ZAQ KURUIZAQ 2017 大阪

今年のツアーは東京都大阪のみ。これなら全通楽じゃんと思ったら,切ないことにどちらもキャパ400の箱なので,大阪はとれたけど,東京は結局チケット抑えられず。

一応,東京が終わるのを待つ。
セトリはZAQbotoさんのつぶやきを参考に

心拍数は胸ベルトをつけるのを忘れてしまって手首の光学式(Garmin 735XTJ)の値なのでちょっと怪しいが,ヒロインと嘘からFind the windのあたりが多分倍になっているのと,いくら盛り上がっていても流石に160くらいまでにしかならんでしょうというのが分かりやすくおかしいくらいで後は信用していいと思う。

最初上がっていないのは,70番台だったので警戒せずに2-3列目に行ったら左よりのつもりだったけどメッチャクチャ中央で圧縮がひどくて動けなかったから。動けないと心拍数は上がらない。
あと,地味に体調が悪かったので,この体調では最前線で戦う事はできないと,自分のポジションを後ろに引いていった結果として,絶好調UNLIMITEDあたりまでで気兼ねなく飛べるスペースを確保できて(結局厄介だ,てめえわ)絶好調。気がつくと女性エリア付近の前よりの山本陽介ポジションに定住。

ヒロインは嘘はNO RULE MY RULEツアーの名古屋で感動しすぎたせいか,それ以降定番曲化してるのだけど,何度聴いてもあの時の名古屋に比べるとと思ってしまって,なんかどうもしっくり来てない自分がいる。
BEAUTIFUL SENTENCEは良いよねって思う。そこからの怒涛のラッシュはほんとすごい。陸上じゃないけど,ロングスパートみたいな心拍数の上げ方をZAQはしてきてよくやるよなあと。MCをあまり入れないのがコツなのだが,冷静に考えてどっちも死ぬ… 煽り煽られのフィードバックがすごい。
ただ,全体的に高音出すの無理してない?みたいなのが多くて辛かった。最近の曲(Last ProofとかBRAVERとか)は不自然さを感じなかったので,聴いてる方の感覚の問題かもしれないんだけど。

アンコールを挟んで,アニサマのPlaying the Worldを自分でキーボード弾きながら。光の一つ一つがどうたらって歌詞なのに,ZAQ現場はどんどんペンライト振らなくなってるなあという寂しい気持ちになったり。ただ,前の方は圧縮がキツイので振ってると危ないし,私も持ってきたけど危ないので振らなかったから,会場の余裕の問題だとは思う。
最後の曲はNO RULE MY RULE。この日はキーボードの野崎さんがいない編成だったのだけど,前の曲(Playing the World)で使ったキーボードをソロパートでちょっと余裕があると弾くZAQが面白かった。いざとなれば自分で弾けばいいZAQさん最強。ちなみに,ほかはキーボードはだいたいシンクロで流してて,それだとイマイチかっこがつかないソロパートは基本的にはギター(山本陽介)でカバーしてた印象。例えば,ONE WAY ROADとか。つか,ONE WAY ROADの位置反則だろ。茅原実里のサマドリ5とかもそうだけど,最初のブロックでガツンと殺しに来るの流行ってるんですかねえ?

ライブが終わって外に出ると温度差やべえという感想が口々に漏れてるのがちょっと楽しかった。みんな風邪引くなよ(ちなみに,私の方は治りかけた風邪が完全にこれ絡みの週末で復活した…東京はもしチケット取れてても後ろで眺めてる感じになりそうだから,会場の熱気確保という意味では取れてなくて正解だったような気がしたりしなかったり…)。オルスタは番号が若いと色気を出してロッカー使わないし,番号が遅いとそれはそれで会場のロッカーの数が信用できないから,どちらにしろ冬の寒空の中で薄着待機になりがちなので,おっさんには辛いものがある。いい方法があれば良いんだけど。

喜多村英梨 Nightmare † Alive 2017(2017-10-28)

