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2039-12-31

このブログについて

このブログは「学問について勉強しなおせ」と言われた理系研究者がお送りしています。はてなでの話題に便乗したことしか書かないのでオリジナリティーは低いです。IF=スターの数だったらいいのに。

2017-12-07

[] 平成29年12月7日参議院文教科学委員会内閣委員会連合審査会

○杉尾秀哉君 民進党・新緑風会、杉尾秀哉でございます。本日は質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。白議員に引き続いて質問をさせていただきます。

 資料を配付させていただきました。

 早速でございますけど、林大臣に聞きます。この石破四条件について、これまで大臣は予算委員会そして文教委員会などで、設置審では四項目の審査していない、こういうふうに繰り返し答弁されておりますけれども、そういうことでよろしいでしょうか。

○国務大臣(林芳正君) この岡山理科大学獣医学部の新設につきましては、国家戦略特別区域計画に認定されたことを受けて設置認可申請がなされたものでございまして、大学設置・学校法人審議会では、申請された設置計画、これが国家戦略特区構想に合致しているかどうかについて審査する役割は有しておらないところでございます。したがって、設置審においては、四条件を含めて国家戦略特区のプロセスに係る議論はなされておらないところでございます。

○杉尾秀哉君 設置審の専門委員会の委員の一人の方がこういうふうに私に話してくれました。

 四条件は議論できないのかという複数の委員からの発言に対して、文科省の担当者が、ここは四条件を議論する場ではないと繰り返し説明した。最初から四条件が議論の対象になっていたらこの中身では絶対に通らない、こういうふうに委員全体が思っていた。私は今でも四条件はクリアされていないと思っています。

 こういうふうに専門家が指摘しているんですけれども、林大臣はどういうふうに受け止められますでしょうか。

○国務大臣(林芳正君) 委員会での個別の発言に関するコメントは差し控えさせていただきたいと思っております。

 岡山理科大学の獣医学部の新設については、先ほど申し上げましたように、国家戦略特別区域計画に認定されたことを受けて設置認可申請がなされているということでございます。設置審では、この基準等に適合しているかについて審査をしておるというところでございます。

○杉尾秀哉君 今の大臣の説明にもありました。これまでも繰り返し林大臣は、特区のプロセスの中で四条件がクリアされているんだと、こういう発言をされています。

 大臣に伺いますけれども、その特区のプロセスのいつ、どこで、誰が、つまりどの段階で四条件をクリアしたというふうに判断したのか、大臣は御存じでしょうか。

○国務大臣(林芳正君) 今回の獣医学部の新設につきましては、これまで国家戦略特区を所管する内閣府を中心に段階的にそのプロセスが進められてきたところでございまして、この四項目につきましては、昨年十一月九日の国家戦略特区諮問会議における追加規制改革事項の決定の際に、内閣府、文部科学省及び農林水産省の関係省庁において、四項目が満たされていると、こういうふうに確認を行ったところでございます。

 その後の国家戦略特区のプロセスの中で、本年一月十二日の今治市分科会において、加計学園による獣医学部設置の構想が追加規制改革事項に沿っていることを有識者や関係省庁により確認した際に、また一月二十日の区域会議、特区諮問会議において区域計画が承認された際のいずれの場においても、この四項目が満たされていないという異論が関係省庁等から出ず、結果として獣医学部設置に係る申請を行うことが可能となったというふうに認識しております。

○杉尾秀哉君 書いていないから、書いていないから、異論がなかったからクリアされたんだと、こういう理解ですか。

 ここに今全部持ってきましたけど、どこにも四条件クリアしたなんてことを書いているくだり一つもありませんよ。どうぞ。

○国務大臣(林芳正君) 書いていないというのは……

○杉尾秀哉君 議事要旨に書いていない、そういうことは。

○国務大臣(林芳正君) 議事要旨ということで理解をいたしましたが、今申し上げたように、国家戦略特区プロセスの中でそれぞれ、昨年十一月九日の追加規制改革事項の決定の際にまず三省庁で満たされているという確認を行った上で、さらに一月十二日、一月二十日、それぞれ異論が出なかったということでございます。

○杉尾秀哉君 満たされていないということをこの後順次証明してまいりますけれども、この設置審の審議で四条件以外にもおかしなことがいっぱいありまして、例えば、審議の過程で、加計学園から、改善できるのに不可にするとは何事かと訴訟を起こされたらどうするんだという話があった。委員の一人がこういうふうに証言しています。

 これ、審議の過程で訴訟リスクの話が出た、これについては、中身についてお答えできないというふうに文科省は言うと思いますけれども、一般論としてでいいんですけれども、この設置審というのはこういう訴訟リスクというのを審議する場なんですか、どうなんですか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 設置審の審査におきましては、大学設置基準等の法令に適合しているかどうかを精査するものでございまして、不認可とする場合は訴訟を、不利益を受けたということに訴訟が提起される可能性があることも踏まえまして、明確な法令違反の根拠を示す必要がございます。設置審査においては、そのような客観的で厳正厳密な指摘ができるかどうかを精査して審査意見を決定していく必要がございます。

○杉尾秀哉君 昨日ヒアリングさせていただいたんですけれども、過去に訴えられたケースってないんですよ、不認可にした。

 何で、このケースでそういう訴訟リスクの話が出るというのがおかしいし、そのやり取りを聞いた委員の一人がこういうふうに証言しているんです。これは脅し文句だと思った、そう言われたら何も言えないと、こういうふうに言っている。こんな、要するに脅し文句だと委員が取られるような、こういう審議のやり方で公正な審査ができるんですか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 委員御指摘のとおり、訴訟を提起されたということは過去にございませんが、不認可処分をしたケースは過去においてございます。その都度都度におきましては、先ほど申しましたように、不認可をする場合においては訴訟が提起される、いわゆる行政処分として相手方に対して不利益を与えるということでございますので、そこが提起される可能性があるということも視野に置きながら、明確な法令違反の根拠を示す必要がございますので、その観点から、この加計学園の問題に限らず一般的に厳正な審査をしていくということについてやっているところでございます。

○杉尾秀哉君 それは、こういう審議会っていっぱいありますけど、訴訟リスクと言い出したら何もできないですよ。

 さらに、申請内容についてこういうふうに言っているんです。最初の申請を見た段階ではとても認可できるような代物ではなかった、獣医学教育を理解している人が作ったものとは到底思えないような内容だった、こういうふうに証言している。そして、今度配られた、これ大体議事録が出ていないこと自体がおかしいんですけれども、ここに要約したのを見ても、最初にいろんな意見が付いていて警告が出されているじゃないですか。だから、こんなずさんな内容だから警告が出たんじゃないんですか、どうなんですか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 審査の過程におきまして、法令に適合しているかどうかも含めてでございますけれども、審査意見を作る場合、その申請内容全般について意見が付いて、このまま進めていく、改善が進められなければ認可できないというふうな場合については、警告という形で相手方にその状況を伝えまして、適切な補正あるいは改善を行っていただくというふうなことをしているところでございます。

 そういうケースは、この加計学園だけではなくてほかのケースにおいても年間数件あるところでございまして、その多くにおきましては誠実に補正あるいは改善をいただいて、それを厳正な審査した上で改善が認められたという形で審議会で判断した場合について認可するというふうな判断をしているところでございます。

○杉尾秀哉君 今、適切な補正、改善というふうにおっしゃいましたが、こういうふうに証言しています。駄目なところは審査が通るように一つ一つ答えを教えながら進めていく雰囲気だった、こういうふうに証言している。そして、最後までこれじゃ駄目かと思った、決を採ろうかと思った、そういうことまで証言している委員がいます。

 こういうふうに、要するに教えたんですよ、文科省側が。加計学園と通るように進めていったんです。こういうのを出来レースと言うんじゃないんですか、どうですか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 いわゆる審査意見を付けた際においては、大学に対してその状況を書面で出すと同時に、場合によっては大学から来ていただきまして、対話をしながらそれについての改善のポイント等についてお話をするところでございます。

 特に獣医学部、今回は五十二年ぶりの審査でございますし、その規模あるいは内容について詳細にわたるところでございます。その点については、法人からの要請もございまして、その審査意見についての状況についてお伝えすると同時に、しっかりした改善を行っていただくということを明確にする観点から、意見を詳細に整理し、それを大学の方にお伝えし、それに対して大学の方において誠実に受け止めていただいて改善をし、それを審議会の方で議論を専門的、学術的にやっていただきまして判断をいただいたものでございます。

○杉尾秀哉君 施設とか設備についても、こういう意見があるんです。おとといの内閣委員会で山本太郎議員も質問されていました。私は山本議員と全然打合せしておりませんけれども、全く一緒です、全く一緒。こういうふうに証言しているんです。

 鳥インフル、鳥インフルとさっきから何度も出ています。だけど、ここの施設、加計の施設は鳥インフルの研究ができるような実験施設がない。設備が非常にお粗末である。あのような施設ではP3レベルの実験をやればウイルス漏れが起きるだろう、こういうふうに言っています。シラバスを見てもそんな研究はやらないだろうし、まともな研究をやる代物ではない、実際には普通の大学と同じレベルの研究しかできないんだと、こういうふうに言っているんです。

 おとといの山本議員の質問でも、BSL3のレベルの感染実験はしない、普通の獣医学部だと、こういう質問だったですよね。打ち合わせていませんよ。全く符合していますよ。

 これ、どう考えても、この加計の獣医学部というのは国家戦略特区の国際レベルのものでもなければ、要件を満たしたような、石破四条件をクリアするような代物、到底言えないと思うんですけど、いかがでしょうか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 今回の獣医学部につきましては、国家戦略特区のプロセスの中で、加計学園の獣医学部設置の構想が先端ライフサイエンス研究の推進や地域の水際対策など、新たなニーズに対応するものであることが確認され、設置認可の申請に至ったものでございます。

