Xで見掛けた「ライトノベル・オールタイム・ベスト100」を読んでの雑感

めっちゃ久々に読書まとめの貼り付け以外の記事。
Xで見掛けた記事について。

kazenotori.hatenablog.com

上の記事を読んで自分なりに100選を選んでみようかとも思ったけど、「客観的な評価・立ち位置」で選んでいくとかなりの数が被ってしまうだろうし、結果的に同じようになってしまうリストを作る理由はないよな、と思ってしまった。
まあ、自分が作っても8割くらいは被りそうな感じなので当該記事の一覧に対してあまり文句は無いんだけど、あえて追加・入れ替えするとしたらこの辺かなぁ。

角川映画」でのラノベアニメの源流としてアルスラーン戦記」「風の大陸辺り。まあ、この辺の劇場版アニメあくまでニッチ需要で終わったから選に入らなくても全然おかしくはない。
ラノベ原作地上波アニメ」「テレビアニメの製作委員会方式」の元祖としての宇宙一の無責任男(無責任館長タイラー)」は欲しい。
「SFとラノベをダイレクトに繋いだ」「WOWOWアニメにおける小説原作アニメの元祖」という意味で星界シリーズ」星界以降、リウイフルメタ棄てプリキノの旅まぶらほトリニティ・ブラッド等々、WOWOWラノベ原作アニメが元気だった時代があった。
富士見ミステリー文庫」の代表作・テレビアニメ化作品として、あるいは2010年代初めにあったミステリラノベ(あるいは黎明期ライト文芸)のテレビアニメ化が続いた時期の初期作品としてGOSICK -ゴシック-」。この辺は、まあ「砂糖菓子~~」を選んだから外したんだろう感があるし、後者の文脈でも古典部があるしなぁ。
あとは、まあ、2010年代後半以降のWeb小説作品で本好きの下剋上を入れないのは疑問かなぁ。

以下、取扱いが難しそうな辺りの雑感。
 
角川スニーカーの源流である青帯を象徴する作品として小説版「機動戦士ガンダム」が入っていないけど、この辺のノベライズ作品の取り扱い方が難しい。
そういやZガンダムやZZのノベライズとかと違って、「機動戦士ガンダムUC」なんかは明らかな小説先発作品のはずなのに、不思議とラノベ年表みたいな話題で出てこないな……
 
90年代ラノベ、「蓬萊学園」が入ってて「ソードワールドノベル」が入っていない辺り、「ゴクドー君」「フォーチュン・クエスト」が入っていて「クリスタニアシリーズ」「ヤマモト・ヨーコ」「ロスト・ユニバース」が入っていない辺り、ここらをどう選ぶかどうかが選者の好みかだよなぁ。
後はあかほりさとる作品として「セイバーJ」が入っていて、あの当時のあかほりさとる作品群は確かな存在感があったけど、じゃあその中から代表作を1作品選べって言われたら割と困るところはある気がするよなぁ。多分、爆れつハンター、MAZE、セイバーのどれかって感じになるんだろうけど爆れつやセイバーってメディアミックス色が強すぎるし、じゃあMAZEかというと、うーん。
 
主流じゃないレーベルから出た大ヒット作として「デルフィニア戦記」、あるいは第一回センス・オブ・ジェンダー賞受賞でめっちゃ売れてた「スカーレット・ウィザード」とかの茅田砂胡作品の取り扱って難しいよな、って。
 
田中芳樹作品として銀英伝だけが入っているけど、前述の「アルスラーン戦記」とか一般文庫ランキングに混じって常に上位に入るレベルで売れてた「創竜伝」とかの扱いが難しい。
テレビアニメ化してる「薬師寺涼子の怪奇事件簿」なんかよりはその辺の方が悩ましいよなぁ。
 
KAエスマ文庫作品群をどのように扱うかが難しい問題はある。アニメが売れてても、ラノベ原作感は薄いんだよなぁ。
KAエスマ文庫作品じゃない京アニ作品の原作小説として「響け!ユーフォニアム」とか、この辺についてもあまりラノベ作品としての文脈で語られることは少ないよな気がする。レーベルも宝島社文庫だからってのもあるんだけど、宝島社文庫ってライト文芸っぽい作品も多いし、何とも言えないポジションだよなぁ。
 
ボカロ小説の代表作として最初期の「悪ノ娘」を入れているのは理解できるだけに、そこが入ると「カゲロウデイズ」辺りが外れるんだよな……
 
「AURA」よりも「人類は衰退しました」を選んだ方が無難だとは思うけど、この辺は私情で選んでいる感があってとても良いと思います。
 
異世界グルメ」ものの代表例として挙げられてるのは「異世界居酒屋「のぶ」」じゃなくて「異世界食堂」になってるけど、まあ選ぶならどっちか1作だけになるよなぁ。
 
「自分が好きな作品」寄りの作品として「BLOODLINK」「円環少女」が挙がっているけど、ロリラノベ四天王(あるいは三大)みたいな扱いをされていた前2作や「紅」「SHI-NO」「ロウきゅーぶ」が入っていないんですね。
仮に入れるとしたらロウきゅーぶ辺りになるんだろうけど、この辺のロリ需要って局地的なものと言えば局地的なものだし、中々悩ましい。
 
近年の作品に関しては「そこ入れんのか?」と思う部分が無くも無いけど、まあ、その辺は選者の好みかなぁ。
 
そんな感じ。
Twitterのつぶやきをまとめたような取り留めない感じになってしまったけど、まあ、読んでる人もほとんどいないようなブログだし構わんだろう。
以上。
 

2024年2月の読書まとめ

2024年2月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計80冊、1日約2.76冊ペース。
ライトノベル61冊、ジュブナイルポルノ11冊、一般文芸・ミステリ2冊、美術関連書2冊、競馬本3冊、声優エッセイ本1冊。
ジュブナイルポルノが多目。