喜多村英梨はキング時代はほぼ行ってたのだけど,移籍してからの4/2のライブは諸般の事情で行けず。
8月も同様にちょっと立て込んでて厳しく,ということで,舞浜のアンフィでのGiVE✕Evidence以来の喜多村英梨

セットリストはここを参考にさせていただきました。
まずは心拍数グラフ

会場に駅から向かう時に,チョーカーつけてるロックな感じのファッションに身を包んだ女子という,ここ以外のどこにいるんだよみたいなすごい案件に遭遇して,やばいところに来てしまったという期待感と絶望感がない混ぜになったような気持ちになる。
曲調的にも思い入れ的にも,もっと心拍数上がっても良いはずなんだけど,周りの顔を伺いつつ最初の方は様子見が激しかった。なんか周りのテンションが異様に静かだった。なので,あんまり飛び跳ねたりしづらい雰囲気で大人しく過ごす。
ただ,instでのパフォーマンス(特にドラム。あの運動量は神。若さのみがなせる技)が凄すぎてなんか上がってそれ以降は納得感のある上がり方。もうちょっと早く限界突破してればもっと楽しめてたのにという後悔はある。

ライブとしては曲数が少ないとか,アンコールがないとか色々突っ込みどころはあるのだけど,そもそもリリースしたほぼ全曲歌ってまだ円盤になってない曲まで歌ってこれなので,キング時代の曲とか他アーティストのカバーをしない前提ならこれが限界よねえと。アンコールで前に歌った曲をもう一回歌うという選択肢はあるかも知らんが,それ今回もバラユリのバージョン違いで使ってるからなあという。
一緒に行った友人はもう一度同じ曲を歌うなり(予定外のダブルアンコールじゃないんだから),Tシャツに着替えて挨拶するなりすればいいのにとか煽ってたけど,終演のアナウンスが流れるまでは,アンコールを観客に言わせずにキタエリ本人の音声アナウンスが流れてるよ?みたいに思ってホスピタリティあるじゃんとか思ってたので,個人的にはそんなに気にならなかったりはする(悪ノリで2回くらいアンコールとコールしてはみたけど)。
改めてキタエリは声優であって,セリフ喋らせてなんぼの人材だよなあと思った。しふくーなのです。

LIVE ZIPANGUツアー

色々と暇がなさすぎて凄い間が空いてしまったが,2017年度の上半期が終わるタイミングで慌てて2017年前半のライブ心拍数記録をまとめようと思った。
ちなみに,今回からグラフ作成をrubyでの前処理→Igorでグラフ作成から,pythonで前処理→matplotlibでグラフ作成に切り替えてみた。

2017/1〜3月にかけて行われた水樹奈々 LIVE ZIPANGUツアー。久しぶりの冬ツアー。と言っても,私が水樹奈々に参加し始めたのって,LIVE CASTLEからLIVE UNIONにかけてなので,その前の冬ツアーは知らんわけだけど。
参加したのは最初の名古屋 Day1と,千秋楽のSSA Day1とDay2の3公演。名古屋Day2は新宿の東京グローブ座桑島法子朗読夜に行ったので未参加。

まずは心拍数グラフ
名古屋 ガイシホール Day1 2017-1-7

さいたま SSA Day1 2017-3-11

さいたま SSA Day2 2016-3-12

席の場所的な問題はあるんだけど,最初の名古屋の方が曲に対する心拍数の反応が良くて面白い。席が前過ぎたせいで水平撃ちされてるレーザーが目にかかって危ないから全力で飛べないとか日記でうそぶいてたけど,STARTING NOWの心拍数は3公演で一番高かった。定量的な測定重要。
心拍数が高いブロックはETERNAL BLAZE,STAND UPからClutchの流れ。STAND UPとSTARTING NOWは最近の中では当たり曲だと思う。その後のパワゲかスパジェネが流れる所,ミュステリオンのブロックと最後のSTARTING NOW。中でも,ミュステリオンのブロックがどの公演でも一貫して一番高かった。最近歌われる機会が少なかったので,ツアー固定曲になったのが嬉しすぎた。そして,その高心拍に発射された後のSSA Day1のScarlet Knightのイントロが3公演で一番高かった。ただ,曲が始まるとスーッと下がったのは謎。イントロのジャンプは運動量多めだけど,曲中だとPPPHとかジャンプとかがあんまりないからかな。

