ボーカロイドはキャラクターを持たせて見ると面白いよ

ボーカロイドの最近の話題が不思議な方向へ向かっている。


初音ミクの歌声を聴いて、人間ボーカルとは違うという違和感(*1)を 覚える人もいるかもしれない。


今回の話題の発端となったのは、"ぼかりすvocalistener)"という技術だ。 初音ミクの歌声が今までに無いほど"人間らしく"なっているのだ。


未だ正体不明ながら、産総研の人の研究で、その方の分野から人間が歌った声を参考にしているらしい、という事で落ち着いている(*2)。


しかし、これが不思議な話題へと発展した。


yukitanukiさんの言葉を引用(*3)する。 "僕がvocaloidに対して感じている「はぁ、さいですか」みたいな感覚をvocaloidファンの人がぼかりすに感じている" すごい関連技術だけど、vocaloidファンで拒否気味な反応の人達もいる。


これを不思議に思ったが、人間らしい=初音ミクらしくない、という理由もあるようだ。


つまりは、初音ミクには在るべきキャラクターがある、と思っている人が居て、翻って、初音ミクにはキャラクター性が付与されている、と言えるだろう。 (蛇足だけど、自分も初音ミクに対して何らかのキャラクター性を持っていると思う)


それを踏まえて動画を紹介(*4)。 歌っているのは、初音ミクの次に発表さた、鏡音レン♂、鏡音リン♀(コーラスのみ)という双子。


この動画は、鏡音レン視点のもの。 レンは初音ミクの弟分だったり、過去のボーカロイドKAITOとネタ曲に出演している(*5)が、この動画ではちょっとシリアス。 2度目ではまりました。


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*1 初音ミクで発表された曲を、人が歌った動画も多く、比較すると明確。bakerさんが作曲したcellroidcelluloidとかカナリアとか、上手な女性ボーカルが歌っててオススメです。逆にストラトスフィアという曲は初音ミクしか歌えないかも。

*2 今月末発表の見通し。また、この話題の中で、同じように人間らしい初音ミクの曲を仕上げた人(400氏)も出現。ぼからんの方は、人の歌声からボーカロイドのパラメータを推定する手法らしい。一方で、400氏は『「音の3要素(音程・音色・音量)」という原点に立ち返った感じ』とのこと。置き土産のファイルも解析され、文節中で子音の強さがどう人間らしく変化するか、なんてところまで調整されてるよう。この話題見てたら、なんかカラオケ(=自分の下手な歌w)に応用できるかも、とか思ってみる(笑

*3 引用元→ http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.fumi2kick.com/rrtalk/archives/1031


*4 動画1(リン視点)→動画2(レン視点)→動画3PV(プロモ)


*5 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm2097776

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ちなみに、この日記は最初マイミクに対して書いたものです。

↓参考にさせてもらったエントリ様