2月の読書メーター
読んだ本の数:80
読んだページ数:23462
ナイス数:337

宝石神殿のすてきな日常宝石神殿のすてきな日常感想
宝石についての蘊蓄も多くなく、「宝石」という要素が上手く生かされてれるとは思えなかった。僕には合いませんでしたね。
読了日:02月29日 著者:色石 ひかる
リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった (Kラノベブックス)リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった (Kラノベブックス)感想
シチュエーション自体は割と絶望的な状況なんだけど、主人公がファンキーな性格しているおかげでテンポ感も良く、掛け合いも楽しく、まったく暗くならずに読める。
主人公のキャラ造形の大勝利。
読了日:02月28日 著者:恋狸
できるメイド様 (B’s-LOG Presents)できるメイド様 (B’s-LOG Presents)感想
「スペックが高い主人公」ものが好きなので読んでみた。
能力の生え方がかなりご都合主義もいいところだけど、事態を快刀乱麻する主人公の活躍自体は非常に楽しい。
一方で「正体を明かせない」という状況のせいで、一部もどかしい部分もあり、個人的には好きな部分と好きじゃない部分の明暗がはっきりしていた印象。
まあ、総合的には楽しめました。
読了日:02月27日 著者:Yuin
ダンデライオンダンデライオン感想
一時的に過去の自分と人格・記憶が入れ替わる、疑似タイムリープもの。
実に綺麗にまとまっている一方で、真相や展開にはそこまでの驚きや意外性は無く、納得感がある一方で「長編」としてみると食い足りなさはある。
面白かったことは確かだけど、話のボリューム的には中編くらいにまとめてくれたら満足度が上がった気がしますね。
読了日:02月27日 著者:中田 永一
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。7最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。7感想
おやこに、なりました。
読了日:02月26日 著者:ほのぼのる500
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと4 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと4 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)感想
前巻に引き続き姉妹話を引っ張るとは、良いか悪いかはさておき意表は突かれた。
しかし、「百合ゲー世界の中で不本意にハーレム状態になっていく百合豚主人公」という図式だけでいいのに、色んな設定を盛り込み過ぎた結果としてどんどん読みづらくなっている気はするかなぁ。
読了日:02月26日 著者:端桜 了
冬嵐記 福島勝千代一代記 (モーニングスターブックス)冬嵐記 福島勝千代一代記 (モーニングスターブックス)感想
戦国時代としてもあまりメジャーじゃない時代・地方の話で、虐待されているため様々な情報も限定的で「知らない人物達の知らない話」が続く感じになっており、「聞いたことのある・知っている歴史上の人物出来事が出てくる」という戦国転生ものとしての「面白さの取っ掛かり」に欠けている。更に「虐待生活から生き延びようとする・どうにかしようとする」という暗い話が遅い展開のまま続くので、素直に楽しいと思える瞬間が少ない。
何だか全体的にピントが合わないまま話が進んでしまった印象だけど、次巻で描写される世界が広がることを期待。
読了日:02月25日 著者:
星美くんのプロデュース: 女装男子でも可愛くなっていいですか? (vol.3) (ガガガ文庫 ガゆ 2-5)星美くんのプロデュース: 女装男子でも可愛くなっていいですか? (vol.3) (ガガガ文庫 ガゆ 2-5)感想
最終巻。
過去のトラウマ、トラウマの原因、「カワイイ」自分でいること、女装している自分、心寧との関係性、等々やり残したことが無いくらい一通りのことにしっかり決着をつけて終わっていて感心した。ここまで綺麗にまとめられると満足度が非常に高い。
いいシリーズでしたね。次回作も期待しています。
読了日:02月25日 著者:悠木 りん
召喚スキルを継承したので、極めてみようと思います! ~モフモフ魔法生物と異世界ライフを満喫中~1 (MFブックス)召喚スキルを継承したので、極めてみようと思います! ~モフモフ魔法生物と異世界ライフを満喫中~1 (MFブックス)感想
「スキル」や「召喚」について、随所で設定の粗さは感じたけど、「モフモフがあれば許せる」という広い心で受け入れればそれなりに満足できた。
読了日:02月25日 著者:えながゆうき
モブだけど最強を目指します! ~ゲーム世界に転生した俺は自由に強さを追い求める~1 (MFブックス)モブだけど最強を目指します! ~ゲーム世界に転生した俺は自由に強さを追い求める~1 (MFブックス)感想
「ゲーム世界のモブに転生」という導入自体はもう珍しいものじゃないだけにこの作品ならではのセールスポイントになりえていないし、「ゲーム世界」としてのゲームバランス・設定などもそこまで作り込んでいないディテールの甘さを感じる。
個人的な好みとズレているキャラクターにも魅力を感じれなかったので、正直全体的にイマイチでしたね。
読了日:02月25日 著者:反面教師
お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?: ~とぐろを巻く虹~ (2) (ガガガ文庫 ガつ 2-27)お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?: ~とぐろを巻く虹~ (2) (ガガガ文庫 ガつ 2-27)感想
事件の真相自体は想定の範囲内で驚きはなかったけど、イヤミスのようなビターな後口は好き嫌いはさておき印象には残る。
「オカルトもの」であるおかげで自然にループ展開などの変化球を投げられるあたり、この作品の強みだと思いますね。
結末の後味はさておき、やはりこのシリーズ好きです。
読了日:02月24日 著者:ツカサ
セックスレス妻 快楽堕ち 女友達に誘われたハプニングバーで (フランス書院eブックス)セックスレス妻 快楽堕ち 女友達に誘われたハプニングバーで (フランス書院eブックス)感想
タイトルとあらすじから予想される内容からまるでズレることなく、予想・想像・期待通りの内容のものが読めたので満足感はある。
ただまあ、「堕ちた」後の展開については破滅や托卵とかで好みがあるのは確かなので、そこに特定のこだわりがある人以外は納得するんじゃないですかね。
読了日:02月24日 著者:一柳 和也
底辺探索者は最強ブラックスライムで配信がバズりました! ~ガチャスキルで当てたのは怠惰な人気者~ (ダッシュエックス文庫)底辺探索者は最強ブラックスライムで配信がバズりました! ~ガチャスキルで当てたのは怠惰な人気者~ (ダッシュエックス文庫)感想
現代ダンジョン配信もの。
スキルの性能とかドロップ率とかで設定の粗さを感じるところはあったけど、キャラクター造形などがかなりコメディタッチに描かれているのでディテールの粗さをそこまで気にしないで読める。
ヒロインキャラが色物でコメディ的には楽しいし、ブラックスライムのマスコット感は好き。
細かいことを気にせず勢いで読む分にはそれなりに好きかもしれませんね。
読了日:02月24日 著者:御峰。
勇者から王妃にクラスチェンジしましたが、なんか思ってたのと違うので魔王に転職しようと思います。 4 (アリアンローズ)勇者から王妃にクラスチェンジしましたが、なんか思ってたのと違うので魔王に転職しようと思います。 4 (アリアンローズ)感想
3巻を読んでからずいぶん長い間積んでしまっていて、導入部分から上手く思い出せなかったから前の巻をサラッと目を通して何とか読み進めることが出来た。
シリーズ通しての感想として、面白いかどうか好きかどうかで言えば僕個人には刺さらなかったそんなに刺さらなかったけど、完結まで描いてるところは素直に評価できる。
その一方でタイトルや1巻導入から予想できないところに着地してしまった感があるので、その辺についての評価が難しいかな、とは思いました。
まさしくタイトルのように「なんか思ってたのと違う」作品でしたね。
読了日:02月23日 著者:玖洞
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。6最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。6感想
本人の与り知らぬところでのザマァ展開。
読了日:02月23日 著者:ほのぼのる500
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【新条姉妹編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【新条姉妹編】 (フランス書院eブックス)感想
幼馴染男君、やってることはハーレム系ラブコメ主人公にありがちな鈍感・無神経・意地張りムーブではあるんだけど、NTR男が現れることによってそれらの嫌なところが可視化されて心から寝取られていく流れは一種痛快ではあるし、背徳感のあるエロさがとても良い。
幼馴染姉妹によって許されて甘えてきた幼稚さの報い。
読了日:02月23日 著者:水鏡
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。5最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。5感想
最序盤のハードモードや人間不信やスパイ満載展開はどこにいったかというレベルのハートフルな話になってきた。
読了日:02月23日 著者:ほのぼのる500
クラスの優等生を『妹』にする約束をした。どうやらいっぱい甘えたいらしい。 (ファンタジア文庫)クラスの優等生を『妹』にする約束をした。どうやらいっぱい甘えたいらしい。 (ファンタジア文庫)感想
「家族契約」周り設定の強引さは感じるし、主人公が受け入れるまでの流れに分かり易い明確な切っ掛けが描かれないせいでご都合主義を感じてしまう。
ただまあ、イラストは好きです。
読了日:02月22日 著者:氷高 悠
職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。2職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。2感想
NPCキャラの魅力が高い。
読了日:02月21日 著者:わだくちろ
転生アラサー女子の異世改活 1 政略結婚は嫌なので、雑学知識で楽しい改革ライフを決行しちゃいます! (HJ NOVELS HJN 82-01)転生アラサー女子の異世改活 1 政略結婚は嫌なので、雑学知識で楽しい改革ライフを決行しちゃいます! (HJ NOVELS HJN 82-01)感想
転生後の不遇な環境から脱却しようと知識チートでアレコレする話。
オリジナリティはさておき、「そういう系統の作品」として手堅い面白さはあった。
読了日:02月21日 著者:清水ゆりか
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。4最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。4感想
保護者な同行者ができました。
読了日:02月21日 著者:ほのぼのる500
「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上2「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上2感想
設定は全体的な流れは嫌いじゃないけど、やはり主人公のキャラクターには好きに成り切れないところがあるし、展開の遅さを感じる。
読了日:02月20日 著者:のらしろ
毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 (GA文庫)毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 (GA文庫)感想
表題通りのキャラとイチャイチャする糖度高目ラブコメ
小動物っぽくて懐いてくるヒロインが可愛かった。満足。
読了日:02月19日 著者:岩柄イズカ
剣と魔法と学歴社会 ~前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい~ (カドカワBOOKS)剣と魔法と学歴社会 ~前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい~ (カドカワBOOKS)感想
話の筋自体はさほど珍しいものじゃない一方で、設定や展開のディテールに気になるところが多い。
うーん、こういう感じになるならもうちょっとコメディ寄りに振ってくれた方が良かった気はしますね。
読了日:02月18日 著者:西浦真魚
堕淫マンション 媚母娘を寝取る (リアルドリーム文庫)堕淫マンション 媚母娘を寝取る (リアルドリーム文庫)感想
邪険にしてくるようになっていた美しい幼馴染を母娘共々寝取る話。
最初の「幼馴染」の当たりが強かったため「復讐」に至るまでには一定の納得感があるし、非処女キャラなので「不条理な理由で初めてを奪われる」という訳でもないので、全体的には良くも悪くも罪悪感弱めで読める。
ただ、あれだけ嫌悪すらしている主人公に簡単に薬を盛られたり、媚薬の反応から自分がドMだと勘違いするところなど、母娘が揃ってチョロすぎるので背徳感や堕としていく達成感は弱め。
んー、まあ、正直そこまで好みなところはないかな、という印象です。
読了日:02月18日 著者:北條拓人,月猫
婚約破棄されると思ってその後の準備を進めていたのですが、なんだか様子がおかしいです (e-ノワール)婚約破棄されると思ってその後の準備を進めていたのですが、なんだか様子がおかしいです (e-ノワール)感想
かなり駆け足気味に「婚約破棄されると思ってその後の準備を進めていたのですが、父親の断罪後も溺愛されています(濡れ場もあるよ!)」という内容が描かれている。本当に前述した以上の内容も無いし、ページ数が少ないこともあって薄味で、あまり語るほどのものはないかな。
読了日:02月18日 著者:四季 夏果
不遇皇子は天才錬金術師2~皇帝なんて柄じゃないので弟妹を可愛がりたい〜不遇皇子は天才錬金術師2~皇帝なんて柄じゃないので弟妹を可愛がりたい〜感想
相変わらず不遇生活ではあるけど、弟妹との関係は良化しているので、その辺の空気感は良くなって読み易くはなっている。
読了日:02月18日 著者:うめー
ふつおたはいりません!2 ~崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!~ (電撃の新文芸)ふつおたはいりません!2 ~崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!~ (電撃の新文芸)感想
「長い間新作が作られなかった原作付きアニメの新作が作られることになったけど声優は一新」という現実でもあり得る事例を扱いつつ、恋愛関係、相方に仕事を奪われるという印象的なエピソードを入れ込みつつ上手く捌いている。
「付き合う」ことは悩みつつも、「女同士」であること自体にはさほど重く考えていない辺りは「そういう世界・キャラクター」だからなのか「そういう時代性だから」なのか、ちょっと気になるポイントでしたね。
まあ、何だかんだ面白かったです。続きも楽しみ。
読了日:02月18日 著者:結城 十維
俺と君達のダンジョン戦争俺と君達のダンジョン戦争感想
天真爛漫ヤンデレ系人間凶器ヒロインと猛獣使い系主人公のキャラクター性が強い。
随所で大味な部分はあるんですが、展開の早さと勢いで押し切れてしまっている気がする。
出来の良し悪しはさておき、好きか嫌いかで言えば割と好きでした。
読了日:02月17日 著者:トマルン
冒険者酒場の料理人 (GAノベル)冒険者酒場の料理人 (GAノベル)感想
異世界転移料理ものだと、「日本の〇〇と同じ味がする食品が偶然存在する」「過去の転移者が持ち込んだ〇〇が普及している」「現代日本の食品は何らかの方法で補給される」みたいな処理をしがちなだけに、本作のような「異世界らしい食材があり、試行錯誤して食べられるようにする」というアプローチは「異世界」の解像度を上げることに繋がるので実に良かった。
家族ドラマ的な描写も素敵だったし、とても良い作品でした。続きも出て欲しいですね。
読了日:02月17日 著者:黒留ハガネ
かませ犬転生 ~たとえば劇場版限定の悪役キャラに憧れた踏み台転生者が赤ちゃんの頃から過剰に努力して、原作一巻から主人公の前に絶望的な壁として立ちはだかるような~ (電撃の新文芸)かませ犬転生 ~たとえば劇場版限定の悪役キャラに憧れた踏み台転生者が赤ちゃんの頃から過剰に努力して、原作一巻から主人公の前に絶望的な壁として立ちはだかるような~ (電撃の新文芸)感想
ん-、主人公の目的・やりたいことがイマイチ曖昧で、どうしてその行動・判断をしているのかしっくりこないところが随所である。
タイトルに象徴される設定周りを、主人公の魅力や行動原理に上手く落とし込めていない印象。
読了日:02月17日 著者:一ノ瀬 るちあ
大学入学時から噂されていた美少女三姉妹、生き別れていた義妹だった。 (GA文庫)大学入学時から噂されていた美少女三姉妹、生き別れていた義妹だった。 (GA文庫)感想
最初から好感度マックスなライトさ、ベタなヒロイン造形、こういう作品だと割り切って読む分には、まあ。
ただ個人的な好みとして、イラストがあまり好きに成れなかったのでその分印象としては減点かな。
読了日:02月17日 著者:夏乃実
ゲーム世界転生〈ダン活〉08〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜ゲーム世界転生〈ダン活〉08〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜感想
Web版既読。仔猫様とタバサ先輩がイラスト化されただけで満足してしまったところはある。
タバサ先輩が予想以上に好みのビジュアルで嬉しい誤算。
読了日:02月17日 著者:ニシキギ・カエデ
特殊ギフト「亜空間ホテル」で異世界をのんびり探索しよう2 (アース・スターノベル)特殊ギフト「亜空間ホテル」で異世界をのんびり探索しよう2 (アース・スターノベル)感想
前巻から引き続き設定や展開などは大味。
ただ「進化して出来ることが増えていく楽しさ」もあるので、1巻が好きだった人なら悪くないんじゃないですかね。
逆に言えば1巻が合わなかった人は継続する必要が無い内容。
読了日:02月17日 著者:風と空
深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)感想
声優・歌手である水樹奈々さんの自伝。
水樹さんが「芸能人御用達の堀越学園出身」であることは知っていたので「情けない皆勤賞だった」という書き出しが印象的。たった一行で状況と想いを簡潔に伝えられる印象的な名文。
内容は演歌歌手を目指した幼少期から上京しての学生時代から下積み時代の話が大半を占めており、特殊で複雑な環境の中での自身の想いが切々と綴られているのでしみじみと伝わってくる。
一方で声優・歌手として成功していく時期の描写が乏しく「声優の物語」としては解像度が低く、自叙伝として描かれる時期の濃淡が激しい。
読了日:02月16日 著者:水樹奈々
ヒロインに婚約者を取られるみたいなので、悪役令息(ヤンデレキャラ)を狙います (ビーズログ文庫)ヒロインに婚約者を取られるみたいなので、悪役令息(ヤンデレキャラ)を狙います (ビーズログ文庫)感想
幸福が訪れるのを待つのではなく、自分から積極的に幸せを掴みにいくアグレッシブな主人公のキャラクターがとても良い。
更に家族に恵まれずに不遇な生活を送っていたヒーローが、主人公とその家族に愛を与えられて救われていく展開は温かい。
ゲーム世界転生要素や婚約破棄ものとしての元婚約者へのザマァなど、ベタな展開は多かったけど、全体的に手堅くまとまっていて面白かったです。
読了日:02月16日 著者:宝 小箱
ご近所JK伊勢崎さんは異世界帰りの大聖女 ~そして俺は彼女専用の魔力供給おじさんとして、突如目覚めた時空魔法で地球と異世界を駆け巡る~ (電撃の新文芸)ご近所JK伊勢崎さんは異世界帰りの大聖女 ~そして俺は彼女専用の魔力供給おじさんとして、突如目覚めた時空魔法で地球と異世界を駆け巡る~ (電撃の新文芸)感想
おじさん主人公が力を失った異世界帰り女子高生大聖女の都合のいい人になって重い女に隠れ溺愛される話。
読了日:02月16日 著者:深見 おしお
悪役令嬢としてヒロインと婚約者をくっつけようと思うのですが、うまくいきません…。 2 (ビーズログ文庫アリス)悪役令嬢としてヒロインと婚約者をくっつけようと思うのですが、うまくいきません…。 2 (ビーズログ文庫アリス)感想
んー、結局は空回りする主人公に婚約者君が振り回されただけって感じでしたね。空回りするところを可愛く感じる瞬間が無いとは言わないまでも、過ぎたるは及ばざるが如し。
読了日:02月15日 著者:枳莎
ハブられルーン使いの異世界冒険譚 (GCN文庫 オ 02-01)ハブられルーン使いの異世界冒険譚 (GCN文庫 オ 02-01)感想
あとがきで「ラノベにも濡れ場をガッツリ書いてたらエロくて嬉しいやん?」「面白い作品に更にエロがあったら嬉しいやん?」的なことを書いてある通り、性交シーンの細部が描写されてるタイプの作品。
僕はそういうエロを読みたい時にはジュブナイルポルノを読んでいるためラノベレーベルにそういうものを求めておらず、本作のようにエロ描写にページ数を食われた結果「追放された異世界転移者の物語」として中途半端になっている作品には否定的な印象にはなる。
ラノベで軽々に「ラノベを超えたエロ描写」を入れるのは短慮だと思うんですけどね。
読了日:02月14日 著者:黄金の黒山羊
呪われた龍にくちづけを2 ~新米侍女、借金返済のためにワケあり主従にお仕えします!~下 (MFブックス)呪われた龍にくちづけを2 ~新米侍女、借金返済のためにワケあり主従にお仕えします!~下 (MFブックス)感想
1巻でもそんなにしっくりした感じではなかったけど、突っかかって来るだけで有能さがあまり見えてこない側近キャラなどを含めてキャラクターへの好感度が上がらず、謀略劇的な面白さもイマイチで、「異能」的な要素も作品の魅力を押し上げるものにはなっていない印象。少女向けレーベルの作品に比べると良い意味での軽快さに欠けるし、恋愛描写やキャラクター描写でも気になるところが出てきた印象はあるかなぁ。
全体的に1巻よりも更に好みと合わないものになってしまった感じで読み切るまでが重かった。こうなると続巻を読むか悩ましい。
読了日:02月14日 著者:綾束 乙
噛みあわない会話と、ある過去について噛みあわない会話と、ある過去について感想
相互不理解、自己正当化、正常化バイアス等様々な理由にとって生み出される「嚙みあわない」関係性を軸に描かれるディスコミュニケーション短編集。
端正な筆致で描かれる時間をかけて醸成された重い情念が胸に突き刺さる。
これらには一種ホラー的な怖さがあったけど、何より怖いのがこれらの恐怖を生み出している愚かしさ・歪み・怒り等の感情が決して特別なものじゃなくて、僕らのような平凡な人間も当然のように持ち得る普通過ぎる感情であるということだよな、と。
三者視点だから娯楽として読めてるけど、当事者になりえる可能性の恐怖。
読了日:02月13日 著者:辻村 深月
カリグラファーの美文字異世界生活 ~コレクションと文字魔法で日常生活無双?~1 (MFブックス)カリグラファーの美文字異世界生活 ~コレクションと文字魔法で日常生活無双?~1 (MFブックス)感想
カリグラフィーに焦がれた主人公が異世界転移した主人公が文字魔法に目覚めて、という導入までは悪くないんだけど、それ以降の展開がイマイチ。
異世界で困難に直面した主人公が文字魔法を使って乗り換えるという展開だけならいいんだけど、文字魔法で解決するのが難しい問題にぶつかった時に「文字魔法を工夫してどうにかする」という展開にならずにその困難に対応した「〇〇魔法」みたいなのが雑に生えてきて解決する展開が繰り返されて正直ゲンナリする。
そういう短絡的な解決するのは工夫が足りない印象を受けますね。2巻読むかは、うーん。
読了日:02月13日 著者:磯風
もっと知りたいベラスケス ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいベラスケス ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
「有名画家の生涯」と言うと奇矯なエピソードや世間に認められない苦難・挫折、悲運の人生などがありがちなだけに、「生前に画家としての高い評価を得て、社会的な地位も名誉も得て、転落することなく輝かしい人生を生き抜いた」というベラスケスの人生は逆に目新しい新鮮味すら感じる。
肖像画が有名な画家である」という事実だけでも、西洋絵画が物語画・宗教画がメインだった時代から肖像画・風俗画・静物画などが認められていくことになる「バロック時代」に移り変わっていく端境期を象徴する画家の一人なんだろうな、と感じさせます。
読了日:02月12日 著者:大高 保二郎,川瀬 佑介
白魔女さんとの辺境ぐらし 2 ~最強の魔女はのんびり暮らしたい~ (カドカワBOOKS)白魔女さんとの辺境ぐらし 2 ~最強の魔女はのんびり暮らしたい~ (カドカワBOOKS)感想
1巻以上にラブマシマシ。強烈な面白さがある訳でもないけど、居心地のいい展開が続くのがとても良かった。
読了日:02月12日 著者:門司柿家
ほのぼの異世界転生デイズ ~レベルカンスト、アイテム持ち越し! 私は最強幼女です~ 3 (MFブックス)ほのぼの異世界転生デイズ ~レベルカンスト、アイテム持ち越し! 私は最強幼女です~ 3 (MFブックス)感想
駆け足で物語に小粒な区切りをつけた感じ。
仮にこれで完結であるなら、あまり満足のいく終わり方ではなかったかな。
総合的には「レニにおまかせあれ!」という愛嬌ある主人公のキャラクター性とイラストデザインだけは好きで読み続けたシリーズでしたね。
読了日:02月12日 著者:しっぽタヌキ
ダンジョンに潜むヤンデレな彼女に俺は何度も殺される2 (MFブックス)ダンジョンに潜むヤンデレな彼女に俺は何度も殺される2 (MFブックス)感想
んー、一つ一つの展開自体はそれなりに読めるんだけど、平気でそれまでの積み重ねをリセットするような展開を繰り返されるので、何だか読み終わった後の徒労感がある。
この手の「ループが上手くいって積み重ねることが出来てたけど残念!また最初っからやり直し!」ってやり口は1度くらいならパンチになるけど、何度も繰り返して「結局前に進めているかわからない」状況に留まってしまうのはあまり上手くないよね……
読了日:02月11日 著者:北川 ニキタ
男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?2 (角川スニーカー文庫)男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?2 (角川スニーカー文庫)感想
具体的な性交シーンを描かないラインでのエロチキンレース
読了日:02月11日 著者:みょん
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(18) (モンスター文庫 Mす 01-18)宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(18) (モンスター文庫 Mす 01-18)感想
最終巻。
魅力あるヒロインが多かっただけにハーレム肯定派の僕としてはこの落としどころはとても好きでしたし、主人公が「異世界転移」することになった経緯・目的について、最後の最後でちゃんと合理的な理由が説明されたことには感心しました。
シリーズ全体で見ると細かいところで気になるところは無くもなかったけど、最後の終わり方がとてもよく、終わり良ければ総て良し的な満足感がありましたね。
お疲れさまでした。次回作も期待しています。
読了日:02月11日 著者:すずの木くろ
異世界のすみっこで快適ものづくり生活2 ~女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった~ (電撃の新文芸)異世界のすみっこで快適ものづくり生活2 ~女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった~ (電撃の新文芸)感想
んー、「竜がやってきて懐かれる」「高貴な身分の種族に仕えていた鬼族が使用人になる」みたいな某作品がチラつくような要素・展開が頻発してくる点には苦笑いしてしまうところはある。
まあ、そういう点を除けば珍獣キャラポジションの中二闇使いちゃんは面白いキャラクターしているし、テンポ感よく発展していく流れ自体は嫌いじゃない。
ブコメ的な描き方がやや中途半端に感じるところはあるにせよ、好きか嫌いかで言えばそれなりに好きなだけに、偶然にせよ意図的にせよ某作品がチラつくような展開が減ることを祈ります。
読了日:02月11日 著者:長田 信織
名馬たちに教わったこと~勝負師の極意III~名馬たちに教わったこと~勝負師の極意III~感想
武豊が何頭かの思い出深い馬について語る話。
騎手本人から語られる想いや考えなどには一定の面白さが無い訳じゃないけど、文字が大きめで、文章が良くも悪くも平易で、情報量としてはさほど多くないので良くも悪くもインスタント的。
まあ、本業じゃない人が書いた本として考えるとそう悪い本ではないけど、人に勧めたり・手元に置いていきたい本かと言うとそうでもない、という印象かな。
読了日:02月11日 著者:武 豊
異世界のすみっこで快適ものづくり生活 ~女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった~ (電撃の新文芸)異世界のすみっこで快適ものづくり生活 ~女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった~ (電撃の新文芸)感想
異世界に飛ばされて、辺境で村づくり・物づくりをしながらスローライフというタイプの作品。
んー、「神様から貰った万能アイテム」「凶悪な魔物が住んでいるので開拓できない森」「強度が強すぎて貴重な木材」「強力な魔獣が仲間になって村の開発に貢献してくれる」「エルフなどの村に住む協力者が増える」「転生させてくれた神様を敬っていて神像を作ったりする」みたいな様々な要素がアニメ化もした某作品を思い出させる。
短絡的に「パクリ」とまではいわないまでも、もう少しやりようがあったんじゃないかなぁ、とは思ってしまいますね。
読了日:02月10日 著者:長田 信織
もっと知りたい尾形光琳 改訂版 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい尾形光琳 改訂版 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
西洋画から浮世絵に手を広げている最中で、もう一歩興味を広げようと日本の画家として名前を知っている画家である尾形光琳の入門書として手に取ってみた。
やはり水墨画大和絵などの基本的な素養が足りていないので、技巧や魅力についてはすんなりと入ってこないところが多かった。不勉強。一方で尾形光琳が再評価されたのは後世になってからだった、みたいな話は興味深く読めました。
改めて「要勉強」ということを再確認できたことを収穫だと思うしかないですね。ゆくゆくはこういった作品群を楽しめるようになりたい。
読了日:02月10日 著者:仲町啓子
男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った? ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った? ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)感想
エロ同人とかでよく見る、男女比が極端に差が生まれて男が希少になった世界線に迷い込んだ主人公♂の話。
元世界の一般的な価値観・対応が傲慢な男が多いこの世界だと女性を惑わす凶器になるというアイディア自体はこの手の作品では珍しいものではないものの、そこに「重い女」を配置することで「無自覚に地雷を埋め続ける主人公が地雷原でダンスをしている」みたいな危なっかしいスリル感を生み出している。とても楽しい。
地雷女になりつつある女たちがどのようなムーブを見せるのか次巻が楽しみですね。
読了日:02月10日 著者:三藤 孝太郎
わらしべ長者と猫と姫 ~宇宙と地球の交易スキルで成り上がり!? 社長! 英雄? ……宇宙海賊!?~ (カドカワBOOKS)わらしべ長者と猫と姫 ~宇宙と地球の交易スキルで成り上がり!? 社長! 英雄? ……宇宙海賊!?~ (カドカワBOOKS)感想
現代ダンジョン世界において、スキルによってスぺオペ世界と交易するという発想がまず面白い。
そういったカオスな世界設定に加えて、未来猫要素とか、悲惨な境遇のヤンデレヒロインとかの強めのキャラ要素も盛り盛り。
これだけ雑多な濃い要素を色々盛り込むとストーリーテリングで取っ散らかりそうなものだけど、この巻については何とか御しきってまとまっている気がするのでちょっと感心しましたね。
どこにフォーカスするのか、設定を放置しないかで今後の舵取りも難しいとは思いますが、今巻については満足です。次巻も買います。
読了日:02月10日 著者:岸若 まみず
【悲報】売れないダンジョン配信者さん、うっかり超人気美少女インフルエンサーをモンスターから救い、バズってしまう【悲報】売れないダンジョン配信者さん、うっかり超人気美少女インフルエンサーをモンスターから救い、バズってしまう感想
近年じりじりと増えているダンジョン配信ものだけど、こういうテンプレ感のある作品が書籍化し始めるとジャンルとして定着しつつあることを感じる。
読了日:02月10日 著者:taki210
競馬の経済学競馬の経済学感想
タイトル通り、競馬にまつわるお金・経済の話をトピックごとに簡潔にまとめられた一冊。
一つ一つの項目が読み易く書かれているけど、体系付けられた知識を身に付けるようなものではなく、個々の雑学を読んでいく感じ。
具体的な固有名詞が出てこない訳じゃないけど、特定の組織・人物・競走馬について深く語るような感じにはなっていないので、そういう点を過剰に期待すると少し物足りないかもしれない。
「経済・お金」というテーマについて広く浅く読みたいというに取っては読み易いし、それなりに良い本だとは思います。
読了日:02月10日 著者:
男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について3 (角川スニーカー文庫)男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について3 (角川スニーカー文庫)感想
良くも悪くも手堅い。
読了日:02月09日 著者:はむばね
ライブラリアン1 本が読めるだけのスキルは無能ですか!? (アース・スター ルナ)ライブラリアン1 本が読めるだけのスキルは無能ですか!? (アース・スター ルナ)感想
スキル至上主義の世界で、世間で評価されていないスキルを手に入れた転生主人公が、前世知識からそのスキルを上手く使って成り上がっていくタイプの話。
本来は怠けてしまう気質の主人公が何とか頑張ろうとする姿はそれなりによかった。
読了日:02月09日 著者:南の月
翠桜皇国の仙術使い3 皇女参戦なうえ種付けハーレム旅行に出発なんて本当ですか? (フランス書院eブックス)翠桜皇国の仙術使い3 皇女参戦なうえ種付けハーレム旅行に出発なんて本当ですか? (フランス書院eブックス)感想
一途でベタぼれな皇女が追加。個人的な好みにピンズドなキャラクターで満足度が高かったですね。やはりお嬢様・お姫様属性が好きすぎる。
読了日:02月08日 著者:ネコミコズッキーニ
翠桜皇国の仙術使い2 お嬢様部隊全員種付けハーレムが完成したって本当ですか? (フランス書院eブックス)翠桜皇国の仙術使い2 お嬢様部隊全員種付けハーレムが完成したって本当ですか? (フランス書院eブックス)感想
年下クール系と計算高い小悪魔系がハーレムに追加。それぞれに魅力とエロさがあって無難に良い。
読了日:02月07日 著者:ネコミコズッキーニ
私を王子妃にしたいのならまずは貴方たちが淑女のお手本になってください (サーガフォレスト)私を王子妃にしたいのならまずは貴方たちが淑女のお手本になってください (サーガフォレスト)感想
導入やガワは婚約破棄もののメタ作品と言った感じだけど、読み味は「主婦の家事を軽く見る夫や息子に家事の大変さを体験させて反省させてスッキリ」的な家庭板まとめに近いかな。
コメディ的に描いていることと全てが良い形に納まっている点に救われているところはあるけど、「女は男の苦労を理解しているのに、男は女の苦労を理解していない」という図式になっており、「淑女(女)は大変」という部分が強調されているので、その非対称性が鼻につくところは無くもない。
まあ「女性の大変さ」が理解されないケースが多いのは分かるんですが。
読了日:02月07日 著者:宇水涼麻,SNC
腹ぺこサラリーマンも異世界では凄腕テイマー (ドラゴンノベルス)腹ぺこサラリーマンも異世界では凄腕テイマー (ドラゴンノベルス)感想
妹のような、子供のような、相棒のような、マイルドツンデレドラゴン・シロノちゃんのキャラクターがとても良かった。
読了日:02月07日 著者:一江左かさね
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(17) (モンスター文庫 Mす 01-17)宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(17) (モンスター文庫 Mす 01-17)感想
戦争も終わってヒロインレースが最終盤。
読了日:02月06日 著者:すずの木くろ
翠桜皇国の仙術使い1 エリートお嬢様部隊全員に種付けできるって本当ですか? (フランス書院eブックス)翠桜皇国の仙術使い1 エリートお嬢様部隊全員に種付けできるって本当ですか? (フランス書院eブックス)感想
特殊な能力・事情につき周りから低く評価されてる実は優秀な主人公がエリートお嬢様部隊の指揮官になって、メンバーを救う際に受けた呪いのせいで何だかんだでメンバーのお嬢様達とエロいことする話。アダルトものでありがちで分かり易い展開。
今巻は正統派献身お嬢様とツンデレお嬢様がお相手だけど、個人的にお嬢様キャラ属性が大好きなので満足感があった。
読了日:02月06日 著者:ネコミコズッキーニ
この銀盤を君と跳ぶこの銀盤を君と跳ぶ感想
フィギュアスケートファンの僕もにっこりなリアリティラインで書かれた本格的なフィギュアスケート小説。
「現実のようにロシア選手が不参加にならなかったらこういう世界線がありえただろうな」と思わせる絶妙な解像度で描かれており、「優等生」じゃない選手への風当たりの強さ、アマチュア競技故の難しさと金銭的なハードル、国内リンク事情の厳しさ、等のフィギュアに興味ある人ならどこかで聞いたことのある話を上手く物語に落とし込まれている。更に群像的としてドラマを作り出す筆致も見事。
素晴らしいスポーツ小説でした。面白かった。
読了日:02月06日 著者:綾崎 隼
「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 絶対托卵×不実受精フェスティバル! (フランス書院eブックス)「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 絶対托卵×不実受精フェスティバル! (フランス書院eブックス)感想
「眠り病」によって種付けや托卵が社会的に許容されてる、という設定はややもすると背徳感を損ないかねないとも思えるけど、今巻でも無責任に種付け・托卵していく流れはしっかりと背徳感のあるエロスを感じる。いいですね。
読了日:02月05日 著者:生100%
回復職の悪役令嬢 エピソード3 ユニーク職業〈聖女〉クエスト・上 (MFブックス)回復職の悪役令嬢 エピソード3 ユニーク職業〈聖女〉クエスト・上 (MFブックス)感想
うーん、個人的に読みたいものからズレていっている印象はあるけど、下巻まで様子見。
読了日:02月05日 著者:ぷにちゃん
パラダイム・パラサイト 02パラダイム・パラサイト 02感想
んー、懐いてくるキャラに対する邪険な態度をするまでならともかく、内心で切り捨てようとすら思っている辺り、個人的な好みからはズレてきてるんだよな……
読了日:02月05日 著者:kawa.kei
ときときチャンネル 宇宙飲んでみた (創元日本SF叢書)ときときチャンネル 宇宙飲んでみた (創元日本SF叢書)感想
ハードSFガジェットの発明を配信する、みたいな物語。
配信の語り口は面白かったけど、SF要素についてはもう少し嚙み砕いて身近な題材に落とし込んでくれた方が好みではあったかなぁ。
読了日:02月04日 著者:宮澤 伊織
義妹の悪役令嬢とうっかりセックスしてしまったのだが、これってどうなるんだろう? (フランス書院eブックス)義妹の悪役令嬢とうっかりセックスしてしまったのだが、これってどうなるんだろう? (フランス書院eブックス)感想
義妹の悪役令嬢さん、表紙イラストはめっちゃ好きなんだけど、婚約者や父親への態度・スタンスが優柔不断気味でそこは少し好みと違ったかな。
読了日:02月04日 著者:さささのよし
転生先は自作小説の悪役小公爵でした 断罪されたくないので敵対から溺愛に物語を書き換えます (ドラゴンノベルス)転生先は自作小説の悪役小公爵でした 断罪されたくないので敵対から溺愛に物語を書き換えます (ドラゴンノベルス)感想
虐待ヒロインを救う話。
読了日:02月04日 著者:サンボン
愛され天使なクラスメイトが、俺にだけいたずらに微笑む 2 (HJ文庫 み 06-02-02)愛され天使なクラスメイトが、俺にだけいたずらに微笑む 2 (HJ文庫 み 06-02-02)感想
獲物をしとめるハンターの遺伝子。
読了日:02月04日 著者:水口敬文
60 YEARS名馬伝説 上(1994ー2014)―スーパーホースたちの栄光と遺産60 YEARS名馬伝説 上(1994ー2014)―スーパーホースたちの栄光と遺産感想
「1994ー2014」の署名通り、その時代の名馬について戦績・略歴・コラムを併記していくというよく見る構成。この構成だと各コラムの面白さが全てであり良いコラムニストに当たった名馬はラッキーだね、という印象。
発売日が2014年5月ということでジェンティルドンナゴールドシップ等はキャリア途中での記載で、時代を遡っていく構成のため「キャリア途中の名馬が序盤に載っている」「最初に中途半端が来る」形になっているのは少し勿体ない。
ボリューム感はあるし、内容はそれなりだけど高過ぎる本の値段に見合うかは悩ましい。
読了日:02月03日 著者:井崎脩五郎
物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました (角川スニーカー文庫)物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました (角川スニーカー文庫)感想
「物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生」してひっそりと生きることにした結果、「ゲーム世界のストーリー」から離れたところで本作のストーリーが展開される訳だけど、そのことが物語としての面白さに繋がっていない。
本質的に「目立とうとしないひっそりと生きる社畜生活」って物語としての面白みには欠けるし、何だかんだで「異能力」世界の話に巻き込まれるのであれば、ゲームストーリーに基づいたものであった方がストーリーラインの芯がハッキリしていて読み易いとは思う。
面白さに繋がらない構造になっているのが勿体ないですね。
読了日:02月03日 著者:音々
妹に「穴」を埋めろとお願いされています (フランス書院eブックス)妹に「穴」を埋めろとお願いされています (フランス書院eブックス)感想
作中でロングヘアとして書かれている妹が表紙絵と口絵のイラストではショートボブになっている。幾ら本文イラストが無いレーベルとはいえイラスト指定が雑すぎる。
読了日:02月03日 著者:モコみく
派遣侍女リディは平穏な職場で働きたい 没落した元令嬢、ワケあって侯爵様に直接雇用されましたが、溺愛は契約外です! (電撃の新文芸)派遣侍女リディは平穏な職場で働きたい 没落した元令嬢、ワケあって侯爵様に直接雇用されましたが、溺愛は契約外です! (電撃の新文芸)感想
「地味で目立たずほどほどに手を抜く」のが信条なのはいいと思うんだけど、「能力を隠す」具体的な動機が弱い気がするし、有能設定の割には侯爵に弱みを握られるところとか隙が多い。
もうちょっと上昇志向というか、自分の能力を生かせる仕事は好き、みたいなわかりやすい構図だった方が好みだった気がする。
読了日:02月03日 著者:琴乃葉
悪役令嬢の中の人2 (一迅社ノベルス)悪役令嬢の中の人2 (一迅社ノベルス)感想
1巻に未収録だったWeb掲載の話と1巻でダイジェストだったエピソードの掘り下げを書き下ろして何とかでっちあげたという感じの2巻。
単品としては評価しづらい部分が多かったけど、1巻の内容を補完するという意味では出てくれたこと自体は歓迎したい。
コミカライズがヒットしたから急遽刊行することにしたんだろう、と強く感じさせる内容でしたね。
読了日:02月03日 著者:まきぶろ,紫 真依
どうも、物欲の聖女です2 無双スキル「クリア報酬」で盛大に勘違いされました (ドラゴンノベルス)どうも、物欲の聖女です2 無双スキル「クリア報酬」で盛大に勘違いされました (ドラゴンノベルス)感想
例によって全体的に雑なところは多いけど、変にラブ寄せすることなく、コメディとして勢いで押し切った点だけは評価したい。
読了日:02月02日 著者:ラチム
二周目勇者のやり直しライフ2 ~処刑された勇者(姉)ですが、今度は賢者の弟がいるので余裕です~ (電撃の新文芸)二周目勇者のやり直しライフ2 ~処刑された勇者(姉)ですが、今度は賢者の弟がいるので余裕です~ (電撃の新文芸)感想
やり直し物としての手堅さはあるけど、賢者である弟自身には「前世」の記憶がないため手探り感があって、良くも悪くも展開は遅め。個人的にはもう少し展開が早い方が好きかなぁ。
読了日:02月02日 著者:田尾 典丈
スマホを忘れただけなのにオタクに優しいM奴隷ギャルを手に入れた♪ (フランス書院eブックス)スマホを忘れただけなのにオタクに優しいM奴隷ギャルを手に入れた♪ (フランス書院eブックス)感想
タイトルに「M奴隷」とあるものの、ハードさや鬼畜さは強くなく、基本的には妄想好きギャルがMっ気に目覚めていく流れ。
作者さんが美少女文庫で書いている作家というだけに、美少女文庫的なマイルドな1対1エロといった感じに仕上がっている。
ただ一方でこのレーベルで出しているせいで、本文イラストがなく、ページ数も極端に少ないので単なる美少女文庫の劣化版になってしまってる印象にはなってしまってるかな。
読了日:02月01日 著者:鷹羽 シン