そう言えば,このライブでの企画としては二人対決が良かった。なんか最近チェリーボーイがおもしろおじさんポジション過ぎて,本来のヤバさというか凄さがいまいち伝わらないよなあという思いがあったので,その意味でも良かった。そして,そういうのを抜きにして純粋に良かった。私が参加した中では門D2回,りゅーたん1回だった。バイオリン大好き人間なのでその意味で良かった。ただ,水樹奈々楽曲でかなり好きなファーストカレンダーが2回も流れたのを見逃したのがかなり悔しい。BD収録されないかな(多分されない…)。

3/11, 12のSSA公演はアンコールで花は咲くが流れる。東日本大震災の時は東京にいたので東北にいた人に比べるべくもないのだけど,それでも自分の心の中で何かが(とりあえず,科学技術,工学に対する信頼感が)壊れたような気がして未だに完全には整理できていない。花は咲くはいい曲だし,水樹奈々のアカペラでの歌唱は良かったし,その次の山寺宏一とのデュエットも良かったと思うのだけど,なんか聴いてて複雑な気分になる。もうあれから6年も経つのに思い出させないでくれよと。自分の中でも整理できていないくせに。
ただ,そんな湿った複雑な気分をSTARTING NOWできちんと洗い流して,明日からも頑張ろうって気分になって帰れる設計は重要。改めて,STARTING NOWいい曲。

茅原実里 2017年前半

なんだかんだ言いつつ,一番ライブ行く回数が多いのって茅原実里よなあと思ったり。2017年前半の参加は以下

  • Take The Offensive ツアー 東京(Zepp DiverCity) (2017-5-5)
  • Take The Offensive ツアー 東京(豊洲PIT) (2017-5-21)
  • Take The Offensive ツアー 名古屋 Day1 (Zepp Nagoya) (2017-5-26)
  • Take The Offensive ツアー 名古屋 Day2 (Zepp Nagoya) (2017-5-27)
  • Summer Dream5 Day1 (河口湖ステラシアター) (2017-8-4)
  • Summer Dream5 Day2 (河口湖ステラシアター) (2017-8-5)
  • Summer Dream5 Day3 (河口湖ステラシアター) (2017-8-6)

まずは,TTOツアーの心拍数
Take The Offensive ツアー 東京(Zepp DiverCity) (2017-5-5)

Take The Offensive ツアー 東京(豊洲PIT) (2017-5-21)

Take The Offensive ツアー 名古屋 Day1 (Zepp Nagoya) (2017-5-26)

Take The Offensive ツアー 名古屋 Day2 (Zepp Nagoya) (2017-5-27)

多分,セトリを組んだ人の狙い通りの心拍数推移だと思う。NO LINEが懐かしかった。あと,心拍数的にはDream Wonder Formationが好きすぎるらしい。まあ分かる。幕張イベントホールでDWFを聴いて衝撃を受けていなければこの沼にはまっていない。そして,ZONE//ALONE。TERMINATEDと並べて歌われるの最高。名古屋day1では体力的に力尽きたのかTERMINATEDから落ちてるけど,それ以外はそのまま維持してParadise Lostに突入するという地獄セトリ。愉快だ。

そして,最大のチャレンジと本人が言うsing for youの弾き語り。ペダルを踏む足がすごい緊張してるのが見てるだけで伝わってきてヒリヒリした。なかなかない緊張感。それでもなんだかんだで停まったりせずに歌いきったのは偉い。印象としては最初の東京が一番スルッと成功してしまったような感じがして,次の豊洲とかは成功しなきゃと思ってプレッシャーが増してしまったのかなあとか思ったり。でも,最後の名古屋の2日目が一番うまかったように思う。流石,努力の人。