 加計学園の認可申請書によれば、岡山理科大学獣医学部においては、ライフサイエンス研究、公共獣医事研究、医獣連携獣医研究の三つの研究グループを構成しております。これらの研究を実施するために、獣医学部棟にオープンラボを設置し、BSL2、BSL3の実験室を備えることとしているところでございます。また、その構想の申請書におきましては、獣医学部棟には実験動物センターを設置し、マウス等の小動物に加え、猿、豚といった先端ライフサイエンスの研究に必要な中型動物の実験に必要な飼育室、手術室等の設備を備えることというふうに書いているところでございます。

○杉尾秀哉君 作文は幾らでもできるんです。中身、それから授業の内容、いわゆるシラバス、施設、設計図も含めて、見た専門家がこういうふうに言っている。

 そこで、林大臣に伺いたいんですけれども、これ、結局四条件を満たさないということが分かっていたんです、審査委員会の委員の人たちは。だから、既存の大学と同じレベルで設置認可の審査せざるを得なかったんです。それは確かにそうだと思います。現行法令にのっとって最低基準を満たしていれば認可できる、それは分かります。だけど、特区の獣医学部として認めるならば、四条件について委員会でそもそもの議論をしなければいけなかったというふうに委員が証言しているんです。じくじたる思いなんだと、こういうふうに言っているんです。これは本当に切実な声だと思いますけれども、それでも林大臣はまだ、まだ審査は適切だったというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。

○国務大臣(林芳正君) 先ほどお答えをいたしたとおり、国家戦略特区のプロセス、また設置審のこの審査、それぞれ適切に行われていたということでございます。

 先ほど、冒頭にお答えいたしましたように、設置審における個々の委員のコメントについて、発言についてそれぞれコメントすることは差し控えたいというふうに思っております。

○杉尾秀哉君 森友のときもそうなんですけれども、一連のモリカケ問題って、適切だった、適切だったとずっと言っているんです。森友も、適切だったと言った内容が、事実は適切じゃなかったんです。会計検査院の報告で分かったんです。

 そこで、さっきからその四条件クリアしたということの一つの証左として専門家の意見を聞いたと、こういうのがありますけれども、この私が聞いた委員の方は、四条件について専門家の意見なんて聞いていないんじゃないかと、聞いていたら四条件満たしていないと言われるに決まっていると、こういうふうに証言しているんです。

 そこで、梶山大臣に伺います。

 特区のプロセスの中で、専門家の方の意見を聞く機会というのはあったのでしょうか。

○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。

 特区のプロセスということでありますけれども、昨年十一月九日の諮問会議取りまとめに際しまして、関係府省において規制改革事項が四条件に適合することを確認の上で、最終的に文科、農水両大臣も出席された特区諮問会議で文案が異論なく了承をされました。

 また、加計学園の構想につきましては、本年一月十日に提出のあった応募書類に基づいて、一月十二日の今治市分科会で獣医学の専門家二人を含む有識者により審査を行うとともに、文科、農水両大臣が出席する一月二十日の区域会議、さらには文科大臣の書面同意を受けて同日に開催した諮問会議においても異論なく了承をされたところであります。

 規制改革の基本的な考え方は、自治体や民間の提案について、できない理由ではなくて、どう実現するかということを議論するというものであります。

 具体的には、閣議決定した国家戦略特区、構造改革特区や総合特区の基本方針で規制省庁が改革は困難とする正当な理由の説明を適切に行うことを求めているということであります。その説明がなされない場合は、提案に基づく規制改革を進めていくべきであるということでありますが、内閣府においても、この四条件については確認をさせていただいております。

 既存の獣医師養成ではない構想の具体化という点については、昨年十月下旬の段階で、今治市や京都府からの提案書に既存の獣医学部とは異なる新たな分野に重点を置いた具体化された構想が示されたと判断をしました。

 新たな分野における具体的な需要については、昨年四月には、製薬会社の方からライフサイエンス分野のための獣医系大学を創設してほしい旨の要望書が出されている。また、提案者からはライフサイエンス研究や水際対策での分野で人材ニーズがあるとの提案に対し、民間有識者からも同様の認識が示された上で、更に人のための創薬や人獣共通感染症の研究ニーズ等について指摘があったところであります。

 また……(発言する者あり)まだ答弁中です。また、獣医師等に関する統計を見ても、製薬会社等の会社に勤務する獣医師や新卒者の就職数は近年増加しておりまして、家畜衛生分野の公務員獣医師に就職する新卒者数も同様に増加していることから新たな分野の需要がうかがえるということで、診察をするだけではなくて、会社に入って、食品会社であるとか製薬会社であるとか様々な分野で活躍する獣医師の需要も、多様な需要が増えているということであります。

 このように、獣医師の職域が多様化する中で獣医師の新たな供給は毎年一定であり、新たな分野における獣医師の養成需要はあると考えております。

 既存の大学・学部では困難ということについては……(発言する者あり)いや、四条件ということですから、四条件について詳細にお話をしているところでありますけれども、水際対策や新薬開発などについて新たなニーズに特化した人材養成には、カリキュラムの抜本的な見直しや専任教員の大幅な入替えが必要であり、既存の組織で行うには定員増を含めて限界があると判断をいたしました。

 近年の獣医師の需要の動向についても、農林水産大臣が繰り返し発言されているとおり、産業動物獣医師の確保には困難な地域がある、偏在があるということでありまして、そういった意見も各地から寄せられているところであります。

○杉尾秀哉君 梶山大臣、私、四条件について全部聞いていませんよ、何にも。何でそんなことを全部言うんですか。おかしいでしょう。時間使っているでしょう。四条件について、一つ一つ私、確認して聞いていませんよ。専門家の意見について、それについて聞いたんですよ。

 で、言いますよ。九月二十一日の今治分科会で、浅野、文科省です、専門教育課長が、再興戦略の要件について、きちんと満たされることを確認することが重要だと、こういうふうに指摘しております。この発言、そのまま読みますと、この段階では四条件満たしていないという認識を文科省がしていたということなんですけど、どうでしょうか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 御指摘の平成二十八年九月二十一日の国家戦略特区今治市分科会第一回会議におきまして、文部科学省の当時の浅野専門教育課長から、文部科学省といたしましては、日本再興戦略二〇一五の要件、いわゆる四項目につきまして、きちんと満たしていることを確認することが重要であると考えております、今後とも農水省や厚労省とも連携をしていきたいと思っておるとの発言をしたところでございます。

○杉尾秀哉君 文科省として、その後どの段階で四条件が満たされたことを確認したんですか。

○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。

 文部科学省におきましては、いわゆるこの告示で獣医師については定員増について抑制しておりますけれども、獣医師の需給状況についてはその所管する農水省のお考えを確認する必要があるということについて、内閣を通じまして内閣府に対して意見を申し上げたところでございます。

 その中において、内閣府の方において、農水省において新たな分野においての対応ということを前提にして需給全体に対して影響がないというふうなことについてのお答えがあり、それを踏まえまして、文科省の方としましてもその問題についてクリアしたと判断いたしまして、全体として、十一月の九日でございますけれども、国家戦略特区会議において追加規制改革事項について決定する際にその問題について見解を示したところでございます。

○杉尾秀哉君 梶山大臣、さっき私、聞かれていないことを答えて、後ろから今言われませんでしたか。私、次に質問するはずのことを答えたんですね。(発言する者あり)違う、違う。

 それで、もう一回言います。

 一月十二日の今治分科会に二人の専門家が呼ばれて発言しました。これはさっきのとおり。ところが、この二人の専門家は一回ずつしか発言していません、要旨を見ると。しかも、四条件について触れたくだりなんか一つもありません。学園の構想について長所と課題を指摘しただけです。短く一つずつしか言っていないです。

 こんな状況で専門家から意見を聞いたことになりますか、どうですか。大臣、答えてください。

○国務大臣(梶山弘志君) 四項目への適合性については、二十六年七月の新潟市の提案を受けて議論を開始して、ワーキンググループや諮問会議等において適合性を認める議論が行われてきております。これらの議論に加え、加計学園の応募書類に基づく最終段階の審査は、御指摘の今治市分科会で行われ、十分かつ的確な御意見をいただいたと認識をしております。

 このように、一連の議論のプロセスにおける関係者の御発言を通して四項目への適合性は確認されたものと考えており、発言の時間や回数だけで議論が不十分であるとの評価をすることはできないものと考えております。

○杉尾秀哉君 後で言いますけど、専門家の意見を聞いて、この四条件について閣議決定クリアされたかどうか、どこにも痕跡がないんです。

 それで、一月二十日の区域会議で、もう最終段階ですよ、これ加計学園が事業者に決まったその二十日の区域会議ですよ、有識者議員がこういう発言をしています。例えば坂根議員、教える側、研究者をどう集めるかが鍵だ、これは後でも指摘された、設置審で指摘された内容のとおりです。坂村議員は、獣医学部の認定申請に関しては地域的な特性を生かしたものだとは思うが、それ以外はほぼ独自性がない、独自性がないと言っている。地域的な特性、これは四国にないという地域的な特性、これを生かしたものだとは思うが、独自性がないと言っているんですけど、さっきから四条件クリアしたクリアしたとずっと言っていますけど、二十日の前に、二十日の段階に至っても民間の議員が、ほかの大学と一緒じゃないかと、こういうふうに指摘しているんですよ。