読書メーター

2024年1月の読書まとめ

2024年1月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計88冊、1日約2.84冊ペース。
ライトノベル70冊、ジュブナイルポルノ4冊、一般文芸・ミステリ8冊、美術関連書5冊、競馬本1冊。
数自体はそれなりだけど、年始で休みが長かった割には読めなかった印象はある。


1月の読書メーター
読んだ本の数:88
読んだページ数:27038
ナイス数:306

魔物喰らいの冒険者1 (アース・スターノベル)魔物喰らいの冒険者1 (アース・スターノベル)感想
魔物を一回食べただけで確実に魔物のスキルを獲得できるスキルバランスがあまり好みではないかな。
この辺、スキル獲得にランダム性があるだけでだいぶ印象が変わると思うんですけどね。
読了日:01月31日 著者:錬金王
じゃない方聖女と言われたので落ちこぼれ騎士団を最強に育てます 1 (アリアンローズ)じゃない方聖女と言われたので落ちこぼれ騎士団を最強に育てます 1 (アリアンローズ)感想
んー、騎士団の元々の素行があんまり良くないだけで、主人公「マネージャー」としての経験が生かされてる気はしないかなぁ。
読了日:01月30日 著者:シロヒ
少女の望まぬ英雄譚少女の望まぬ英雄譚感想
読む前は主人公のことを「高すぎる戦闘力のせいで周りに怖がられてる少女」的キャラかと思っていたら、普段は甘いもの好きな素朴な少女なのにその実「一般的な倫理観ブレーキが壊れた善良なサイコパス」みたいな強(凶)キャラだった。
そんなピーキーな性能の主人公が、自分を愛してくれる温かな場所を失いながらも、新しい居場所に受け入れてもらい、その生活の中で戦う才能・能力が最も生かされる戦場とニアミスしていく。
主人公の異常性、現実の厳しさ、主人公に寄り添う温かな空気感等緩急取り混ざった空気感が絶妙でしたね。割と好きです。
読了日:01月29日 著者:賽目和七
「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 隣人妻とコスプレエッチで確定受精 (フランス書院eブックス)「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 隣人妻とコスプレエッチで確定受精 (フランス書院eブックス)感想
「そういう行為」を社会・人間が受け入れている世界観なので、隣人妻を寝取っていく背徳感はそこまで濃くない。そういう略奪感が好きな人だと一抹の物足りなさはあるかもしれないけど、身近な女の子を次々とマーキングしていくような下卑た快感はあるかな。
読了日:01月28日 著者:生100%
「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 彼女も妹も200%受精させちゃう日常性活 (フランス書院eブックス)「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 彼女も妹も200%受精させちゃう日常性活 (フランス書院eブックス)感想
同人誌・同人CG集で見掛けがちな「膣内射精・精液が特効薬」になる世界の話。
「そういう世界」になったことを社会も人間も受け入れてる世界観なので、「他人の女」に手を出す背徳感やNTR感はそこまで濃くないけど、その分気楽なノリで無責任に色んな女の子・血縁にも手を出していくので軽妙に読めるエロさがある。割と好き。
読了日:01月28日 著者:生100%
魔法警察ファンシー☆マリリン 1 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)魔法警察ファンシー☆マリリン 1 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)感想
「推理とか証拠とかすっ飛ばして、魔法の力で犯人がわかる」というアイディアは一見新しく思えるけど、ベストセラー作家が一般文芸(ミステリ)のシリーズ作品で既にやっていることなので斬新さは感じられなかったかな。
本作品の作者がそのシリーズを知っていたかどうかについては議論する気は無いけど、結果的に「後発」のアイディアになってしまったことは勿体なかったと思いますね。
本作はかなりコメディ要素に振っているとはいえ、曲がりなりにもミステリ風作品として考えるとミステリ要素があまりクオリティが高くなかったのも減点材料。
読了日:01月28日 著者:やますやま
最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く (ファンタジア文庫)最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く (ファンタジア文庫)感想
英雄が数百年後に復活して学校に入学というパターンの作品。転生だったり、時間凍結だったり、様々な理由付けでの導入で類似の作品はあるだけに、そこまでの斬新さは無い。
ただまあ、主人公の性格に嫌味や押しつけがましさがないから読んでいてそれなりに満足感があった。
読了日:01月28日 著者:御鷹 穂積
俺は星間国家の悪徳領主!⑧ (オーバーラップ文庫)俺は星間国家の悪徳領主!⑧ (オーバーラップ文庫)感想
メス堕ちの瀬戸際を行ったり来たりするクルトさん、予断を許さない。
読了日:01月27日 著者:三嶋与夢
転生令嬢アリステリアは今度こそ自立して楽しく生きる ~街に出てこっそり知識供与を始めました~1 (MFブックス)転生令嬢アリステリアは今度こそ自立して楽しく生きる ~街に出てこっそり知識供与を始めました~1 (MFブックス)感想
婚約破棄からの内政チートもの。個々の要素に特別な斬新さがある訳でもないし、王太子からの冤罪被せ等の強引な面が目立つ者の、「恵まれない環境に置かれた女性のために」という焦点自体は悪くなかったと思いますね。
んー、粗さはあるけど、こういうのが読みたいならいいんじゃないですかね。
読了日:01月27日 著者:野菜ばたけ
佐々木とピーちゃん 8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~佐々木とピーちゃん 8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~感想
承認欲求が強いわりに豆腐メンタルの十二式さんには学校生活は向かない。
読了日:01月27日 著者:ぶんころり
ひとりぼっちの異世界攻略 life.13 自称最弱、最弱をやり直す (オーバーラップ文庫)ひとりぼっちの異世界攻略 life.13 自称最弱、最弱をやり直す (オーバーラップ文庫)感想
自称最弱、最弱をやり直す(最も弱いとは言っていない)
読了日:01月27日 著者:五示正司
キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 2 (オーバーラップノベルス)キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 2 (オーバーラップノベルス)感想
評価も好感度もじっくりと積み上げていてしみじみとは面白いけど、大きく動くエピソードでもなかったので面白さもそれなり。
読了日:01月26日 著者:土竜
片田舎のおっさん、剣聖になる 2 ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)片田舎のおっさん、剣聖になる 2 ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)感想
無自覚も度が過ぎるともどかしさになる。
読了日:01月26日 著者:佐賀崎しげる,鍋島テツヒロ
薄幸な公爵令嬢(病弱)に、残りの人生を託されまして 2 前世が筋肉喪女なのに、皇子さまと偽装婚約することになりました!? (ビーズログ文庫)薄幸な公爵令嬢(病弱)に、残りの人生を託されまして 2 前世が筋肉喪女なのに、皇子さまと偽装婚約することになりました!? (ビーズログ文庫)感想
主人公のキャラクターとテンポの良さで(作品の面白さ的な)勝利し続ける作品。
読了日:01月25日 著者:夕鷺 かのう
悪役令嬢に転生した私と悪役王子に転生した俺 (ドラゴンノベルス)悪役令嬢に転生した私と悪役王子に転生した俺 (ドラゴンノベルス)感想
二人の転生者によりすれ違い互恵関係。
読了日:01月24日 著者:秋作
【恋バナ】これはトモダチの話なんだけど ~すぐ真っ赤になる幼馴染の大好きアピールが止まらない~ (電撃文庫)【恋バナ】これはトモダチの話なんだけど ~すぐ真っ赤になる幼馴染の大好きアピールが止まらない~ (電撃文庫)感想
両片想いの擦れ違いラブコメ
この手のラブコメは「擦れ違い過程」を上手く描けていないと「これでお互いに好きなのバレないのは物語の都合でしかないだけだろ」「面倒臭い」展開になりがちだけど、本作はまさしく「面倒臭い」だけの展開になっている印象。途中で飽きてしまったので僕には合いませんでしたね。
他に気になった点として「学校一可愛いと評判の美少女」で「数多の男子から告白されて、それをすべて振り続けている」くらい話題になっているキャラの紹介が「校内には密かなファンが多い」ってなってるの「密かなとは…?」ってなる。
読了日:01月23日 著者:戸塚 陸
元シスター令嬢の身代わりお妃候補生活2 ~神様に無礼な人はこの私が許しません~ (電撃の新文芸)元シスター令嬢の身代わりお妃候補生活2 ~神様に無礼な人はこの私が許しません~ (電撃の新文芸)感想
んー、神様オタク的なムーブが少なくなって、普通の色恋沙汰に悩むフェイズに入ってしまったので正直物足りなさを感じてしまった。
読了日:01月23日 著者:狭山 ひびき
極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~ (ファンタジア文庫)極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~ (ファンタジア文庫)感想
パーティーを追放されるところから始まる話だけど、恨みつらみの無い陽性の追放で、当初からあらすじを読んだ時点のイメージぶった切ってきたのは面白味があった。
無自覚無双もの、コメディ展開、ヒロイン要素、更に追放元パーティーの元仲間とのドラマなど一つ一つが積みあがって中々良かったですね。
読了日:01月22日 著者:天然水珈琲
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3感想
すっかりロードノベルっぽく。
読了日:01月22日 著者:ほのぼのる500
碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。 (カドカワBOOKS)碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。 (カドカワBOOKS)感想
今巻も「香り」というニッチなモチーフを上手く用いながら、家族愛に帰結させる物語展開が実によかったです。
読了日:01月21日 著者:巻村 螢
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。2最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。2感想
急転直下の犯罪組織壊滅ミッション。
読了日:01月21日 著者:ほのぼのる500
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。感想
随所で細かいディテールの粗さは感じたけど、過酷な境遇に挫けず「生きること」に前向きで誠実な主人公のキャラクターは好き。
読了日:01月21日 著者:ほのぼのる500
最強ランキングがある異世界に生徒たちと集団転移した高校教師の俺、モブから剣聖へと成り上がる2 (ファンタジア文庫)最強ランキングがある異世界に生徒たちと集団転移した高校教師の俺、モブから剣聖へと成り上がる2 (ファンタジア文庫)感想
んー、「生徒を救いに行く」という分かり易い切実さとヒーロー的な盛り上がりがある「攻め」の展開だった1巻に比べて、国家間の中での立ち位置を模索する・逆恨みの相手を迎撃するという「守り」の展開だったのでなんか2巻にして勢いが落ちてしまったかな、という印象がある。
読了日:01月21日 著者:逆霧
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)感想
買ったまますっかり存在を忘れていたのを本の整理中に見つけたので改めて読んでみました。懐かれる小山内さんという状況には新鮮味があった。
読了日:01月21日 著者:米澤 穂信
2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~感想
逆行再生後に「現代日本の前世」を思い出して、前回体験した歴史知識・記憶と現代日本チート知識を使って歴史を改変しようとする話。
「歴史の行き着く先が分かっている」「現代知識を持ち込める」という状況は「物語世界転生もの」と状況が近いので、読み味は近いかな。
まあ、逆行再生・現代日本前世というシチュエーション以外はそこまでの斬新さは無く、「やり直しもの+知識チート」ということから想像される内容と大きくずれることは無い。
まあ、タイトルとあらすじから想像される内容を読みたい人ならいいのでは。
読了日:01月21日 著者:tale4
海渡る北斎 「波の伊八」と19世紀末のインフルエンサー林忠正海渡る北斎 「波の伊八」と19世紀末のインフルエンサー林忠正感想
本書は北斎本人のことよりも神奈川沖浪裏のルーツの可能性がある彫り物、海外に渡って高い評価を得ていく「北斎作品」とそれを取り巻く林忠正などのエピソードが主体となっている。「パリ万博などをきっかけに海外で高く評価された」という一文で済まされがちなだけに、中々クローズアップされない部分に焦点を当てているので興味深く読むことができた。
葛飾北斎個人のことについては他の入門書を読んだ方がいいし、そういう本を読んで基本知識を付けた後に読むべき本で、「葛飾北斎の本」というよりは「葛飾北斎の副読本」としての性格が強い。
読了日:01月20日 著者:神山典士
やさぐれ執事Vtuberとネガティブポンコツ令嬢Vtuberの虚実混在な配信生活やさぐれ執事Vtuberとネガティブポンコツ令嬢Vtuberの虚実混在な配信生活感想
主人公個人のことだけではなく、所属グループRe:BIRTH UNIONのメンバーそれぞれに焦点を当てながら、グループに新人が加入してくるところまでを描いている。
丁寧に各メンバーの描写をしているせいで(おかげで)事務所の解像度が上がった一方で、タイトルにもなっている「ネガティブポンコツ令嬢Vtuber」の出番が食われてしまっていて結果的に主人公との絡みも限定的になってしまっている。
んー、まあ面白いは面白いんだけど、タイトルや表紙絵からイメージされるところまで行かないのは上手くないかな、とは感じましたね。
読了日:01月20日 著者:犬童灰舎
モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 (GCN文庫 タ 01-02)モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 (GCN文庫 タ 01-02)感想
1巻に引き続き頭のネジが吹っ飛んでいて、エンジン全開でぶっ飛ばしていくテンションが素晴らしい。
読了日:01月20日 著者:駄犬
私の上に浮かぶ『悪役令嬢(破滅する)』って何でしょうか? 2 (ビーズログ文庫)私の上に浮かぶ『悪役令嬢(破滅する)』って何でしょうか? 2 (ビーズログ文庫)感想
1巻同様に転生者じゃないからこそ生まれる「主人公のズレっぷり・勘違いっぷり」は自体は面白いし、主人公のキャラクターは好き。
ただ「ゲーム攻略」的には1巻である程度まとまっていたものを、2巻で「続編突入」としてリセットしてくるパターンはありがちなやり口だけど「1巻での苦労は何だったんだ」という気持ちはなくもない。
読了日:01月19日 著者:ひとまる
義娘が悪役令嬢として破滅することを知ったので、めちゃくちゃ愛します: ~契約結婚で私に関心がなかったはずの公爵様に、気づいたら溺愛されてました~ (ガガガブックスf)義娘が悪役令嬢として破滅することを知ったので、めちゃくちゃ愛します: ~契約結婚で私に関心がなかったはずの公爵様に、気づいたら溺愛されてました~ (ガガガブックスf)感想
義娘との関係性がとても良い。かわいい。タイトルやあらすじから想像していた「読みたいもの」を読めた満足感がある。
読了日:01月19日 著者:shiryu
偽典・演義 ~とある策士の三國志~7 (アース・スターノベル)偽典・演義 ~とある策士の三國志~7 (アース・スターノベル)感想
なるほど、Web版ではここで終わっている訳か……これで終わりだったら不満しかなかっただけに、続きが書かれることには感謝の想いしかない。
読了日:01月17日 著者:仏ょも
放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 (電撃文庫)放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 (電撃文庫)感想
無関心な不干渉が、共感による共益関係になり、傷を舐め合いながらもお互いがお互いを大切に思っていく流れがしみじみと良かった。家庭環境にはまだ一波乱も二波乱もありそうなところからのクリフハンガー。次巻も楽しみですね。
読了日:01月17日 著者:左リュウ
英雄様、ワケあり幼妻はいかがですか? (ビーズログ文庫)英雄様、ワケあり幼妻はいかがですか? (ビーズログ文庫)感想
年の差カップル!幼な妻!ベタぼれ!最高!
読了日:01月17日 著者:久川 航璃
もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
20世紀末頃にオタク業界でミュシャ風イラストが流行った時期があっただけに、作風に馴染みがありながらも意外と本人については知らない存在だったミュシュ。
先日ミュシャ展が開催されてたこともあり知識を整理したくて読んでみた。
当初ミュシャにはポスター絵のイメージが強かったけど、スラブ叙事詩や油彩等の作品もあり、民族的なこだわりや画家としての変遷があったことを感じさせる。
しかしミュシャのグラフィックアート、輪郭線がクッキリ描きこんだ上で人物をデフォルメしてあるので日本の二次元絵ととの相性の良さを感じますね……
読了日:01月17日 著者:千足 伸行
プレイした覚えもないゲーム的な世界に迷い込んだら (Kラノベブックスf)プレイした覚えもないゲーム的な世界に迷い込んだら (Kラノベブックスf)感想
現代ダンジョン世界転生もの。登場人物たちが「子供」らしい幼さと傲慢さと不安定を見せるところが良かったですね。
読了日:01月17日 著者:なるのるな
その婚約者、いらないのでしたらわたしがもらいます! ずたぼろ令息が天下無双の旦那様になりました (ビーズログ文庫)その婚約者、いらないのでしたらわたしがもらいます! ずたぼろ令息が天下無双の旦那様になりました (ビーズログ文庫)感想
仕事的・能力的には有能なのに、「家族愛」に盲目になってしまうパターン、ままある。
読了日:01月16日 著者:氷山 三真
十三歳の誕生日、皇后になりました。9 (ビーズログ文庫)十三歳の誕生日、皇后になりました。9 (ビーズログ文庫)感想
十四歳の誕生日、有益な皇后になりました。
読了日:01月16日 著者:石田 リンネ
また殺されてしまったのですね、探偵様4 (MF文庫J)また殺されてしまったのですね、探偵様4 (MF文庫J)感想
ライトノベルとミステリ、人間とアンドロイドの対比と調和。
読了日:01月15日 著者:てにをは
もっと知りたい藤田嗣治 ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい藤田嗣治 ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
元々好きだった盛期ルネサンスバロックから印象派などに知識を広げていく一環としてエコール・ド・パリに手を付けてみようと考え、その代表的作家として(元)日本人の藤田嗣治を選んでみた。
氏の作品は若いころに観ただけだったのでいまいち良さが分からなかっただけに、乳白色のこと等「どういう点が評価をされて」「どういう点が特徴なのか」が明快に説明されている本シリーズは本当にありがたい。
帰化したことは知っていたけど、それに至るまでの戦争記録画家としての活動や戦争協力者として非難された歴史を知ると哀しくなりますね。
読了日:01月14日 著者:林 洋子,内呂 博之
ターフの女王―最強牝馬コレクションターフの女王―最強牝馬コレクション感想
タイトルと著者名の通り、武豊騎手本人が過去に乗った思い出深い牝馬について書き残した1冊。
焦点を絞って語られる各馬への武騎手の想いが平易かつ明快な文章で仕上げられているので読みやすい。あくまで騎手目線で語られている点がいい。
ただ焦点を絞っている分、一面的な部分以外の輪郭はぼんやりしがちで、シンプルな分ボリューム感は乏しい感は否めないかな、と。そういう面を割り切って読むならいい本だとは思います。
読了日:01月14日 著者:武 豊
今、俺の×××を咥えている清純派女優は、イケメン俳優と熱愛が報じられている 3 (オシリス文庫)今、俺の×××を咥えている清純派女優は、イケメン俳優と熱愛が報じられている 3 (オシリス文庫)感想
2巻で結婚という一区切りがついていただけにまさか出ると思っていなかった3巻。
相変わらず陽キャアクティブエロ娘のヒロインのキャラクターが素晴らしい。エロ楽しかった。
読了日:01月14日 著者:ブリル・バーナード
天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった 1 (HJ文庫 あ 14-01-01)天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった 1 (HJ文庫 あ 14-01-01)感想
元々役者ものは好きだけど、全編通しての甘さが脳に染み入る。Sweet love is justice.
読了日:01月14日 著者:雨宮むぎ
劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… (一迅社文庫アイリス)劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… (一迅社文庫アイリス)感想
映画オリジナルキャラクターだけあって、良くも悪くもとってつけたような設定でインスタント的。
読了日:01月14日 著者:山口 悟,ひだか なみ
迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 2 (ダッシュエックス文庫)迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 2 (ダッシュエックス文庫)感想
幼女だ!幼女だ!幼女を持ってこーい!(某音頭感)
読了日:01月14日 著者:ネコクロ,緑川 葉
もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
浮世絵の勉強中なので、葛飾北斎と並んで有名な歌川広重にも手を付けてみた。
やはり東海道五十三次のように見覚えのある絵があると興味が強くなる。
浮世絵がグラビアやブロマイドや旅行誌のようなものだとは知ってはいたけど、実際にその特定分野で名を馳せた画家が出てくると解像度も上がる。
勉強になりました。
読了日:01月13日 著者:内藤 正人
探偵倶楽部 (角川文庫)探偵倶楽部 (角川文庫)感想
ミステリとしては小粒だし、「探偵俱楽部」が事件解決装置にしかなっていないので探偵役としての魅力にも欠けている。探偵がここまで無機質な存在であるなら、もう少し「顔が見えない気味の悪さ」が出たほうが個人的な興味をそそったかな。
読了日:01月13日 著者:東野 圭吾
もっと知りたい歌川国芳 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい歌川国芳 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
改めて浮世絵の勉強をしている最中で、「歌川国芳」ってどこかで聞いた名前だと思っていたら「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」で見掛けた絵師の人か。昨年はお世話になりました。
やはり猫文字の絵が素敵すぎる。
読了日:01月13日 著者:悳 俊彦
止まり木ダイニング 誰かと食べる晩ご飯 (富士見L文庫)止まり木ダイニング 誰かと食べる晩ご飯 (富士見L文庫)感想
序盤のギスギスしたところがある雰囲気は苦手だったけど、生きるのが不器用な主人公がおっかなびっくり「一緒にご飯を食べる」関係を結んでいく流れは悪くなかったですね。
読了日:01月13日 著者:望月くらげ
パラダイム・パラサイト 01パラダイム・パラサイト 01感想
グロテスクな転生ダークファンタジー。主人公の無機質な人間性が特徴でもあり、一面的には弱点でもある。全体的には悪くないけど、好きか嫌いかでいえばそこまで刺さらなかった印象はある。
読了日:01月13日 著者:kawa.kei
転生聖女は推し活がしたい! 虐げられ令嬢ですが推しの王子様から溺愛されています!? (角川ビーンズ文庫)転生聖女は推し活がしたい! 虐げられ令嬢ですが推しの王子様から溺愛されています!? (角川ビーンズ文庫)感想
タイトルの通りのものが与えられるけど、良くも悪くもタイトル以上のものは与えられ無かった感じ。
キャラクターが個人的な好みに合えばよかったんですけどね。
読了日:01月12日 著者:綾束 乙
異世界刀匠の魔剣製作ぐらし 2 (カドカワBOOKS)異世界刀匠の魔剣製作ぐらし 2 (カドカワBOOKS)感想
鍛冶要素は当然のように魅力的なんだけど、王族・貴族・平民の関係性、その中での職人の立ち位置などに味わい深さがある。
読了日:01月12日 著者:荻原 数馬
少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)感想
旧版既読。懐かしさがじわじわと込み上げてくる読書体験でしたね。
是非続巻も復刊してもらって、ジュブナイルミステリの定番シリーズとして子供やミステリ初心者のところに届くことを祈っています。
読了日:01月11日 著者:はやみね かおる
優等生綾香のウラオモテ 文化祭で、バイト先で、いっぱいエッチ! (美少女文庫 2167)優等生綾香のウラオモテ 文化祭で、バイト先で、いっぱいエッチ! (美少女文庫 2167)感想
同人誌や過去作既読。過去作などとストーリーラインが繋がっている訳じゃないからそれぞれの作品が独立したエピソードのような形になっている。「優等生」の正体がバレるようなこともなく、破滅に繋がるようなこともない。
んー、まあ、そこまで面白い訳でもないけど、あまりストーリーやシチュエーションなどに高いものを求めずに「エロ娘・綾香のとある1日のエロエピソード」を雑に読みたいだけならこれはこれで悪くないとは思いますね。
読了日:01月11日 著者:上原 りょう,ひさま くまこ
いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? (電撃文庫)いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? (電撃文庫)感想
傷を抱えた少年少女たちの爽やかながらもどこか危なっかしさを感じる関係性がとても良かったですね。
「虐待とまでは行かないまでも噛み合わない親子関係」を描くのが上手い。
読了日:01月10日 著者:コイル
打倒ローマのやり直し ―最強の将ハンニバル、二度目の包囲殲滅陣― 2 (ヒストリアノベルズ)打倒ローマのやり直し ―最強の将ハンニバル、二度目の包囲殲滅陣― 2 (ヒストリアノベルズ)感想
なるほど、大スキピオをそういうキャラ造形をしてくる訳か……自分のイメージとは違ったけど、カルタゴ(ノウァ、ハンニバル)視点だと確かにそういう「怪物的天才」なキャラ造形も成立するわけか。
ローマ視点で語られる書籍に触れてきたせいか、視点によるキャラ造形の癖の違いに面白味は感じましたね。
……ただ、話の区切りは付いていないので、レーベル自体が死んでるため続きが出なさそうなのが残念ですね。いや、まあ「Web版を読む」という選択肢が残っているだけ幸せなのかもしれませんが。
読了日:01月10日 著者:うみ
王立図書館のはりねずみ ひきこもり魔術師と王子の探し物 (角川ビーンズ文庫)王立図書館のはりねずみ ひきこもり魔術師と王子の探し物 (角川ビーンズ文庫)感想
才能を持ちながらも人見知りなどの短所のせいで仕事が上手くいかない主人公が、とある王子との出会いと交流の中で成長していく話。
少し駆け足なところはあったし、物凄く満足度が高いと言う訳でもないけど、「1冊」の範囲ではそれなりによくまとまっている。
それに「はりねずみ」的な主人公のキャラクターが個人的な好みに刺さってるので総合的には割と好き。
読了日:01月09日 著者:雨宮 いろり
ハズレ姫は意外と愛されている?〈上〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ (電撃の新文芸)ハズレ姫は意外と愛されている?〈上〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ (電撃の新文芸)感想
もうちょっと「魔女」要素が生かされるのかと思ったら、「前世由来の大人びた考え方と振る舞い」によって人生が変わる感じだった。
面白いは面白かったんだけど、次巻ではもう少し前世要素が生かされると嬉しいな。
読了日:01月09日 著者:gacchi
昼下がりのペンギン・ビストロ (富士見L文庫)昼下がりのペンギン・ビストロ (富士見L文庫)感想
なんか癖になるペンギンシリーズ3冊目。
今回もほっと一息入れて心が温かくなる内容で満足。定期的に読みたいシリーズなので、今後もコンスタントにペンギンシリーズの新作が出てほしいですね。
読了日:01月09日 著者:横田 アサヒ
ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない2 (ファンタジア文庫)ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない2 (ファンタジア文庫)感想
ドタバタ感が良いし、シスコン・ブラコン・ラブコメ展開も手堅く、締めるところは締める。安定しててよかった。
読了日:01月08日 著者:楓原 こうた
ただの村人の僕が、三百年前の暴君皇子に転生してしまいました ~前世の知識で暗殺フラグを回避して、穏やかに生き残ります!~ 1 (MFブックス)ただの村人の僕が、三百年前の暴君皇子に転生してしまいました ~前世の知識で暗殺フラグを回避して、穏やかに生き残ります!~ 1 (MFブックス)感想
まだまだ腹の内が読めないキャラも多く、「ヴィルヘルム戦記」とのズレがどこからくるなのかも見えないので、物語としてはプロローグもいいところ。
過去人物転生ものとして手堅い一方で、「前世が村人」という主人公の長所が見えないためキャラ付けも弱く、溺愛してくるヒロイン以外はフックとなる要素に欠けるかな、とは感じました。
今のところは「ヴィルヘルム戦記」の真実が見えてくるところまでは読んでみようかな、という気分ではあります。
読了日:01月08日 著者:サンボン
化け物になろうオンライン ~本日のメインディッシュは勇者一行です~ (アース・スターノベル)化け物になろうオンライン ~本日のメインディッシュは勇者一行です~ (アース・スターノベル)感想
主人公がゲームライフを満喫しているVRMMO作品は好感度が高い。
読了日:01月07日 著者:蒼井茜
僕とケット・シーの魔法学校物語 (GAノベル)僕とケット・シーの魔法学校物語 (GAノベル)感想
人間キリクとケット・シーシャムの兄弟のような関係性がとても良かった。
読了日:01月07日 著者:らる鳥
異世界商人 スキル〈異世界渡航〉を駆使して、悠々自適なお金持ちスローライフを送ります (Mノベルス)異世界商人 スキル〈異世界渡航〉を駆使して、悠々自適なお金持ちスローライフを送ります (Mノベルス)感想
現代人や転移者が異世界・現代を行き来するんじゃなくて、異世界転生者が行き来するのでちょっと目先が変わったものになっている印象。
キャラクターや人間関係などで個人的な好みからズレてるところはあるけど、世界間で行商のようなことをやって他人を驚かせたり喜ばれたりする展開、異世界渡航を使って成り上がっていく、みたいな「こういう作品で読みたいポイント」を抑えているので必要十分の面白さはあるかな。
読了日:01月07日 著者:青葉
珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
名前についてロングパス伏線の回収。
読了日:01月06日 著者:岡崎 琢磨
セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫)セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫)感想
レッドスワンサーガを読み終わった後に満足してずっと積んでしまっていた本書にようやく手を付けた。
異世界転生要素があるエピソードがあることに苦笑いしつつ、セレストブルーのエピソード自体には満足感がある。
天才が天才として相手のチームを粉砕するというのは身もふたもないけど、現実のサッカーのあれこれに想いを馳せる。
なまじ面白かっただけに、優雅・貴希の物語の先も心から読みたかったですね……
本作の続編じゃなくてもいいので、作者さんにはまたサッカー小説を書いてほしいものですね。お疲れさまでした。
読了日:01月06日 著者:綾崎 隼
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08感想
検証と実践と結果・影響みたいな話中心なのはまだいいんだけど、ストーリーの動きが乏しいことには物足りなさを感じる。
読了日:01月05日 著者:之 貫紀
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7) (電撃文庫)続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7) (電撃文庫)感想
一条君、能力的には出来る子のはずなのに相変わらず隙が多い。
読了日:01月05日 著者:佐島 勤
才女のお世話 7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-07)才女のお世話 7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-07)感想
主人公が目指すべき姿と方向性が明確になったことで、ストーリーラインに指針が出来て主人公のキャラクター性が深化しており、物語の作り方が上手かった。
読了日:01月05日 著者:坂石遊作
贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋 (富士見L文庫)贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋 (富士見L文庫)感想
ヘタレ・初心展開に一抹のもどかしさはあったし、細かい不満点が無い訳でもないけど、最後まで読むと綺麗にまとまっていて良かったと思いますね。
読了日:01月05日 著者:村田 天
残念ながら、ハズレ聖女でした ~保育士は幼児や竜の子とともに楽しく暮らす~ (カドカワBOOKS)残念ながら、ハズレ聖女でした ~保育士は幼児や竜の子とともに楽しく暮らす~ (カドカワBOOKS)感想
保育士なら垂涎のスキル過ぎる。
読了日:01月05日 著者:三船 十矢
探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。 (MF文庫J)探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。 (MF文庫J)感想
探偵は間違わない。世界がそれを望んでいる。
読了日:01月05日 著者:夜方 宵
俺は義妹に嘘をつく ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)俺は義妹に嘘をつく ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)感想
家族愛の部分も良かったけど、透明感と切なさ溢れる初恋の描き方がとてもキレイだった。
読了日:01月04日 著者:城野 白
天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)感想
次々とメタ展開が積み重なっていくに従って、どこまでが現実でどこからが創作なのかの境目が曖昧になっていく酩酊感がとても良かったです。
しかし、出版社を気にしてなかったからてっきり角川書店から出てるものかと思ったら講談社か!
読了日:01月04日 著者:折原 一
マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 3 (PASH!ブックス)マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 3 (PASH!ブックス)感想
こんな表紙にしておきながらリトレイユ公に関するアレコレが巻の途中も途中でアッサリ決着ついてしまって梯子を外された気分になってしまった。「最後」のやり取り自体はちょっとしたエモさもあって嫌いでもないんだけど、「梟雄」の最後としては物足りなさがあったことは確かかなぁ、と。
後はすっかりと「内乱と外圧の中で政治的に立ち回る」話にシフトしてきて、これはこれで面白いんだけど、当初の方向性・タイトルからは割とシフトチェンジした印象は受けるかな。
読了日:01月04日 著者:漂月
【小説33巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」【小説33巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」感想
長期シリーズが変に引き延ばされることなく順調に大団円を迎えた時だけに感じられるこの圧倒的満足感。
不満はエピローグが短すぎたことだけですね。短編集かアフターストーリー長編を読みたいけど、今はただただお疲れさまでした。完結おめでとうございます。
読了日:01月04日 著者:香月美夜
日陰魔女は気づかない ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)日陰魔女は気づかない ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)感想
自分の適性の自覚と適材適所の重要性。
読了日:01月04日 著者:相野 仁
名探偵に甘美なる死を名探偵に甘美なる死を感想
現実における最新技術を取り込む先進性、「特殊な状況」を作るために練りこまれた設定、積み重ねたロジックなど、客観的に評価するべきところは沢山あると思うんですが、「自分好みか」「自分に合った内容だったか」と言えば正直not for meに近い内容でした。
"真犯人"がVR内で殺人事件や犯人を強制するやり口が迂遠に感じてしまったし、「VR」という設定は何ができて何ができないかの境目が分かり辛いので推理・ロジックを考える上でのノイズになりやすい。
映像化すれば映えそうな作品だと思いますが僕には合いませんでしたね。
読了日:01月03日 著者:方丈 貴恵
珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
前巻ラストであんなことになったのに青山君の出番は少なく、お預けを食らった気分に。
短編集で様々なテーマ・切り口があるので、それなりに楽しい。ビターな話の後味は珈琲のように苦い。
読了日:01月03日 著者:岡崎 琢磨
TS衛生兵さんの戦場日記TS衛生兵さんの戦場日記感想
戦時に書かれた日記を後世に読むという体で物語が進む。
TS転生した主人公は過酷な線上に衛生兵と派兵されることになるが、その戦場では暴力や死や理不尽が待ち構えていた。
上官からの暴力や横暴に晒されるが、「実は優しさからくる厳しさだった」みたいなこともなく、「癇癪持ちの子供のような横暴さを許された『人殺しと生き残るが上手い英雄』」みたいなキャラクター造形で、過酷な戦場の日々が描かれている。この戦場は―――地獄だ―――
TS主人公だけど、戦場に付き物の性的暴行が出てこないことで最後の一線を守っている感はある。
読了日:01月03日 著者:まさきたま
訳あって、眠らぬ陛下の抱き枕になりました 羊姫は夢の中でも溺愛される (ビーズログ文庫)訳あって、眠らぬ陛下の抱き枕になりました 羊姫は夢の中でも溺愛される (ビーズログ文庫)感想
「主人公のおかげで不眠症が解消されるヒーロー」というニッチそうな題材が何故か沢山出ている業界なので、「抱き枕になる」「不眠症解消して溺愛される」という点では正直新鮮味は乏しい。
ただ内容自体は手堅く、羊のイラストも主人公の振る舞いも可愛かったのでそれなりに満足。
読了日:01月03日 著者:高見 雛
服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版 (MFブックス)服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版 (MFブックス)感想
例によって、恋愛偏差値低めなダリアに比べて少女漫画ヒロイン感があるルチアさん。
読了日:01月03日 著者:甘岸久弥
なぜかS級美女達の話題に俺があがる件2 (角川スニーカー文庫)なぜかS級美女達の話題に俺があがる件2 (角川スニーカー文庫)感想
ヒロインと距離を詰める流れや空気感は手堅く好き。
ただ各所での「主人公とヒロインがお互いのことに気付かない」状況にはそろそろ不自然さが漂ってきたような気もする。
読了日:01月02日 著者:脇岡こなつ
底辺おっさん、チート覚醒で異世界楽々ライフ 1 (MFブックス)底辺おっさん、チート覚醒で異世界楽々ライフ 1 (MFブックス)感想
生活がかかっている割に能力の進化に気付くのが遅すぎた感はあるけど、チート能力に目覚めた後の「楽々ライフ」展開はテンポ感がよくてこれはこれでアリですね。
読了日:01月02日 著者:ぎあまん
史上最強の大魔王、村人Aに転生する 7.外なる神のピエロ (ファンタジア文庫)史上最強の大魔王、村人Aに転生する 7.外なる神のピエロ (ファンタジア文庫)感想
超強力なトリックスターキャラを支配して自分の目的のために使おうと思っていたら実力を甘く見たせいで支配に失敗して大ピンチ、という敵側の自爆とも言えるムーブにテンションがた落ち。
読了日:01月02日 著者:下等 妙人
皇帝廟の花嫁探し ~就職試験は毒茶葉とともに~ (メディアワークス文庫)皇帝廟の花嫁探し ~就職試験は毒茶葉とともに~ (メディアワークス文庫)感想
ポジティブ主人公のキャラが良い。
読了日:01月01日 著者:藤乃 早雪
ギャルに優しいオタク君2 (ファミ通文庫)ギャルに優しいオタク君2 (ファミ通文庫)感想
1巻にあった「オタク生活の中で身についた技術を使ってギャルをお助けスパダリ状態!」みたいな展開が面白かったんだけど、そういう「オタク絡みの技術」を使うような場面がほとんど無くなり、単なる「お互いに意識しまくりの2人のじれったいラブコメ」になってしまったという印象。
この作品特有の強みがなくなってしまうと、あとは主役カップルのキャラクター性やラブコメ描写が好きになれるかの勝負になってしまうと思うけど、そういう視点で見ると僕はこの作品のそういう部分に特筆するような魅力は感じられないかな、という感じです。
読了日:01月01日 著者:138ネコ
異世界転生スラム街からの成り上がり ~採取や猟をしてご飯食べてスローライフするんだ~ 2 (MFブックス)異世界転生スラム街からの成り上がり ~採取や猟をしてご飯食べてスローライフするんだ~ 2 (MFブックス)感想
1巻よりも更に順調な成り上がりっぷりに、のんびりしたスローライフ感とハーレム感も出てきてあって中々良い。
読了日:01月01日 著者:滝川 海老郎
バンドをクビにされた僕と推しJKの青春リライト (角川スニーカー文庫)バンドをクビにされた僕と推しJKの青春リライト (角川スニーカー文庫)感想
人生やり直し+音楽バンドもの。
前世知識を生かして人生を良い方に変えていくやり直しものの定番の流れや各人の悩みを解決していくことでバンドメンバーを集めていくバンド物定番の流れは堅く、全体としてはまとまっていてそれなりに面白い。pillowsファンとては刺さるところもある。
ただ、導入での「一人だけバンドをクビになる」流れは理由付けとしてはふんわりし過ぎている気がするかなぁ。更に演奏技術はそれなりで曲作りをする訳でもないという時点で、バンドマンとしての主人公の魅力・強みは弱くなってしまってる気がするかなぁ。
読了日:01月01日 著者:水卜 みう

