人識&出夢@人間シリーズ


『俺にできること      全部してやる』



■ タイトル絵のリサイズ前。描けて満足したものの、先ずサイズありきの構図で(だったらもっと工夫しろよな〜?)アレな結果だったなという反省。
つか、あの設定なのにこの絵では、出夢の腕の長さが足りてないよなと。
■ コレ以外にも西尾系は昔から色々描いてみたいなと思いつつ、何だかんだで結局描けていないという…そいや『りすか』の新刊はいつ出るのでしょうな?

10/6/27


■ジャガイモと鶏肉をとスナックエンドウビーフシチューの素で煮た何か。
ビーフシチューなのに牛の気配がどこにもない貧しさ…だって鶏は100g辺り39円なんだヨ!(T▽T)



[ これまでのあらすじ ]
田舎から大量の豆類(そら豆、スナックエンドウ、サヤエンドウ)とジャガイモが送られてきたため、延々と「何この中世ヨーロッパ的食生活!?」具合で必死に消化していた。
■ 昨日、「ふ〜…ようやく豆との戦いが終わるぜ!(まだジャガイモは残っているが)」と思っていたら、田舎から電話が来て「そら豆とトウモロコシを送ったから」とのことでした。
■ そして今日、追加物資が届きました。
…いや母上…自分ひとり暮らしですから、通常スーパーなどで袋売りされている量の10倍を一気に送られてもですネ…orz
■ とかいう状況で、また暫く豆(おかわり)とジャガイモ(残留分)とトウモロコシ(新規投入)を食する日々ですよ…有り難いが正直しんどい(T▽T)

■ 『おれたちの仕事は、本質的にいつも手遅れなんだ』
■ web上でジャンルを横断するネタ話が成立した時、「やったコレだ〜!」という爽快感を覚えつつ、場の更なる外側(対話外からの視点)を意識すると「やっちまっただろうか…orz」という気持ちにもなって尻込んだり。
自分のフィールドでならばともかく、他人様の所でだと特に。
■ 学生時代は物理距離の近さを利に(ネタ元作品の貸し借りなどで)趣味範囲を共有できる仲間と即座&気軽にヨタっていられた(しかも他者の介在しない極小コミュニティなので気兼ねがない)のが幸せだったよなぁとか懐古したり。

■ 「何にでもついオチを求めてしまうのは、僕の悪い癖。」(右京さん的口調で)

■ 憂いて鬱だが通り越して逆切れてきた(という辺りが子供)

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10/6/22〜6/25

■ 『ちろちゃん/3巻』

ちろちゃん (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

ちろちゃん (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

中学生になって、まとちゃんだけでなくみんな微妙におっきくなってしまい…幼女分が足りないヨ!(と言いつつ悲しくなったので1巻を読み返す)
とか、外見の変わりっぷりはともかく、まったりカオスな展開は相変わらずで一安心。しかし虫ネタのおぞましさも相変わらずで…うん、ソコは変わっても良かったのに…(でもソレがないとこの作品じゃないしなぁ…)
『虫煮病』(勘違いの誤字だが、実状もそんなモンだよな?)話でのやちほ先生は斜め方向に輝きまくっていましたが、故に痛々しさが倍増したちうか…まーもし『仲間』がいなかった場合でも、いないなりに暴走しますヨ?(遠い目)
あと、セロのおばかさんな懸命さと、うさちゃんのモノローグ(と実状のギャップ)に涙が…いや、でもやっぱちろちゃんの健全な未来のためには、後者は捨てておくべきだったのではないかと思いますが(笑)

■ 『ヴァムピール/5巻』
ヴァムピール(5) (アフタヌーンKC)

ヴァムピール(5) (アフタヌーンKC)

人と人ならざる者を隔てる、種としての在り様とその価値観。絶対で絶大で絶望的なその狭間で、だが両者はすれ違い触れ合い混じり合う。
伶でもありバロンでもある、そしてそのどちらでもない、生まれたばかりで(しかも完全融合もままならぬ)不安定なクロが知る『人』の心。
不定形で生暖かいソレと向かい合った時の彼の反応も、また『狭間』で揺れ動く者の姿だったなと思い。
人も人ならざる者も、誰もが『境界』のそちらとこちらで『存在』を揺らせている。
もしそれが『病』だというのであれば、きっと世界の中で『意志』を持ち存在する者すべては、その毒に溺れながらも、戦い続けているのだろう。