 これ、どういうふうに説明できるんですか、大臣。

○国務大臣(梶山弘志君) 一月二十日の区域会議につきましては、累次の会議における議論の蓄積の上に加計学園の獣医学部新設事業を定めた区域計画を審議したものであります。

 坂根議員、坂村議員の御意見は、いずれもこれまでの議論を踏まえた上で、更に大局的な視点や今後に向けた要望を述べたものであります。その内容も創薬の歴史や現状といった具体例を交えたもので、示唆に富んだものであるとは考えております。

 したがって、御指摘は当たらないということと、最終的に取りまとめ、御意見はありましたけれども、取りまとめがなされたということであります。

○杉尾秀哉君 もう一度答えてください。独自性がないという発言と今の答弁って整合性取れていますか。独自性がないということは、ほかと一緒だというふうに言っているということじゃないんですか。

○国務大臣(梶山弘志君) 独自性がないということが四条件に関わってきますかね、これで。

 先ほど申し上げましたように、既存の大学との差は申し上げました。そして、この意見については、今意見として取り上げた上で取りまとめを行ったものだと思っております。先ほどの議論の中で私も独自性についてはお話をさせていただいたものと思っております。

○杉尾秀哉君 今のはちょっとびっくりですよね。ほかと同じだということが、これ石破四条件まるっきり満たしていないじゃないですか。

 こういうふうな話があるんです。一月十二日の今治分科会で意見を述べた、今話におります二人の専門家の方、ちょっと文科省に伺いますけれども、この二人の方というのは設置審の委員でもあるかどうか確認してください。

○政府参考人(義本博司君) 今治市分科会において有識者を務めた方、獣医学の専門家お二人おられますけれども、そのうち一人は、当時、大学設置・学校法人審議会獣医学専門委員会の委員であったところでございます。

○杉尾秀哉君 これ、二人の方はどっちも、この特区でも意見聞かれているし、設置審でも委員のメンバーになっているんです。このうちの一人の方がこういうふうに私たちに対して答えていらっしゃいます。我々、こう聞いたんですね。先生が今まで関わってきた議論の中で四条件がクリアされたという認識はおありですか、こういうふうに聞いたんです。それに対してこの先生が、それはありません。はっきり答えている。

 つまり、特区のプロセスでも設置審においても専門家の目で見て四条件はクリアされていない、こういうふうに判断したということじゃないですか。梶山大臣、いかがですか。

○国務大臣(梶山弘志君) 獣医学部の新設は、二十六年七月の区域会議で先ほど申しましたように新潟市が提案をして以降、特区のワーキンググループや諮問会議などで議論を積み重ね、検討してきたところであります。こうした議論の積み重ねを基に、最終的には諮問会議取りまとめについては、十一月九日の特区諮問会議で文科、農水両大臣も出席の上、四項目への適合が確認された文案が異論なく了承をされたところであります。

 加計学園の構想については、本年の一月十日に提出があった応募書類に基づき、一月十二日の今治市分科会における獣医学の専門家二人を含む有識者による審査、文科、農水両大臣が出席する一月二十日の区域会議、同日の文科大臣の書面同意、特区諮問会議において、いずれも四項目それぞれの適合を含めて異論なく了承され、特区認定の取りまとめを行ったところであります。

○杉尾秀哉君 つまり、このプロセスの中に専門家の意見が出ていないんですよ。これ、はっきり言って、特区のワーキンググループに出ている人たち、素人です。みんな素人。内閣府の役人だって素人なんだ、これ。

 結局、特区のプロセスにおいても、専門家以外の素人の役人とかそういう委員の人たちが、規制緩和派か何か分からないけど、岩盤規制という名の下にドリル空けるとか格好いいこと言って、四条件クリアしたって勝手に判断しているんじゃないですか。根拠がないじゃないですか。その判断のプロセス、これ結論も、議事要旨にもどこにも、どこにも専門家の意見が出ていないんですよ。こんなでたらめ、まかり通っていいんですか。

○国務大臣(梶山弘志君) 一月十二日の分科会におきましても、先ほど来言われている専門家の方は出ておりまして、御意見はいただきました。しっかりと取りまとめは行われたということであります。民間委員の皆様も、それぞれにこれまでの経験、そして、経済人であればそれぞれの産業界の実情というものも調査をした上で意見を述べられたと承知をしております。

○杉尾秀哉君 その原さんだか八代さんだか、こういう人たち、こういう人たちの意見でもって決まっちゃっているんですよ。

 それで、内閣府の中で議論したってさっき言いましたよね。内閣府の中に専門家はいるんですか、獣医師の。獣医の専門家はいるんですか。創薬プロセス、いるんですか。言ってください。

○政府参考人(河村正人君) お答えいたします。

 今御指摘のワーキングの委員の先生方は、独自にいろんな知見を集めておられまして、その上でいろんな御発言をされておりますし、内閣府の中でもいろんな知見を集めて、トータルで二十回の諮問会議、それから分科会、ワーキンググループを経た上で決定をしたものでございまして、十分に議論はされているというふうに承知をしております。

○杉尾秀哉君 答えていませんよ。専門家はいないということなんですよね。

 時間が余りないんで、林大臣に聞きます。これ、前川さんもおっしゃっているんですけれども、特区プロセスの段階では構想の作文なんです、これあくまで。書くだけだったら誰でもできる。設置認可申請をして、カリキュラム、教員、教育内容、そして施設設備とか具体的な学校の中身が出そろって初めて四条件満たしたと、こういうことが分かるんですよ。逆に言うと、それが分からなかったら四条件クリアしているかどうか判断できないんですよ。

 林大臣に伺いますけれども、これそもそも四条件がクリアされていないものについて認可をしていいものなんですか、どうでしょうか。

○国務大臣(林芳正君) 繰り返しの答弁になってしまうかもしれませんが、四条件は、この国家戦略特区のプロセスの中で適切にクリアされてきたと、その結果、この設置認可の申請が認められたということでございます。

 設置審の審査とは別に、この学校法人加計学園の設置認可の申請内容が国家戦略特区のプロセスの中で認められた構想に沿っているかは、これは設置審とは別に文科省として確認をしてきたというところでございまして、それを受けて認可をさせていただいたということでございます。

○委員長(高階恵美子君) 杉尾秀哉君、時間が参っております。

○杉尾秀哉君 時間が来ましたのでまとめますけれども、結局、文科省も内閣府もどこも責任取っていないんですよ。これ、閣議決定に反していたら、認可の決定というのは内閣法に違反して、違法、無効です。無効な決定ならば取り消して、もう一回特区のワーキンググループに戻して議論し直すべきか、設置審に四条件を審議する権限を与えて審議し直すべきだということを申し上げて、私の質問を終わります。

 ありがとうございました。

2017-11-30

[] 平成29年11月30日参議院予算委員会(福島瑞穂議員)

○委員長(金子原二郎君) 次に、福島みずほ君の質疑を行います。福島みずほ君。

○福島みずほ君 希望の会(自由・社民)の福島みずほです。

 加計学園についてお聞きをいたします。

 私は、質問主意書を四月十八日付けで提出をしております。(資料提示)安倍首相が、加計学園の加計孝太郎理事長が今治市に獣医学部をつくりたいと考えていることをいつから知っていたのか。四月二十八日の答弁書、二〇〇七年、平成十九年十一月、加計学園がその候補となる者である旨記載されているというふうになっております。

 総理、質問主意書に関する答弁書で、閣議決定しておりますから、総理はこの答弁書を了解しているということでよろしいですね。

○国務大臣(梶山弘志君) 質問主意書の内容ですので、私の方からまず説明をさせていただきます。さきの閉会中審査におきましても説明させていただきましたけれども、もう一度改めてということになります。

 今治市の獣医学部新設に係る構造改革特区の申請は、平成十九年の福田内閣のときに初めて申請が行われ、それ以来、民主党政権の頃までは加計学園の事業主体である旨の記載がありました。合計で十五回申請をしておりまして、そのうちの最初の五回が加計学園の名前が出ているということであります。

 この答弁書では、政府は継続しているものであることから、まず、こうした第二次安倍政権が発足する以前の事実関係について記載をさせていただきました。第二次安倍内閣の発足以降も、今治市から四回にわたって構造改革特区の申請が行われました。これらについては、そのいずれにおいても今治市からの提案に加計学園との記載はございません。こうした事実関係を前提に、この答弁書においては総理が知っていたとは一言も書いておりません。

 ただし、政府は継続しているものであり、一連のこうした提案を受けてその後の様々な政府決定がなされたこと、構造改革特区に係る対応方針は総理が本部長を務める構造改革特区本部で決定していることから、この答弁書は、今治市からの提案について、今治市からの提案について総理が知り得る立場にあった趣旨を答弁をしたものであります。

 しかし、さきの閉会中審査で総理が改めて整理して申し上げたとおり、今治市の提案については、数十件ある案件の一つにすぎず、結果も四回とも提案を事実上認めていないものでありまして、しかも今治市の名称だけということでありまして、実際には全く認識をしていなかったものと考えております。

 最終的に、本年一月に事業者の公募を行い、加計学園から応募がありました。その後、一月二十日の諮問会議で認定することになりますが、その際は、総理は初めて加計学園の計画について承知したところであります。

○福島みずほ君 総理は、この答弁書を閣議決定していますから、了解していたんですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 閣議決定していたものについては了解をしております。