読書メーター

2023年の読書メーターまとめ

2023年の読書メーター
読んだ本の数:950冊
読んだページ数:282660ページ
ナイス数:3185ナイス

★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/6937/summary/yearly
#bookmeter @bookmeterより

★ジャンル内訳
ライトノベル:721冊
ジュブナイルポルノ:76冊
一般文芸・ミステリ:86冊
美術関連本:29冊
競馬関連本:8冊
戦国関連本:10冊
サッカー・講談・アニメ・声優とかその他もろもろ:20冊


年単位になると書影の数が多過ぎて読書メーターで貼り付け用まとめが生成できないので限定的なまとめ。詳しくは上記リンクで見てください。
冊数だけ見るとここ数年の中では結構いいペースで読めた感じです。
ラノベだけだと飽きることが多いので、一般文芸や美術関連書などを取り交ぜて読むことでペースを維持できた感じでした。
今年も読書を楽しみたいと思います。

2023年12月の読書まとめ

2023年12月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計70冊、1日約2.26冊ペース。
時間はあったはずなのに読書モチベーション低下で読書数はかなり伸び悩み。
ライトノベル55冊、ジュブナイルポルノ4冊、一般文芸・ミステリ6冊、美術関連書3冊、その他雑学本2冊。
全体的に低調。
しかし、今月の読書メーターコメント全体的に長すぎたな……もっと一言くらいのコメントでいいのに……