で,次はSummer Dream5。Summer Dream5 Day1の心拍数はずーっとアコースティックで座ってたのでとってない。このアコースティックのみのコンサートはちょっと曲数が少ないような気がしたけど(必然的に公演時間も短めで花火までどうやって時間を持たすんだろうと若干ヤキモキした),そこは茅原実里のアコースティックのスタイルから考えてアレンジのコストが重いから仕方ない感じもある。
原曲からガラッとアコースティック風に雰囲気を変えてくるのは流石。純白サンクチュアリィだろうが構わず結構挑戦的なアレンジをかましてきてて,さすがケニーと思った。
あと,登場時に茅原実里が弾いた猫ふんじゃった臨機応変にクラップで対応する観客の暖かさが最高だった。3日間続くライブの最初として観客の対応含めて最高のイントロだったと思う。

残りの2日間の心拍数。
Summer Dream5 Day2(2017-8-5)

Summer Dream5 Day3(2017-8-6)

アコースティック以外の2日は100回に向けて名前を変えてきたからセトリも結構変えてくるのかな?と期待したけど,Day3(Anniversary Stage 100)にCMDが来てそれに合わせてセトリを変更したことを除いてはほぼ共通だった。Fire Stage99なのに赤い棘のギルティがないとか何事とか思ったけど,アコースティックでやってるから難しい。セトリ的に最初にFreedom Dreamerを置くのは準備運動せずに全力疾走するようなものなので勘弁してほしいと思ったり。でも最初なのにこの日ほぼMAXの心拍数を叩き出すのは流石。
SUMMER DREAMでしか聞けない曲という意味では,ピーカンとか灼パラは良いなあと思う。思ったより灼熱PARADISEが好きだなあと実感。久しぶりに聞いた枠としてはNEO FANTASIAが凄まじかった。去年大先生がサマドリ来れなかった鬱憤を晴らすかのような最初のソロパート。アコースティックも思ったけどサマドリって映像に残らないんだよね。本当にもったいない。
そして,サマドリと言えばSunshine Flower。茅原実里が黄色いペンライトをもって次の曲はわかるよね?と言われて一瞬TOON→GO→ROUNDだと思った私の知性はダメすぎた(流石にイントロですぐにサンフラだとわかったけど)。サンフラはそう飛び跳ねる曲ではないのだけど,後半の各楽器がソロをかっこよく決めるあたりから気分が盛り上がってきて結構心拍数が上がってて面白い。

そう言えば,初日から毎日週刊誌に報道されたジンギスカン騒動のことを謝罪しつつ謝っていた。なんか4年おきに茅原実里はステラシアターで観客にご心配をおかけしてごめんなさいとお詫びをしないといけない運命らしい。初日のアコースティックの時は後半のMCに恐る恐る突っ込んできてたけど,それに対するファンの反応に,行けるじゃんと安堵してだんだんと自信を持ってきたのか,どんどん前倒しにしてかつ茶化す方向にもっていったのは面白かった。
自分としても,文春砲は水樹先生じゃなかったのかよ!という戸惑いしかなかったし,30超えた女性声優にアイドル性を求めていたりはしないわけで,花澤香菜とかもそうだけど歌や声の芸を魅せていただければ私生活の方は法律違反とかじゃない限り関知しないよなあとしか。

それにしても100回のライブ履歴を印刷したスタンプシートが配られていたので,99回目のやつだけ買ってリストを眺めてみたのだけど,U/P Formationから行き始めた割に30回弱行っててため息しか出なかった。思えば遠くへ来たもんだ。

内田真礼 Smiling Spiral(2017-02-26)

内田真礼は「さんかれあ」の頃から知ってはいたし,創傷イノセンスは良く出来てたけどまあどうなんだろうと,1st AlbumのPENKIまでCDは買わず。ただ,このアルバムの出来が今考えてもすごい良かったのだけどHello 1st contactは普通に外れ。BDを見ながら悔しい思いをしていた。なので,誰がキャンセルしたのか代々木第一体育館でライブをするということを聞いたときにはこれ幸いと応募。普通に当選。
両日行くと怒られそうだったので,追加公演はパスして最初に応募した26日の方のみ参加。

