SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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グローバル経済は死んだ、日本には経済の独立が必要だ

リーマン・ショックギリシャ危機を見れば分かる通り、グローバル経済という国際癒着経済は、もはや死に体だ。新しい経済モデルを模索する時期に来ている。グローバル経済の実態は、アメリカの世界支配のための妄想にすぎないと思う。TPPのISD条項を見ていると、そう見える。だが、私たちはアメリカの妄想に十分すぎるほど付き合ったと思う。20年くらい付き合った。だが何もいいことはなかった。

そろそろアメリカの言い分を無視する時期だと思う。そこで新しい経済モデルを提案したい。これは、アジア経済危機の時に考えた。グローバル経済は、世界中の資金をグルグル回していくというコンセプトだが、このコンセプトは既にもう破綻しかかっている。ギリシャで問題が起こるとドミノ倒し的に世界が経済危機に陥る。このドミノ状態がグローバル経済の実態だ。そこで、私は、個々の国が独立して資本を循環させる経済モデルを確立する事が結果としては、安心して生きられる社会になるというコンセプトの元、循環型市場経済を提唱したい。(要するに個々の国の経済を独立させて現状のドミノ状態を解消するのが目的)

循環型市場経済では、資本の拡大を是とするのではなく、資本の回転率を是とする経済である。故に金利は存在しない。政府は税金を徴収し、それを無利子で民間企業に貸し付け、公共的な事業を行わせる。例えば、環境問題だと太陽光発電パネルを買うのに無利子で融資する。財源は石油税を使う。(約束通りに返済できないと金利が発生する)

例えば、ある人が太陽電池を買う。その人は、その借金を返すために太陽電池工場で働く、太陽電池は太陽からエネルギーを手に入れる。外貨は必要ない。レアメタルを購入するために外貨が必要だが、技術革新でレアメタルの必要のない太陽熱発電技術を開発するなどして、国内資源を循環させて、エネルギーを調達する、外貨は必要ない。食料だって同じ、減反されて使っていなかった土地に麦の2倍の収量のある飼料米を植えて、半分の面積で同量のコメを作り、米粉にしてパンや麺を作る。外貨は必要ない。資源だって同じ、内需の鉄に絞れば、今の1/3の生産量で済む、その規模はスクラップ鉄と同じ規模であり、鉄はリサイクルしていけば、日本はやっていける。新たな鉄鉱石も石炭もいらない。なぜなら、リサイクル鉄は、電炉で作るので、必要なのはスクラップ鉄と電気なのだ。故に外貨は必要ない。プラスチックだって、下水から藻を使って石油を作る。それからプラチックを作る。外貨は必要ない。

つまり、そういう事をすれば、外貨に依存せずに日本はやっていける。つまり、自然環境から食料、資源、エネルギーを調達し、それを無利子経済で循環させる事が出来れば、グローバル経済がなければいけないなんてことはなくなるのだ。そういう経済でもっとも先進的なのがブラジルである。日本もブラジルのようになるべきだ。ヨーロッパに文化の花が咲いたルネサンスは、経済成長を全くしておらず、それを定常経済と呼ぶ。私は循環型市場経済によって21世紀型の定常経済を実現し、世界にルネサンスをもたらしたいのだ。
 
グローバル経済は死んだ。これからは循環型市場経済によって個々の国の経済が独立することによる、分散市場型の経済モデルこそが人々に幸福と安定をもたらすだろう。ドミノ倒し的に不幸の量産しかしないグローバル経済には、もはや何の未練もない。
 
幸福の量産こそ、経済の目的であり、不幸の量産しかできていないグローバル経済は、もはや経済とは言えない。世界はグローバル経済から、循環型市場経済による分散型市場経済に移行する時期に来ていると私は思う。