12月の読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:20693
ナイス数:282

誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)感想
予備知識なしで手に取ったので読む前は「勇者殺人事件」みたいなものを想像していたけど、「死んだ勇者」「勇者が死んだ」ことについて様々な視点・アプローチで描く群像劇のような物語だった。
「誰が勇者を殺したか」というタイトルに複数の意味合いが含まれており、「誰が勇者を殺したか」について次々と表情を変えていく構成は非常によく作りこまれている。完成度が高い。
各キャラクター造形にもドラマや様々な感情に満ちていて、味わい深いものがある。全体的に良質な物語体験でしたね。いい作品でした。
読了日:12月31日 著者:駄犬
推しにささげるダンジョングルメ 01 最強探索者VTuberになる推しにささげるダンジョングルメ 01 最強探索者VTuberになる感想
初動失敗の弱小Vtuberかと思ったら人間辞めてるレベルの最強チート生物だったという奴。
現代ダンジョンものとしての要素、VTuber要素、ファンタジー食材グルメもの、戦闘力・財力チート無双ものの要素を含んでいて、下手に組み合わせるとどっちつかずの中途半端なものか「〇〇要素はいらなかった」みたいなものになりがちだけど、本作においては全てがバランスよくまとまっていて実に良質なエンタメに仕上がっていた。
とてもいい作品でした。次巻も期待したいし、早く2巻読みたい。
読了日:12月31日 著者:モノクロ ウサギ
俺の幼馴染はメインヒロインらしい。 (角川スニーカー文庫)俺の幼馴染はメインヒロインらしい。 (角川スニーカー文庫)感想
ブコメのようなハッピーエンドを迎えた「メインヒロイン」が"アフターストーリー"の中で"前世の主人公"に裏切られて絶望し、逆行して人生をやり直すラブコメ
1周目のトラウマによって踏み出す怖さを感じながらも、確かな未来に向かって一歩ずつ進んでいるヒロインの強さ、知らず知らずのうちにヒロインを支えて背中を押している本作の主人公の存在、その二人の関係性がとても良かったですね。満足。
前世との因縁には一区切りを付けた形だけど、この二人のラブストーリーの決着までは読みたいので、続きが出て欲しいですね。
読了日:12月30日 著者:3pu
悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~ (Kラノベブックスf)悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~ (Kラノベブックスf)感想
よくある「聖女冤罪追放もの」に見せかけて実は、みたいな内容。
よく言えば「読者にとっても意外な展開」を見せてフックになっているけど、悪く言えば途中からの展開に唐突感はある。
各所に「こういう裏があるなら、あそこでああいう風になるのは疑問が残る」という部分もあったので、こういう落としどころにするのであれば序盤からもう少し上手く伏線を張れていればよかったと思いますね。
読了日:12月30日 著者:山夜 みい
恋愛魔法学院~ヒロインも悪役令嬢も関係ない。俺は乙女ゲー世界で最強を目指す~ 1 (GCノベルズ)恋愛魔法学院~ヒロインも悪役令嬢も関係ない。俺は乙女ゲー世界で最強を目指す~ 1 (GCノベルズ)感想
何かしらの目的を持って「乙女ゲーム展開を無視する」という切り口はよくあるし、「最強を目指す」という方向性は悪くない。
ただ、「主人公が乙女ゲーム展開を無視する」のはいいと思うんだけど、全体の流れでも乙女ゲーム要素を無視し過ぎた結果、「別に舞台が乙女ゲーム世界じゃなくて良くない?」という感じで乙女ゲーム要素が死に過ぎている。これだと普通のコンシューマRPG・ダンジョンRPGゲーム世界でも成立するよなぁ。
「最強を目指す主人公」ものとしては悪くないけど、乙女ゲーム要素を生かせていない匙加減は微妙ですね。
読了日:12月30日 著者:岡村豊蔵
転生した俺が可愛いすぎるので、愛されキャラを目指してがんばります 1 (enterbrain)転生した俺が可愛いすぎるので、愛されキャラを目指してがんばります 1 (enterbrain)感想
kawaii is justice.
読了日:12月30日 著者:ジャジャ丸
【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う3 (角川スニーカー文庫)【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う3 (角川スニーカー文庫)感想
旧版刊行が3巻までだったので新装版も巻数で追いつく。
旧版既読だけど、アレ、旧版もここまでだったんだっけか……?
数年前のことなのでさすがに忘れてるな……
さすがにここで終わりはぶつ切り感があるので是非4巻以降も出て欲しいですね。
読了日:12月29日 著者:昼熊
U-15サッカー日本代表だけど部活は幼馴染と一緒の文芸部ですU-15サッカー日本代表だけど部活は幼馴染と一緒の文芸部です感想
ジュニア・ユース世代のサッカー組織についての仕組みについては解像度が高めで地に足が着いているし、初々しい恋愛描写も中々良かったけど、特定の同級生や教師が「ザマァ」されるだけのためにあからさまな程に繰り返し露悪的な描写がされているところは少し気になるし、勿体なさは感じる。もう少しリアリティラインは一般文芸側に引いた方が良かった気がしますね。
ただ、僕自身がサッカー好きということもあり、総合的には割と好きでした。
読了日:12月29日 著者:マイヨ
強すぎて学園であぶれた俺。ボッチな先生とペア組んだら元王女だった (ファンタジア文庫)強すぎて学園であぶれた俺。ボッチな先生とペア組んだら元王女だった (ファンタジア文庫)感想
身分階級が崩壊した世界における元王女、みたいな設定周りには珍しさがあったけど、特権階級時代から意識が変わっていない元〇〇も多いので、読み味が階級があるタイプの作品とそう変わらない印象はがあるし、それらの設定が物語としての面白さ・気持ちよさに繋がっていないという印象。
後はコメディ展開とシリアスな展開が混在していることで、どっちつかずな感じになってしまっている気がするのも、好みからは外れる。正直もっとコメディ全振りで分かり易く快刀乱麻してくれた方が気持ちよく読めた気がしますね。
僕には合わない作品でした。
読了日:12月29日 著者:穂積 潜
引きこもりVTuberは伝えたい (電撃の新文芸)引きこもりVTuberは伝えたい (電撃の新文芸)感想
尖った溢れる才能を持つ引き籠りによる反撃の物語。
語っている内容は割と重めなエピソードも含んでいるんだけど語り口で重さをコントロールしきって「楽しいこと」「エンタメであること」の範疇で走り切ったバランス感覚が素晴らしい。
更に「こういう展開にすれば、こういう部分が突っ込まれる」という想定が適切でそれに対するエクスキューズが完璧。ご都合主義的なものを感じさせないままリアリティラインを維持して、「Vtuberは楽しくなければいけない」という理念のまま走り切ったのは本当に鮮やか。最高に面白かったので次巻も期待。
読了日:12月28日 著者:めぐすり
ティアムーン帝国物語XV~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ティアムーン帝国物語XV~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~感想
パティ周りのエピソードで牛歩戦術と寸止めを食らっている感じがする。
読了日:12月28日 著者:餅月望
ティアムーン帝国物語14~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ティアムーン帝国物語14~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~感想
さすがに面白さはピークアウトしてきており、マンネリ感は随所で感じるようになってきた。
読了日:12月28日 著者:餅月望
おしゃべりオコジョと秘密のアフタヌーンティー 霧摘み紅茶と日向夏のタルト ~冬毛のオーナーを添えて~ (メディアワークス文庫)おしゃべりオコジョと秘密のアフタヌーンティー 霧摘み紅茶と日向夏のタルト ~冬毛のオーナーを添えて~ (メディアワークス文庫)感想
オコジョさんの可愛さ、美味しそうに感じさせるアフタヌーンティーの描写、ちょっと心が温かくなるお話、全体的なバランスがとても良い。
更に最後のオコジョさんの正体などもいい感じのフックになっていて、満足度が高い話でしたね。好きな作品でした。
読了日:12月28日 著者:鳩見 すた
天職は、声優。天職は、声優。感想
文章からも滲み出てくる「みんなに愛されるんだろうな……」と感じさせる優しく天真爛漫な人柄に思わず笑顔になってしまいましたね。
アイドルとしては鳴かず飛ばずで天職は声優だったのかもしれないけど、こういう人ならどんな形であれ・規模の大小はあるにしても少なくない人を幸せに出来たんじゃないかなぁ、と感じさせてくれる。そういう高い人間力を感じさせた。
とても良い本でした。
幼少期から青春時代にかけて、僕の人生に寄り添ってくれた声優さんの一人である日髙のり子さんに感謝を。
読了日:12月27日 著者:日髙 のり子
後宮花箋の刺客妃二後宮花箋の刺客妃二感想
やはり主人公のキャラクターがいい。
読了日:12月27日 著者:稲井田そう
皇太子と婚約したら余命が10年に縮んだので、謎解きはじめます! (ツギクルブックス)皇太子と婚約したら余命が10年に縮んだので、謎解きはじめます! (ツギクルブックス)感想
タイトルにもある「謎解き」要素を期待して読んだんですが正直期待外れでした。
「寿命が分かる能力で、特定行動を取るたびに寿命が増減するのが分かる」というアイディアは上手く使えば面白くなりそうなんだけど、肝心の寿命の増減があまりに雑。
この設定だと「こういう行動を取ると、こういう結果に繋がって、結果として〇〇年増減する」というディテールの部分が重要なのに、あまりに軽率かつ大幅に増減を繰り返していて作りが大雑把。
こんな感じにするならコメディに全振りした方が良かった気がするんですけどね。全体的にノリが中途半端。
読了日:12月27日 著者:富士とまと
バスに集う人々バスに集う人々感想
予備知識無しで読んだけど先行のシリーズ作品があったのね。そちらは未読という前提的でのコメント。
バスに乗ることを趣味にする人達が色んなバス関係の謎に向き合う短編集で、方向としては旅情サスペンスとかトラベルミステリーのような読み味に近い。
ただ自分の生活の中に「バス」という乗り物の優先度が低く、尚且つ作中で舞台になっている東京の路線バス事情に疎すぎてバス周りの話・描写が上手く頭に入ってこずイマイチ楽しめなかった。
こういう地域に根付く作品は現地知識が乏しいとやや厳しいですね。僕には向いていない内容でした。
読了日:12月27日 著者:西村 健
魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 9 (MFブックス)魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 9 (MFブックス)感想
魔剣にテンション上がる兄弟かわいい。
読了日:12月26日 著者:甘岸久弥
必勝ダンジョン運営方法 (18) (モンスター文庫 Mゆ 01-20)必勝ダンジョン運営方法 (18) (モンスター文庫 Mゆ 01-20)感想
「無双できるだけの能力がありながら、本当の力や正体を隠しながら他大陸の混乱を収める」というイマイチテンションが上がらない場面も多かった新大陸編もここで一段落。長かった。
次はユキさんや嫁さんが十全に能力を振るうような展開を期待します。
読了日:12月26日 著者:雪だるま
ヴェルサイユ宮の聖殺人ヴェルサイユ宮の聖殺人感想
近年、西洋絵画を観てた過程でブーシェ等が活躍したロココ美術時代の勉強をしていたので、ブーシェの名前が出たり、退廃文化の描写に対しては解像度を高く読めたので時代小説としての面白さはあった。ただ、時代についての説明や描写が多いので事前知識が無いとテンポを損なってしまう気がするし、この辺事前知識の有る無しで面白さの大きな開きが出てしまう辺りは問題かな、と思う。
そういった舞台設定的なものを除くと割とオーソドックスな男女バディミステリという感じ。主要キャラは好きだけど、ミステリ的なインパクトには欠けるかな。
読了日:12月26日 著者:宮園ありあ
俺に義妹が出来た後の実妹の変化がこちら (ファンタジア文庫)俺に義妹が出来た後の実妹の変化がこちら (ファンタジア文庫)感想
実妹がツンツンになってしまって落ち込んでいたシスコン主人公のところに義妹2人がやってきて実妹のキャラ崩壊、ブラコン(ヒロイン)レースの開幕だ!みたいな話。
ブラコン・シスコンもの、ラブコメもの、家族ものとしても仕上がっているので中々良かった。
読了日:12月25日 著者:高科 恭介
珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
やっていることが「ずっと前に亡くなっている大叔父の妻は不倫をしていたのか?」という内容で、正直どうでもいいと感じてしまう導入でテンションダダ下がり。
導入で入っていけてないから、途中で事件が起きても真相が明らかになってもずっと上滑りしたままで最後までノッていけなかった。
この導入なら短編や中編くらいのサイズで収めて欲しかったし、長編をやるんなら読者の興味をそそる魅力的な謎・秘密を提示して欲しいと思いますね。
読了日:12月25日 著者:岡崎 琢磨
クロの戦記 9 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)クロの戦記 9 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)感想
「戦記」なのに、戦争も人間関係も動きが乏しく正直退屈な巻だった。
読了日:12月25日 著者:サイトウアユム
もっと知りたい葛飾北斎 改訂版 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい葛飾北斎 改訂版 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
趣味を広げるために浮世絵の勉強中。まずは起点となる有名絵師ということでまずは葛飾北斎からと思い手に取ってみた。
富嶽三十六景、引っ越し魔、絵師名が沢山あって「画狂老人卍」みたいな変な名前のものもある、みたいなイメージしかなかったので、一気に解像度が高まった。
「画狂老人卍」という名前に相応しい「画狂」っぷりな生涯に思わず笑ってしまった。
「職人」という性格を持つ浮世絵師ながら、しっかりした理論と技術に基いた画力とあくなき向上心を持つ生粋の絵描きだったんだな、と脱帽。
その生き様に好感度が爆上がりでしたね。
読了日:12月24日 著者:
魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください (カドカワBOOKS)魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください (カドカワBOOKS)感想
「魔法使いの引っ越し屋(魔法を使う引っ越し屋)」というあまりにもニッチ過ぎる題材だったけど、様々なアプローチで色んなドラマを描けている。
キャラも立っていて、全体としても非常に良くまとまっており、泣かせるシーンに向けての構成・演出もお見事で、全編を通してのストーリーテリングが上手い。
とても良い作品でしたね。面白かったです。
読了日:12月24日 著者:坂石 遊作
【小説32巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅺ」【小説32巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅺ」感想
散々ヘイトを貯めていたジキスヴァルトを始めとする王族が報いを受けて概ね満足です。
読了日:12月23日 著者:香月美夜
現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 2現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 2感想
1巻に引き続き、自己評価が低い卑屈な主人公の内面描写や地の文の癖のある文章が印象的。相変わらず人を選びそう。
展開や文章に冗長気味なところがあるけど、大衆の評価や自己評価が低かった主人公が実力者や美少女に認められていく展開は割と好き。
しかし、積んでた本を読み始めた形だけど、1年半くらい新刊(3巻)出ていないのか……打ち切られたとしたら残念ですね。
読了日:12月23日 著者:gulu
性別不詳VTuberたちがオフ会したら俺以外全員女子だった (ファンタジア文庫)性別不詳VTuberたちがオフ会したら俺以外全員女子だった (ファンタジア文庫)感想
んー、この内容だと「男だと思っていたゲームフレンドとオフ会で会ったら女の子だった!」みたいな「ネットフレンドとのオフ会」ものと筋立てとあまり印象が変わらず、Vtuber要素が生かされているとは思えなかったかなぁ。
そして純粋に「ラブコメ」として見ると、ヒロインのキャラから展開まで、全体的に個人的な好みとズレていたので一通り僕には合わない作品でしたね。
読了日:12月23日 著者:最宮 みはや
やり直し悪徳領主は反省しない! (ファンタジア文庫)やり直し悪徳領主は反省しない! (ファンタジア文庫)感想
逆行再生勘違いファンタジー
良くも悪くもありがちな内容だったけど、主人公の程よい小物ムーブが勘違いに繋がるところには手堅い面白さはあったし、ヒロインのエトナのキャラクターにも味わい深さがあって、全体的には割と嫌いじゃなかった。
読了日:12月23日 著者:桜生 懐
国に最強のバリアを張ったら平和になりすぎて追放されました。1 そのバリア、永続じゃないよ? (アース・スターノベル)国に最強のバリアを張ったら平和になりすぎて追放されました。1 そのバリア、永続じゃないよ? (アース・スターノベル)感想
他国にここまで分かり易く高く評価されている宮廷魔法師が冷遇されて追放されることになるまでのディテールが雑。
読了日:12月22日 著者:CK
Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」感想
Web3の知識が歯抜け状態だったので知識の再整理のために読んでみた。
この手の本としては破格の読み易さで、Web3の概要を把握する入門書としてはかなりオススメ出来る内容。
ただWeb3の理念は分かるし、ブロックチェーンの目指す理想像などは理解できるんだけど、現状の仮想通貨(暗号資産)・NFTなどは投機商品にしかなっていない現状を見ると理念・理想通りにはいかなそうかなぁ、とも思ってしまうところではある。
まあ、全てが理想通りにはいかないのは当然だし、どの辺に着地するかは冷静に見定めていきたいところですね。
読了日:12月21日 著者:亀井 聡彦,鈴木 雄大,赤澤 直樹
か「」く「」し「」ご「」と「か「」く「」し「」ご「」と「感想
ちょっと不思議な能力を持った子達の青春群像劇。
特殊な能力を持っていても上手くいかないところが青臭くて良かった。
キャラクター像に対する好みがズレているところがあり、僕にとっては少し合わないところもありましが、それなりに楽しめたので良しとします。
読了日:12月20日 著者:住野 よる
ブラック魔道具師ギルドを追放された私、王宮魔術師として拾われる ~ホワイトな宮廷で、幸せな新生活を始めます!~(5) (SQEXノベル)ブラック魔道具師ギルドを追放された私、王宮魔術師として拾われる ~ホワイトな宮廷で、幸せな新生活を始めます!~(5) (SQEXノベル)感想
鮮やかなクリフハンガー
読了日:12月19日 著者:葉月秋水,necömi
やり直し公女の魔導革命~処刑された悪役令嬢は魔導具づくりをやめられない~2 (一二三書房)やり直し公女の魔導革命~処刑された悪役令嬢は魔導具づくりをやめられない~2 (一二三書房)感想
やり直しものとして、斬新さは無いけど手堅い。
クマがいる幸せ風景な表紙イラストが実に良い。かわいい。
読了日:12月18日 著者:二八乃端月
【小説31巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身10」【小説31巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身10」感想
積もり積もった恨みを晴らすがごとくのフェルディナンド君大活躍。いいぞもっとやれ。君にはそれくらいえげつないことをやるだけの権利がある。
読了日:12月17日 著者:香月美夜
相互フォローの金髪碧眼美少女外国人絵師が日本の永住権を得るためにデキ婚セックスを迫ってくる話 (フランス書院eブックス)相互フォローの金髪碧眼美少女外国人絵師が日本の永住権を得るためにデキ婚セックスを迫ってくる話 (フランス書院eブックス)感想
タイトル通りの内容。
金髪碧眼美少女が思った以上に駄目な子ムーブをしてくるので、そこが割と好きでしたね。既成事実デキ婚セックスを迫ってくるようなキャラは駄目な奴の方がしっくりくる。
読了日:12月17日 著者:寺井 外連
キラキラネームの『破滅の闇聖女』にはなりません!1 (一二三書房)キラキラネームの『破滅の闇聖女』にはなりません!1 (一二三書房)感想
勘違いとか冤罪とかじゃなく本当に悪いことをした上で、女神に説教を食らった上での逆行再生、という導入が少し目を引くものでしたね。
とりあえず、愛嬌あふれるシャンドラちゃんのキャラクターが好き。
読了日:12月17日 著者:葉月クロル
浮世絵の見方―芸術性・資料性を正しく理解する浮世絵の見方―芸術性・資料性を正しく理解する感想
西洋絵画鑑賞を趣味にしてきたけど、特定年代の西洋絵画は海外から有名作品がレンタルされる特別展以外では観れる機会が少ないので、鑑賞する美術品の幅を広げる一環として改めて浮世絵の理解を本書を手に取ってみた。
「浮世絵とはどういうものだったのか」「国内における立ち位置と海外での立ち位置と影響」についてキッチリと説明されており、「浮世絵」についてのアウトラインは掴める。
各浮世絵師の細かい違いや経歴等の情報は甘いけど、「美術鑑賞における浮世絵に対する視点」を手に入れる目的は満たすことが出来たので満足な内容でした。
読了日:12月16日 著者:松井 英男
もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ3 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ (電撃の新文芸)もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ3 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ (電撃の新文芸)感想
ミオンが着々とショウの攻略を進めている。
読了日:12月16日 著者:紀美野ねこ
特殊ギフト「亜空間ホテル」で異世界をのんびり探索しよう1 (アース・スターノベル)特殊ギフト「亜空間ホテル」で異世界をのんびり探索しよう1 (アース・スターノベル)感想
発動条件・MPに対する見返りが大き過ぎるため「資産をやり繰りしながら発展させる」的な面白さには欠けるし、これだけチートなホテルが登場した時の街経済に与える影響の見積もりの甘さなど、随所でディテールの甘さという瑕疵はある。
ただ、能力がチートすぎることによって進化や発展が早く、テンポも良くサクサク進んでいくので、あまり細かいことを考えなければ「どんどん発展していく」事自体は楽しさはあるし、実際に読んでいる最中はそれなりに楽しい。
この巻だけなら深く考えなければ楽しめることは確かです。
読了日:12月16日 著者:風と空
バスタード・ソードマン2バスタード・ソードマン2感想
猥談がバカバカしすぎて面白かった。
適度にゆるいスローライフ描写自体はとても良いんだけど、「もう少し主人公が周りに認められて欲しい」という想いが無くも無い。まあ、主人公本人は「認められたい」とは思っていないだろうし、あくまで読者である僕の願望だけなんですが。
読了日:12月15日 著者:ジェームズ・リッチマン
伊勢佐木町探偵ブルース伊勢佐木町探偵ブルース感想
ミステリとしてのパンチは弱いけど、親の再婚による義兄弟の関係性が中々良い。適度にユルイ探偵の兄と、適度な柔軟性がある真面目な弟のバディが噛み合っている。
ただ探偵サイドに舎弟キャラがいて、そちらでバディのようになっているシーンが多いので、「義兄弟バディ」という焦点は少しボケている気がするのでそこは少しだけ勿体ないかなぁ。
読了日:12月14日 著者:東川篤哉
血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法 (角川スニーカー文庫)血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法 (角川スニーカー文庫)感想
「血の繋がらない私たち」が疑似家族関係の同居生活を構築する1冊丸ごとプロローグみたいな内容。
家族愛なのか恋愛なのか親愛なのか未分化なまま、「同居」という形で距離を詰められたことで生じる心の揺れ動きが丁寧に描かれている。
今はまだ「家族」だけど、その関係性がどのような形になっていくか、続きも読んでみたい気はしますね。
読了日:12月13日 著者:雲雀湯
聖女が来るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖女が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?② (MAG Garden NOVELS)聖女が来るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖女が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?② (MAG Garden NOVELS)感想
やはり幼女……!幼女の可愛さはすべてを解決する……!
読了日:12月13日 著者:宮之みやこ
あたしは星間国家の英雄騎士!② (オーバーラップ文庫)あたしは星間国家の英雄騎士!② (オーバーラップ文庫)感想
本編であんなにポンコツな天才と紙一重技術者が、まるで怜悧な天才技術者っぽく描写されてて戸惑ってしまったんだぜ。
誰の視点で観るかでここまで印象が変わる描き方が面白い。
読了日:12月13日 著者:三嶋与夢
甘党男子はあまくない ~おとなりさんとのおかしな関係~ (メディアワークス文庫)甘党男子はあまくない ~おとなりさんとのおかしな関係~ (メディアワークス文庫)感想
男運が悪いお菓子作り系女子と甘党男子のじれったいラブコメ
趣味嗜好の相性はピッタリなはずなのに、元カレことを引きずって、恋愛関係にまで発展しない距離感が良かったですね。
「お菓子作りの趣味」を男に媚びているとみなす同僚の悪意が実際にありそうな感じが可哀想だった。主人公には幸せになって欲しいですね。
読了日:12月13日 著者:織島 かのこ
声優ラジオのウラオモテ #09 夕陽とやすみは楽しみたい? (電撃文庫)声優ラジオのウラオモテ #09 夕陽とやすみは楽しみたい? (電撃文庫)感想
千佳さんのハッタリ啖呵が鮮やかだった。役者だねぇ。
読了日:12月12日 著者:二月 公
エルフさんの魔法料理店2 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります! (アース・スター ルナ)エルフさんの魔法料理店2 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります! (アース・スター ルナ)感想
テーマ自体は割と重めだったけど、快刀乱麻出来る主人公の能力と愛嬌あるノリのおかげで重くなり過ぎずに楽しく読めた。いいですね、好きです。
読了日:12月12日 著者:夜塊織夢
凶乱令嬢ニア・リストン 4 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-04)凶乱令嬢ニア・リストン 4 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-04)感想
もう少しストーリーが進んで欲しい想いはある。
読了日:12月10日 著者:南野海風
オリビア魔石宝飾店へようこそ~家と店を追い出されたので、王都に店をかまえたら、なぜか元婚約者と義妹の結婚式に出ろと言われました~ (MAG Garden NOVELS)オリビア魔石宝飾店へようこそ~家と店を追い出されたので、王都に店をかまえたら、なぜか元婚約者と義妹の結婚式に出ろと言われました~ (MAG Garden NOVELS)感想
義理の妹に婚約者を含めて色々と奪われて追い出されるタイプの作品。
ありがちといえばありがちな内容だったし、義妹・元婚約者の頭空っぽ具合は露骨過ぎて軽々しさは感じるけど、「魔石宝飾」という切り口自体は面白さがあったし新しい場所で心機一転頑張って認められていく展開自体はそう悪くない。
明確に長所と短所は混在している感じだけど、「こういうタイプの作品」を読みたい人が、そこまで大きな期待せずに読む分には悪くないんじゃないですかね。
読了日:12月10日 著者:優木凛々
エルフさんの魔法料理店1 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります! (アース・スター ルナ)エルフさんの魔法料理店1 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります! (アース・スター ルナ)感想
TSエルフ転生。体に引っ張られて幼女であることに適応していく流れと、主人公の癖のある喋り方の愛嬌がとても良かった。
読了日:12月09日 著者:夜塊織夢
俺は影の英雄じゃありません! 世界屈指の魔術師?……なにそれ(棒)(3) (SQEXノベル)俺は影の英雄じゃありません! 世界屈指の魔術師?……なにそれ(棒)(3) (SQEXノベル)感想
「心からの望みや本質が具現化した『魔術』」という本作における根本設定に大きく切り込み、どうして特定の人に「魔術」が宿るのかという本質的な部分に納得のいく回答を返した上に、ラブコメとしてもメインヒロインと決着をつけて、色んな意味で綺麗に終わった完結巻だった。
勿論全3巻と言うことで随所で描き足りていないところがあったことは確かだけど、3巻という尺でここまでまとめたことは素直に評価したいですね。いいシリーズでした。
読了日:12月08日 著者:楓原こうた,へいろー
クラスで一番かわいい女子はウチの完璧メイドさん (オーバーラップ文庫)クラスで一番かわいい女子はウチの完璧メイドさん (オーバーラップ文庫)感想
幼馴染の同級生美少女がお金持ち主人公のメイドさん(になっている)という話。エロ同人でみた覚えのある設定だ!
ボタンの掛け違いですれ違ってしまった主人公とメイドさんの関係性がとても良い。ヒロイン力が高過ぎた。満足。
読了日:12月07日 著者:出井 愛
ダイヤモンド殺人事件 (講談社文庫)ダイヤモンド殺人事件 (講談社文庫)感想
テーマや切り口に統一感が無いタイプの短編集だったせいで、割と好きな短編と好みに合わない短編の落差が激しかった。
読了日:12月06日 著者:吉村 達也
聖剣学院の魔剣使い14 (MF文庫J)聖剣学院の魔剣使い14 (MF文庫J)感想
散々引っ張ってきた色々な謎が解明されていく展開で終始テンション高めで読めた。満足度が高かった。クライマックスも近く感じる。
読了日:12月05日 著者:志瑞祐
クズレス・オブリージュ 18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい (角川スニーカー文庫)クズレス・オブリージュ 18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい (角川スニーカー文庫)感想
「クズレス」というワードを思いついたときにどうしても使いたくなったんだろうな、と思わせるタイトル。
んー、タイトルに「どうしてもモブ人生をつかみ取りたい」と言う割には『モブに埋没するための努力・工夫』を頑張っているわけではないので、タイトルと内容のミスマッチさを感じるところはある。「お前、本気でモブになろうとしてないやろ」と思ってしまう瞬間が多い。
ただ、良くも悪くも定番の「ゲーム世界に転生して原作知識で成り上がる」作品としてはまとまっているので、そういう作品だと割り切って読めばそれなりには悪くないです。
読了日:12月05日 著者:アバタロー
バズれアリス 2 【追放聖女】応援(いいね)や祈り(スパチャ)が力になるので動画配信やってみます!【異世界⇒日本】 (オーバーラップ文庫)バズれアリス 2 【追放聖女】応援(いいね)や祈り(スパチャ)が力になるので動画配信やってみます!【異世界⇒日本】 (オーバーラップ文庫)感想
1巻はとても好きだったけど本巻はイマイチでした。
「聖女」の能力と「配信者」の活動・成功がリンクしていてストーリーが向かう方向が明快だった1巻に比べると、この巻は随所でテンポの悪さを感じたし全体的に目的と行動のミスマッチを感じてしまった。正直「地の聖女」との配信対決をする理由がしっくりこなかったし、主人公がバ美肉する展開に行き当たりばったり感を感じてしまいましたね。
「アリスを連れて故国で革命を起こしたいから、アリスのパワーアップ=配信増に協力する」みたいなシンプルなストーリーの方が良かったかなぁ。
読了日:12月04日 著者:富士伸太
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった1 (一二三書房)S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった1 (一二三書房)感想
んー、面白くなかったです。
「年上のS級女騎士」が単なるハーレム要員・結婚出産相手にしかなっておらず、騎士ヒロインとしての魅力に欠ける。こんなんならS級じゃなくても低級の騎士でもいいよね…
トルファンジーとしては戦闘シーンの魅力にも欠けてるし、ラブコメ描写も弱く、キャラクターが薄い。
主人公の家族が欲しい・結婚相手や子供が沢山欲しいという欲望に正直なところはそこまで嫌いじゃないけど、スカしてる感があるので、これだけのヤリチンムーブをするならエロ猿キャラだった方まだマシ。全体的に褒めるところは無いかな。
読了日:12月04日 著者:ミズノみすぎ
もっと知りたいル・コルビュジエ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいル・コルビュジエ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
国立西洋美術館世界遺産となった理由である建築家、という以上の知識がなかったル・コルビュジエだけど、キュビスム展で名前を見掛けたこともあり改めて知識をつけたくて読んでみた。
んー、僕自身に建築に関する基本素養に欠けていることもあり、初心者向けであるこのシリーズであっても付いていけない部分が各所であった。やはり建築に関する勉強をするべきか。
ただ、氏の芸術的な魅力はよくわからなかったものの、個人の経歴等の客観的な情報やセルフプロデュース力等についてはある程度の知識がついた気はするのでこれはこれでよかった。
読了日:12月03日 著者:林 美佐
煽り煽られしてたネトゲ仲間が品行方正な美人先輩だった話 (ファミ通文庫)煽り煽られしてたネトゲ仲間が品行方正な美人先輩だった話 (ファミ通文庫)感想
この手の作品、「バレバレなのに気付かない」という展開だと作者の都合が見えて興ざめなので、その点「ギリギリばれなくてもおかしくないかな?」という匙加減に納まっているので好印象。
煽り煽られ喧嘩友達みたいな関係性と、品行方正先輩キャラの融合で一粒で二度おいしい。
読了日:12月03日 著者:tama
転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。2 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~ (アース・スター ルナ)転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。2 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~ (アース・スター ルナ)感想
サラナが愛されて、楽しそうにしているところはいいですね。
読了日:12月03日 著者:まゆらん
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉舞編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉舞編】 (フランス書院eブックス)感想
人妻NTR回。
NTRの背徳感はある一方で、主人公と人妻の夫の間に面識があってそれなりに交友関係あり、夫と妻の間に「子供」についての行き違いがあったにせよ離婚される程の落ち度では無かったという点でいまいちスッキリしない読後感になってしまった。「落ち度のない男から寝取る」という展開には背徳感と興奮を感じられる一方で、「罪悪感」のせいで楽しみ切れないあたり、僕のNTR属性は甘いなぁ……
読了日:12月03日 著者:水鏡
醜いオークの逆襲 同人エロゲの鬼畜皇太子に転生した喪男の受難 (Mノベルス)醜いオークの逆襲 同人エロゲの鬼畜皇太子に転生した喪男の受難 (Mノベルス)感想
ゲームの悪役転生も、エロゲ転生も先行作品がそれなりに出ているのでそういう意味での新鮮味はそこまでない。
設定・文章の練り込みは甘く、読み応えは乏しい、このレーベルでありがちな先行作品の量産型フォロワーって印象だけど、テンポ感としてはサクサク進むので大きな期待をせずに「とにかくこういうのを読みたい」って人には悪くないんじゃないですかね。
読了日:12月03日 著者:サンボン
異世界のんびり農家 16異世界のんびり農家 16感想
良くも悪くも安定しているシリーズだけど、ふとした瞬間に「子供たちも大きくなったなぁ……」という親戚のおじさんみたいな感慨が湧いてくる。僕も年を取ったものだ……
読了日:12月03日 著者:内藤 騎之介
俺の背徳メシをおねだりせずにいられない、お隣のトップアイドルさま (MF文庫J)俺の背徳メシをおねだりせずにいられない、お隣のトップアイドルさま (MF文庫J)感想
んー、主人公がアイドルに(背徳)メシを食わせようとする動機があまりシックリこなかったし、「そういう理由」で食べるものを拒否しておきながら欲望に負けてチョロく食べたり一方で拒食が過ぎて体調不良になったりするあたりプロ意識に欠けるようにも感じてしまう。
結局「食事を拒否するアイドル、食べさせようとする主人公」という根本的な導入の部分で入っていけなかったので最後までふわふわした感じの読感になってしまった。
んー、ちょっと細々とした部分でしっくりこない部分が多くて、僕には合いませんでしたね。
読了日:12月02日 著者:及川 輝新
悪役令嬢たちは揺るがない悪役令嬢たちは揺るがない感想
「『ヒロイン』の『攻略』によって混乱する学園」「悪役令嬢もの」「婚約破棄もの」という定番のモチーフを使いながら、複数の「悪役令嬢」についてのメタを貼った物語が展開される。
「次期王妃としての矜持」を持つヒロイン、「性差によって抑圧された天才」であるヒロインなど、様々な背景を持つヒロイン達によって「揺るがない(揺るがないものを手に入れていく)」ドラマが描かれており、芯がしっかりしたストーリーラインは面白い。
「ヒロイン」についても、「悪」を押し付けるだけじゃない落としどころが良かったですね。楽しかったです。
読了日:12月02日 著者:八月 八
太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 2 (オーバーラップノベルス)太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 2 (オーバーラップノベルス)感想
今巻も地に足がついた冒険者描写がしみじみと面白い。
チート能力を持っていないし、生活の変化から不器用なところも見せる完璧とは言えない主人公だけど、仲間のたまに誠実に頑張る姿が素敵でしたね。好き。
読了日:12月02日 著者:風見鶏
監禁王 1 (オルギスノベル)監禁王 1 (オルギスノベル)感想
「1」とナンバリングされてる通り本巻だけでは一区切りついていない点は弱みではあるけど、区切りを気にせず心理変化の段取りにページ数をかけられているので、良くも悪くも丁寧。
そのおかげで監禁状況におけるストックホルム症候群的心理がある程度描けているので「監禁もの」としてはある程度以上評価できる気がしますね。
ただまあ、主人公の容姿についての作中の描写とイラストとのミスマッチは悪い意味で気になったかなぁ。
読了日:12月02日 著者:マサイ
ド田舎に引っ越してきたリーマンが、世話焼き優等生を押し倒して自分専用のメスに調教した話ド田舎に引っ越してきたリーマンが、世話焼き優等生を押し倒して自分専用のメスに調教した話感想
タイトルで「自分専用のメス」という口汚い言い回しをしているけど、基本的にはリーマンとJKが愛ある肉体関係になっていくタイプの作品なので、タイトルから鬼畜ものを期待するとそこは期待からは外れるかな、と。
ただ1対1の年の差いちゃラブものとして割り切れば、(ページ数がやや少なめだし、相変わらず本文イラストがないなりに)それなりに楽しめるとは思う。
読了日:12月01日 著者:黄金の黒山羊
きのした魔法工務店 異世界工法で最強の家づくりを (GAノベル)きのした魔法工務店 異世界工法で最強の家づくりを (GAノベル)感想
期待値を極端に下げて頭を空っぽにして読む分にはこういう作品があってもいいと思うんだけど、この手の「モノづくり」をする作品で、モノを作るための対価と結果が見合っていないとガバガバに感じてしまうところはあるよな、と。
読了日:12月01日 著者:長野文三郎

