ウィーンの冬

プラハの春を読んで面白かったので読んでみたのですが、期待していたほどは楽しめませんでした。
前二作にあった様な壮大な歴史のスケールの中で奮闘していた感が薄いような気がしました。
今作では現実にあった某宗教集団の動きを思い起こさせる様な集団が企むテロ事件を防ごうとする主人公と前作から続くロマンスが中心です。
宗教集団のウィーンやヨーロッパでの活動やそれに興味を示す各国の情報機関の動きは面白かったのですが、ロマンスの方は完結編という割にはいまいちでしたね。

ウィーンの冬

ウィーンの冬