■ 『謎の彼女X/6巻』
謎の彼女X(6) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(6) (アフタヌーンKC)

卜部と瓜二つの逃亡アイドル少女・百夏が爆裂登場で破竹の快進撃。
なりゆきによってなし崩しにアイドルパフォーマンスを余儀なくされた卜部の運命は? そしてふたりと椿との三角関係(未遂)やいかに!?
展開自体はすっかり前世紀の少年or少女マンガなのですが、性格も体つきも『よく似て非なる』(特に胸w)な卜部と百夏の差異、そして何よりあの卜部のアイドルな姿(しかもイヤそうなのにノリノリなのがもう!)を見られるという超おいしい状況…御都合展開万歳!
胸板は薄目ながらも(しかしソレはソレでそそる!)脚線美極まる百夏(しかも顔立ちは卜部!)の大胆アクションも眼福の極みで!<ぶっちゃけパンモロよりも、あの足そのものがエロ美しすぎてたまらんです
…などと、その見た目の魅力だけに限らず、百夏の天真爛漫な我が儘気ままで負けん気が強いくせに、存外(失礼)ナイーブな人物描写の妙味も美味しく頂けました。
つーか私的に『相似形の差異描写』に萌えるので、今回のエピソードはたまらんなぁと。
あ、自分にとってもYMOは『心のアイドル』存在ですよ。もの凄いアーティストなのですが、私的愛着意識としては、やはりアイドル的存在です(笑)

■ 『なごみさん/1巻』
なごみさん(1) (モーニング KC)

なごみさん(1) (モーニング KC)

シャッターが降りた店の多い寂れ気味の商店街に、一軒の喫茶店が開店した。看板猫と美人のウェイトレスが居るぱっと見には爽やかな店…しかしその店の主は、どこをどう見ても致命的なまでに親分級のヤクザ顔だった。
そんなどこかにありそでなさげな『cafe 和(なごみ)』では、今日も商店街の皆様やお客様を巻き込んだ、愉快痛快な騒動が繰り広げられていた。
拝み屋横丁顛末記』の著者氏による新作。
いやー、本当にお年寄りとおっさんを描かせたら超逸品な筆の冴え! 外見と内面の味わい深さがたまらんちうかマジ惚れる!
つかもー、あの強面店主が可愛らしくてたまりません。『個展を開いてみる』の展開と、『若者の恋を応援する』のオチがスゲぇツボでした。
以降も皆様方の愉快な商店街ライフを楽しく見守らせて頂きたい所存です。

■ 『拝み屋横丁顛末記/13巻』
拝み屋横丁顛末記 13 (IDコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

拝み屋横丁顛末記 13 (IDコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

カラーページの三爺の姿を見て、そのあまりの爽やかさに「…まさか死んだ!?」とかうっかり思ってしまいました<死なないって!(^^;;)
すっかりレギュラー化した武藤君の意外な才能っぷりに、「このまま技を極めて精神的に(主に大家さんを範として)成長すれば、次世代の横丁責任者を担える器なのでは!?」と思いましたが、その頃には今の三爺ポジションに大家さんと徳光と東子が収まっていそうで、ソレはソレで大変そうだよなぁと(笑)
口裂け女』の意外な真実話で爆笑。この調子で著者氏にアレンジして頂いたら、大抵の都市伝説は恐くなくなるだろうなと。こんな感じで『都市伝説が実は横丁発祥ネタ』を展開して頂ければなと切望!<ビビリなので、この手の話が笑いに昇華されると安心できるのです(^^;;)
横丁案内のDVDは、マジで製作して特装版付録として刊行して頂きたく。

■ 『はなまる幼稚園/8巻』
はなまる幼稚園 8 (ヤングガンガンコミックス)

はなまる幼稚園 8 (ヤングガンガンコミックス)