読書メーター

2023年11月の読書まとめ

2023年11月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計70冊、1日約2.33冊ペース。
週末に外出・遠出する機会が多く、読書数は伸び悩み。
ライトノベル53冊、ジュブナイルポルノ6冊、一般文芸・ミステリ5冊、その他雑学本6冊。
ラノベの読書欲が減退時期に入って、ラノベが少な目。

11月の読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:20380
ナイス数:219

魔王と勇者の戦いの裏で 4 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)魔王と勇者の戦いの裏で 4 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)感想
内政の巻。しっかりと検討・考察しながら段取りを踏んで展開していくので読んでいる最中はめっちゃ楽しいんだけど、読み終わった時点ではメインストーリーが動いていないので、読後感としては「もっと読ませてくれ……」ってなる。
読了日:11月30日 著者:涼樹悠樹
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 1 (オーバーラップ文庫)最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 1 (オーバーラップ文庫)感想
かつての最強がTS転生するタイプの作品。
個人的な好みとしては、持ち前の力を十全に発揮して快刀乱麻する方が好きかな、と思います。
読了日:11月29日 著者:三日月猫
お助けキャラに転生したので、ゲーム知識で無双する~運命をねじ伏せて、最強を目指そうと思います~2 (一二三書房)お助けキャラに転生したので、ゲーム知識で無双する~運命をねじ伏せて、最強を目指そうと思います~2 (一二三書房)感想
1巻で時系列「3→1→4」、2巻で時系列「2→3→4」を描いているけど、「分かっている未来(時系列3・4)」に辿り着くまで予定調和の段取りをこなしているようになってしまっているし、同じ場面(時系列3・4)を複数回描くことになっている構成はあまり良くない。
シリーズ冒頭で未来のシーンを入れるのはよくある手法で「見せ場・要点になる場面を早くに描きたい」みたいな意図なのかもしれないけど、2巻で追いつく近未来であるならわざわざ早めに描く必要を感じないし、1巻の時系列シャッフルは効果的に働いているとは思わないかな。
読了日:11月29日 著者:しんこせい
教室に並んだ背表紙教室に並んだ背表紙感想
ちょっとしたミステリ的な仕掛けを入っているけど、学校生活のアレコレを描く図書館を舞台とした青春小説としての連作短編集。
「図書館」「本」「司書」の存在によって揺らされる様々な人間模様が描かれるけど、最終的に「めでたしめでたし」にならない短編もあり、スッキリしない一方で、そのビターさのおかげで印象的なものになっている側面もある。
個人的な好みでいうなら、もう少し「頑張り」に対して報われてほしいという想いはあるけど、現実は魔法のようにすべてが上手くいく訳ではないというリアルさのスパイス。ままならんものだね。
読了日:11月29日 著者:相沢 沙呼
ポジショナルフットボール 実践論 すべては「相手を困らせる立ち位置」を取ることから始まるポジショナルフットボール 実践論 すべては「相手を困らせる立ち位置」を取ることから始まる感想
ベガルタサポなので、渡邉監督がファイブレーン理論やポジショナルフットボールを志向していた時期の印象は根強いし、残留争いの中でポジショナルから手堅いカウンターサッカーに切り替えた当時の記憶は残っているけど、そういう状況の中で渡邉監督の中でどんな試行錯誤・考え・判断があってそのように至ったかの解像度が上がる一冊だった。決して100点満点の監督ではなかったけど、新しい理論や理想を現実で実現しようとする、一方で状況次第で現実的な切り替えも出来る、勉強熱心で仕事に誠実な監督であるという印象を再確認する思いでしたね。
読了日:11月28日 著者:渡邉晋
煽り系ゲーム配信者(20歳)、配信の切り忘れによりいい人バレする。 1 (オーバーラップ文庫)煽り系ゲーム配信者(20歳)、配信の切り忘れによりいい人バレする。 1 (オーバーラップ文庫)感想
ブコメとしてはそこそこだけど、配信物としてみるとイマイチという個人的な印象。
読了日:11月28日 著者:夏乃実
本能寺から始める信長との天下統一 10 (オーバーラップ文庫)本能寺から始める信長との天下統一 10 (オーバーラップ文庫)感想
戦国ものだと技術的な問題もあって国内・アジア圏内くらいのスケール感で終わるのは普通なので、(技術革新が早過ぎる・外国の制圧と内政が容易に行き過ぎているなどの批判はあるにしても)ヨーロッパの国々とのガチ戦争までスケールが広がるのは一定の評価の余地がある気がしますね。
読了日:11月27日 著者:常陸之介寛浩
転生しまして、現在は侍女でございます。 10 (アリアンローズ)転生しまして、現在は侍女でございます。 10 (アリアンローズ)感想
海外の似たような立場の文官の問題児っぷりとの対比で、久々に主人公の有能さがクローズアップされる形に。
読了日:11月27日 著者:玉響 なつめ
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 7 (ビーズログ文庫)小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 7 (ビーズログ文庫)感想
殿下は大人げなく、毛玉は可愛い。
読了日:11月26日 著者:翡翠
ダンジョンシーカーズ~スマホアプリからはじまる現代ダンジョン制圧録~2 (一二三書房)ダンジョンシーカーズ~スマホアプリからはじまる現代ダンジョン制圧録~2 (一二三書房)感想
比翼は強く連理する。
読了日:11月25日 著者:七篠康晴
異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜感想
異世界転生テンプレ満載の内容だったけど、まあ、主人公の「家族大好き!」なノリは好きだったし、テンプレはテンプレとして割り切ればそれなりに読めはする。
異世界転生して現代知識チートで生活改善!領地改革!家族円満みんなでハッピー!」みたいなテンプレを読みたい人ならこれはこれでいいんじゃないですかね。
読了日:11月24日 著者:
TACTICS VIEW ~鳥の眼で観る一流サッカーチームの戦術事例~TACTICS VIEW ~鳥の眼で観る一流サッカーチームの戦術事例~感想
用語の定義と整理や言語化レベルは高いものの、文章・図示だけで伝える限界を感じるところがある。
やはり知っているチームの戦術は映像が思い浮かぶくらいに解像度高くイメージできるけど、あまり詳しくないチーム・選手のチームはイメージしづらく頭に入ってきづらい。
情報量が多いので、一回読んで全てを理解する本というよりは、一つ一つについて別個で動画を別に見ながら掘り下げつつ繰り返して読むタイプの本かなぁ、と言う印象。
サッカーアナリストを志向する人なら手元に置いておいて損がない本だとは思いますね。
読了日:11月23日 著者:とんとん
死神と天使の円舞曲死神と天使の円舞曲感想
個人的な好みの問題で事件や謎そのものには魅力を感じられなかったけど、これまでのシリーズを重ねたからこその「最後の選択」には少し心が温かくなりましたね。
読了日:11月23日 著者:知念 実希人
いつかすべてが君の力になる (14歳の世渡り術)いつかすべてが君の力になる (14歳の世渡り術)感想
「声優という仕事についてを語る本」ではなく、どちらかというと「売れた声優の自伝」「声優・梶裕貴という個人が若い子に伝えたいことを述べる」という感じの内容。
「14歳に向けて」というコンセプトのシリーズなので良くも悪くも内容はシンプルで分かり易い内容になっており、そこまで革新的な論説が述べられている訳ではない。
ただまあ梶裕貴という個人や声優という仕事を尊敬している人なら素直に受け入れられるであろう「お手本のようなメッセージ」にはなっている。
受け取るべき読者に届くのならいい本なのではないでしょうかね。
読了日:11月23日 著者:梶裕貴
職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。感想
書名にあるように仕立屋としてVRMMOライフを満喫する様子が淡々と語られる。空気感が好き。
ただ、合間合間に挿入される掲示板の内容と本編の内容(主人公の行動)がクロスしないことも多く、よく言えば「主人公の我が道を行く様子が強調されて」「主人公のいないところでのゲーム世界の広がりを表現できている」けど、悪く言えば「主人公のストーリーに関係ないやり取りが挿入されている」印象になる。
独特な空気感と語り口なので多少人を選びそうな感じはあるけど、世界観の構築がちゃんとしているので読み易さと楽しさを担保できている。
読了日:11月23日 著者:わだくちろ
あとはご自由にどうぞ!~チュートリアルで神様がラスボス倒しちゃったので、私は好き放題生きていく~ (GCN文庫 オ 01-01)あとはご自由にどうぞ!~チュートリアルで神様がラスボス倒しちゃったので、私は好き放題生きていく~ (GCN文庫 オ 01-01)感想
TS百合というかTSレズ要素がガチっていた。
読了日:11月23日 著者:鬼影スパナ
戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。8 (8) (モーニングスターブックス)戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。8 (8) (モーニングスターブックス)感想
名前が出てくる「妻」が増えてきたことで作品の広がりを感じられるようになってきたけど、一方でメインストーリーの進行がより一層停滞しつつあり、ただでさえ遅い刊行ペースも併せて「もっともっと分量を読ませてほしい……」って印象になる。そろそろWeb版を読むべきか真剣に考える。
読了日:11月23日 著者:横蛍
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【来杉絢&宝来春歌&善野聡子編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【来杉絢&宝来春歌&善野聡子編】 (フランス書院eブックス)感想
客観的にみると浮気上等なハーレムクズ野郎な主人公なんだけど、女の子にしてみれば理想的な優しさと安心と快感を与えてくれる依存したくなる存在である、という刹那的な関係性が脳髄にクる。好き。
読了日:11月23日 著者:水鏡
ゲーム世界転生〈ダン活〉7〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜ゲーム世界転生〈ダン活〉7〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜感想
Web版既読。イラストによって脳内キャライメージを修正。ゼフィルス君が楽しそうで何よりです。
読了日:11月22日 著者:ニシキギ・カエデ
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた8 (ファンタジア文庫)VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた8 (ファンタジア文庫)感想
ダガーちゃんがピュア可愛かったけど、そろそろ面白さとしてはピークアウトしてきた感はある。
読了日:11月22日 著者:七斗 七
悪役令嬢の姉ですがモブでいいので死にたくない (ビーズログ文庫)悪役令嬢の姉ですがモブでいいので死にたくない (ビーズログ文庫)感想
妹ちゃんが段々と懐いていって、お姉ちゃん大好きキャラになっていくのが楽しい。
読了日:11月22日 著者:海倉 のく
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉花恋&九条水紀編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉花恋&九条水紀編】 (フランス書院eブックス)感想
ド直球な寝取り展開だけど、甘い毒のように女達を優しく効いて流れがゾクゾクする。実によかった。
読了日:11月21日 著者:水鏡
偽典・演義 ~とある策士の三國志~6 (アース・スターノベル)偽典・演義 ~とある策士の三國志~6 (アース・スターノベル)感想
作者が作中キャラクターの口を借りて「三国志における新推論」を述べるみたいな内容だった。
読了日:11月20日 著者:仏ょも
淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十五淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十五感想
西を平定。大友に比べれば龍造寺は筋を通した。
読了日:11月19日 著者:イスラーフィール
悪役好きの俺、推しキャラに転生 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~ (電撃の新文芸)悪役好きの俺、推しキャラに転生 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~ (電撃の新文芸)感想
「悪役達の帝王」とは言っても悪堕ちする理由を潰していく流れなので、仲間になる時点では悪役ではなかった。
読了日:11月19日 著者:高野 ケイ
有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた #1 妹が配信を切り忘れた (GA文庫)有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた #1 妹が配信を切り忘れた (GA文庫)感想
あんなに切り忘れを繰り返して、都合よくお涙頂戴トークが入り込んだらやらせを疑う風潮になって炎上してると思うんだけどなぁ。何をしても主人公が評価される展開は、V視聴者層を「主人公賞賛モブ」にしてしまっているし、Vtuberものとしての解像度を落としてしまっている。
良くも悪くもご都合主義的で、エクスキューズが下手糞なのでイマイチ入り込んでいけないかなぁ。
好きな人は好きでいいと思うんだけど、僕には合わないかなぁ、という印象です。
読了日:11月18日 著者:茨木野
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅(1) (ウィングス・ノヴェル)皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅(1) (ウィングス・ノヴェル)感想
ん-、異世界グルメの描写はそこそこ読めるし、異世界を行き来できる多重構造世界設定にも見どころがなくもないんだけど、話の主軸になっている謀略劇自体はあまり面白くない上にこの巻の時点だと投げっぱなしなので1冊読んでみての印象としては「中途半端」の一言。
「1」のナンバリングされてるから続き物ってのは分かるけど、もうちょっと単巻での区切りがあった方がいいとは思う。
読了日:11月17日 著者:縞田理理
お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから 1 (HJ文庫 こ 07-01-01)お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから 1 (HJ文庫 こ 07-01-01)感想
甘さ極振りラブコメに寸止めエロスとアルコールを振りかけて。
読了日:11月16日 著者:こばやJ
やり直し精霊姫は加護なし皇子の寵妃を目指す 死にたくないので結婚します! (アイリスNEO)やり直し精霊姫は加護なし皇子の寵妃を目指す 死にたくないので結婚します! (アイリスNEO)感想
「皇子の寵妃」というから主人公が嫁ぐのかと思ったら、「婿取りした皇子に好意を持ってもらえるように振る舞う」という内容だったので、タイトルと内容の食い合わせがあまり上手くはなかったかなぁ。
読了日:11月15日 著者:柊 一葉,マトリ
美少女とパコパコ三昧するだけで生きていける素晴らしき貞操逆転世界【銀髪ボクっ娘との爛れた恋愛事情】 (フランス書院eブックス)美少女とパコパコ三昧するだけで生きていける素晴らしき貞操逆転世界【銀髪ボクっ娘との爛れた恋愛事情】 (フランス書院eブックス)感想
銀髪ボクっ娘のフラグを回収。
恵まれない境遇のヒロインが主人公の存在によって救われる展開なのでなんか安心する。
読了日:11月14日 著者:羞恥好き
悪魔公女3 (Kラノベブックス)悪魔公女3 (Kラノベブックス)感想
主人公と「彼」との独特な距離感・空気感・関係性が印象的だった。
読了日:11月14日 著者:春の日びより
屋根裏部屋でまどろみを (二見サラ文庫 た 1-5)屋根裏部屋でまどろみを (二見サラ文庫 た 1-5)感想
う、うーん、表紙絵とあらすじから主人公とメイドの主従バディ物を期待して読んだんだけどまったくそういう内容じゃなかった。よくよくあらすじを読めばバディものとは言っていないんだけど、この表紙絵だとメイドがメイン格のキャラだと思うじゃない…
更に期待していたミステリ・サスペンスの方向としては物足りなさがあったし、テンポ感も好みではない。イラストのビジュアルイメージはいいし、主人公のキャラクター自体は嫌いじゃなったんだけどなぁ。
なんか好きになれそうだったところを軒並み梯子を外されて好みから遠ざかった作品でした。
読了日:11月14日 著者:谷崎泉
疲労困憊の子爵サーシャは失踪する ~家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが! (ツギクルブックス)疲労困憊の子爵サーシャは失踪する ~家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが! (ツギクルブックス)感想
途中までは面白かったんだけど、有能とされる主人公が苦労しても対処療法しか出来なかった問題を後から任じられた有能官僚が快刀乱麻に解決していく展開になんかモヤっとしてしまった。
主人公が苦戦していたボスキャラを、後から出てきた仲間キャラが瞬殺してしまった時の気分と言うか……「主人公はそんなに強くなかったんだよ(そこまで有能じゃなかったんだよ)」と言われてるような気分になってしまう……
いや、教育とか人脈とか経験とか主人公に色々と足りてないから環境的に不利だったのは分かるんだけど、なんかスンっとなってしまった。
読了日:11月13日 著者:黒猫かりん
人生をやり直した令嬢は、やり直しをやり直す。 (ツギクルブックス)人生をやり直した令嬢は、やり直しをやり直す。 (ツギクルブックス)感想
やり直しものでたまに感じる「前世の記憶がないのは分かるんだけど、少しやり方を変えたくらいでここまでの掌返しをしてくるヒーロー役・友人連中にモヤっとする」という感情に応えるような作品だった。
発想はとてもいいと思うんだけど、途中から変に恋愛要素が入りこんできたりして、ピンとこない方向に物語が進んでいってしまった感じ。
「悪魔」の存在は傍観者としての舞台装置として割り切った方が良かったと思うし、「見返す」「かつての自分を認めさせる」という当初コンセプトをぶれずに描いた方がよかったと思いますね。色々と勿体ない。
読了日:11月13日 著者:川崎悠
ママ友と育てるラブコメ (3) (ガガガ文庫 ガお 10-3)ママ友と育てるラブコメ (3) (ガガガ文庫 ガお 10-3)感想
完結巻。
割と駆け足気味で終わったけど、前巻で家庭事情も落ち着いていたし、本巻でママ友から恋愛の流れを作ったからぶつ切り感はなく、「全3巻」というボリュームを考えればそれなりにまとまった終わり方だったと思います。
とりあえずお疲れさまでした。
読了日:11月12日 著者:緒二葉
転生したらスライムだった件 21 (GCノベルズ)転生したらスライムだった件 21 (GCノベルズ)感想
あとがきの「次が最終巻」に驚いてしまうくらいには次で終わる感じがしない。
いやまあ、パワーインフレは行きつくところまで行ってしまっている気はするんですが。
読了日:11月12日 著者:伏瀬
鍋で殴る異世界転生2 (ドラゴンノベルス)鍋で殴る異世界転生2 (ドラゴンノベルス)感想
2巻にして「内乱」という大きな歴史の流れが描かれており、その大きな流れを作る訳でも左右する立場でもない主人公たちは歴史に翻弄される形で存在感が薄かった。
「主人公(達のパーティ)の物語」としては物足りないけど、「主人公たちが生きる世界の内乱の話」としてみるとそれなりに読める感じではある。うーん、何とも言えないところはあるかなぁ。
読了日:11月12日 著者:しげ・フォン・ニーダーサイタマ
転生したらポンコツメイドと呼ばれていました 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)転生したらポンコツメイドと呼ばれていました 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)感想
主従ともに前世記憶持ちの人生改善計画。んー、そこまで目立つところはないけど、タイトルから予想される・期待されるものはそれなりに提供されてるのでこれはこれでいいと思います。
読了日:11月12日 著者:紫陽 凛
魔導細工師ノーミィの異世界クラフト生活 ~前世知識とチートなアイテムで、魔王城をどんどん快適にします!~ (カドカワBOOKS)魔導細工師ノーミィの異世界クラフト生活 ~前世知識とチートなアイテムで、魔王城をどんどん快適にします!~ (カドカワBOOKS)感想
追い出された職人が追い出された先で幸せになるタイプの作品。先行作品からのイメージされる内容から大きくはズレないので、まあ、こういうのが好きな人は好きなのでいいんじゃないですかね。
読了日:11月11日 著者:くすだま琴
氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (ガガガ文庫 ガあ 18-1)氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (ガガガ文庫 ガあ 18-1)感想
「氷結」感は乏しかったけど、ダダ甘ラブコメとしてはこれはこれで悪くなかったと思います。
読了日:11月11日 著者:愛坂 タカト
雇われ皇太子妃、ですか?承知致しました。雇われたからには立派に悪妻を演じてみせます。 (アイリスNEO)雇われ皇太子妃、ですか?承知致しました。雇われたからには立派に悪妻を演じてみせます。 (アイリスNEO)感想
契約結婚を経て、主人公の行動によって色々と改善されたり、ヒーロー役がほだされていくという話。
テンポ感はいいし、個人的には主人公のキャラクターは好きだったけど、要所要所で色々と足りないものは感じる。
好き嫌いで言えばそれなりに好きだけど、出来不出来だと高くは評価しづらい感じ。
読了日:11月11日 著者:ぽんた,くまの 柚子
吸血鬼作家、VRMMORPGをプレイする。 ~日光浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~吸血鬼作家、VRMMORPGをプレイする。 ~日光浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~感想
「人間社会の中でひっそりと、しっかりと根付いている吸血鬼達」の設定に面白味があった一方で、VRMMORPGそのものにゲームとしての魅力があまり伝わってこなかったのが減点。
吸血鬼設定が上手く生かしつつ、ディテールをしっかりとさせて「ゲームの面白さ」を上手く描けば面白くなりそうな雰囲気はありそうだけど、とりあえず2巻以降の様子見ですね。
読了日:11月10日 著者:暁月紅蓮
新約 とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)感想
アレイスター=クロウリーの思惑や幻想殺しの本質に迫る内容で、シリーズここまで来てようやく、という意味での達成感はある。ただ、まあ、テンポ感や分かり易さはあまり褒められないところはあった。
読了日:11月09日 著者:鎌池 和馬
依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る (角川スニーカー文庫)依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る (角川スニーカー文庫)感想
クズな友人との退廃的なモラトリアムの中にも青春はあるんだ。
読了日:11月08日 著者:萬屋 久兵衛
私の婚約者は、根暗で陰気だと言われる闇魔術師です。好き。2 (角川ビーンズ文庫)私の婚約者は、根暗で陰気だと言われる闇魔術師です。好き。2 (角川ビーンズ文庫)感想
2巻完結作品として、2巻が蛇足にならない極めて満足度の高い内容で、とても面白かった。
1巻の時点で素晴らしい恋人関係の描き方をしているだと思っていたけど、本巻では更にその辺の描き方が深まって、恋人から家族になっていく過程が優しく描かれていてホロリときてしまいましたね。
闇から引っ張り上げてくれた人に相応しくあろうと頑張るヒーロー、好きな人をあるがままに受け入れて幸せで彩るヒロイン。
今年出た作品の中でも屈指のカップルだったと思います。いい作品でした。
読了日:11月07日 著者:瀬尾 優梨
新約 とある魔術の禁書目録(17) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(17) (電撃文庫)感想
上里勢力への愛着が乏しいので最後まで乗り切れないところはあった。
読了日:11月07日 著者:鎌池 和馬
元・最強暗殺者の騎士生活 (ドラゴンノベルス)元・最強暗殺者の騎士生活 (ドラゴンノベルス)感想
パワーバランスやランクの設定・描き方が粗雑。僕には合いませんでしたね。面白くなかったです。
読了日:11月06日 著者:和宮 玄
もっと知りたいモネ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいモネ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
睡蓮等は西洋美術館などに常設展示されているので割と観れる機会が多い画家だけど、モネ展に行く前に改めてモネについて学んでみようと思って読んでみた。
元々は風刺画家であることは知っていたけど、そういや風刺画家時代の絵は見たことなかったのでその辺の各時代時代の絵を観れて良かった。思ったよりも観たことのある絵は多かったし、カミーユ・ジャンの時代の絵、アリスなどとの一種変わった関係性などについて再確認して色々と感じるところはある。
少し踏み込みが甘いところはあるものの、モネへの解像度は上がるいい1冊だとは思います。
読了日:11月06日 著者:安井 裕雄
もっと知りたいゴッホ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいゴッホ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
幾つかのエキセントリックなエピソードは知っていたし、超有名作品くらいは知っていたけど、その実画風や評価されている部分などに関する知識に乏しく、「知っているようで知らない画家」だったゴッホを知るために読んでみた。
ゴッホの経歴とモチーフ・絵柄の変遷が適度に結びついているためか、この1冊を読んだだけでもゴッホという画家の解像度が上がる。
彼のある種「幼稚」で「純粋」なパーソナリティが挫折に満ちた人生に繋がっているようで悲哀を感じる。
知識を付けた後SOMPO美術館に行くと彼の代表作を観れる日本は恵まれている。
読了日:11月05日 著者:圀府寺 司
ショートショート・BARショートショート・BAR感想
玉石混交ではあるけど、玉というほど面白くもなく、石というほど酷いわけでもない、みたいな匙加減。ちょっとした隙間時間にさらっと読む分にはいいのでは。
読了日:11月05日 著者:田丸 雅智
公爵家の三男が征く己の正道譚公爵家の三男が征く己の正道譚感想
キャラクター、設定、状況、それぞれを一つ一つ丁寧に描いているためか展開は遅く本巻だけだとまだプロローグといった感じで、全体的に良い点もあるけど、悪い点もある印象。
タイトルには「正道」とあるけど、善と悪、どういう方向に動いていくかで2巻以降様子見ですね。
読了日:11月05日 著者:虚妄公
現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 1現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 1感想
自己評価が低く、承認欲求に乏しく、状況をあるがままに受け入れてるんだけど、愚痴も嫉妬もする変な人間臭さがある主人公のキャラクターは好き。
「駆除者」への風当たりの強さとか死や破滅が近しい世界観の設定など、何気にハードモードな設定なんだけど、特異な主人公の人格によって変に重た過ぎないバランスになっていて救われている気はする。
実家周りにエピソードの時の静的な描写はとても印象的でしたね。
ディテールで気になるところが無くもないけど、好きかどうかで言えば割と好きな作品でしたね。2巻も読みたい。
読了日:11月05日 著者:gulu
ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (2) (オシリス文庫)ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (2) (オシリス文庫)感想
「噂」の真相が判明した上で、納まるところに納まった終わり方で綺麗に一区切り。
「書名」から予想される内容から大きく反れること無く、イラスト・キャラクター・ストーリー展開が全体的に好みと合致するものだったので概ね満足です。いい作品だったと思いますね。
読了日:11月05日 著者:レプスクニークルスうさぎ
ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (1) (オシリス文庫)ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (1) (オシリス文庫)感想
タイトルから想像した内容に則したものが読めた満足感はある。
読了日:11月05日 著者:レプスクニークルスうさぎ
北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について1 (一二三書房)北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について1 (一二三書房)感想
うーん、僕にはまったく合いませんでしたね。
書きたいものを書いたというよりは、「特定ヒロインとの1対1ラブコメ」というコンセプトでのWeb受けを狙いで書かれたという印象で、「属性」先行で形作られたようなキャラクターが弱い。
ヘタレ感が目立つだけの主人公には好感が持てないし、その主人公にデレデレのヒロインの好意には共感できないしで、「ラブ要素」が僕を置き去りにして上滑りしていく。
not for me.
読了日:11月04日 著者:軽井広
ホラ吹きと仇名された男は、迷宮街で半引退生活を送る (ドラゴンノベルス)ホラ吹きと仇名された男は、迷宮街で半引退生活を送る (ドラゴンノベルス)感想
これまでの攻略生活の中で顧みてこなかった拠点の街での生活を、最前線ドロップアウト後のスローライフの中で見つめなおすみたいな内容だった。半引退と言う表現が正しいかはわからない。
読了日:11月04日 著者:中文字
黒猫ニャンゴの冒険4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)黒猫ニャンゴの冒険4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)感想
ニャンゴが物語のお手本のような快刀乱麻の大活躍で心から満足してしまったところはある。
「お姫様を救う」というヒロイックストーリーのお手本のような展開には、ベタさを感じる一方でワクワクする心は否定できない。大好き。
読了日:11月04日 著者:篠浦 知螺
あなたには、殺せませんあなたには、殺せません感想
あなたには、殺せません(せやけど、こうすれば殺せるんちゃうかな?)
読了日:11月04日 著者:石持 浅海
僕にはセックスが足りない メイド先生の官能小説教室 (フランス書院eブックス)僕にはセックスが足りない メイド先生の官能小説教室 (フランス書院eブックス)感想
ページ数が少ない割に隣人人妻にページ数を割かれているのでメイド先生とのアレコレが割を食ってしまっているところはあるものの、物語の筋立てや最後のオチなど割とまとまってはいて納得感はあるので悪い作品ではない。
ただまあ、もう少しページ数があればよかったなぁ、というところで勿体なさは感じますね。
読了日:11月04日 著者:高宮 柚希
極めて傲慢たる悪役貴族の所業II (角川スニーカー文庫)極めて傲慢たる悪役貴族の所業II (角川スニーカー文庫)感想
展開自体に驚くものはないんだけど、HENTAIを含むキャラクターの濃さと「悪役」の描き方がしっかりしているので素直に楽しめる作品に仕上がっている。いいですね。
読了日:11月04日 著者:黒雪 ゆきは
契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。 (角川ビーンズ文庫)契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。 (角川ビーンズ文庫)感想
主役カップルのキャラクター・関係性がとても良い。
更に仕事上の限られた情報の中で「国の危機」に気付いていく物語の流れは実によかったと思います……が、一方であまりに恋愛脳過ぎる真相には良くも悪くも脱力してしまった。国のトップが元凶ではあるけど、そんなに早く・急激に恋愛脳に流される国民も大丈夫なのか、と心配になりますね。
読了日:11月03日 著者:月白 セブン
もっと知りたいキュビスム (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいキュビスム (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
明らかにキュビスム展の開催合わせで刊行されたキュビスム解説本。
キュビスムに関連する各画家の紹介にトピックスを挟み込む構成になっているけど画家の解説が薄い。
画家の経歴や絵の特徴の解説が薄いのも問題だけど、何より文中に名前が出てくる絵が併載されていないのが大問題。「●●の絵がこう」と言われても肝心の絵がなくては説明が入ってこない。
元々二桁ページに収まった初心者にも読み易いシリーズですが、1人の画家ならともかく一つの時代を語るには紙幅が足りな過ぎた。特定美術用語が説明無しで出てくるのも初心者向きではない。
読了日:11月03日 著者:松井裕美
三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)感想
「謎の声」以外は地に足のついたサッカー小説で、数少ないスポーツものラノベという希少性もあるけど、これは素直に面白かった。
サッカー知識に関してはうんちく小説にならないくらいの匙加減で、サッカー知識があまり無い層にも届きやすい仕上がりになっている点はよかったと思いますね。
キャラ造形についても、主人公は割と「王様」キャラなんだけど、「俺様」キャラじゃないという仕上がりが妙にツボにはまった。
Web版のストックを確認したらせいぜい2巻くらいまでのストックしかなさそうなので、刊行ペースが遅くなりそうなのが残念。
読了日:11月03日 著者:カロリーゼロ
『君は勇者になれる』才能ない子にノリで言ったら覚醒したので、全部分かっていた感出した (角川スニーカー文庫)『君は勇者になれる』才能ない子にノリで言ったら覚醒したので、全部分かっていた感出した (角川スニーカー文庫)感想
勘違い・すれ違い系の物語だけど、うーん、なんか期待したものと違った感じ。
勘違い・すれ違いのさせ方が全体的にあまり上手くなく、主人公を含むキャラ造形が個人的な好みとまったく嚙合わなかった。
好感の持てないキャラが、好感の持てないやり取りをして、好みじゃないストーリー展開をしていく、みたいな感じで僕には合わない作品でしたね。
読了日:11月03日 著者:流石ユユシタ
捨てられた聖女はダンジョンで覚醒しました 真の聖女? いいえモンスター料理愛好家です! (ドラゴンノベルス)捨てられた聖女はダンジョンで覚醒しました 真の聖女? いいえモンスター料理愛好家です! (ドラゴンノベルス)感想
モンスター料理を食べたりダンジョンライフを満喫しているところはそれなりに楽しいし、細々と楽しめるシーンはあるものの、コミカルなシーンとシリアスなシーンが入り乱れていて、総合的なパッケージとしての統一感がイマイチではあった。
読了日:11月03日 著者:朝月 アサ
私の心はおじさんである (PASH!ブックス)私の心はおじさんである (PASH!ブックス)感想
おじさんとは性別のことだけではなく、生き様である。
読了日:11月03日 著者:嶋野 夕陽
腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい2 World of Sandbox腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい2 World of Sandbox感想
主人公達の持つ技術レベルは非常に高いのに、情報と資源の不足もあって全てのことを「極めて慎重に」事を進めているため、ストーリー展開は遅い印象はある。もう少しテンポがいい方が好みではある。
読了日:11月02日 著者:てん てんこ
かませ犬から始める天下統一〜人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク〜 1 (GCノベルズ)かませ犬から始める天下統一〜人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク〜 1 (GCノベルズ)感想
原作ストーリーや設定とかと戦う・改変しようとする作品は数あれど、本作における「(アニメや漫画でよくある)パワーバランスのインフレ」と戦うところには新鮮味があった。
読了日:11月01日 著者:弥生零
ユーチューバーユーチューバー感想
村上龍が「ユーチューバー」という比較的新しいモチーフをどのように描くのか気になって読んだ十数年ぶりの村上龍作品。悪い意味で予想通り・あるいは懸念通りだった。
表題作は高齢作家がユーチューブ動画のために女性遍歴を語る内容だけど、酒と女=セックスの話ばかりで「良くも悪くも変わらねーな…」という印象が強い。他にも作者のその時々の興味の話が詰め込まれてる割に情報が古かったり・ズレていたりで時代に着いていけてない感が出てて辛い。ここまで変わらない作風で情報を更新しきれないのなら過去の時代を舞台にした方がいいと思う。
読了日:11月01日 著者:村上 龍
忍ばないとヤバい! (MF文庫J)忍ばないとヤバい! (MF文庫J)感想
正体隠匿系ラブコメ。これは面白かったですね。
コメディ作品の主人公として忍君がちゃんとキャラ立ちをしており、掛け合いのテンポがよく、忍者要素がちゃんと生かされる場面もあって、キャラクター・設定・コメディのバランスが良い。勢いがある。
いい作品でした。2巻も読みたい。
読了日:11月01日 著者:藤川 恵蔵

