'06食肉大賞

今年も数多くの肉片を食らい、
結果、若くしてMCメタボリックの称号を授与されることとなった、
ありがとうございます。
そんな中JBが他界した。


冬至の東京砂漠に茶色い空っ風が吹き抜ける中、
メタボリック仲間の、食通スマイリー先輩と、
追悼食肉を決行。場所は、今年のMVP焼肉店での開催となった。


その名は、神泉ホルモン三百屋
当店が標榜する、「パワー焼肉」は、肉食界隈では本年度の流行語にもなった。


まず、基本的に、ホルモン系列の焼肉屋には、
アングラ感、「闇」のイメージを強調するあまり、
接客がガチの売り手市場型店舗運営が多く診られる。


常連以外は、口を利けない雰囲気等。
その点、この三百屋は、店内の雰囲気が明るい、
店員のサービスがいい、酒もワイン中心という形で、
アングラ感に決別しているところがまず好感持てる。


ホルモン系ではないが、かつて、らぼうふに行ったときに、
一時間待ちだったので、30分ぐらい席をはずしていたところ、
思ったより早く客が帰ったのだが、席をはずしている客に電話する方針ではないため、
即刻キャンセルされたという苦い経験があるが、
ここの場合は、ごく常識的に「のちほどお電話」してくれる。


まあ、その常識的であるというところだけで十分いいのだが、
さらに肉自体が相当愛らしい仕上がり。
それも、専従であるホルモンの部分以上に、
しばうらカルビ・厚切りハラミ・厚切りタン等、
直球の領域が大豊作。
男も女もサイドメニュー中心の昨今、
こういう正統派ストロングスタイルは今では古いと思う向きもあろうが、
こいつらの油の充実度と、
付けあわせで出てくるキャベツ千切りとの相性など、考慮してくれ。



終盤、ミノやホルモンで追い込むが、値段も悪くない水準。
歌謡界でいえば、ミヒマルGTクラスの期待の大型新人だ。MVPだ。

(P)

大海原

俺たちの中で、焼き鳥というカテゴリは、明らかに焼肉より格下。
そういう意味で、ダンスの1間サボったくせに、2限出て、
かなりドープになっちゃって、頑張ってないけど肉食いたいが、
それはさすがに自分を甘やかしすぎ、って時にいくもの。
あくまで、守備固め。


そんな感じなので、忘年会で焼き鳥屋行くってなったとき、
我輩のテンションは↓。
残業代付けたらだめなのか。
普段接しているんだから、改めて行かなくてもいいじゃないかと思う。


店は、人形町 荻
「世界一ソムリエ田崎 真也さんからお墨付きをいただきました」
という、焼き鳥+ワインのコラボレーション、タイアップの提案。


テイストは洋ですよ、洋。ワインうまいかもとおもった。
焼き鳥だけじゃなくて、イベリコ豚、ラム、ズッキーニ等の焼き物は、
バジルやガーリックテイストだったりのBBQテイストでR。


名物は、「つくねの概念を変えた」つくね。
これも一本370円というのは、普通の焼き鳥の尺度で考えれば高いが、
ほぼハンバーグだと思えば、そのジューシーさからして、割安とも考えられる。


そして、出ました。「つぶ貝のバジル焼き」。
俺にとって、つぶ貝は宝石そして常識。
好きな食べ物は「つぶ貝」。そういい続けてきた。
俺にとって、寿司食いたい=つぶ貝食いたい、に等しい。
メニューで見かけて期待してオーダー。口にして「・・・」
つぶ貝、焼いてどうする。
海と陸とでは流儀が違う。


「陸に上がった河童」そんな言葉をかみ締めながら、
ワインと、上司の話で3時間。
誰かが高いワイン頼んでくれてて、
一人頭7000円。ありがとう。
(P)