行ったら普通に埋まってた。鈴木このみの幕張イベントホールのときもそうだったけど意外とガラガラにはならない*1。心拍数はこんな感じ。

なんつーかZAQの次くらいに心拍数高くてマジかよという感じ。世界が形失くしてもから創傷イノセンスまでのブロックが熱すぎる。140bpmオーバー。歌唱力は完璧とは言いづらいんだけど音程は殆ど外さないし,ともかく圧倒的に楽曲が強い。あと,山本陽介と黒須さんがかっこいい。
その後のモラトリアムダンスフロアからの盛り上がるゾーンが結構盛り上がってる。あと,Smiling Spiral。ギミーレボリューションの次だからじゃなくてダブルアンコールの後の単独でも上がることを証明しててすごい。最初合わせられなかった後ろに進むウェーブもダブルアンコールの時は合わせられてちょっとほっこりする。

演出的にはレーザーや照明やら光る棒やら,珍しいアイテムの見本市みたいな感じになっててカネかけてんなあと。あと,地味にダンサーの数が多くてその意味でもカネかかってんなあと。
その中でも光る棒でやるファイアーダンスっぽい演出はアグレッシブでかっこよかった。あと,モラトリアムダンスフロアの前の太鼓も素敵。

ただ,これだけ盛り上がってる割に今度のクリスマスライブは行くかどうか迷い中(年末はライブ日程がすでに混みすぎてて辛い…)

*1:ステージ配置とか工夫するから

ZAQ NO RULE MY RULEツアーまとめ(2016-9/10)

NO RULE MY RULE ツアーは気合としては全通したかったのだけど,水樹先生の甲子園ライブがあったので仙台だけは断念。

心拍数を並べると以下の通り
9/17 愛知 名古屋ボトムライン

9/18 大阪 梅田CLUB QUATTRO

10/2 福岡 DRUM Be-1

10/22 東京 新木場STUDIO COAST

心拍数だけ見るのならば(そして,心情的な視点を含んでも),私が2016年行った中*1で,ライブのテンションが一番高いアニソンアーティストって誰よ?と言われたら,かなり圧倒的な差をつけてZAQだと思う。
ZAQの場合,盛り上がる曲をMCなしで連続させたり*2,入れても1-2分程度の短いMCで済ませることで,他のアーティストなら1曲分くらいが限界の心拍数140超の盛り上がりを10-20分維持し続けることが出来る。これが私だけだったら切ないんだけど,結構周り含めて同じようなテンションで飛び跳ねていたりするので,演者,自分,他の観客でテンションの高さがポジティブフィードバックのループを形成してよくわかんないことになってる。
ただ,心拍数を眺めてもそうだし,その場にいた感情としてもKURUIZAQツアーよりはイージーモードになってたんじゃないかなあという感じはある。あのツアーでは盛り上がり区間は心拍数150超だったから,10近く低く,加齢と生活習慣で下がった分を考慮してもやっぱり低いなあという印象。あと,いい意味でKURUIZAQよりモッシュが減った。KURUIZAQツアーではトゥッティの時とか結構身の危険を感じることが多かったのだけど,そういうことは今回はなかった(ので,みんな怖がらずに来てください…)。

今回,セトリはほぼ固定と見せかけて,意外と中盤の曲がコロコロ入れ替わるので出回ってるセトリと自分のメモが照合できなくて焦ることが多かった。ヒロインは嘘が自分結構好きなんだけど,結構レア度が高かった(名古屋と東京のみ)。心拍数のことばかり話題にしてしまったけどZAQはスローな曲でもきっちりいけるんだよという意味で,名古屋のヒロインの嘘は本当に感動した(東京は名古屋と比べると不思議となんかグッと来なかったのだけど)。歌詞はもてる男のセカンドやってる女性の悲哀というどこの中島みゆき?という歌詞なのだけど,辛さとか痛さが刺さってくるような歌い方で,やっぱミュージカルって重要よねとか意味のわかんないことを思ってた。