読書メーター

2023年10月の読書まとめ

2023年10月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計72冊、1日約2.32冊ペース。
そう悪くないけど、正直もう少し読みたいところではある。
ライトノベル59冊、ジュブナイルポルノ3冊、一般文芸・ミステリ(講談社タイガ含む)6冊、その他雑学本4冊。
ラノベが少ない。

10月の読書メーター
読んだ本の数:72
読んだページ数:21981
ナイス数:258

コナモノ聖女はお忍び魔王のお気に入り~追放された聖女の食堂には、今日も溺愛の魔王と忍者がやってくる(ただし、交代で)~1 (エンジェライト文庫)コナモノ聖女はお忍び魔王のお気に入り~追放された聖女の食堂には、今日も溺愛の魔王と忍者がやってくる(ただし、交代で)~1 (エンジェライト文庫)感想
追放された聖女がヒーロー役に溺愛されながら幸せになるタイプの作品。
忍者要素はそこまで「面白さ」には繋がっておらず、「コナモノ」要素も飯テロするレベルでもなくグルメものとして読める程ではない。「魔王討伐」が一種の力試しアトラクションになっている設定や聖女の管理や力関連などのちょっと珍しい設定はあるけど大筋としての印象は定番のものと大差はないかなぁ。
元婚約者は胸糞悪いキャラなので断罪されたらスッキリはするだろうけどザマァ展開も中途半端で、色々と伏線が残りっぱなしなのでスッキリしないのでそこは減点ですね。
読了日:10月31日 著者:まえばる蒔乃
ダンジョン配信を切り忘れた有名配信者を助けたら、伝説の探索者としてバズりはじめた ~陰キャの俺、謎??スキルだと思っていた《ルール無視》でうっかり無双~ (Mノベルス)ダンジョン配信を切り忘れた有名配信者を助けたら、伝説の探索者としてバズりはじめた ~陰キャの俺、謎??スキルだと思っていた《ルール無視》でうっかり無双~ (Mノベルス)感想
自分を「自他共に認める不細工」と明言して実際に学校中にイジメられてる主人公のイラストが優男風な時点で「アレ?」と思ったけど、ちょっと身綺麗にしたらイケメンって何やねんそれ。そもそも「ルール無視」や数字回り等の全体的な世界観設定が粗雑で、些細なことから何でも過剰に大絶賛するスピーカーと化した掲示板や諸々のキャラが気持ち悪いし、敵の謀略・攻撃もあまりに稚拙、何かもう「主人公が賞賛され好かれる世界」を描きたいだけが前面に出過ぎてしんどい。現代ダンジョン物が読みたくて買ったけど僕には徹底的に合わない作品でしたね。
読了日:10月31日 著者:どまどま
陰の実力者になりたくて! 02陰の実力者になりたくて! 02感想
「恋の象徴」だったものが捨てられるシーンは切なかった。
読了日:10月30日 著者:逢沢 大介
爆乳たちに追放されたが戻れと言われても、もう遅……戻りましゅぅぅ! (GCN文庫 ハ 01-01)爆乳たちに追放されたが戻れと言われても、もう遅……戻りましゅぅぅ! (GCN文庫 ハ 01-01)感想
数あるラノベの中でトップクラスにハニートラップに弱い主人公。
何というか、うん、正直ジュブナイルポルノで出して、エロシーンを本番迄ガッツリ描いたほうがいいとは思うかな。