○福島みずほ君 さっきの答弁、全く納得できません。

 これははっきりこう書いています。考えていることを二〇一六年十一月九日以前に安倍首相は知っていたのか、知っていたのであればいつから知っていたのか。知り得る立場なんて書いていないですよ。これ、文書で出して文書で回答です。これは、総理が了解していた、いつから知っていたのかということについて、二〇〇七年十一月、加計学園がその候補となる者である旨記載されているとなっているじゃないですか。ここで一月二十日など書いていないですよ。総理、いかがですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいま大臣から答弁したとおりでありますし、また私自身も閉会中審査で御説明をさせていただいたところでございますが、さきの閉会中審査で改めて整理して申し上げてきたとおり、今治市の提案については数十件ある提案の案件の一つにすぎないわけでありまして、結果も四度とも提案を事実上認めないものでありました。言わば、事実上これ認めていないもので、数十件あるものでありますから、それを私が一々これを、資料を読むということはないわけでありまして、実際に全く認識をしていなかったということでございます。

○福島みずほ君 質問主意書に関して、安倍首相はという主語で私は聞いています。これ、了解しているんでしょう、答弁も。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 答弁は了解しております。

○福島みずほ君 二〇〇七年ってはっきりしているじゃないですか。

 次に、この参議院予算委員会、次に、六月、この予算委員会、六月十六日の予算委員会の質問です。ここも端的です。

 総理、加計学園の加計孝太郎さんが今治市に獣医学部をつくりたいというのはいつから知っていましたか。さっきの質問主意書と同じ答弁の中身です。構造改革特区で申請されたということについては私は承知をしていた、はっきり承知をしていたって書いているじゃないですか。同じですよ、質問主意書の答弁も、この予算委員会の答弁も一緒です。構造改革特区のときから加計学園を知っていたということでよろしいですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) さきの閉会中審査においても私から、整理させて、答弁を既にさせていただいているものでありますが、構造改革特区における今治市の提案については、数十件ある案件の一つにすぎず、結果も、四度ともこれ案件を、提案を事実上認めないものでありました。実際には私は、先ほど申し上げましたように、全く認識はなかったわけであります。

 他方、その対応方針は、私が本部長を務める構造改革特区本部で決定していることから、当時私が、他の方の御質問に答弁していたように、今治市の提案について知り得る立場にあったことを申し上げようとしていたその答弁の前に、これはこう答弁をしていたわけでございます。

 この答弁では、今御指摘のあった部分に続けて、今その御紹介をいただいている私の答弁に続けて私はこう答えているわけでありまして、国家戦略特区に申請すれば私の知り得るところになるといったことも申し上げているわけでございまして、それを何か割愛しておられますが、当時は様々な論点についてこれ福島議員から矢継ぎ早に質問をいただいたわけでありまして、その中でお答えするに当たり、今治市の提案と加計学園の申請、構造改革特区と国家戦略特区などを混同して、整理が不十分なままお答えをしてしまったことは事実でありまして、正確性を欠いたことは率直に認めなければならないと思いますが、それを整理した上で、既に閉会中審査において整理した上に答弁をさせていただいているところでございまして、正確には知り得る立場にあったということでございます。

○福島みずほ君 うそばっかり言わないでください。質問主意書は文書ですから、文書でやって文書の回答です。時間を掛けて文書で書いているものです。そして、この委員会も、はっきり総理は、いつから知っていましたかということに関して構造改革特区と、そのときから私は承知をしていたと言っているじゃないですか。これはそのとおりでしょう。これを……

○委員長(金子原二郎君) 福島みずほ君、福島みずほ君、質問中ですが、うそばかりという言葉はこの場に合わないと思いますので、そこは訂正してください。

○福島みずほ君 じゃ、虚偽答弁じゃないですか。明確な虚偽答弁ではないですか。虚偽答弁ですよ。虚偽答弁ですよ。

 なぜならば、これ見てください。文書でも、そして委員会でも、総理はいつから知っていたかに関して、構造改革特区って答えているじゃないですか。(発言する者あり)

○委員長(金子原二郎君) 速記止めてください。

   〔速記中止〕

○委員長(金子原二郎君) 速記起こしてください。

 質問者は、質問の中身については十分注意してやっていただきたい。やっぱり断定的な言い方というのはいかがなものかと思いますので、そこは十分に注意しながら質問をしていただきたいと思います。

○福島みずほ君 総理ははっきり断定しています。まさに六月十六日に、構造改革特区のときに私は承知をしていた。そして、文書による回答でも同じ回答です。

 次を見てください。

 質問主意書に対する回答と、六月十六日のこの参議院の予算委員会の答弁は一緒です。唯一違うのが今年の七月二十五日、一月二十日に初めて知ったというものです。私はこれは本当に驚きました。総理は、三月十三日、十五年間頑張ってきたのが加計学園なんですよ、諦めないでやってきたのが加計学園なんですよと言っております。今年の一月二十日初めて知ったなんてあり得ないじゃないですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この件についても閉会中審査で既に申し上げているところでございますが、今治市のこの提案についてはまさに今治市が提案者であったわけでありますが、最終的にこの公募に応じて、加計学園が公募に応じた段階で、我々が知る立場になる本年一月に、事業者の公募を行い、加計学園から応募があったその後、一月二十日に諮問会議で認定することになりますが、まさに私が出席をするのは諮問会議でありますから、ワーキンググループ等に私は出席をしないわけでありますし、一々その状況について報告を受けることもありません。

 ですから、加計学園から応募があったその後、一月二十日に諮問会議で認定することになりますが、その際に私は初めて加計学園の計画について承知をしたところであります。

○福島みずほ君 誰も納得しないですよ。

 総理は何度も、文書で、そしてこの委員会の中で、私は構造改革特区に申請されていることについて承知をしていたと言っているじゃないですか。二〇〇七年十一月です。さっきも言いました、十五年間頑張ってきたのが加計学園で、諦めなかったのが加計学園なんだと、三月十三日、この予算委員会で言っているじゃないですか。つい二か月前に加計学園というのを生まれて初めて知ったなんて言っていないですよ。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、生まれて初めて知ったということは言ったことはないわけでございまして、私の答弁において、先ほども申し上げましたが、そこで御紹介されている、そこで申請されたということについては私は承知をしていたところでございますがと言って、その後、私は、申請をすれば私の知り得るところになるということでございます、つまり知り得る立場ということを申し上げようとしていたわけでございまして、この間、答弁において構造改革特区と国家戦略特区をこれは混同して答えているのは事実で……(発言する者あり)いや、それが事実でございまして、答弁した私が答えているわけでございますから。それを整理して、混同していたということについてお話をさせていただき、整理をさせて、既に、既にですね、これは閉会中審査で答弁させていただいているところでございます。

○福島みずほ君 全く納得いきません。

 混同なんか総理はしていないですよ。質問主意書の答弁書に、構造改革特区で二〇〇七年十一月ですよ。そして、この予算委員会で聞いたときに、二〇〇七、構造改革特区のときから私は承知をしていましたと言っているじゃないですか。

 混同なんかしていません。質問主意書で混同なんかできないでしょう、文書で回答するんだから。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 質問主意書では当然混同はしておりません。混同はしていないわけでありますし、その質問主意書においては、知っていたということは、先ほど梶山大臣が答弁をさせていただいたように、答えていないわけでありまして、その趣旨は知り得るところにあったということでございます。

 今委員は、この国会における答弁と主意書における答弁を混同して、まさに混同しておられるわけでありますが、主意書で述べていることはそのとおりでありますが、答弁においては、まさに矢継ぎ早に質問される中において構造改革特区と国家戦略特区をこれは混同して答弁をした。しかし、その後、承知をしたということを修正しようと思って、知り得る立場にあったということを申し上げたんですが、そのときに構造改革特区と言うべきところを国家戦略特区と、こう申し上げてしまったということでございまして、その後、閉会中審査においてはそれを整理させていただきまして、もう一度答弁をさせていただいたところでございます。

○福島みずほ君 全く納得いきません。

 これは構造改革特区と、質問主意書の答弁でも、この六月十六日のまさに予算委員会でも言っています。主意書では、私の質問は簡単です、総理がいつ知ったのかというふうに聞いている質問主意書のトップに総理はこのように書いているわけです。二〇〇七年十一月、加計学園がその候補となる者である旨記載されておりと。いつから知ったのかという質問に対してこの答弁、構造改革特区のときから知っていたということじゃないですか。

 なぜこの質問をするのか。総理がなぜ一月二十日に初めて加計学園だというのを知ったのかと、どうして誰も信じないそういうことをおっしゃるのかということなんです。おかしいですよ。それは、加計学園ありきでやってきたことを隠すためではないですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、先ほどもう既に梶山大臣から答弁をさせていただいたところでありますが、今治市の獣医学部新設に係る構造改革特区の申請は、平成十九年の福田政権のときに初めて申請が行われ、それ以来、民主党政権の頃までは加計学園が事業主体である旨の記載があった、これは福田政権までですね、あったわけであります。

 この答弁書では、政府は継続しているものであることから、まず、こうした第二次安倍政権が発足する以前の事実関係について記載をしていたわけであります。その記載において、福田政権の頃は加計学園が主体であるから私が知っていたということは一言も書いてないわけでありまして、言わばそれまでのどういう事実であったかという経緯について説明をさせていただいています。

 そして、その後の第二次安倍政権の発足以降も、この後は言わば主体がこれ今治市になるわけでありますが、今治市から四度にわたって構造改革特区の申請が行われました。しかし、これらについては、そのいずれにおいても今治市からの提案に対して加計学園との記載はないわけでありまして、これは安倍政権になってからは記載はないんです。しかし、それだけではなくて、一応念のためにそれまでの経緯も示しているということであります。