印象に残った曲を順に書くと,最初の3曲がNo Rule My Rule,絶好調Unlimited,Alterationと3曲固定でスタートダッシュを決めるのは凶悪だったなあと。ホップ・ステップ,ジャンプ的な意味で。最後に一番盛り上がるであろうAlterationを持ってくる設計が凶悪。そう言えば,No Rule My Ruleの歌詞で一番好きなのが「ここが最高点って決めたら 進めないじゃない!」という言葉。死ぬときも前のめりに死にそう。これ,常に今のパフォーマンスを最高にしようともがき苦しんでいる人間がこれを吐くから刺さるというのは思うのだけど,いい言葉だなあと思って以後気軽にライブとかで最高って言わないようにしてる。
その後に,オタク葬送曲。仙台は甲子園バージョンだったらしく,甲子園にいた私はそのバージョンを聞く権利があるんじゃないの?と思ったり思わなかったり。ラストの東京は遠藤ゆりかが登場で煽る煽る。他の会場では平均130くらいだたけど,その分で東京だけ140くらいに上がる。ただ,東京のみのスペシャルゲストという意味では東京では諸事情でオミットされたAddictionを黒人(Bunny)とともに歌うバージョンを聴いてみたかった思いはある。inst挟んで登場する衣装の背中にBunnyが縫い付けてあるという趣旨は理解してるけど,やっぱりね。
それから星空を挟んでカバーコーナーは今回はメドレー。3パターンだけどユーフォ以外は殆ど聞いたことないということもありふーんという感じ。ユーフォはもっと上がっても良さそうなものだけど,キャラソンをきちんと追いかけていないので最後のトゥッティだけ盛り上がろうにも間に合わないという事情。
その後はinstまでしっとりコーナー。さっきも書いたけどヒロインは嘘が好きすぎる。特に名古屋。
instは僕光らしいんだけど,そんなにきちんとラブライブを追っかけていない人間なので,最初名古屋で聞いた時は最後の方までどっかで聴いたことがあるのだけど思い出せないという隔靴掻痒感があった。最後の今が最高だけはコール入れていいよというZAQ様のお気遣いにより東京ではちょっと揃ってた。
inst空けからのGLITCH,Addictionはいまいち最後までどう盛り上がっていいのか模索してしまった感が否めない。心拍数的には低調。曲調的にはもっと上がってもいいと思うのでなんか悔しい。
そこから,アンコールまで基本的にはほぼ休み無しの怒涛の盛り上がりパートが続く。いつの間にかSeven Doorsがライブのこういう場所での核に育っててびっくりする。hopenessがツアーの後半になればなるほど心拍数が高まっていってるのが面白い。そういう過程を経ていたからこその福岡でのあの対応だったのだろうなあと。アンコール後はSerendipityは音源がまだ出てないからか,ここでコールしてよというZAQとしてはなんか珍しいコール講座が入る。編曲がR.O.Nさんなのでなんか正統派アニソン感があって面白い。