読了日:10月29日 著者:はやほし
大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!? (MF文庫J)大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!? (MF文庫J)感想
異能力持ちケンカップルの逃避行もの。
「時間差テレパシーによる事象改変」というアイディア自体は面白かったけど、事象改変の制限・限界に曖昧なところが残っているのでそこは気になったし、その能力一つで「巨大組織を使った大天才」相手に立ち向かうことが出来るかというと少し疑問が残るところではあった。
んー、要所要所で面白く感じるところはあったけど、キャラクター造形と含めて個人的な好みとズレるところ、気になってしまうところが目立っていたので、総合的にはそこまで刺さらなかった印象。嫌いでもないけど好きにもなりきらない。
読了日:10月29日 著者:かつび 圭尚
追放された元令嬢、森で拾った皇子に溺愛され聖女に目覚める 2 (ビーズログ文庫)追放された元令嬢、森で拾った皇子に溺愛され聖女に目覚める 2 (ビーズログ文庫)感想
んー、聖女の能力が最初から発揮されていれば揉めなかっただろうところ、「一波乱」を起こしたいという作者側の都合で「能力がなくなった」ことにされてるように感じてしまい、なんかもう正直「面倒くさいなぁ」という展開だった。
蛇足とまでは言わないまでも、正直かったるい展開の2巻だった。
読了日:10月29日 著者:もよりや
名代辻そば異世界店1 (MFブックス)名代辻そば異世界店1 (MFブックス)感想
異世界に現代グルメを持ち込む」というタイプのグルメもの。
辻そばは富士そばのもじりだとは思うけどそれなりには面白い。
ただ面白いは面白いんだけど普通の「料理店」ではなく「辻そば(富士そば)」という店舗・メニューを絞ってしまった苦しさは随所で感じてしまった。
結局「富士そば」のメニュー数・メニュー傾向を超えたものを出せないから、その限られたメニューの中でドラマや食体験を描かないといけないから早々にネタ切れはしそう。
「辻そば(富士そば)」に限定した利点よりは、欠点の方を強く感じてしまいましたね。
読了日:10月28日 著者:西村 西
名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典感想
入門書としては手堅い情報がそれなりにまとめられているので、「一から西洋絵画の(歴史を含めた)知識が欲しい」と思った人が最初の1冊として手に取る悪くない1冊だとは思う。
ただ、ある程度の知識がついてきた人にしてみれば情報の整理に使うくらいの情報濃度である。
知識レベルが適切な人が手に取るならいい本だと思います。
読了日:10月28日 著者:佐藤 晃子
茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)感想
茉莉花さん、悪女演技を経て、皇帝を誑かせるようになってきた。成長してる。
読了日:10月28日 著者:石田 リンネ
組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い (電撃文庫)組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い (電撃文庫)感想
甘々なラブコメ。良くも悪くも大半のシーンでイチャラブしているだけなので途中でお腹いっぱいになってしまったところあはるけど、この1冊で完結であるならある意味満足感はある。
正直、一番気になる「付き合って結婚するまでの馴れ初め」の部分がぼやかされていたのが少し残念だった。
読了日:10月28日 著者:有象利路
くたばれスローライフ! 2 (MFブックス)くたばれスローライフ! 2 (MFブックス)感想
コメディタッチなキャラクターたちの存在感のおかげで、良くも悪くも定番過ぎる知識チート商材がでも手堅く面白さに繋がっている。悪くない。
読了日:10月28日 著者:古柴
黒猫の小夜曲(セレナーデ)黒猫の小夜曲(セレナーデ)感想
「動機」や「誤認」の部分に少し強引なところも感じたけど、総合的にはミステリとして手堅くまとまっていた印象。猫はいい。
読了日:10月27日 著者:知念 実希人
父娘のおいしい食卓 (メディアワークス文庫)父娘のおいしい食卓 (メディアワークス文庫)感想
長らく離れていた父と娘が距離を縮めていくホームドラマ要素、日本とフランスのカルチャーギャップを描く文化交流ものとしての両面がある内容。
父娘の生活はドラマティックな事件は起きないけど、うっすらと温かく、しみじみとした面白さがある。
読了日:10月27日 著者:桑野 一弘
町丸ごと俺の孕ませオナホハーレム! (オトナ文庫)町丸ごと俺の孕ませオナホハーレム! (オトナ文庫)感想
堕ちるのが早いので情緒には乏しいけど、ヌキゲーのノリとしては間違っていないのでしょうね。
読了日:10月27日 著者:遊真一希
攻撃魔術の使えない魔術師 ~異世界転性しました。新しい人生は楽しく生きます~ 2 (MFブックス)攻撃魔術の使えない魔術師 ~異世界転性しました。新しい人生は楽しく生きます~ 2 (MFブックス)感想
リブートしたおかげで十数年越しの書籍2巻を読めたことだけで満足してしまったところはある。
読了日:10月27日 著者:絹野帽子
奴隷からの期待と評価のせいで搾取できないのだが2 (電撃の新文芸)奴隷からの期待と評価のせいで搾取できないのだが2 (電撃の新文芸)感想
んー、内容自体は嫌いでもないんだけど、いまいち主人公やヒロインのキャラクターが刺さらないところはある。
読了日:10月27日 著者:急川回レ
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと3 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと3 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)感想
あの状況で生き残った理由が割と合理的に説明されててちょっと感心した。
読了日:10月26日 著者:端桜 了
アーシャ・リボルヴァの崇拝~皇帝陛下に溺愛される悪役令嬢は、結婚の手土産に不穏分子を平定するようです。~1 (一二三書房)アーシャ・リボルヴァの崇拝~皇帝陛下に溺愛される悪役令嬢は、結婚の手土産に不穏分子を平定するようです。~1 (一二三書房)感想
愛に一直線な理想も能力も高い主人公、異常なほどの能力を持ちながら大抵のことに興味がなく世界を滅ぼしかねない危うさと重すぎるほどの愛情を併せ持つ皇帝、この「お互いにお互いの存在が救いであり唯一」というカップルのキャラクター造形が素晴らしかったです。
この巻全体でキャラクター紹介とプロローグといった趣だったけど、今後どのような展開を見せるのか、続きが楽しみです。
読了日:10月25日 著者:メアリー=ドゥ
エッチすぎる悪役令嬢が選んだ新婚約者が白豚王子の俺とか本気ですか? (フランス書院eブックス)エッチすぎる悪役令嬢が選んだ新婚約者が白豚王子の俺とか本気ですか? (フランス書院eブックス)感想
主人公に惹かれた理由が「デブ専」という身も蓋もなく納得するしかない理由で笑った。
読了日:10月24日 著者:さささのよし
『人斬り』少女、公爵令嬢の護衛になる (GCN文庫 サ 01-04)『人斬り』少女、公爵令嬢の護衛になる (GCN文庫 サ 01-04)感想
無手で効果的に戦える戦闘技術がないのに簡単に刀を投擲しすぎだと思う。
読了日:10月24日 著者:笹塔五郎
転生魔女の気ままなグルメ旅~婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔物討伐?人助け?いや食材採取です」転生魔女の気ままなグルメ旅~婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔物討伐?人助け?いや食材採取です」感想
「傍若無人に好き勝手振る舞っていたのに(獣人少年のおかげもあって)周りから高い評判を得ていく」という一種の勘違いもののような内容。
ただ婚約破棄要素は看板倒れで、グルメ要素も、人助けも、敵との戦いも、全体的にかなり大味で世界観も雑。
正直ここまで大味な内容だと僕の好みには合わないかなぁ。
読了日:10月24日 著者:茨木野
「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上感想
方向性自体は期待していたものと違ってはいないんだけど、艦船や部隊の準備や諸々の手続きや政治的な面などでページ数を食われすぎているので、「成り上がりもの」「スぺオペ」としてはテンポ感を損ねてしまっているところがある。
もうちょっと「ドンパチして出世」をテンポよく捌いてくれた方が好みには合うかなぁ。
後はまあ主人公が「死にたがり」になるまでの流れ・理由が予想以上にくだらない感じだったので主人公に対する愛着が未だに薄いところはある。今後の展開で主人公のいいところがもうちょっと発揮されるといいな、って思いますね。
読了日:10月24日 著者:のらしろ
私、異世界で精霊になりました。1 なんだか最強っぽいけど、ふわふわ気楽に生きたいと思います (アース・スターノベル)私、異世界で精霊になりました。1 なんだか最強っぽいけど、ふわふわ気楽に生きたいと思います (アース・スターノベル)感想
主人公の緩いキャラのおかげで主人公が絡んでくると良くも悪くもゆるふわになってこれはこれで良かった。
設定の緻密さとかディテールの細かさとか求めている人には向かないとは思うけど、「ゆるいキャラ・ノリ」を求めている人にはいいんじゃないですかね。割と好きです。
読了日:10月23日 著者:かっぱん
朝焼けのペンギン・カフェ (富士見L文庫)朝焼けのペンギン・カフェ (富士見L文庫)感想
連絡短編としてちゃんと最後に落としていく構成が上手かった。そして何よりペンギンかわいい。
読了日:10月23日 著者:横田 アサヒ
帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中 (ガガガ文庫 ガさ 14-1)帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中 (ガガガ文庫 ガさ 14-1)感想
戦地の図書館を舞台に、死に近い場所にいる兵士のための「娯楽としての本」、人を殺すための「兵器としての本」、その相反する二つを取り扱う一人の司書を起点に戦争という現実を描いている。
人を生かす・楽しませる本を愛しながらも、人を殺して壊れる本を扱わないといけない矛盾を抱えて悩む司書の姿は血生臭くも愛おしい。
「魔導書」というチートアイテムがあるならをハッピーエンドに描くこともできただろうに、戦場で意味もなく散っていく命、未練を残して死んでいく命に目をそらさず、泥臭く描いている姿勢がとてもいい。いい作品でした。
読了日:10月22日 著者:佐伯 庸介
未来から離脱したので女教師(モブ)の夢に全振りします (ガガガ文庫 ガま 8-1)未来から離脱したので女教師(モブ)の夢に全振りします (ガガガ文庫 ガま 8-1)感想
「夢である女教師」の話かと思ったら教師要素はあまり関係なく「女教師が挫折した夢(漫画家)」をもう一度目指すかどうか」という内容で、「未来から離脱」も別にSF要素ではなく「将来を諦めた」という意味だし、タイトルが内容を適切に表していないのは上手くなかったかな、と。「挫折した夢の再起」というテーマが好きな人に正しく届いているか疑問。
内容としては自己の挫折感を女教師に投影してモルモットのように観察するほの暗さは好みが分かれそう。更にラストも余韻と考えるか投げっぱなしと考えるかで評価が変わりそうではある……
読了日:10月22日 著者:真白 ゆに
清楚怪盗の切り札、俺。 (ファンタジア文庫)清楚怪盗の切り札、俺。 (ファンタジア文庫)感想
清楚とは?(哲学)
読了日:10月22日 著者:鴨河
[図解]武将・剣豪と日本刀 新装版[図解]武将・剣豪と日本刀 新装版感想
コンパクトにまとまっていて読みやすい。情報やエピソードに厚みはないけど、日本刀に興味を持ってから最初の方に手に取る1冊としては悪くないとは思う。
読了日:10月22日 著者:日本武具研究会
探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ)探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ)感想
トリック返しによるやり返しは割とえげつないのに、最後には少し心が温かくなるようなラストでなんか悔しかった。
読了日:10月22日 著者:井上 真偽
追放王子の暗躍無双~魔境に棄てられた王子は英雄王たちの力を受け継ぎ最強となる~ (GA文庫)追放王子の暗躍無双~魔境に棄てられた王子は英雄王たちの力を受け継ぎ最強となる~ (GA文庫)感想
正体を明かせなくても大切な家族を守ろうとする構図は好きだし、要所での盛り上がりは割と良かった。
読了日:10月21日 著者:西島ふみかる
康和国花宮伝~悪役姫に転生したようですが、推し活に忙しいのでお役御免させていただきます (PASH! ブックス)康和国花宮伝~悪役姫に転生したようですが、推し活に忙しいのでお役御免させていただきます (PASH! ブックス)感想
フィクションの世界に転生して、推しキャラに熱中するタイプの作品。このタイプの作品で後宮が舞台になるというのは少し目新しさはあったけど、基本的なストーリーラインは先行作品・類似作品と大きく違わなかった。
楽しめるかどうかの分かれ道は主人公の「推し活」テンションが好きになれるかどうかの部分という印象。。
読了日:10月20日 著者:三沢ケイ
貴族令嬢。俺にだけなつく3 (ファンタジア文庫)貴族令嬢。俺にだけなつく3 (ファンタジア文庫)感想
正しいハーレムの作り方。
読了日:10月20日 著者:夏乃実
ジャガイモ農家の村娘、剣神と謳われるまで。2 (一二三書房)ジャガイモ農家の村娘、剣神と謳われるまで。2 (一二三書房)感想
んー、なんだかパワーバランスが分かりづらくなってしまった気がする。
読了日:10月20日 著者:有郷 葉
後宮灼姫伝(3)~妹の身代わりをしていたら、いつの間にか皇帝や将軍に寵愛されています~ (SQEXノベル)後宮灼姫伝(3)~妹の身代わりをしていたら、いつの間にか皇帝や将軍に寵愛されています~ (SQEXノベル)感想
主人公が少女に懐かれてるシーンは好き。
読了日:10月19日 著者:榛名丼,春野薫久
駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します4 (アース・スターノベル)駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します4 (アース・スターノベル)感想
完結巻。
前巻ラストで少し不穏な空気があったけどサラッと流された。環境が変わってもいつも通りの駄菓子展開で安心したし、新しい常連客がやってくるところなんか「お客が定期的に入れ替わっていく駄菓子屋」を連想させるようでなんか良かったです。
そして「駄菓子屋」というニッチなテーマでやれることが明らかに減ってきていたので、ここでピリオドを打つのはよかったと思います。
マイナス点を言えば幾らでもいえるシリーズでしたが、プラス点もそれなりにあって加点評価でいくならそれなりに好きなシリーズでしたね。お疲れさまでした。
読了日:10月19日 著者:長野文三郎
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (ガガガ文庫 ガあ 11-32)【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (ガガガ文庫 ガあ 11-32)感想
キャラクターと勢いの勝利、めっちゃ面白かったですわ。
ここまでの人材が底辺配信者に甘んじていた理由付けもキッチリされているし、勢いだけじゃなくて要所要所でしっかりとまとまっている。
続刊が楽しみです。
読了日:10月18日 著者:赤城 大空
我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~4 (一二三書房)我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~4 (一二三書房)感想
ルークさんも猫軍団もかわいい。もう大好き。
読了日:10月18日 著者:猫神信仰研究会
探偵部への挑戦状 - 放課後はミステリーとともに2探偵部への挑戦状 - 放課後はミステリーとともに2感想
キャラクターやトリックなど、正直全体的に合わなかったけど、うるるとさらら辺りはこの作者さんらしいくだらなさが逆に良かった。
読了日:10月17日 著者:東川 篤哉
喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。2 (角川スニーカー文庫)喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。2 (角川スニーカー文庫)感想
複数ヒロインにそれぞれの良さがあって可愛い。ラブコメとしては大正義。
読了日:10月17日 著者:紫ユウ
黒衣の執行人は全てを刈り取る (ドラゴンノベルス)黒衣の執行人は全てを刈り取る (ドラゴンノベルス)感想
追放された主人公がチート能力に目覚めて悪を断罪する話。
うーん、全体的に設定や展開が甘い。特に数字周りの取り扱いが荒い。
有限のポイントを使って能力を発動する割に、「その残量でその量のポイント使ってしまうと、それでどうにもならなかった時に詰んでしまわない……?」「そんな場面で軽々しくそのポイント数消費していいの……?」と思う場面が多すぎる。結果的にどうにかなって、結果的にポイントが補充されてる形だけど、生命線のポイント数管理が結果論にしかなっていないのが微妙。
全体的に軽さや荒さを感じることが多すぎる。
読了日:10月16日 著者:天池 のぞむ
レベル0の無能探索者と蔑まれても実は世界最強です ~探索ランキング1位は謎の人~ (電撃文庫)レベル0の無能探索者と蔑まれても実は世界最強です ~探索ランキング1位は謎の人~ (電撃文庫)感想
現代ダンジョンもの。
チート展開はいいと思うんだけど、さすがに主人公の能力みたいに「無制限に強すぎる」能力には冷めてしまうところがある。個人的な好みとしては、ある程度の「条件」や「説得力」の下でチートをしてほしい。
あとはまあ、正直キャラクターが好きになれなかった時点で僕には合いませんでしたね。
読了日:10月16日 著者:御峰。
目が覚めたら投獄された悪女だった2目が覚めたら投獄された悪女だった2感想
いいバディになってきた。
読了日:10月16日 著者:皐月めい
陰の実力者になりたくて! 01陰の実力者になりたくて! 01感想
いわゆる勘違い・チートもの。主人公視点の緩さと、他者視点のシリアスさの対比が印象的。
読了日:10月15日 著者:逢沢 大介
居酒屋「一服亭」の四季居酒屋「一服亭」の四季感想
ミステリとしての落とし方は喫茶の方が良かったし、ユーモア要素も良くも悪くもマンネリ気味ではあるけど、ヨリ子さんのキャラクター自体は嫌いじゃないのでそれなりに読めた。
読了日:10月14日 著者:東川 篤哉
隣国から来た嫁が可愛すぎてどうしよう。: 冬熊と呼ばれる俺が相手で本当にいいのか!? (PASH!文庫 Mさ 2-1)隣国から来た嫁が可愛すぎてどうしよう。: 冬熊と呼ばれる俺が相手で本当にいいのか!? (PASH!文庫 Mさ 2-1)感想
婚約破棄ものを、婚約破棄後の婚約者視点で描く構図。
恋愛偏差値の低い不器用な主人公と、可愛いヒロインの関係性がとても良い。家族関係も温かい。そこまで特徴的な設定・展開はないんだけど、全体的に上手くまとまっていてとても良かったですね。
読了日:10月14日 著者:さくら青嵐
北政所様の御化粧係3?戦国の世だって美容オタクは趣味に生きたいのです?北政所様の御化粧係3?戦国の世だって美容オタクは趣味に生きたいのです?感想
ここまでケレン味がある旭姫(朝日姫)のキャラ造形は中々に新鮮だった。
読了日:10月14日 著者:笹倉のり
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 11 (カドカワBOOKS)目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 11 (カドカワBOOKS)感想
サイキック要素の再整理と補強とヒロイン追加の巻。
読了日:10月13日 著者:リュート
拾った奴隷たちが旅立って早十年、なぜか俺が伝説になっていた拾った奴隷たちが旅立って早十年、なぜか俺が伝説になっていた感想
拾った子が英雄になって主人公が評価されるようになる話。
このタイプの作品、「主人公自身の実力はそこまでじゃないタイプ」と「主人公自身にも実力があるタイプ」の2種類あるけど、この作品は後者。
類似作品は色々と読んでいるけど、本作はそれらの作品と比べてもかなり微妙。
「英雄」「魔王」「パワーバランス」等の諸々の設定・ディテールがしっくりこないし、これだけ懐いている元奴隷の子たちが主人公のところに戻ってきていない理由もふんわり。
全体的に設定・キャラ・展開が期待した方向性と違いすぎて僕には合いませんでしたね。
読了日:10月13日 著者:AteRa
探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)感想
ミステリの可能性がまだ残ってることを感じさせる発想が面白い。
読了日:10月12日 著者:井上 真偽
邪悪な聖女は白すぎる結婚のち溺愛なんて信じない 愛されたいと叫んだら、無関心王子が甘々にキャラ変しました (一迅社文庫アイリス)邪悪な聖女は白すぎる結婚のち溺愛なんて信じない 愛されたいと叫んだら、無関心王子が甘々にキャラ変しました (一迅社文庫アイリス)感想
「本当は愛しているのに付き合い方を間違っての白い結婚」というタイプの作品。
んー、正直「ヒーロー君、キャラ変した後のその熱量なら、それ以前にもうちょっと上手くやれなかったものなんか……?」と思ってしまうところはある。
読了日:10月11日 著者:西根 羽南,由貴 海里
転生少女はまず一歩からはじめたい 6 ~魔物がいるとか聞いてない!~ (MFブックス)転生少女はまず一歩からはじめたい 6 ~魔物がいるとか聞いてない!~ (MFブックス)感想
騎士達やリアム君、相変わらず安定してヘイトを稼いでくる。
読了日:10月10日 著者:カヤ
不貞の子は父に売られた嫁ぎ先の成り上がり男爵に真価を見いだされる 天才魔道具士は黒髪の令嬢を溺愛する (アース・スターノベル)不貞の子は父に売られた嫁ぎ先の成り上がり男爵に真価を見いだされる 天才魔道具士は黒髪の令嬢を溺愛する (アース・スターノベル)感想
「不貞を疑われた」恨みを効果的に使って物語を落としたこと自体は面白かったけど、主人公にとってはいいとばっちりだったな……
読了日:10月09日 著者:三崎ちさ
サークルで一番可愛い大学の後輩 2.消極先輩と、積極後輩との花火大会 (ファンタジア文庫)サークルで一番可愛い大学の後輩 2.消極先輩と、積極後輩との花火大会 (ファンタジア文庫)感想
ヘタレがヘタレ続けた末に何とか恋愛フラグを回収する話。
読了日:10月09日 著者:水棲虫
駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します3 (アース・スターノベル)駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します3 (アース・スターノベル)感想
この作品の方向性的に(玩具がモデルとはいえ)巨大ロボットが出てくることについては少しズレている印象はある。
読了日:10月09日 著者:長野文三郎
駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します2 (アース・スターノベル)駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します2 (アース・スターノベル)感想
策士恋に溺れる。
読了日:10月08日 著者:長野文三郎
アニメ文化外交 (ちくま新書)アニメ文化外交 (ちくま新書)感想
14年以上の本だけに書かれている情報は古い。ただその適度な古さ故に「アニメ世界史」を語る際の当時を記録した一資料としての価値を持っている気がする。
例えば違法視聴が問題になっていた当時から、動画サブスクサービスによって正規の方法でアニメが観れるようになったこと一つとっても、当時と今での激変した環境をつくづく感じる。
国内でも90年代後半からゼロ年代初頭にかけて都市部と地方で「無料で観れるアニメ」の格差が激しい時代があっただけに、「正規の方法でリアルタイムに近い速度感で観れる」ようになることは世界を変える。
読了日:10月08日 著者:櫻井 孝昌
メスダチ ボーイッシュ幼なじみVS.ヤンデレ委員長 (美少女文庫)メスダチ ボーイッシュ幼なじみVS.ヤンデレ委員長 (美少女文庫)感想
原作同人誌既読。
淫靡で爛れた雰囲気がとても良かった。原作だとこの後に一人ヒロイン増えるし、そのキャラクター自体は登場しているけど、続編は出ないのかしらね。
読了日:10月07日 著者:小森 湊人
転生錬金少女のスローライフ 2転生錬金少女のスローライフ 2感想
エサでいいように使われる欲望に忠実なチョロい主人公好き。
読了日:10月07日 著者:夜想庭園
悪役御曹司の勘違い聖者生活2 ~二度目の人生はやりたい放題したいだけなのに~ (電撃文庫)悪役御曹司の勘違い聖者生活2 ~二度目の人生はやりたい放題したいだけなのに~ (電撃文庫)感想
学院長、実力はあるはずなのに小物感が半端ない。
「ヒロインを救う」展開、好き。
読了日:10月07日 著者:木の芽
魔法使いと最後の事件魔法使いと最後の事件感想
前巻の引きはなんだったんだ、というくらいあっさり帰ってきた。
ミステリ的な作り、キャラクターの掛け合いのノリは良くも悪くも平常運転。
悪く言えばマンネリ感はあったので、この巻で「結婚」という綺麗な形で幕引き出来たことについては割と肯定的です。
お疲れさまでした。
読了日:10月07日 著者:東川 篤哉
アイテムで読み解く西洋名画アイテムで読み解く西洋名画感想
西洋絵画の宗教画を観るうえで重要な「アトリビュート」に焦点を当てた一冊。
美術展などに行くと絵画に添えられた説明文で、「〇〇があるから誰」「〇〇があるからこの神」「〇〇は●●を象徴している」みたいな記述が散見するけど、散発的な情報は頭に入りづらいので、こういう風にテーマを絞ってまとめて貰えると一括して学べるので非常にありがたい。宗教画を観に行く前に復習したい、手元に置いておきたい1冊。
読了日:10月06日 著者:佐藤 晃子
浮気していた彼女を振った後、学園一の美少女にお持ち帰りされました (角川スニーカー文庫)浮気していた彼女を振った後、学園一の美少女にお持ち帰りされました (角川スニーカー文庫)感想
恋の謀略劇みたいな面とか、恋人にしっかりと確認することなく一方的に別れた主人公の行動とか、色々と言及するべきなところはあるものの、結局は「ヒロインのキャラクターが軒並み好きじゃなかった」という「個人的な好み」の問題だけでnot for meになってしまっている。僕には合いません。
読了日:10月05日 著者:マキダ ノリヤ
勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。(5) (Mノベルス)勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。(5) (Mノベルス)感想
第一部完。総力戦・大決戦という感じがしているし、いろんなキャラに見せ場があってとても面白かった。
三馬鹿達が色んな人の支えになっていて、彼らがいなくなった後の「大切な何かが確実に足りていない」生活の描写には感情が揺らされる。
その一方で、彼らにとっての戻るところが明確にあり、どこにいても彼らは彼ららしく生き抜いているという落とし方は素敵でしたね。
読了日:10月05日 著者:くろぬか
駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します1 (アース・スターノベル)駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します1 (アース・スターノベル)感想
効果とか値段のバランス・ディテールはかなり大雑把だけど、テンポがいいから読めるし、懐かしい駄菓子をモデルにしたものが出てくるとちょっとテンションが上がる。
すごく出来がいいわけじゃないけど、好きか嫌いかでいえば結構好き。
読了日:10月04日 著者:長野文三郎
どうも、前世で殺戮の魔道具を作っていた子爵令嬢です。1 (メディアワークス文庫)どうも、前世で殺戮の魔道具を作っていた子爵令嬢です。1 (メディアワークス文庫)感想
友人の「悪役令嬢」を救ったことで疎まれて(実質)追放されるところから始まる物語。
「殺戮の魔道具」を作っていたという前世が、現世での行動基盤を形作っているという構図には中々面白みがある。
「モノづくりチート」ものとしての面白さはある一方で、恋愛絡みの描写については少し好みから外れるところである。
この辺「恋愛・ヒーロー役」の描き方、一般的な少女向けレーベルと比べた時にメディアワークス文庫は癖が強かったりするんだよな……
読了日:10月04日 著者:優木 凛々
くだものナイフと傷だらけのリンゴ 1 モテすぎる彼女は、なぜか僕とだけお酒を飲む (HJ文庫 わ 06-01-01)くだものナイフと傷だらけのリンゴ 1 モテすぎる彼女は、なぜか僕とだけお酒を飲む (HJ文庫 わ 06-01-01)感想
終始飲んでいるような展開だけど、そんな「酒の場」「酒クズ」でも人を救うことがあるんだ、という描き方に面白みがありましたね。
読了日:10月04日 著者:和歌月狭山
異世界ゆるっとサバイバル生活~学校の皆と異世界の無人島に転移したけど俺だけ楽勝です~5 (ブレイブ文庫 あ 02-05)異世界ゆるっとサバイバル生活~学校の皆と異世界の無人島に転移したけど俺だけ楽勝です~5 (ブレイブ文庫 あ 02-05)感想
例によって話の筋とは関係ない直接的なエロシーンが多くてジュブナイルポルノ的。
主人公グループに対して他グループの状況・末路があまりに悲惨すぎ、その落差に「主人公上げ」のための露骨さを感じてしまうところではある。
正直ここ数巻は惰性で読んでるところがあったけど、あとがき曰く次巻で終わりならとりあえず最後まで読むかという気にはなった。
読了日:10月03日 著者:絢乃
王空騎士団と救国の少女1 世界最速の飛翔能力者アイリス (アース・スターノベル)王空騎士団と救国の少女1 世界最速の飛翔能力者アイリス (アース・スターノベル)感想
"空"に選ばれ魅入られた、あるいは祝福されて呪われた少女の物語。
自分の心が望むものにまっすぐに進む少女のひたむきさがとても良いし、空や飛行描写が好き。
ただ一部の男性候補生達が自分たちの「特別」に割って入ってきた「女」へ反発するのは理解できるけど、嫌がらせのやり口があまりに直接的かつ杜撰で度が過ぎている。こういう「嫌がらせ」ってもっと分からないように陰湿にやるものだと思うんだけど、バレバレの「攻撃」をしてしまう辺り、作品の拙さと思うべきか候補生の「幼さの発露」として描いているのか判断に迷うところがある。
読了日:10月03日 著者:守雨
マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる9 (角川スニーカー文庫)マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる9 (角川スニーカー文庫)感想
元々このシリーズ定番の「頭の悪いエロゲ風エロシーン」で話のテンポが崩れるのであまり好きでも無かったけど、最近のストーリーがあまり進まなくなっている状態でバカエロシーンにページ数割かれると微妙な気持ちになってしまう。
ヒロインを救っていく部分の熱量とかは好きなんだけど、ストーリーが進まないのはモヤる。
読了日:10月02日 著者:入栖
英雄女騎士に有能とバレた俺の美人ハーレム騎士団 ガイカク・ヒクメの奇術騎士団 (ファンタジア文庫)英雄女騎士に有能とバレた俺の美人ハーレム騎士団 ガイカク・ヒクメの奇術騎士団 (ファンタジア文庫)感想
主人公の、卑屈を装っていながらも実は尊大な陰キャで小物風なキャラ造形には新鮮味があった。ただ全体的には割と大味なところがあったので、シリーズ継続するかについては悩ましさはある。ただ、次の巻くらいまでは読んでみてもいいかなぁ、くらいの感じ。
読了日:10月01日 著者:明石 六郎
凶乱令嬢ニア・リストン 3 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-03)凶乱令嬢ニア・リストン 3 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-03)感想
そろそろ足場が固まって諸々の準備が整った感があるので、次巻辺りでは自重しない主人公の快刀乱麻な活躍を期待したいところではある。
読了日:10月01日 著者:南野海風
売れ残りの奴隷エルフを拾ったので、娘にすることにした2 (電撃の新文芸)売れ残りの奴隷エルフを拾ったので、娘にすることにした2 (電撃の新文芸)感想
天真爛漫幼女は可愛く、親ばか主人公は面白く、ツンデレヒロインはがんばれ。
読了日:10月01日 著者:遥 透子

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