった。
いろんなところのきっちりとした批判はすでに十分読んでますよ。だって、もうずいぶん前のエントリーなんですし。

こうやって書き込んでいるのは、結論が正当と思うのにその批判手段が不当だとかえって批判としての効力を失いますから、そういうのはまずいだろうと思ったからです。
いったん敵と決めたら攻撃手段はなんでもいいと言うのならしかたないんですけど、むろん、そんな人ではないですよね。

「解釈」と「勝手な決め付け」を分けるのは、その理路の追跡可能性であるべきですよね。
ぜひ、その解釈に至る理路を示してください。

sivadsivad 2005/06/16 02:19 うーん、も少し考えて頂けるとあり難いのですが。。推敲する時間もないしマジで乱文ですから、本当に無理に読んでいただかなくてもいいっすよ。
ヒントを出しますと、では「「労働も対価も欲しないNEET達に労働意欲を喚起しなくてはならない局面にあたって、なお対価という論理しか用意できない」ような教育観」がダメだとして、その結果どういう教育観が生まれる恐れがあるのか、ということを考えてください。
それ以降は恐らく個々人の経験によって展開に差が出るでしょうね。

sivadsivad 2005/06/17 22:16 まー結局僕は別に内田さんとディベートしようってんじゃなく、氏の語りの「胡散臭さ」に各々が気づいて、自分で考えてくれるきっかけを作りたいだけです。
ですから他の人のエントリで言われてることは特に言おうと思いませんので、中途半端な印象を与えるかもしれませんね。
まあ質問していただければそこそこ説明を差し上げる用意はありますけど。