最後に福岡での話を少し。福岡は飛行機で日帰りしたのだけど,運がいいのか悪いのかZAQご一行様と全く同じ飛行機(行きにはZAQ本人は乗ってなかったりとかしたので,微妙に異同はあるけど)。飛行機に乗るバスにギリギリで飛び乗ったら,なんか違和感があって周りを見渡してみるとカドシュンと野崎氏がいて固まる。てか,むっちゃTシャツがツアーTで気まずい。
で,ライブ本番。そもそもがこのツアー当初から声の調子が良くないなあと,とくに高音がスッキリ出てない感じ*3があるよなあと思っていたんだけど,福岡は更に調子悪そうで,後半の盛り上がりゾーン突入。一見大丈夫そうだったんだけどONE WAY ROADのあたりで声が出なくなる。福岡に来てるお客さんはまあそういうお客さんが半分以上なので(もっとも意外と現地の人もいたのだが),ZAQが歌えなくなりそうになると観客が代わりに歌ってなんとかこの曲は凌ぐ。
これはヤバイと一旦舞台の裏に入ってプロデューサーと相談したのか飴でも舐めたのかしてから,何事もなかったようにhopenessを歌い始めるZAQ。ただ,現実は非情ですぐに歌えなくなる。例の如く見かねた観客が大合唱を始める。ZAQファンが地味に練度高いと思ったのが2番だろうが大サビだろうがきちんと大合唱出来てたこと。そして,その時の歌詞が「一緒になろう」とか、「壊れそうでもぼくがいる大丈夫」とか,「君は生きている」とか、喉をやられてて歌えない人間には、ファンと一緒になりたいからと作った歌詞だけあって刺さる感じで、歌えない悔しさと、歌ってくれる嬉しさとその他ない交ぜになって泣いてるんだか、歌えないんだかわからない感じに。アーティストとしてはこの上ない敗北なんだろうが,ファンとしては若干のご褒美感ある。ホントあの日のあの会場のあの瞬間は,厄介共の心が一つになった感がある。
曲が終わった後,演者はすぐに捌けて微妙な沈黙だけが残る。アンコールを始めた人がいて,歌えるわけねえだろと止める人との間で騒動があったらしい。その後,また気まずい沈黙が1-2分続いた後,意を決した一人の人が歌ってくれなくてもいいからZAQと呼びましょうよと観客に呼び掛ける。なんかこの流れ優しいなあと。みんなhopenessの歌詞覚えてる辺りと合わせて、掃き溜めに鶴というか、蓮の花の逸話を思い出した。
ZAQコールが続いた後,ZAQが出てきて事情説明,九州出身だから絶対に福岡はリベンジしますと言ってその日は終了。コインロッカーに荷物を取りに行って階段を下る帰りのところで,プロデューサーの人がお客さんに謝っている姿が印象に残った。

その後,想定より早く終わったこともあり飛行機まで時間が開きすぎたので,博多ラーメンを食べて時間を潰して空港に移動。ZAQオススメの博多あまびは美味しかったけど日持ちが翌日というのが絶望感ある。飛行機に乗ろうかというところで,帰りもZAQ御一行様と一緒ということが判明。この日乗った飛行機は,待合室から自動改札通って,飛行機までかなり長い通路になっていたのだけど,ZAQは疲れ切って,競歩を途中でリタイアしたみたいに一人で歩けない感じで肩を借りてゆっくり移動してて,衝撃だった。横をそーっと歩いて抜いてから,限界を超えて頑張ってしまう人に頑張れという言葉をかけるのは生死に関わるからやめようと,強く思ったことを覚えている。ZAQのライブは楽しい,今のおかしいテンションは唯一無二感ある。でも,もし命を削るようにライブを紡いでいるのであれば,もうちょっと折り合いを見つけても良いんじゃないかなと。色々考えさせられる福岡だった。

その後の東京は,何時歌えなくなっても被害を最小限するように逆算したかのようなセトリ。心拍数的には多分MCをちょっと長めに取っていたこともあり,上がりきっていない側面はあるが,自分は翌日トライアスロンの大会があったのでセーブしようとか思ってた浅い魂胆を吹き飛ばされるようなライブパフォーマンスだった*4

今回のツアーは映像収録の気配がなかったのが気がかりだが,2017年も継続してZAQがライブ出来ると良いなあと願うのみ。とりあえず,Last Proofの口笛を楽しみに待ってる。あれはライブでやれれば絶対盛り上がること確実なので。

*1:水樹奈々茅原実里ZAQ鈴木このみ高垣彩陽戸松遥,LiSA,三森すずこ

*2:それも,ただ続けるのではなくイントロを微妙にオーバーラップさせて,曲後半の高いテンションを落とさないでつなげるみたいなことさえやる。

*3:特に,中盤のバラードコーナーにらしさがなかった

*4:結果として,翌日の大会は一応完走するもののタイムはグダグダだった