ジェイン・オースティン『高慢と偏見』上下(ちくま文庫)

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。(筑摩書房http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480038630/)

P・D・ジェイムズ高慢と偏見、そして殺人』の予習のため再読。中学の時に読んで誰にも感情移入できず面白さがわからないままで終った本。今回も残念ながら主人公たちに入り込めず。特に親友に対して上から目線なエリザベスはほんとダメです。自分だって家柄や金のことを抜きに純粋に恋愛できてないくせに、と思ってしまうわけですわ…。姉のジェーンが一番マトモに感じる。恋愛小説ってどうも苦手です。ただ、再読してみて読みやすさや物語構成のうまさなどには感心しました。

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

高慢と偏見 下 (ちくま文庫 お 42-2)

高慢と偏見 下 (ちくま文庫 お 42-2)