Book Diary このページをアンテナに追加 RSSフィード

歴史をテーマにした小説・新書を中心とした書評日記

2005-10-31

[]復讐の血族

ジャック・ヒギンズが送るショーン・ディロンシリーズの最新作

今回の作品ではベドウィンとイングランドの両方から戦士の血を受け継いだ兄弟達が母親の復讐のためにテロを企てる。

アメリカ大統領キャザレットは間一髪難を逃れるが、更なる企てを防ぐ為にイギリスに戻ったディロンの目の前で惨劇が起こる・・・。

兄弟達は知らなかった、そのときディロンの心にわき上がった感情を。
そしてその本当の怖さを・・・。

いつものヒギンズがどちらかと言えばハリウッド的なストーリー展開だとすれば、今作は映画黄金期のヨーロッパ映画の雰囲気です。
表面上は静かにそしてシニカルに、しかしそのうちに秘める熱い感情。
まるであの映画の様に。

往年のヨーロッパ映画で印象的なシーンを彩ってきた雨が今作でも効果的に使われています。

しかも今作ではディロンファン、特に女性にはたまらない一言をディロンが自分の口から発します。