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歴史をテーマにした小説・新書を中心とした書評日記

2005-10-30

[]武王の門

時は鎌倉幕府が滅亡し建武の新政も足利尊氏の前に消え去った。
そんな中南朝の復興を願い九州の地に降り立った皇子がいた。
名は征西大将軍「懷良」。
九州の地を南朝の勢力下におきそこからの反攻を目指し、忽那水軍と菊池武光を両輪に戦乱の中に飛び込む。

しかし長い戦乱の中で様々な体験をすることで彼はある夢を見る。
その夢とは・・・

ハードボイルド作家北方謙三が始めて挑戦した歴史長編です。
既に確固たる地位を固めていた筆者がこの本で新たに新境地を開きましたね。

物語の中では日本史とは日本にはとどまらず、朝鮮・中国をも視野に入れた歴史のダイナミックな動きの中で成立していることが感じられますので、そういった意味でもおすすめの本です。

武王の門〈上〉 (新潮文庫)

武王の門〈上〉 (新潮文庫)