小さく愛らしい存在を愛でていると、疲れ切った心身がマジ癒されますわ〜。
そこに青春真っ盛りの少女やほんわかお姉さん系まで加わって、そのみんなが楽しく笑顔で一生懸命な姿を見ていると、「よーし、明日も頑張るか!」って気になりますやねマジで!
心(というか主に頭の中)には『お花畑』が必要なんだヨ!
今巻はあの小梅ちゃんの『お姉ちゃん』奮闘話が、たまらん切なくあったかい気持ちを抱かされました。小梅ちゃんは偉いな! 本当に頑張ったな〜! てかこんな妹がいたら、ソリャ小梅兄のように心配性なシスコン兄になりますよマジ。
あと巻末のプール掃除の話も素敵でした。著者氏にはぜひこの世代の少年少女のほんわりラブコメ話なども描いて頂きたいものです。しかし柾ちゃんの発育具合はけしからんですな!<だから最後にエロ目線に行くなよ(^^;;)

■ 『ストレンジ・プラス/10巻』
ストレンジ・プラス 10 (IDコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 10 (IDコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

大丈夫、多分『ラスト2ページあたりでムリヤリ感動モンっぽくしてごまかす…』のに誤魔化される読者はどこにもいないから(笑)<てか何が大丈夫なんだ?
今巻は全体的にどこを見ても笑え過ぎて、逆に特に「どこそこが面白い」というのが出てこないなぁと。強いて言えば『車に酔わない程度の近所』オチが異常にツボに入ったなと。
そいや脇役のくせに無駄にキャラの立ちまくった羽井に押されて存在感の薄かった管野が、その幼児性を活かして妙なキャラ立ちを!
彼の小学生スピリットと、ボケ集団に囲まれると意外に常識的なツッコミポジションに来る(だが微妙にチョロい)あたりに笑かされましたよ。
あらゆる意味で大人な幼女・ドロシーちゃんが、雅史君のプレゼントに年相応なあどけない表情をしたのが印象的でした。
頑張れ雅史君! 先生が敵では命がけだが、君の小さな恋のメロディを応援しているぞ! …だがとりあえず、宿題は自分でやれ(笑)

■ 『あかねこの悪魔/1巻』
あかねこの悪魔 1 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

あかねこの悪魔 1 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

珍妙な本が集められた『第2図書館』に通う茜子と透は、奇妙な赤猫に誘われて本の世界を救う冒険へと巻き込まれる。
赤猫の正体は『つじつまの悪魔』。『存分につじつまの合った物語世界は、その時点で存在を始める』という本の中の世界で、文字を食い散らかし内容を変えてしまう『紙魚』を退治すべく、茜子は今日も作品に合わせた衣装を身に纏い、作中世界を駆けめぐる!
…とか箇条書きするとうっかりスペクタクルロマンっぽいですが、ソレとは縁遠いぼんより展開です。だからいいのですよ!
そして『トンデモ本の世界に入り込んだ少女が、コスプレ姿で大活躍』…とか言うと身も蓋もないですが、(何度でも繰り返しますが)そこがいい!
惜しむらくは、本の世界に行くと茜子がメガネを外してしまうことか…いやでもそのギャップ萌えもいい! いいのだ!(絶叫)
とかいう端的な萌え部分だけでなく、レトロファンタジーで微妙SFな世界設定の味わいとか、ミラクル大作戦的な異世界旅行気分とか、飛び込む先が何故かいつもトンデモ推理小説系世界(コレがまた、実物があるなら読んでみたいと思わされるオモロテイストでね〜)だとか、ソレと同時に学園モノでもある点とか、盛りだくさんなのに結局いつものぼんにゃり系な所だとか…とにかく個人的なツボが突かれまくりで、自分の『竹本作品のここが大好き!』な部分が全部集められている新作で、「コレを待ってました!」と感激しておりますよ〜。
『設定の使い回し』は、往年のファンとしてはむしろ望む所なので、機会があれば、う子や恵理子にもぜひ本編でも活躍して貰いたいモノです。
てか…そーかー…再読した時に「アレ?コレってそんな話だったっけ?」と思うアレコレは全て、『紙魚』のせいだったのだな! きっと茜子ちゃんが間に合わなかったせいなんだな! よし納得!<ソリャ単に自分の記憶力が…(^^;;)