SCENE141 【睡眠阻害要因としての疾病】  アトピー性皮膚炎に伴う不眠症 

おはようございます。今週は休日が多かったので、疲労度の違いを感じながら目覚めました。ただ天候は竜巻警報がでるなど、まだまだ変わりやすい気候ですね。

★今日のトピック
<ゴキブリ>人類救う?脳組織に耐性菌死滅作用 英大学発表   毎日新聞配信記事引用 9月17日

 ゴキブリやバッタの脳組織に強力な殺菌作用があることを、英ノッティンガム大の研究チームが突き止め、英総合微生物学会で発表した。薬剤が効かない多剤耐性菌が問題になる中、チームは新たな抗生物質の候補として期待を寄せている。
 熱帯から亜熱帯に分布するワモンゴキブリと、農業被害をもたらすサバクトビバッタの組織を使い、耐性菌のMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や病原性大腸菌への効果を調べた。その結果、ゴキブリ、バッタとも筋肉や脂肪などに殺菌作用はなかったが、脳や神経などの組織は細菌を90%以上死滅させたという。
 9種類の抗菌性たんぱく質を見つけ、多剤耐性アシネトバクターなど、抗生物質がほとんど効かない細菌への効果も調べている。チームは「清潔ではないところにすむ昆虫が、多様な細菌から身を守る力を持っているのは当然だ」と話す。
 この発見が、新しい抗生物質の開発に実際に結びつくかは不明だが、チームの研究者らは「5〜10年後には臨床試験し、製品化を目指したい」と意欲を見せている。
 【ことば】ワモンゴキブリ 熱帯や亜熱帯に広く分布し、日本にも生息する。体長は成虫で4〜5センチ程度と、屋内にいる日本のゴキブリでは最も大きい。胸部にリング状のまだら模様があるためこう呼ばれる。日本では九州南部から沖縄にかけて分布していたが、暖房器具の普及により、全国で見られるようになった。

◆いつの時代から、ゴキブリを見つけたら殺すようになったのか?・・実は、私の頭の中では一つの疑問でした。しかし殺虫剤も、ゴキブリにも耐性ができて、より成分の改善されるというスパイラルですよね。それだけ、生命力が強い生き物であることは確かです。もしかしたら、抗生物質の宝庫なのかもしれませんね。

アトピー性皮膚炎のかゆみが睡眠の質を悪くします。寝ている間も、身体を掻き毟って、中途覚醒するとか、覚醒しなくても質が悪くなり熟眠障害になるなどのケースがあります。

症状が中等症以上になると、入浴の温度も熱くすると、かゆみが増悪します。重症になると総睡眠時間が短縮し、深いノンレム睡眠が著しく減少します。このようなかゆみは、睡眠前半のレム睡眠の時に多く、明け方には減少する。

しかし朝起きた時に、シーツをみると、掻き毟って、そこが出血して、シーツに血がついていることでかゆみの度合いや、睡眠の質を想像することができます。まずはかゆみを抑える治療を優先にしてください。これから冬までは割りと肌にとっても汗や乾燥が強くないので、ぜひ治療を!