さらに続く、ポリフォニカ
ポリフォニカ、読み進めてます。
既刊の書籍は殆ど入手しちゃいました。
ブラックが3巻目が手に入らないので、先に進めてませんが、クリムゾンは最新刊のを残すのみ。です。
今月のホワイトの新刊も楽しみ。
それにしても、すごいな、と思うのは。
流石、シェアード・ワールド。
グループSNEが、ソード・ワールドや妖魔夜行なんかで展開してましたが、どうしてもTRPGありき、と言う部分があり。
ソード・ワールドはともかく、妖魔夜行や後続のシリーズなんかはシェアード・ワールドの魅力がまったく出ていませんでした。*1
近年、田中芳樹の七都市物語・灼熱の龍騎兵、ファンブック的な要素が強いもののマップス・シェアードワールド。など、作家や所属出版社を越える活動が多く見られるようになっています。
その中でも、ポリフォニカは群を抜いています。
やはり、特筆すべき点は、相互の物語がこれでもかと絡み合っていることです。
クリムゾンの事件を受けて、ブラックが展開し。ブラックの事件からレオンシリーズがつながっており。レオンに出てきたあいつがクリムゾンに出たりします。
そして、クリムゾンのあの事件のキーワードになった、あの人物やあの神曲が、ぶるうに深く関わっていたり。
ダン・サリエルの物語に持ち出された、あれは、ホワイトの時代のなんやかんやだったり。
そして、もちろんホワイトには、全ての流れの原点になっていたりと。
胸躍るほど絡み合っています。
個々の作家が、得意のジャンルで、キャラクターの立った長編シリーズを同時進行でこれだけリンクさせながら走らせるのは、そうとうタイヘンなはずです。
そして、それこそがシェアード・ワールドの醍醐味なワケです。
そして、一番のビックリはぶるう。
正直、甘く見てましたもん。
ニートが主人公で、眼鏡っ子とかロリとか巨乳の精霊とか、メイド服とか。読む前はそういうところばっかり目が行きますが。
実はポリフォニカのテーマである「人間と精霊の付き合い方」についてふかーく書かれている作品でした。
イラストにだまされちゃいかんね(笑)。