 こうした事実関係を前提に、この答弁書においては私が知っていたとは一言も書いていないわけでありまして、政府は継続しているものであり、一連のこうした提案を受けてその後の様々な政府決定がなされていること、構造改革特区に係る対応方針は私が本部長を務める構造改革特区本部で決定していることから、この答弁書は今治市からの提案について私が知り得る立場にあった趣旨を答弁したもの。

 私、立場上知り得る立場にあったわけでありますが、先ほど答弁させていただいたとおり、数十件ある案件の一つでありまして、私が一つ一つそれをチェックをするわけでは全くないわけでありまして、全く事実上は見ていないわけでありまして、しかも結果も、結果も四度とも提案を事実上認めないものであって、事実上認めていないものは、そもそもこれ十数件見てはおりませんが、さらに認めていないものでありますから私がそれを見るということはない、実際にはないわけでありまして、つまり認識はしていなかったということでございます。

○福島みずほ君 納得できない、全くできません。

 質問主意書の私の質問も予算委員会での質問も非常に簡単です。これは、安倍首相は、学校法人加計学園の加計孝太郎理事長が今治市に獣医学部をつくりたいと考えていることを二〇一六年十一月九日以前に知っていたか。知っていたのであればいつから知っていたのかということに対して、二〇〇七年十一月と、こう出ているわけです。

 それだったら、もし本当に今治市に加計孝太郎さんがまさに獣医学部をつくりたいと思っているのを今年の一月二十日に初めて知ったのであれば、この答弁書は、今年の一月二十日に初めて知りましたとなるべきじゃないですか。そうなっていないんですよ。どうして、だから、総理が答弁を変えるのか。一月二十日に加計学園のことを初めて知ったなんて誰も信じないですよ。

 ずうっと御飯を食べ、ずうっとゴルフをし、クリスマスイブも去年もおととしも会って、ずうっと会っていて、そして、総理は三月十三日、この予算委員会でこうおっしゃったんです。加計学園は十五年間頑張り続けてきたと、十五年間申請をし続けてきたのは加計学園なんですよと。十五年間頑張り続けてきたのを総理は知っているじゃないですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) それは、言わば一月二十日以降は私は知っているわけでありますから、そしてその後、これが問題になって後は説明を受けたわけで、事務方から説明を受けたわけでありまして、当然私は知っていたわけであります、この場で答弁したときにはですね。

○福島みずほ君 あり得ないです。今までのその質問主意書や答弁と全く違う。しかも、腹心の友に関して、加計学園というのを初めて今年の一月二十日って、もうびっくり仰天ですよ。今までの私の質問主意書やこの予算委員会の答弁を踏みにじるような答弁は本当に許せないというふうに思います。おかしいですよ。何かを隠したいからこそ、一月二十日に初めて知ったとおっしゃっているんじゃないですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これについてはもう今までるる説明をしてきたとおりでございます。確かに学生時代からの友人でありますが、彼は私の地位を利用して何かを成し遂げようとしたことは一度もないわけであります。ですから四十年間友情が続いたんだろうと、こう思うわけでございます。

○福島みずほ君 考えられません。

 このことについては更に追及をしていきます。森友学園の問題、加計学園の問題について真摯に丁寧に説明はないと思います。森友学園の問題について安倍昭恵さんの証人喚問が必要です。

 総理は、自分が妻の代わりに話すと言います。でも、夫と妻は別人格で、代わって話せることではないじゃないですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 言わば、家内が、妻がどのように関わっていたかということについては、私も妻から全て聞いているわけでありまして、私がここで責任を持って答弁をさせていただいているところでございます。

○福島みずほ君 別人格ですよ。裁判の証人でも夫が妻の代わりに話すなんということはないですよ。まさに安倍昭恵さんの証人喚問と加計孝太郎さんの証人喚問を要求します。

 次に、憲法についてお聞きします。

 総理は、憲法九条三項に自衛隊を明記するというふうにおっしゃっています。この九条三項の自衛権の明記、この自衛権には、集団的自衛権の行使をするということも含まれるということでよろしいですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 基本的に、私はここには総理大臣として出席をさせていただいておりますので、言わばこの憲法の例えば自民党案について答弁をする立場にはないのでございますが、それを申し上げた上で、この自衛隊、一項、二項を残した上においてこの自衛隊を明記する場合は、言わば一項、二項、そして二項を残すわけでありますから二項の制約は残るということでございますので、言わばもう既に一項、二項のある中において、我々、集団的自衛権の行使について一部容認、三要件を満たせば一部容認をするということについて解釈を変更したわけでありますが、それはそのままということでございます。

○福島みずほ君 集団的自衛権の行使は憲法違反だと歴代の自民党言っておりましたが、今の答弁でも、その自衛隊が行使する自衛権の中に集団的自衛権の行使を含むという答弁がありました。ですから、戦争をしない国から戦争をする国への九条三項が九条一項、二項を完璧に破壊するものになるというふうに思います。

 先ほどまさに、委員長、私は証人喚問、安倍昭恵さんと加計孝太郎さんの要求をいたしました。よろしくお願いします。

○委員長(金子原二郎君) 正式な要求でいいんですか。

○福島みずほ君 はい、そうです。

○委員長(金子原二郎君) それじゃ、後刻理事会で協議いたします。

○福島みずほ君 総理、「総理」という本を書いたジャーナリストを総理は御存じですか。面識はあるでしょうか。御存じでしょうか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、取材対象として知っているということでございます。

○福島みずほ君 公権力の行使について検証しなければならないと思っているので質問させてください。

 無罪の推定があり、不起訴になっておりますが、逮捕令状が発付され、そしてこれが執行の直前に取消しに、執行されませんでした。このことを総理は御存じでしょうか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) それはどういう案件でございましょうか。

○福島みずほ君 不起訴になった犯罪の被疑事実は準強姦事件です。

○委員長(金子原二郎君) 中身を言わないと。質問者、中身が、内容が分かりませんので、内容が分からないので。

○福島みずほ君 そうしたら、やはりこれは、先ほど総理は、「総理」という本を書いたジャーナリストを取材対象として知っていらっしゃるというふうにおっしゃいました。そのことに関して総理自身が、逮捕令状が発付され、しかしそれが、逮捕が執行されなかったという事実を知っているかどうか、総理の認識をお聞きしているわけです。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いずれにせよ、個別の事案について総理大臣としてお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。

○福島みずほ君 知っているかどうかということについてお聞かせ願えませんでしょうか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、内閣総理大臣としてこの場に立っておりますので、個別の事案についてお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。(発言する者あり)

○委員長(金子原二郎君) 速記を止めてください。

   〔速記中止〕

○委員長(金子原二郎君) じゃ、速記を起こしてください。

 先ほどの福島君の発言中に不適切な言葉があったとの指摘がありました。委員長といたしましては、後刻理事会において速記録を調査の上、適当な処置をとることといたします。

○福島みずほ君 性暴力のことについてお聞きをいたします。

 この間、集会があり、レイプドラッグ、デートレイプドラッグのことの蔓延や、それに対する防止などをやるべきだということが大変議論になりました。まだまだ性暴力についての政府、警察を含めた取組が弱いと考えますが、総理、いかがでしょうか。

○国務大臣(小此木八郎君) 警察と申されましたので私からお答えいたしますが、警察では、性犯罪の捜査において被害者の聴取内容から薬物が使用された疑いが認められる場合、必要な証拠収集に努めているものと承知しております。

 先般成立した性犯罪の重罰化等を内容とする改正刑法の趣旨を踏まえ、的確な捜査活動により迅速に性犯罪を検挙することが重要と考えており、引き続き、薬物を使用された場合を含め、性犯罪捜査について現場の警察官に対する研修等を徹底するよう警察を指導してまいる所存であります。

○福島みずほ君 ただ、被害者あるいは女性の中には、尿検査をすべきであるとか、そういう知識そのものが非常にまだ不足をしています。

 是非、大臣、現場の警察にそういうしっかり、必要があれば、あるいは様子を見て尿検査をする、尿検査はどうですかとか、証拠の採取をするなど、マニュアルを作り、徹底していただきたい。いかがでしょうか。

○国務大臣(小此木八郎君) 先ほど申し上げましたように、引き続き、薬物を使用された場合を含め、性犯罪の捜査について現場の警察官に対する研修等を徹底をしてまいります。

○福島みずほ君 その集会でも申し上げたんですが、デートレイプドラッグ、あるいはレイプドラッグと言った方がいいかもしれませんが、まだまだ女性の中には知られておりません。

 ですから、是非警察が、アメリカではデートレイプドラッグと言われますが、私はレイプドラッグでいいと思いますが、撲滅大作戦、こういうことが問題もあり、まさに何かおかしいと思ったら、準強姦じゃないか、おかしいと思ったらまず警察に行き、尿の採取をするなど、まさに徹底していただきたい、いかがでしょうか。

○国務大臣(小此木八郎君) 同様の答えになりますが、今申された点、性犯罪捜査について、あるいは薬物を使用された場合を含めて、現場の警察官に対する研修等は徹底するよう私からも警察当局に対し指導してまいりたいと存じます。

○福島みずほ君 野党で性暴力被害者支援法案を提出しましたが、解散で残念ながら廃案になりました。病院拠点型で、まさに性暴力の女性たちを受け入れる、そういうことをもっと増やしたり、性暴力をワンストップでできるように、政府がもっと性暴力あるいは子供たちに対する啓発も含めやっていただきたい。

