神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン(3)

クリムゾンシリーズのコミックス版、第3巻。

表紙のコーティカルテのトルバス神曲学院制服が夏服に。
いや、まぁ「とらのなか」とか「アニメイト」じゃまた服装が違うんでしょうが(笑)。
そこまで気にしてたら、買ってられない(笑)。*1


コミックス版「カーディナル・クリムゾン」は、キネティックノベル版に準拠、ちょうど現在進行中のクリムゾンSと同内容で、第2巻まででちょうど文庫1巻分だったのですが。
コミックス第3巻は、やや早めの展開の印象。
かと思うと、番外編を挟んだり、ちゃんとキャラクターの内面とかも説明してて良い感じです。


ナンで、そう思うかというと……
アニメのクリムゾンSがヒドすぎる(涙)。
確かに、以前のアニメシリーズは大概、絵がヒドかったのですが。ストーリーは悪くなかった。特に、ラスト2話とかね。
今回は、思ったより絵も良くない上に、脚本、演出、かーなーり、ヒドい。
このままだと、「黒執事」並みに……。


まず、精霊の羽の数は変動しないし、その形状は指紋のように固有で変化せず、偽装できないもののハズなのに*2、第1話を見る限り。
12年前にフォロンと邂逅した際のコーティカルテの羽が8枚。
現在のちびっ子形態時が4枚、と。
かつてない、斬新な解釈!
学院編だと、ミゼルドリットも登場するんだけど……*3ナンかおかしな空間になっちゃってるなあ。


しかも、前作でもアニメ化されていた。フォロンとユギリ姉妹の邂逅、コーティカルテの再会のシーンが改悪されている。
あそこで、フォロンの神曲を聞くことで、ユギリ姉妹のゆるぎない信頼が生まれるわけで……
そこ替えちゃダメじゃん。
演出も全編通して、ビッミョーな感じで。
ナンか、ポリフォニカのアニメ化とは考えずに、ポリフォニカをパクったギャルゲーorエロゲーのアニメと考えたほうがよさそう。
……何話まで耐えられるか。


とは言え、そんなダメダメなアニメであっても、起爆剤にはなっているワケで。
今月、このコミックスの他に15日にGA文庫からポリフォニカが3冊! 来月も3冊!*4
こっちは楽しみに待つとしよう。

*1:そもそもGA文庫版クリムゾンシリーズ自体が、そういう手法で売っているので、それを追いかけていたらキリがありません。逆に、通常版だけと縛ってしまうとたまーにアニメイトに寄ったときとかにも買えなくなっちゃいますし。気にしないようにしてます。

*2:始祖精霊に限っては、精霊島がある200年前は8枚羽だったものが現在では6枚羽になっているという、大きな変化はありますが。それは特殊な例であり。

*3:ミゼルドリットは、4枚羽の中級精霊が、諸々のトラブルで分裂して2枚羽の双子になっているという特殊な設定の精霊。

*4:しかも、刊行予定表を見ると、ポリフォニカRPGリプレイ2巻、とな。スバラシイ!