 総理、この性暴力の撲滅、根絶についての政府としての対応、もしよろしければ、野田大臣、ちょっと質問通告していませんが、是非答えていただきたいと思います。

○国務大臣(野田聖子君) 当然のことだと思っております。しっかり取り組んでいきたいと思います。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 先ほど小此木大臣からも答弁をしたところでございますが、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

○福島みずほ君 これもちょっと質問通告していないんですが、刑法が改正をされました。これによって随分変わる面もある……

○委員長(金子原二郎君) 時間が来ておりますので。

○福島みずほ君 じゃ、もう終わり。

 刑法が改正になりました。ただ、まだまだ積み残した問題もたくさんあります。性暴力は魂の殺人です。是非、政府を挙げて、性暴力被害者支援法案を含め、是非頑張ってやっていただきたい。野田大臣が決意を示していただきましたが、女性にとってもっといい社会になるように政府が頑張ってくださるよう要請し、私の質問を終わります。

○委員長(金子原二郎君) 以上で福島みずほ君の質疑は終了いたしました。(拍手)

2017-11-15

[] 平成29年11月15日衆議院文部科学委員会(逢坂誠二議員)

○冨岡委員長 次に、逢坂誠二君。

○逢坂委員 立憲民主党の逢坂誠二でございます。それでは、きょうはよろしくお願いいたします。

 早速質問に入りたいと思います。大臣、よろしくお願いします。

 まず、大臣、前提条件を確認させていただきたいんですが、今回の加計学園の大学の設置申請ですけれども、これは、特区の認定がなければ設置申請はなかったもの、特区の認定が前提になっていて設置申請が行われた、そういう理解でよろしいでしょうか。

○林国務大臣 先ほどの御質疑でもプロセスについてお話がありましたが、告示でもって新設の学部の抑制をしております。その告示に対する、ある意味では規制緩和といいますか、例外を認めるということで特区が位置づけられておりますので、そういう意味では、委員がおっしゃったように、特区として認められた、その結果申請がなされた、こういうふうに理解しております。

○逢坂委員 それから、もう一点、大臣に前提を確認したいんですけれども、今回の加計学園の問題に対して総理や官邸が何らかの肩入れをしたのではないかとか関与をしたのではないかというふうに言われているわけですが、総理や官邸が加計学園の問題に肩入れをする、関与をするということについては適切なことだと思っておられるでしょうか、それとも不適切だというふうに理解されているでしょうか。

○林国務大臣 プロセスにつきましては先ほどお答えしたとおりでございますが、加計学園と総理のかかわりについては総理が国会で御答弁をされているとおりである、こういうふうに承知をしておりますし、また、松野前文科大臣が、総理、官邸から私、私というのは松野前大臣のことですが、に指示があったことはないということで、獣医学部の設置に関して総理から文科省に対して指示はなかったというふうに承知をしております。

 そういうことがあったとすれば、それは適切ではないというふうに認識しております。

○逢坂委員 最後に御答弁いただきましたけれども、そういうことがあったとすれば適切ではないという御認識だというふうに理解をいたしました。

 さてそこで、今度は長坂政務官にお伺いをしたいんですが、これまで内閣府の皆さんとは事務方と随分いろいろやらせていただいたんですけれども、どうも事務方の答弁では判然としないものですから、きょうは政治家としての答弁を聞きたいということでお越しをいただきました。

 まず、一昨年の六月のいわゆる石破四条件、これは閣議決定されたわけでありますけれども、この閣議決定というのは今も有効だという認識でよろしいでしょうか。

○長坂大臣政務官 お答えいたします。

 そのように考えております。

○逢坂委員 もう一点、前提条件を確認させてください。

 今回の加計学園の特区認定の前提になるのは、石破四条件のクリア、これが前提になっている、石破四条件のクリアがなければ特区認定の前提は成り立っていないということでよろしいですか。

○長坂大臣政務官 そのように考えております。

○逢坂委員 そこでなんですが、私は、この間、事務方からいろいろ話を聞いているんですが、石破四条件がクリアされたというふうには全く思えないんですよ。どこのどの時点でどうクリアされたのか、きょうはそれを明確にしていただきたいと思います。

 これは非常に大事な問題だと思います。全ての前提がここにあるわけでありますので、石破四条件がクリアされている、そのことを長坂政務官にはしっかり政治家として説明をしていただきたいと思います。

 まず、お伺いします。

 石破四条件の一つ、現在の提案主体による既存の獣医養成ではない構想が具体化しというふうにございますが、現在の提案主体というのは一体何なんでしょうか、誰なんでしょうか、どこのことを指しているんでしょうか。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 現在の提案主体とは、獣医学部の新設を制度上可能としようとする際に現に提案している主体のことを指すものでございます。

 したがって、新潟県、今治市、京都府のいずれも現在の提案主体に含まれるものであり、いずれを排除するものではございません。

○逢坂委員 長坂政務官、本当にそれでよろしいですか。現在の提案主体と言っている現在というのは平成二十七年六月三十日です。その時点で京都産業大学は提案をしておりません。それでも京都産業大学は入るということですか。

○長坂大臣政務官 京都は二十八年の三月というふうに伺っておりますが。

○逢坂委員 今の答弁の意味がちょっとよくわかりません。整理してください。

○冨岡委員長 長坂内閣府大臣政務官。(発言する者あり)

 ちょっととめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 失礼いたしました。

 先生御指摘のとおり、平成二十七年六月三十日は今治市と新潟でございます。

○逢坂委員 それでは、再確認ですけれども、石破四条件の第一番目の、現在の提案主体による構想が具体化しということは、新潟県と今治の構想が具体化をする、こういうことでよろしいですね。(発言する者あり)

○冨岡委員長 では、とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつ、既存の大学、学部では対応が困難な場合には、近年の獣医師の需要の動向に考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行うということは、二十七年六月三十日でございます。

○逢坂委員 私が聞いたのはそういうことではありません。

 私が聞いたのは、現在の提案主体というのは新潟と今治、二つなんだ、であるならば、石破四条件の第一番目の構想が具現化するというのは、新潟と今治の構想が具現化することが四条件のまず一番目ですねという質問をしているんです。

○冨岡委員長 答えられますか。(発言する者あり)

 では、とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 何度も失礼いたします。

 現在というのは、先生御指摘の六月三十日現在を指すわけではございませんで、現在、過去、未来という意味での現在でございますから、御理解をいただきたいと思います。

○逢坂委員 全く意味がわかりません。

 六月三十日時点で現在という閣議決定をしている。だがしかし、その現在という言葉は六月三十日という時点を指すものではない、現在、過去、未来の中での現在だと。どういう意味なんですか、これは。

○冨岡委員長 いいですか。(発言する者あり)

 では、もう一度時間をとめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 起こしてください。

○長坂大臣政務官 私の申し上げ方が不明確であったと思いますが、現在というのは、要するに、過去に出したけれどももう取りやめてしまったものは入りませんし、現在というのは、これから未来に向けて出てくるということを前提にした現在ということでございます。

○逢坂委員 これは六月三十日の閣議決定なんです。六月三十日の閣議決定で現在の提案主体によると書いてあったら、普通、日本語を解釈するものは、現在の提案主体だから現在提案されているものだというふうに読むのが通例だと思います。もしこれに将来も含むということであれば、現在及び将来とか、これからとか、そういう言葉がなければおかしいんじゃないですか。

 いや、何もこの点を私は問題にしたいわけじゃないんですよ。議論の出発点として、どこが対象になっているのかをただ確認しているだけなんです。

○冨岡委員長 よろしいですか。(発言する者あり)

 では、とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 恐れ入ります。こちらの理解は、判断する時点での現在ということだと思います。

○逢坂委員 わかりました。わかりましたというのは、それを納得したというわけではなくて、判断した時点での現在だ、そういう解釈だということなんですね、そちらの言い分は。わかりました。

 それでは、具体的な質問に入りましょう。

 この既存の獣医師養成ではない構想が具体化した、この四条件の一番目がクリアされたのはいつですか。どの構想によってクリアされたんですか。しかも、それはどの会議の場でそれが確認されたんですか。

○長坂大臣政務官 内閣府による確認は、昨年十一月の諮問会議取りまとめに当たりまして、今治市や京都府からの提案、特区ワーキンググループ等における民間有識者や関係省庁間の発言、製薬業界等からの要望書、獣医師数等に関する統計資料をもとに段階的に行ってまいりました。

 諮問会議の取りまとめが四項目に合致することは、最終的には、取りまとめの文案の事務的な調整に際し、関係府省庁において確認をされております。その後、十一月九日の特区諮問会議で、文科、農水両大臣の御出席のもとに文案が原案どおり了承されたものと考えております。(発言する者あり)

○冨岡委員長 一応とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂君。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 既存の獣医師養成ではない構想が具体化であるとの点を含め、四項目との関係で問題がないことについては、内閣府としては山本前大臣が確認し、文科、農水両大臣もこれに異論を唱えることなく、昨年十一月九日の諮問会議で、両大臣の御出席をいただいて本件の制度化を決定いたしました。

○逢坂委員 大臣が確認をしたと。

 だから、私が聞いているのは、具体的にどういう事実を確認したのかということを聞いているんですよ。ただ大臣が確認したでは、確認した根拠がわからないんですよ。こういう構想の提案があった、これが具体化されたもとなんだ、根拠なんだ、それを言ってもらわなかったらわからないですよ。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 今治市の平成二十七年六月の提案書では、ライフサイエンス分野、例えば医療、創薬、医療機器における連携研究や食品貿易の安全確保のための人材育成、さらに越境感染症の防疫のための人材養成に、従来にない教員規模で臨むものとしておりました。

 また、京都府の平成二十八年十月の提案書では、既存の獣医学部にないライフサイエンス分野に精通した獣医師の輩出を期待するとして、創薬分野における病理学、実験動物学、薬理学などのさらなる充実を図ることといたしております。

○逢坂委員 長坂政務官、今、今治と愛媛の構想のことについて話をされましたが、それが提出されたのは六月五日なんですよ。閣議決定は六月三十日なんですよ。

 だから、要するに、これは事務方にも確認しているんですけれども、六月三十日の時点では、構想が具現化したものはあるのかないのかという話をしたら、それはないであるかのような発言なんですよ。だからこその閣議決定なんですよ。六月五日に提案されていて、それが具体化しているんだったら、こんな閣議決定をする必要はないんですよ。構想はもう具現化しているわけですから。

 五日に提案されて、それがまだ十分ではないという認識だから、六月三十日に閣議決定したんじゃないですか、構想が具現化しという。いかがですか。

○長坂大臣政務官 ただいま申し上げましたのは、二十八年十一月九日に制度化を決定したときのことを申し上げております。

○逢坂委員 ならば、どの構想が具現化したというふうに判断したんですかということを聞いているんです。

 私は、京都府の提案というのは、石破四条件も念頭に置いた非常に丁寧な提案だなというふうに読ませていただきました。ところが、六月五日の今治の提案というのは必ずしも具体性に及んでいるものではない。

 だから、その意味でいうと、まさか、よもやこのままを構想が具体化したというふうに判断しているのかどうか、その点、いかがですか。

○長坂大臣政務官 一つには、ヒアリングを通じていろいろ確認をしておりますし、先生も御承知だと思いますが、構造改革特区のときからの積み重ねがございますので、総合的に判断をしたということでございます。

○逢坂委員 六月五日の今治、愛媛からの提案以降、公に開かれた場で構想の中身についてきちんと聞いている場面はございますか。

○長坂大臣政務官 六月五日のワーキンググループの会議でしっかりと自治体からのお話は聞いているということでございます。

○逢坂委員 だから私は言っているんですよ。六月五日の時点で聞いている構想が具体化しているんだったら、逆に、何で六月三十日に、特区を認める要件の一つに構想が具現化する、具体化するということを入れるんですかと。既に構想が具体化しているんだったら、そんなものを入れる必要ないじゃないですか。

 六月三十日の時点では構想が具体化していない、そういう判断なんじゃないですか。

○長坂大臣政務官 ワーキンググループのお話と四条件のことは並行して進んでいるわけでございまして、それを条件にしているわけではございません。

○逢坂委員 四条件とワーキンググループは並行して進んでいる。だから、四条件に、今、最後、何とおっしゃったんですか。

○長坂大臣政務官 六月五日のワーキンググループで聞いたことを直接の条件にしているわけではございません。

○逢坂委員 極めて奇異な答弁ですね。

 では、何を条件にして石破四条件の一番目をクリアしたと判断したんですか。六月五日の構想は四条件の対象範囲外だというふうに今答弁をしたわけですよね、それを考慮したわけではないと言ったわけだから。

 では、何を、どの構想を見て石破四条件の一番目がクリアされたと判断したんですか。(発言する者あり)

○冨岡委員長 とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 恐れ入ります。日にちの問題もきちっと精査しなきゃいけませんので。

 二十八年の十一月九日の制度化の決定に際しまして、前年の六月三十日に設定されました四条件の充足性を確認したわけでございます。

○逢坂委員 充足性を確認した。

 だから、私は、充足性を確認したという言葉は、それは結果としてはそうなんでしょうけれども、何を見て、どういうことだから、具体的にこれこれこういうものを見て充足されているなという判断をしたかということを聞いているんです。しかも、それは公開の場で行われているのか、それとも、公開しないで、事務方がそれはそれで充足されていますねと判断したのか。

 今回のことはプロセスの透明性ということが非常に強く求められているんですよ。だから、具体的な事実に基づいて誰がどう判断したのかということを聞いているんです。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 既存の獣医師養成ではない構想が具体化であるとの点を含め、四項目との関係で問題がないことについては、内閣府としては山本前大臣が確認し、文科、農水両大臣もこれに異論を唱えることなく、十一月九日の諮問会議で、両大臣の御出席のもとに本件の制度化を決定いたしました。(発言する者あり)はい、申し上げます。

 内閣府といたしましては、既存の獣医師養成でない構想が具体化であるとの点について検討した点は次のとおりでございます。

 昨年十一月の諮問会議取りまとめにもあるとおり、先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など、獣医師が新たに対応すべき分野に係るニーズが一層顕著になっている。具体的には、OIE、国際獣疫事務局が提案する家畜の越境感染症のゾーニング対策における四国の学術支援拠点として、地域の迅速な危機管理対応を支援するといった点で新たなニーズに応えるものでございます。

 このように、既存の獣医師養成でない構想が具体化との判断は、内閣府でも問題ないことを確認しつつ、三府省でしっかり合意、確認したものと承知をいたしております。

○逢坂委員 それは公開されている議事録に残っておりますか。

○長坂大臣政務官 その判断は、ワーキンググループ等により段階的に積み上げていった、判断をしたということでございます。

○逢坂委員 ワーキンググループ等により段階的に判断をした、議事録には残っていない、公開されていない、それでよろしいですか。

○冨岡委員長 議事録について。

○長坂大臣政務官 失礼いたしました。お答え申し上げます。

 議事要旨はホームページにも載っております。公開されております。

○逢坂委員 議事要旨に、石破四条件の第一番の条件が確実にクリアした、そういう要旨は残っておりますか。

○長坂大臣政務官 ワーキンググループの中ではその四条件に対する御異論がないという趣旨のことは載っていると思いますが。異論がないという中での議論をしているということでございます。

○冨岡委員長 ちょっととめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 起こしてください。

 長坂君。

○長坂大臣政務官 議事要旨は公開されているわけでございまして、そこには、四条件に対する異論が出ていないことは載っているわけでございます。

○逢坂委員 後に理事会にその議事要旨を御提出いただきたいと思います。

 それから、異論がないことがわかるということでありますけれども、異論がないということは、議論していないことも異論がないことの一つなんですよ。議論されているかどうかの痕跡はありますか。

○長坂大臣政務官 規制改革の基本的な考え方について申し上げますが、自治体や民間から提案が寄せられたときは、できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかを前向きに議論すべきであるということでございます。

 これは平成二十六年二月に閣議決定した国家戦略特区の基本方針だけでなく、構造改革特区や総合特区の基本方針として閣議決定したものでございます。

 特区の基本方針は、規制を所管する省庁が改革は困難だと判断した場合には、その正当な理由の説明を適切に行うことを求めております。その説明がなされない場合は、提案に基づく規制改革を進めていくべきだと考えております。

○逢坂委員 四条件の一番目がクリアされたかどうかの答弁には全くなっておりません。

 構造改革特区、国家戦略特区の基本的な考え方が今おっしゃったようなことであることは私も多少は理解しています、それが適切であるかどうかは、私は相当異論がありますけれども。

 それでは、聞き方を変えましょう。

 法律、国家戦略特区法の八条第七項三号に、実は、構想の実現性、具現性についての言及があるんです。実現可能性が必要だということがあるんです。法八条第七項三号、円滑かつ確実に実施されると見込まれるものでなければ国家戦略特区では認めませんよと言っているんです。だから、もっとわかりやすい言葉で言うと、単に提案者が言っているとか、言葉の羅列があるとか、ライフサイエンスが書いてあるだけではだめなんですよ。

 では、この実現性について、構想の具現化の段階で、専門家から話を聞くとか、実現性を検証しましたか。(発言する者あり)

○冨岡委員長 ちょっととめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂君。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 先生おっしゃいました八条七項は翌年の一月二十日に係る話で、今先生が前段でおっしゃっているのは十一月九日のことでございますので、それには係らないというふうに考えておりますが。

○逢坂委員 それでは、石破四条件のうちの一番目の、既存の獣医養成でない構想が具体化しという、この具体化しというところについては、円滑かつ確実に実施されると見込まれるというようなことは加味しなくてもよい、言葉の羅列でよい、そういう意味ですか。

 私は政務官が答弁しているのを十分理解しているんです。この八条七項というのは国家戦略特区の構想に係るものだということは、条文上明らかなんです。だがしかし、そうはいうものの、それの出発点になる提案そのものに具現性がなければ、一月二十日の構想だって具体化できるはずがないんですよ。

 だから、石破四条件をチェックするときに、具体性があるかどうか、具現化できるかどうか、チェックしていますかと聞いているんですよ。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 十一月九日の段階では、具体的にどの地域とか、そういうところまでは要件を求めておりませんので、できる見込みということで進めているわけでございます。

○逢坂委員 十一月九日の段階では、具体的にどこの地域だということは想定はしておらないと。

 それでは、ここで言う石破四条件のうちの一番目の、獣医師の養成でない構想が具体化しの具体化は、極めて曖昧な具体化。できるかもしれませんね、できないかもしれませんね、とりあえず、言葉の羅列、それを受けとめたという理解でよろしいですか。

○長坂大臣政務官 一月二十日のそういった段階では、そこのところはしっかりと確認をいたします。

○逢坂委員 今の答弁は極めて大事な答弁ですよ。一月二十日の段階では、もう一つに絞られているわけですから。

 実は、十一月九日の段階、それから十一月十八日のパブリックコメントの段階、この段階で京都産業大学が徐々に徐々に申請できないような状況に追い込まれていくわけですよ。

 二十日の段階で具現性を見る、そうじゃないでしょう。十一月九日の判断をするときに、どちらが具現性があるのだというようなことをちゃんと判断しなければ、この条件をクリアしたことにはならない。そこを曖昧にしてパブリックコメントをやるなんというのは、できレースじゃないですか。これはちゃんと答えてくださいよ。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 お言葉ではございますが、十一月九日の段階で、どこかのところを特定したような判断はございません。

○逢坂委員 それでは、繰り返しますが、石破四条件の一番目、現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化し、この閣議決定が間違っているということですか。もし今のような答弁をされるのであれば、既存の獣医師養成ではない構想が具体化しというなら私はまだわかります。提案主体というところまで踏み込んでいるんです、この閣議決定は。この閣議決定に反するんじゃないですか、今の答弁は。

○長坂大臣政務官 変わっているとは思っておりません。それは特定しているわけではございませんし、この四条件にたがえているとは思っておりません。

○逢坂委員 私は、この間、事務方から四条件の達成状況についていろいろ話を聞いたんですが、全く理解できないんですよ。それで、最終的には政治の判断ですから、政治家である副大臣でも政務官でもどちらでもよろしいですから、答弁できる方に来ていただきたいという話をしたんです。

 きょうは、ここは文科委員会の場でありますけれども、林大臣が申請を受け付けるその前提になっている条件、石破四条件がクリアされているかどうか、そこが曖昧だったらこの話は全て御破算なんですよ。だから、まず、入り口のイの一番の第一番目、構想が具現化しているかどうか、具体化しているかどうか、それを誰がどういう事実に基づいて確認したんだということを聞いているんですよ。今まで三十分近くやりましたけれども、全く明らかにならないじゃないですか。出発点がそもそもおかしい。私はそう思いますよ。

 まだ質問していません。

 もう一回聞きます。

 石破四条件のうちの一番目、現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化、これは、どういう事実に基づいて、誰がどの場で判断をしたんですか、明示ください。

○長坂大臣政務官 恐れ入ります。

 もう一度申し上げますが、十一月九日の制度設計の段階では、四条件と同じように、具体性は対象となる事業に求められております。

 そして、今おっしゃいました、例えば、既存の獣医師養成でない構想の具現化ということは、先ほど申しましたが、昨年の十月下旬の段階で、今治市や京都府からの提案書に獣医師が対応すべき新たな分野や新たなニーズが明記されるなど、既存の獣医師養成大学と異なる、獣医師が新たに対応すべき分野に重点を置いた教育構想が示され、また、さらに検討を加えることにより、こうした構想がより一層具体化していくものと認められると判断したわけでございます。

○逢坂委員 今の答弁の最後、より一層具体化していく。では、その時点では具体化していないということを答弁したかったんですか。

○長坂大臣政務官 提案がより一層具体化していくというふうに見込まれると判断をしたわけでございます。

○逢坂委員 今の答弁は矛盾していませんか。

 十一月九日に決めたことというのは、一月四日に共同告示になって出ていくわけですよ。そこからは、今度は、単なる獣医養成の新たな構想ではなくて、具体的な獣医学部の設置に対する申請の前段階になるものなんですよ。だから、もうその六月五日に提案された構想が具体化していくという段階ではないんですよ。さらに次の段階へ入っていくわけですよ。

 それでは、ちょっとまた聞き方を変えましょう。

 六月五日に今治と愛媛から提案があった後、その構想を深化させるための提案というのは具体的にどこでございましたか、十一月九日までの間に。

○冨岡委員長 長坂君、いいですか。少し時間をとりますか。(発言する者あり)

 では、とめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 九月二十一日の今治市分科会等で議論をしております。

○逢坂委員 多分その答弁をされるだろうと思って、そのペーパーを手元に用意してあります。これで構想が本当に具体化しているでしょうか。

 これは、今治商工会議所の特別顧問である加戸さんという方、前の知事さんでありますけれども、が提案をしたものです。でも、私から見れば、これは構想は何も具体化していない。ただ単に目指す目標を羅列しただけ。基本コンセプトを書いてある。そして、既存の大学のことについてはアドバンス教育はほとんどできていないということが書いてあるだけ。これで構想が具体化したと言えるんでしょうか。これは二枚のペーパーです。

 もう少し言いますと、私は薬学部の出身です。それで、研究職を目指していました。一昨日の夜も、国立大学法人の遺伝子の専門家、教授と意見交換をさまざまさせていただきました。そういう経験を持つ私から見て、この加戸さんのペーパーでさらに構想が具体化したと判断するには相当に危ういんじゃないでしょうか。

 では、もう一回、別な聞き方をします。

 これらの構想について専門家からきちんと意見聴取しましたか、構想の実現可能性を含めて。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 関係省庁で会議を重ねていくに当たっては、各界専門家や製薬業界の要望をいただきながら判断を行っております。

○逢坂委員 二点。要望を聞いたということと、出されている構想の中身をチェックすることは別です。

 それともう一点。今おっしゃったことは議事録などに残っておられますか。残っておられないとするならば、だから、判断が恣意性があるんじゃないか、密室なんじゃないかと勘ぐられるんですよ。

 いかがですか、二点。

○長坂大臣政務官 要望に関しましては、要望書をいただいております。

○逢坂委員 要望を受け付けることと、提案されている構想の中身をチェックすることは別です。

 私の質問は、提案されている構想の中身を専門家によるチェックを行っておりますか、そしてそれは公開されておりますか、この二点です。

○冨岡委員長 長坂内閣府大臣政務官。(発言する者あり)

 ちょっととめてください。

    〔速記中止〕

○冨岡委員長 では、起こしてください。

 長坂内閣府大臣政務官。

○長坂大臣政務官 お答え申し上げます。

 今おっしゃいました一つ一つの詳細は残っておりませんが、その会議の結論は当然残っております。

○冨岡委員長 ちょっと待ってください。

 一応、速記停止七分を含めて持ち時間が経過しておりますので、最後の質問にしてください。よろしいですか。

 逢坂誠二君。

○逢坂委員 個別のことは残っていないけれども結論だけ残っている、その答弁は、だから結果ありきだと批判されるんですよ。

 きょう明らかになったのは、石破四条件の第一番目の条件すらクリアされていない、これが明らかになったんじゃないですか。私はこの後、石破四条件の二番目、三番目、四番目、さらにたくさん質問しなければならない。これが明らかにならないから、国民の皆さんはおかしいと思っているんですよ。きょう何にも答弁できないじゃないですか。

 以上申し上げて、終わります。

2017-08-08

[] 朝日新聞での報道

「加計同席WG、発言と議事要旨に食い違い 事後に調整」

http://digital.asahi.com/articles/ASK8761QJK87UUPI007.html

 獣医学部新設をめぐる政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングに学校法人・加計(かけ)学園の幹部らが同席していた問題で、公表された議事要旨の内容に、実際のやりとりと異なる部分があることが7日、内閣府などの説明で明らかになった。安倍晋三首相は、特区WGの議論が「すべてオープンになっている」としているが、その根拠が揺らいでいる。

 この日の民進党調査チームの会合で焦点になったのは、愛媛県と同県今治市が獣医学部の新設提案を説明するため2015年6月に開催され、今年3月に公表されたヒアリングの「議事要旨」のやりとりだ。

 議事要旨には、内閣府の藤原豊・地方創生推進室次長(当時)が冒頭、「資料その他、議事内容は公開の扱いでよろしゅうございますでしょうか」と問いかけ、愛媛県の山下一行・地域振興局長(当時)が「はい」と了承したやりとりが載っている。

 WGの八田達夫座長は6日、愛媛県・今治市側は当初、非公開を希望していたと説明。今年1月、同学園が今治市に獣医学部をつくることが決まったのを受けて、「できる限りオープンに」との八田氏の判断で議事要旨を公表したという。

 調査チームの会合では、公開・非公開をめぐるやりとりについて民進党の議員から「改ざんされているのではないか。山下局長は本当に『はい』と言ったのか」(山井和則氏)などと批判の声が上がったが、内閣府の塩見英之参事官は否定。「非公開を希望したことはあえて書かず、公表用に、そこは公表を希望しているとも読める議事要旨を作った」などと述べた。

 塩見氏は「非公開を希望したという内容のまま議事要旨という形で外に出ると、非公開を希望しても公開されると誤解され、新しい提案をされる方が萎縮する恐れがある」とした。

 この日、WGの八田氏と原英史委員も記者会見を開いた。原氏の説明ではヒアリングの冒頭、(1)内閣府から議事内容の公開の可否を質問(2)愛媛県が非公開を希望(3)内閣府が獣医学部の新設提案自体の公表の可否を質問(4)県が了承――というやりとりがあったという。

 議事要旨では(2)と(3)のやりとりを削除したため、愛媛県が議事内容の公表を了承したとするやりとりになっている。原氏は「公開にあたって内容を調整した」と説明した。

 一方、ヒアリングに同席した加計学園幹部の発言については「公式な発言ではない」(原氏)として、議事要旨にも、今後公開される議事録にも載らないという。

 八田氏はこれまで、議事内容の公表を根拠に「一点の曇りもない」と繰り返し説明してきた。会見で現在の認識を問われた八田氏は「(議事要旨の)冒頭のところは変えたが、正式な発言はすべて公開している」と強調した。